川崎ブレイブサンダースの2022-23シーズン開幕、初心者も安心の「ルール説明」をホームゲームで実施中
日本のプロバスケットボールリーグ「Bリーグ」の2022-23シーズンが開幕しました。
川崎ブレイブサンダースもすでに8試合を消化し、4勝4敗の5分の勝率スタートとなっています。
この週末、10月21日(金)、22日(土)も「シーホース三河戦」がとどろきアリーナで開催され、残念ながら連敗に終わりましたが、まだまだこれから長い戦いが続いていきます。
川崎ブレイブサンダースのホームゲームでは、ファウルがあった場合などに屋内映像装置でルール説明が行われます。
今回はこの「ルール説明」にフォーカスして、バスケットボール初心者の方向けにご紹介したいと思います。
■川崎ブレイブサンダースホームゲームのルール説明(詳細後述)
■川崎ブレイブサンダースのホームゲームが行われたとどろきアリーナ
こちらが、等々力緑地内にある屋内運動施設「とどろきアリーナ」です。
川崎ブレイブサンダースのほか、NECレッドロケッツのホームゲームなども行われています。
館内の川崎ブレイブサンダースビジュアルも、新シーズン仕様になっていました。
チームスローガン「FULL THROTTLE(フルスロットル)」がビジュアルに添えられています。
■とどろきアリーナのコート
ホームゲームが行われるのは、とどろきアリーナのメインアリーナです。
普段は2階しか客席はありませんが、可動式の座席が設置されて約5,000人の収容人数となります。
そのコート上部に、4方向に向いた映像装置が設置され、どの客席からも得点やリプレイなどが見えるようになっています。
ルール説明が表示されるのは、この映像装置です。
■トラベリング
まずは基礎的なところから、「トラベリング」です。
バスケットボールではボールを持ったまま3歩以上歩いてはいけないことになっています。
たくさん歩けたら、ボールをついてドリブルする必要がなく、ラグビーのようにボールを抱えて走ればよいことになってしまいますね。
ドリブルをしたあと止まってボールを持ったら、もう一度ドリブルを始めてはないけない「ダブルドリブル」も基礎ルールですが、これはさすがにプロの試合ではなかなか見られません。
■アンスポーツマンライク・ファウル
続いて「アンスポーツマンライク・ファウル」です。
その名前の通り、非紳士的な、故意や悪質なファウルに適用されます。
かつては「インテンショナル・ファウル」と呼ばれていました。
ファウルがあった場合、シュートモーションに入っていた場合はフリースロー、そうでない場合はファウルを受けたチームのボールからリスタート(※)になります。
ただ、アンスポーツマンライク・ファウルの場合はシュートモーションに入っていなくてもフリースローが与えられ、なおかつファウルを受けたチームのスローインでリスタートとなります。
このアンスポーツマンライク・ファウルを同じ選手が試合中に2回受けると退場となります。
サッカーでいうイエローカードに近いかもしれません。
※Bリーグは40分の試合を10分に分割した4つのクォーターで試合が行われます。この1クォーターごとにチームのファウルが5以上になると、シュートモーションに入っていない通常のファウル(インテンショナル・ファウルではないファウル)でもフリースローになります。
■24秒ルール
バスケットボール初心者の方があまりご存じなく、なおかつ観戦時に知っておくと良いのが「24秒ルール」です。
オフェンス(ボールを持って攻撃)開始から24秒以内にシュートを打たなくてはいけません。
バスケットボールはサッカーと違ってボールを手に持つことができますから、このルールがないと、リードした状態でボールをガッチリ抱え込んで貝のように動かなくなればそのままゲームが動かずに試合終了になってしまいます。
ですから、時間が無くなるとオフェンス側がどんなに無理な状態でもとりあえずシュートを打ちます。
またディフェンス側は、そんなに派手なパスカットは難しいですから、しつこくディフェンスをしてシュートを打たせず、時間切れにさせるのが狙いとなるわけです。
■24秒のカウントダウン
24秒ルールのカウントダウンは、両側ゴール上部に掲示板が設置されています。
