布廃材の「さをり織り」アートが川崎駅から市内巡回展示へ、川崎フロンターレの旧タペストリーなどが素材として活用
JR川崎駅北口通路に、川崎フロンターレや企業などから提供された布廃材を活用したアート「Saori VIEW in Kawasaki Sta.」が2022年4月24日まで実施されていました。
これは布廃材を「さをり織り」に織り込めるように裁断してつくられた「Saori Art」です。
今後市内数カ所で巡回展示を行うほか、バッグやぬいぐるみなどの雑貨として製品化される予定です。
■JR川崎駅北口通路の「Saori VIEW in Kawasaki Sta.」
JR川崎駅では、駅の混雑緩和を目的として「北改札」と「北口通路」が2018年2月17日に新設されました。
この通路には供用開始以来壁面に川崎フロンターレ関連のパネルが展示されて、シーズンごとに更新されるものを本サイトでも継続的にご紹介してきました。
「Saori Art」の展示が行われたのは、この天井部分です。
天井には採光部がありまして、さをり織りが明るく照らされていました。
■「Saori VIEW in Kawasaki Sta.」の企画説明
「Saori Art」は、障がいの有無にかかわらずアートによる共生・経済的な自立を目指す「studioFLAT」などによる「Kawasaki Saori Art Project」で製作されました。
「studioFLAT」では、「障がい者アート」という特別視された枠組みをなくしていくことをコンセプトにしています。
今回は「さをり織り」という手法により、布廃材を組み合わせて色鮮やかな「Saori Art」が出来上がりました。
ただ、社会全般において、障がいのある方々の得る賃金はきわめて低いのが実情で、仕事のクオリティや工数に対して十分な対価は支払われていない、と「studioFLAT」は指摘しています。
今回の「Saori Art」の展示により、作品の価値を高めていきたいというのがプロジェクトの願いとなっています。
また今回の展示には、布廃材の協力として川崎フロンターレ、マルイファミリー溝口、ノクティプラザ、川崎水族館「カワスイ」などが加わりました。
設置のための費用は川崎に特化したクラウドファンディング「かわファン」で集められたということです。
■布廃材が織り込まれた「Saori Art」
この「Saori Art」は、遠目に見ると鮮やかな織物にしかみえませんが、協力者から提供された布廃材が織り込まれています。
■川崎フロンターレのタペストリーが織り込まれた部分
望遠で拡大してみると、こちらが川崎フロンターレのタペストリーが織り込まれた部分ですね。
「川崎」という文字や、フロンターレの「F」の文字などが見えました。
■新調された川崎フロンターレの「26周年」タペストリー
川崎フロンターレのタペストリーは、現在は「26(フロ)周年」のものに新調されています。
屋外に設置されるタペストリーは風にあおられるため摩耗が激しく、一定期間で交換が必要な特性があります。
この布廃材が、今回はアートとしてうまく活用されました。
また冒頭にお伝えした通り、今回展示に使われた「Saori Art」は、さらにバッグやぬいぐるみ、ルームシューズなどの雑貨として手芸作家が製品化、販売される予定です。
こちらは「購買型クラウドファンディング」の活用を予定しているそうですので、また今回のクラウドファンディングを行った「かわファン」での募集があるのではないでしょうか。
また今回の「Saori VIEW in Kawasaki Sta.」展示にかかるクラウドファンディングはすでに成立して展示も終了していますが、応募締め切りは4月30日まで延長されており後追いでの寄付も可能です。
詳細は関連リンクより「かわファン」のページをご参照ください。
■「Kawasaki Saori Art Project」のコンセプトムービー
【関連リンク】
・かわファン 川崎駅北口自由通路ほか公共空間でSaoriアートを展示したい
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これは布廃材を「さをり織り」に織り込めるように裁断してつくられた「Saori Art」です。
今後市内数カ所で巡回展示を行うほか、バッグやぬいぐるみなどの雑貨として製品化される予定です。
■JR川崎駅北口通路の「Saori VIEW in Kawasaki Sta.」
JR川崎駅では、駅の混雑緩和を目的として「北改札」と「北口通路」が2018年2月17日に新設されました。
この通路には供用開始以来壁面に川崎フロンターレ関連のパネルが展示されて、シーズンごとに更新されるものを本サイトでも継続的にご紹介してきました。
「Saori Art」の展示が行われたのは、この天井部分です。
天井には採光部がありまして、さをり織りが明るく照らされていました。
■「Saori VIEW in Kawasaki Sta.」の企画説明
「Saori Art」は、障がいの有無にかかわらずアートによる共生・経済的な自立を目指す「studioFLAT」などによる「Kawasaki Saori Art Project」で製作されました。
「studioFLAT」では、「障がい者アート」という特別視された枠組みをなくしていくことをコンセプトにしています。
今回は「さをり織り」という手法により、布廃材を組み合わせて色鮮やかな「Saori Art」が出来上がりました。
ただ、社会全般において、障がいのある方々の得る賃金はきわめて低いのが実情で、仕事のクオリティや工数に対して十分な対価は支払われていない、と「studioFLAT」は指摘しています。
今回の「Saori Art」の展示により、作品の価値を高めていきたいというのがプロジェクトの願いとなっています。
また今回の展示には、布廃材の協力として川崎フロンターレ、マルイファミリー溝口、ノクティプラザ、川崎水族館「カワスイ」などが加わりました。
設置のための費用は川崎に特化したクラウドファンディング「かわファン」で集められたということです。
■布廃材が織り込まれた「Saori Art」
この「Saori Art」は、遠目に見ると鮮やかな織物にしかみえませんが、協力者から提供された布廃材が織り込まれています。
■川崎フロンターレのタペストリーが織り込まれた部分
望遠で拡大してみると、こちらが川崎フロンターレのタペストリーが織り込まれた部分ですね。
「川崎」という文字や、フロンターレの「F」の文字などが見えました。
■新調された川崎フロンターレの「26周年」タペストリー
川崎フロンターレのタペストリーは、現在は「26(フロ)周年」のものに新調されています。
屋外に設置されるタペストリーは風にあおられるため摩耗が激しく、一定期間で交換が必要な特性があります。
この布廃材が、今回はアートとしてうまく活用されました。
また冒頭にお伝えした通り、今回展示に使われた「Saori Art」は、さらにバッグやぬいぐるみ、ルームシューズなどの雑貨として手芸作家が製品化、販売される予定です。
こちらは「購買型クラウドファンディング」の活用を予定しているそうですので、また今回のクラウドファンディングを行った「かわファン」での募集があるのではないでしょうか。
また今回の「Saori VIEW in Kawasaki Sta.」展示にかかるクラウドファンディングはすでに成立して展示も終了していますが、応募締め切りは4月30日まで延長されており後追いでの寄付も可能です。
詳細は関連リンクより「かわファン」のページをご参照ください。
■「Kawasaki Saori Art Project」のコンセプトムービー
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