「西丸子小学校太陽光発電所」が最大100kW・校門で発電量表示し稼働中、蓄電池システム備え災害時の避難所として機能
小杉陣屋町の等々力陸上競技場近くに、川崎市立西丸子小学校があります。
西丸子小学校には大規模な太陽光発電システムが整備されており、「西丸子小学校太陽光発電所」として校門で発電量が常に表示されていますので、ご紹介します。
■川崎市立西丸子小学校
川崎市立西丸子小学校は、等々力緑地の西側、等々力陸上競技場バックスタンドの裏手に1955年に上丸子小学校から分離して開校した学校です。
まず、校門にある太陽光発電パネルが目を引きますが、同小学校の発電設備はこれにとどまりません。
■校舎全体に設置された太陽光発電パネル
西丸子小学校においては、校舎全体に約600枚の太陽光発電パネルが設置されています。
学校における太陽光発電パネルの設置自体は珍しいものではありませんが、啓発活動の一環にとどまるものが多いように思います。
西丸子小学校は国の「スクールニューディール構想」の補助を受けて、2010年11月に約2億円で太陽光発電パネルを設置し、発電量は最大100キロワットに及びます。
使用量を上回った分は、東京電力に売っているということでした。
これにより同校では1年間で二酸化炭素排出量を約35トン削減でき、高さ10mの木を約90本植林したことに匹敵する二酸化炭素排出削減効果が得られるとされています。
また、あわせて整備された「環境学習室」にはエリーパワー株式会社開発によるリチウムイオン蓄電池システムが設置されました。
これにより太陽光発電による電力を貯めておくことが可能になり、災害時の避難所として、実際に東日本大震災による停電時にもここだけは明るかったといいます。
■太陽光発電量の表示
太陽光発電ですので、発電量は天候に左右されます。
西丸子小学校の校門には上記のような「西丸子小学校太陽光発電所」の発電量を表示する看板が設置されていました。
「今の発電電力」「本日の発電電力量」の数値とあわせて、発電量に応じて時計回りでライトが点灯するようになっていました。
■発電量が上がっていく様子
上記は曇天から晴天になる過程で徐々に発電量が上がっていく様子を記録したものです。
秋ごろの晴天時には、本サイトで確認した範囲では45.7キロワットが最大でした。
これが真夏の日差しですと、もっと上がるのではないでしょうか。
曇天でも10キロワット程度の発電量はありました。
見ていると日差しに応じてどんどん数字とライトの点灯が変わっていきますので、通行の際にはご覧になってみてください。
【関連リンク】
・川崎市立西丸子小学校 ウェブサイト
・文部科学省 学校施設への太陽光発電導入の推進(スクールニューディール構想)
・2021/5/13エントリ 小杉陣屋町の海外産バナナ卸売業「株式会社川崎バナナ」でお買い得バナナと青果類を販売、地域のミニスーパーとして定着
西丸子小学校には大規模な太陽光発電システムが整備されており、「西丸子小学校太陽光発電所」として校門で発電量が常に表示されていますので、ご紹介します。
■川崎市立西丸子小学校
川崎市立西丸子小学校は、等々力緑地の西側、等々力陸上競技場バックスタンドの裏手に1955年に上丸子小学校から分離して開校した学校です。
まず、校門にある太陽光発電パネルが目を引きますが、同小学校の発電設備はこれにとどまりません。
■校舎全体に設置された太陽光発電パネル
西丸子小学校においては、校舎全体に約600枚の太陽光発電パネルが設置されています。
学校における太陽光発電パネルの設置自体は珍しいものではありませんが、啓発活動の一環にとどまるものが多いように思います。
西丸子小学校は国の「スクールニューディール構想」の補助を受けて、2010年11月に約2億円で太陽光発電パネルを設置し、発電量は最大100キロワットに及びます。
使用量を上回った分は、東京電力に売っているということでした。
これにより同校では1年間で二酸化炭素排出量を約35トン削減でき、高さ10mの木を約90本植林したことに匹敵する二酸化炭素排出削減効果が得られるとされています。
また、あわせて整備された「環境学習室」にはエリーパワー株式会社開発によるリチウムイオン蓄電池システムが設置されました。
これにより太陽光発電による電力を貯めておくことが可能になり、災害時の避難所として、実際に東日本大震災による停電時にもここだけは明るかったといいます。
■太陽光発電量の表示
太陽光発電ですので、発電量は天候に左右されます。
西丸子小学校の校門には上記のような「西丸子小学校太陽光発電所」の発電量を表示する看板が設置されていました。
「今の発電電力」「本日の発電電力量」の数値とあわせて、発電量に応じて時計回りでライトが点灯するようになっていました。
■発電量が上がっていく様子
上記は曇天から晴天になる過程で徐々に発電量が上がっていく様子を記録したものです。
秋ごろの晴天時には、本サイトで確認した範囲では45.7キロワットが最大でした。
これが真夏の日差しですと、もっと上がるのではないでしょうか。
曇天でも10キロワット程度の発電量はありました。
見ていると日差しに応じてどんどん数字とライトの点灯が変わっていきますので、通行の際にはご覧になってみてください。
【関連リンク】
・川崎市立西丸子小学校 ウェブサイト
・文部科学省 学校施設への太陽光発電導入の推進(スクールニューディール構想)
・2021/5/13エントリ 小杉陣屋町の海外産バナナ卸売業「株式会社川崎バナナ」でお買い得バナナと青果類を販売、地域のミニスーパーとして定着