上がクォーターの残り時間、下が24秒ルールのカウントダウンです。
試合中はこちらもチェックするとよいでしょう。
■バスケットカウント
「バスケットカウント」はシュートモーションに入った選手がファイルを受け、なおかつそのシュートが決まった場合は、追加でフリースロー1本が与えられるルールです。
バスケットボールのシュートは通常2点、ゴールから遠い場所(3ポイントラインの外側)からのシュートだと3点、フリースローは1点ですから、バスケットカウントは「3点プレイ」「4点プレイ」になりうるわけです。
人気バスケットボール漫画「スラムダンク」では、3ポイントシューターの三井寿が高校王者の「山王工業戦」で3ポイントシュート+バスケットカウントワンスローを決め、4点プレイをものにしたシーンがありました。
■ビデオ判定
バスケットボールでは「ビデオ判定」が導入されています。
必要に応じ、審判が試合を止めてビデオで判定を確認します。
ファウルが通常のファウルなのか、前掲のアンスポーツマンライク・ファウルなのか検証することに使われることが多いように思います。
ビデオ判定の際は、なぜビデオ判定をしているのかMCの説明が入ります。
サッカーでいうVAR(ビデオアシスタントレフェリー)ですが、サッカーの場合は何を確認しているのか、観客にその場で説明されることはありません。
川崎ブレイブサンダースのホームゲームではかなりまめに解説が入りますので、すっきりした感じはあります。
■ヘッドコーチチャレンジ
「ヘッドコーチチャレンジ」は、1試合に1回のみ、ヘッドコーチ(監督)が納得のいかない判定についてビデオ判定を求めることができるルールです。
成功すれば判定が覆りますが、成功・失敗に関わらずチャレンジは1回限りです。
これはプロ野球にも同様のルールが導入されていますね。
このように、川崎ブレイブサンダースのホームゲームでは毎回わかるようにルール説明が入りますので、バスケットボール初心者の方でも心配なく観戦できると思います。
その他のルールも川崎ブレイブサンダースのウェブサイトに簡潔に記載がありますので、関連リンクよりご参照ください。
■チームを代表する篠山竜青選手
■炎を使った演出
全体の試合の流れについては、2020/2/5エントリでもレポートさせていただきました。
とどろきアリーナ内でライティングや炎の演出などを駆使して、たいへん盛り上がります。
■クォーター間のグッズプレゼント
■ハロー!プロジェクト「OCHA NORMA(オチャノーマ)」のミニライブ
クォーター間の休憩時間には、川崎ブレイブサンダースチアリーダーズ「IRIS」がパフォーマンスをしたり、グッズをバズーカ砲で客席に打ち込んだり、さまざまなアトラクションが行われます。
10月21日のシーホース三河戦では、ハロー!プロジェクトのアイドルグループ「OCHA NORMA(オチャノーマ)」のライブなども行われました。
2022年7月にメジャーデビューしたばかりの、新しいグループということです。
■とどろきアリーナ内のグッズ販売
■とどろきアリーナ前の出店
■バスケットボールシュートチャレンジ
またとどろきアリーナ内外のアリーナグルメ出店、グッズ販売も勿論あります。
10月22日(土)のシーホース三河戦2日目には、セレサモスのかわさき野菜販売もありました。
バスケットボールのシュート体験も恒例で行われています。
試合以外もさまざま楽しめると思いますので、はじまったばかりのBリーグ2022-23シーズン、川崎ブレイブサンダースのホームゲームを観戦してみるのも良いと思います。
【関連リンク】
・川崎ブレイブサンダース バスケットボールの基本的なルール
・2021/11/11エントリ 川崎ブレイブサンダースがバスケットボールステーション「ザ・ライトハウス」を武蔵小杉高架下に開設、子どもたちが安心して過ごせる場に
・2022/2/5エントリ 川崎ブレイブサンダースがSR渋谷2連戦でSDGs推進、武蔵小杉駅北口のバスケットステーション「ザ・ライトハウス」こども食堂でお弁当配布も
・2022/3/12エントリ 川崎ブレイブサンダースが千葉ジェッツ降し天皇杯連覇・藤井祐眞選手MVP受賞、武蔵小杉駅などで号外配布
