今井南町「天下一」「M247」が相次ぎ閉店に、42年の歴史惜しみ法大卒・サッカーモンゴル代表監督大塚一朗さんからも花
今井南町の洋食店「M247」が10月末で閉店し、さらに同じ建物内の中華料理店「天下一」が11月15日をもって閉店することとなりました。
この道は法政二中高・法政大学グラウンドへの導線にあたり、法政大学出身のサッカーモンゴル代表監督・大塚一朗さんや法政大学サッカー部有志の皆さんからの花が贈られていました。
■「M247」「天下一」が並ぶ法政二中高・法大グラウンドへの道
武蔵小杉駅側から法政通り商店街を直進すると、二ヶ領用水を渡った先で法政二中高・法政大学グラウンド方面への道が枝分かれしています。
枝分かれした道に入り少し歩くと、「M247」「桐乃家」「天下一」が並んで入居する長屋のような建物があります。
■11月15日に閉店する中華料理店「天下一」
■閉店のお知らせ
こちらが、中華料理店「天下一」です。
店頭には「天下一のおばちゃん」からのメッセージが掲示されていました。
この度、天下一を閉店する事となりました。
42年の長きに渡り、皆様には【天下一】を愛して頂き感謝の気持ちでいっぱいです。
『おばちゃん!』『おばちゃん!』と声をかけていただく事、体の心配をしてくださる声や長生きなんかも願っていただいたり。
私の全てはここにありました。
たくさんの思い出、たくさんの方の笑顔、お心遣い…42年という時の中、思えば思うほど皆様のおかげで本当に幸せな人生を歩ませていただきました。
時々『あんな店もあったよね』なんで思い出していただけたら、また幸せです。
おばちゃんはこれからの残りの人生、皆様との思い出を胸に少しゆっくり生きてみようと思います。
さようならは言いません。
【マタドコカデ アイマショウ】
本当に本当にありがとうございました。
天下一のおばちゃんより。
「天下一」は42年間営業をされていたということです。
地域に親しまれた「おばちゃん」からの、心温まるメッセージでした。
■サッカーモンゴル代表監督・大塚一朗さんや法政大学サッカー部の皆さんからの花
「天下一」の閉店を惜しんで、法政大学出身でサッカーモンゴル代表監督の大塚一朗さんや、法政大学体育会サッカー部有志の皆さんからのお花が贈られていました。
大塚一朗さんは富山市の強豪・富山第一高校から法政大学に進学、古河電工での選手生活を経て指導者の道に進みました。
富山第一高校の監督として、富山県勢初の全国高校サッカー選手権大会優勝を果たし、2022年からはモンゴル代表監督をつとめています。
前述の通り、武蔵小杉駅から法政大学グラウンドへの導線上にお店がありますので、大塚監督はもちろん多くの学生さんが同店を長年愛用されていたことと思います。
■本日貸切となった店内
本日の天下一は、お昼にはたいへんな行列となり、また3時ごろには貸切となっていました。
閉店は15日ということでまだ2日ありますが、お客さんが相当集中したり、貸切となることも想定されます。
閉店前にもう一度食べたい、という方は、あらかじめご留意ください。
■閉店前の「M247」
■閉店のお知らせ
続いてこちらは、10月末に閉店した「M247」です。
同店はもともとこの場所で洋食店「グリチーネ」として営業をしていましたが、2014年12月27日に現在の「M247」としてリニューアルしました。
「M247」も、「天下一」と同様に店主さんからのメッセージが掲示されていました。
この度、2022年10月31日にM247を閉店する事となりました。グリチーネのオープンからM247に名を変えましたが、24年の長きに渡り、皆様には【M247】を愛して頂き感謝の気持ちでいっぱいです。
18歳で洋食屋のコックとなり、33年の年に武蔵小杉で自分の城となる【天下一】をオープンさせ、50歳の年で料理人として最後の夢、洋食屋のグリチーネを開店させました。随分と長い間、美味しい物を追いかけた人生でした。
あまり接客などは得意ではなく、妻や従業員、娘やアルバイトに助けて貰いながら調理場の奥で皆様の『美味しい』というお声がけに励まされ日々、私にできる最大限の丁寧な仕事と向き合ってきました。