・2020/2/5エントリ 「川崎ブレイブサンダース」とどろきアリーナ観戦ガイド:京都ハンナリーズ戦で「ロウル」と横浜ベイスターズ「スターマン」が初コラボ
川崎ブレイブサンダースもすでに8試合を消化し、4勝4敗の5分の勝率スタートとなっています。
この週末、10月21日(金)、22日(土)も「シーホース三河戦」がとどろきアリーナで開催され、残念ながら連敗に終わりましたが、まだまだこれから長い戦いが続いていきます。
川崎ブレイブサンダースのホームゲームでは、ファウルがあった場合などに屋内映像装置でルール説明が行われます。
今回はこの「ルール説明」にフォーカスして、バスケットボール初心者の方向けにご紹介したいと思います。
■川崎ブレイブサンダースホームゲームのルール説明(詳細後述)
■川崎ブレイブサンダースのホームゲームが行われたとどろきアリーナ
こちらが、等々力緑地内にある屋内運動施設「とどろきアリーナ」です。
川崎ブレイブサンダースのほか、NECレッドロケッツのホームゲームなども行われています。
館内の川崎ブレイブサンダースビジュアルも、新シーズン仕様になっていました。
チームスローガン「FULL THROTTLE(フルスロットル)」がビジュアルに添えられています。
■とどろきアリーナのコート
ホームゲームが行われるのは、とどろきアリーナのメインアリーナです。
普段は2階しか客席はありませんが、可動式の座席が設置されて約5,000人の収容人数となります。
そのコート上部に、4方向に向いた映像装置が設置され、どの客席からも得点やリプレイなどが見えるようになっています。
ルール説明が表示されるのは、この映像装置です。
■トラベリング
まずは基礎的なところから、「トラベリング」です。
バスケットボールではボールを持ったまま3歩以上歩いてはいけないことになっています。
たくさん歩けたら、ボールをついてドリブルする必要がなく、ラグビーのようにボールを抱えて走ればよいことになってしまいますね。
ドリブルをしたあと止まってボールを持ったら、もう一度ドリブルを始めてはないけない「ダブルドリブル」も基礎ルールですが、これはさすがにプロの試合ではなかなか見られません。
■アンスポーツマンライク・ファウル
続いて「アンスポーツマンライク・ファウル」です。
その名前の通り、非紳士的な、故意や悪質なファウルに適用されます。
かつては「インテンショナル・ファウル」と呼ばれていました。
ファウルがあった場合、シュートモーションに入っていた場合はフリースロー、そうでない場合はファウルを受けたチームのボールからリスタート(※)になります。
ただ、アンスポーツマンライク・ファウルの場合はシュートモーションに入っていなくてもフリースローが与えられ、なおかつファウルを受けたチームのスローインでリスタートとなります。
このアンスポーツマンライク・ファウルを同じ選手が試合中に2回受けると退場となります。
サッカーでいうイエローカードに近いかもしれません。
※Bリーグは40分の試合を10分に分割した4つのクォーターで試合が行われます。この1クォーターごとにチームのファウルが5以上になると、シュートモーションに入っていない通常のファウル(インテンショナル・ファウルではないファウル)でもフリースローになります。
■24秒ルール
バスケットボール初心者の方があまりご存じなく、なおかつ観戦時に知っておくと良いのが「24秒ルール」です。
オフェンス(ボールを持って攻撃)開始から24秒以内にシュートを打たなくてはいけません。
バスケットボールはサッカーと違ってボールを手に持つことができますから、このルールがないと、リードした状態でボールをガッチリ抱え込んで貝のように動かなくなればそのままゲームが動かずに試合終了になってしまいます。
ですから、時間が無くなるとオフェンス側がどんなに無理な状態でもとりあえずシュートを打ちます。
またディフェンス側は、そんなに派手なパスカットは難しいですから、しつこくディフェンスをしてシュートを打たせず、時間切れにさせるのが狙いとなるわけです。
■24秒のカウントダウン
24秒ルールのカウントダウンは、両側ゴール上部に掲示板が設置されています。
上がクォーターの残り時間、下が24秒ルールのカウントダウンです。
試合中はこちらもチェックするとよいでしょう。
■バスケットカウント
「バスケットカウント」はシュートモーションに入った選手がファイルを受け、なおかつそのシュートが決まった場合は、追加でフリースロー1本が与えられるルールです。
バスケットボールのシュートは通常2点、ゴールから遠い場所(3ポイントラインの外側)からのシュートだと3点、フリースローは1点ですから、バスケットカウントは「3点プレイ」「4点プレイ」になりうるわけです。
人気バスケットボール漫画「スラムダンク」では、3ポイントシューターの三井寿が高校王者の「山王工業戦」で3ポイントシュート+バスケットカウントワンスローを決め、4点プレイをものにしたシーンがありました。
■ビデオ判定
バスケットボールでは「ビデオ判定」が導入されています。
必要に応じ、審判が試合を止めてビデオで判定を確認します。
ファウルが通常のファウルなのか、前掲のアンスポーツマンライク・ファウルなのか検証することに使われることが多いように思います。
ビデオ判定の際は、なぜビデオ判定をしているのかMCの説明が入ります。
サッカーでいうVAR(ビデオアシスタントレフェリー)ですが、サッカーの場合は何を確認しているのか、観客にその場で説明されることはありません。
川崎ブレイブサンダースのホームゲームではかなりまめに解説が入りますので、すっきりした感じはあります。
■ヘッドコーチチャレンジ
「ヘッドコーチチャレンジ」は、1試合に1回のみ、ヘッドコーチ(監督)が納得のいかない判定についてビデオ判定を求めることができるルールです。
成功すれば判定が覆りますが、成功・失敗に関わらずチャレンジは1回限りです。
これはプロ野球にも同様のルールが導入されていますね。
このように、川崎ブレイブサンダースのホームゲームでは毎回わかるようにルール説明が入りますので、バスケットボール初心者の方でも心配なく観戦できると思います。
その他のルールも川崎ブレイブサンダースのウェブサイトに簡潔に記載がありますので、関連リンクよりご参照ください。
■チームを代表する篠山竜青選手
■炎を使った演出
全体の試合の流れについては、2020/2/5エントリでもレポートさせていただきました。
とどろきアリーナ内でライティングや炎の演出などを駆使して、たいへん盛り上がります。
■クォーター間のグッズプレゼント
■ハロー!プロジェクト「OCHA NORMA(オチャノーマ)」のミニライブ
クォーター間の休憩時間には、川崎ブレイブサンダースチアリーダーズ「IRIS」がパフォーマンスをしたり、グッズをバズーカ砲で客席に打ち込んだり、さまざまなアトラクションが行われます。
10月21日のシーホース三河戦では、ハロー!プロジェクトのアイドルグループ「OCHA NORMA(オチャノーマ)」のライブなども行われました。
2022年7月にメジャーデビューしたばかりの、新しいグループということです。
■とどろきアリーナ内のグッズ販売
■とどろきアリーナ前の出店
■バスケットボールシュートチャレンジ
またとどろきアリーナ内外のアリーナグルメ出店、グッズ販売も勿論あります。
10月22日(土)のシーホース三河戦2日目には、セレサモスのかわさき野菜販売もありました。
バスケットボールのシュート体験も恒例で行われています。
試合以外もさまざま楽しめると思いますので、はじまったばかりのBリーグ2022-23シーズン、川崎ブレイブサンダースのホームゲームを観戦してみるのも良いと思います。
【関連リンク】
・川崎ブレイブサンダース バスケットボールの基本的なルール
・2021/11/11エントリ 川崎ブレイブサンダースがバスケットボールステーション「ザ・ライトハウス」を武蔵小杉高架下に開設、子どもたちが安心して過ごせる場に
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・2020/2/5エントリ 「川崎ブレイブサンダース」とどろきアリーナ観戦ガイド:京都ハンナリーズ戦で「ロウル」と横浜ベイスターズ「スターマン」が初コラボ