【我が調理人 人生に悔いなし】と胸を張れるほど強い心臓は持ち合わせてはいませんが、皆様と分かち合えた時間はこれから残された人生の宝物として大切にし、少しのんびりと歩んでゆこうと思います。
私の店、そして私どもファミリーを愛して下さり心から感謝申し上げます。
【イツカ マタ ドコカデ】
店主より
ぱっと見に「天下一」のメッセージと書体やテイストが共通で「おや?」と思ったのですが、内容を読むと納得しました。
もともと「M247」の前身「グリチーネ」の店主さんが「天下一」をオープンさせ、そののちに料理人としての夢として「グリチーネ」を開業されたのですね。
洋食屋さんで料理人としてスタートされたことから、やはり最後には洋食店をやりたかったということでしょう。
「グリチーネ(M247)」と「天下一」は共通のご家族による経営で、それが同時に区切りをつけて閉店されるということだったわけです。
これは全く存じ上げませんでした。
■かつての「グリチーネ」
こちらが、かつての「ハンバーグとグラタンのお店 グリチーネ」です。
本サイトでも当時ご紹介をしておりました。
そういえば、当時、グリチーネで個人的に食事をしていましたところ、隣のご夫婦が弊紙「武蔵小杉ライフ」の読者で、お声がけして驚かれたという思い出がありました。
2008年頃ですから、もう14年前のことになります。
■シャッターに残った「グリチーネ」
なお、「グリチーネ」から「M247」に変わったのちも、閉店後のシャッターには「GLICINE」の文字が名残としてのこされていました。
現在は閉店してシャッターが閉まっていますが、こちらはまだ見ることができます。
■「M247」facebookページ
「M247」はfacebookページが開設されていました。
更新は2017年頃で止まっていますが、昔の写真なども掲載されていますので、閉店前を懐かしむ方は、ご覧になってみてはいかがでしょうか。
【関連リンク】
・2008/12/27エントリ 武蔵小杉の洋食屋さん「グリチーネ(GLiciNE)」
・2009/1/30エントリ グリチーネ(GLiciNE)のトリオハンバーグセット
・2009/3/3エントリ グリチーネ(GLiciNE)の和風ハンバーグ
・2009/3/13エントリ グリチーネ(GLiciNE)の野菜ドリア
この道は法政二中高・法政大学グラウンドへの導線にあたり、法政大学出身のサッカーモンゴル代表監督・大塚一朗さんや法政大学サッカー部有志の皆さんからの花が贈られていました。
■「M247」「天下一」が並ぶ法政二中高・法大グラウンドへの道
武蔵小杉駅側から法政通り商店街を直進すると、二ヶ領用水を渡った先で法政二中高・法政大学グラウンド方面への道が枝分かれしています。
枝分かれした道に入り少し歩くと、「M247」「桐乃家」「天下一」が並んで入居する長屋のような建物があります。
■11月15日に閉店する中華料理店「天下一」
■閉店のお知らせ
こちらが、中華料理店「天下一」です。
店頭には「天下一のおばちゃん」からのメッセージが掲示されていました。
この度、天下一を閉店する事となりました。
42年の長きに渡り、皆様には【天下一】を愛して頂き感謝の気持ちでいっぱいです。
『おばちゃん!』『おばちゃん!』と声をかけていただく事、体の心配をしてくださる声や長生きなんかも願っていただいたり。
私の全てはここにありました。
たくさんの思い出、たくさんの方の笑顔、お心遣い…42年という時の中、思えば思うほど皆様のおかげで本当に幸せな人生を歩ませていただきました。
時々『あんな店もあったよね』なんで思い出していただけたら、また幸せです。
おばちゃんはこれからの残りの人生、皆様との思い出を胸に少しゆっくり生きてみようと思います。
さようならは言いません。
【マタドコカデ アイマショウ】
本当に本当にありがとうございました。
天下一のおばちゃんより。
「天下一」は42年間営業をされていたということです。
地域に親しまれた「おばちゃん」からの、心温まるメッセージでした。
■サッカーモンゴル代表監督・大塚一朗さんや法政大学サッカー部の皆さんからの花
「天下一」の閉店を惜しんで、法政大学出身でサッカーモンゴル代表監督の大塚一朗さんや、法政大学体育会サッカー部有志の皆さんからのお花が贈られていました。
大塚一朗さんは富山市の強豪・富山第一高校から法政大学に進学、古河電工での選手生活を経て指導者の道に進みました。
富山第一高校の監督として、富山県勢初の全国高校サッカー選手権大会優勝を果たし、2022年からはモンゴル代表監督をつとめています。
前述の通り、武蔵小杉駅から法政大学グラウンドへの導線上にお店がありますので、大塚監督はもちろん多くの学生さんが同店を長年愛用されていたことと思います。
■本日貸切となった店内
本日の天下一は、お昼にはたいへんな行列となり、また3時ごろには貸切となっていました。
閉店は15日ということでまだ2日ありますが、お客さんが相当集中したり、貸切となることも想定されます。
閉店前にもう一度食べたい、という方は、あらかじめご留意ください。
■閉店前の「M247」
■閉店のお知らせ
続いてこちらは、10月末に閉店した「M247」です。
同店はもともとこの場所で洋食店「グリチーネ」として営業をしていましたが、2014年12月27日に現在の「M247」としてリニューアルしました。
「M247」も、「天下一」と同様に店主さんからのメッセージが掲示されていました。
この度、2022年10月31日にM247を閉店する事となりました。グリチーネのオープンからM247に名を変えましたが、24年の長きに渡り、皆様には【M247】を愛して頂き感謝の気持ちでいっぱいです。
18歳で洋食屋のコックとなり、33年の年に武蔵小杉で自分の城となる【天下一】をオープンさせ、50歳の年で料理人として最後の夢、洋食屋のグリチーネを開店させました。随分と長い間、美味しい物を追いかけた人生でした。
あまり接客などは得意ではなく、妻や従業員、娘やアルバイトに助けて貰いながら調理場の奥で皆様の『美味しい』というお声がけに励まされ日々、私にできる最大限の丁寧な仕事と向き合ってきました。
【我が調理人 人生に悔いなし】と胸を張れるほど強い心臓は持ち合わせてはいませんが、皆様と分かち合えた時間はこれから残された人生の宝物として大切にし、少しのんびりと歩んでゆこうと思います。
私の店、そして私どもファミリーを愛して下さり心から感謝申し上げます。
【イツカ マタ ドコカデ】
店主より
ぱっと見に「天下一」のメッセージと書体やテイストが共通で「おや?」と思ったのですが、内容を読むと納得しました。
もともと「M247」の前身「グリチーネ」の店主さんが「天下一」をオープンさせ、そののちに料理人としての夢として「グリチーネ」を開業されたのですね。
洋食屋さんで料理人としてスタートされたことから、やはり最後には洋食店をやりたかったということでしょう。
「グリチーネ(M247)」と「天下一」は共通のご家族による経営で、それが同時に区切りをつけて閉店されるということだったわけです。
これは全く存じ上げませんでした。
■かつての「グリチーネ」
こちらが、かつての「ハンバーグとグラタンのお店 グリチーネ」です。
本サイトでも当時ご紹介をしておりました。
そういえば、当時、グリチーネで個人的に食事をしていましたところ、隣のご夫婦が弊紙「武蔵小杉ライフ」の読者で、お声がけして驚かれたという思い出がありました。
2008年頃ですから、もう14年前のことになります。
■シャッターに残った「グリチーネ」
なお、「グリチーネ」から「M247」に変わったのちも、閉店後のシャッターには「GLICINE」の文字が名残としてのこされていました。
現在は閉店してシャッターが閉まっていますが、こちらはまだ見ることができます。
■「M247」facebookページ
「M247」はfacebookページが開設されていました。
更新は2017年頃で止まっていますが、昔の写真なども掲載されていますので、閉店前を懐かしむ方は、ご覧になってみてはいかがでしょうか。
【関連リンク】
・2008/12/27エントリ 武蔵小杉の洋食屋さん「グリチーネ(GLiciNE)」
・2009/1/30エントリ グリチーネ(GLiciNE)のトリオハンバーグセット
・2009/3/3エントリ グリチーネ(GLiciNE)の和風ハンバーグ
・2009/3/13エントリ グリチーネ(GLiciNE)の野菜ドリア