「メガネのオーサカ」2008年タイボランティア手記
2008/9/30エントリでもご紹介しました「メガネのオーサカ」のボラン
ティア活動ですが、無事に11月7日~9日のタイ渡航が完了しました。
これは、日本で不要になってタンスで眠っているメガネを皆さんの
寄贈により集め、部品の交換などにより再生することでタイの皆さん
に活用していただくという活動で、10年間継続されているものです。
今回の渡航により、、この1年間に寄贈されたメガネが、タイの皆さん
の手に渡ったことになります。
あらかじめ武蔵小杉ブログで紹介させていただき、本ブログ経由で
寄贈いただいた方もいらっしゃったことから、メガネのオーサカさん
よりタイでの活動に関するレポートを寄稿いただきましたので、掲載
させていただきます。
(公式ウェブサイトにも同文が掲載されています)
-------(以下、寄稿文です)----------------------------------------
【メガネのオーサカ ボランティア手記】
(2008年11月7日・8日・9日)
タイ バンコク スワンナップ空港に定刻通り3時30分(現地時間)に
到着しました。
全国からのボランティアメンバーが日本の4つの空港から出発する
せいか、皆さんがタイに揃ったのは到着2時間後でした。28人に現地
のボランティアがこれに加わり、53人の顔が勢ぞろいしていざ出発。
移動の途中、夕飯に寄ったり、ちょっとしたトラブルがあり、病院に寄っ
たりでボランティア会場近くのチャンタブリ県のホテルに着いたのが
午前1時(日本時間午前3時)でした。
明朝は8時に出発です。
ホテルから1時間半バスに揺られトラド県のフット・プラカーン寺院に
到着致しました。小学生ぐらいの子供達が色どりのきれいな衣装を
着て、かわいく化粧をして歓迎の舞を披露してくれました。これだけ
前置きが長いほど時間をかけてきました。
■子どもたちの歓迎の舞
さっそく仕事にとりかかります。既に200人位の現地の方々が集まっ
ております。老眼鏡を使う上での見える距離をはかり、メガネの度数
を決め、メガネ選びをした後にフィッティングと一通りの手順を進めて
まいります。会場はお寺さんの本堂の2階でした。天井が低いので
とても暑く32度はありました。水分を補給しながら動いております。
■フィッティング
フィッティングの間、老眼鏡をもらいにいらした方々に声をかけます。
ご近所ですか?お仕事は?ご家族は?と。近在の方も多かったの
ですが、20キロ先から車で送ってもらい、会場に駆けつけてくださっ
た方もたくさんいらっしゃいました。私も3,000キロ先から来ましたと
冗談をとばしております。
聞いたなかでは専業農業を営んでいる人が大半で、中でも果樹園で
働いている人が多いそうです。「おいしいドリアンを食べたい」と言った
ら「5月から6月においで」と言われました。おいしく食べる季節がある
ようです。
4年前のボランティアの時に来た場所なので、前回お会いした方が
何人かいました。その方々に前回4年前にお渡ししたメガネはだいぶ
傷みが進んでおり、やっと機能をはたしている状態でした。
■新しいメガネを掛けて笑顔の皆さん
今回持ち込んだ新しいメガネを掛けた瞬間、ぱっと目が輝きます。
皆さん、度数の弱いメガネを掛けているせいか額にシワを寄せる癖が
ついているようですが、メガネを掛けると自然とシワが取れフーッと嬉
しそうな顔に変わります。私達もうれしくなる瞬間です。そして、メガネ
の掛け具合を合わしてメガネを手渡します。そのメガネを両手で受け
取り「合掌」してくださいます。それに私達は感動します。つい私達も
手を合わせます。
■寺院の僧侶の皆さんと
私達はこの感動があるから10年続いてきたと思っています。ボラン
ティアの準備段階においても、日常以外の動きが多いのでつらいこと
も多かったのですが、メガネを持っていってくださる人がいる(今日
だけで1,200人)事に感動して動いてきました。この気持ちを日本に
持ち帰り、仕事に励みたいと28人の心にしみこんだと思います。
-------(以上、寄稿文終わり)-------------------------------------
メガネを再生して現地に持ち込むまでの工程は前回のエントリで
ご紹介しましたが、新しいメガネを作るのと手間は変わらず、今回
メガネのオーサカで集まった150本以上の作業をするのは大変な
ことです。
以前のエントリにコメントいただきましたが、メガネのオーサカでは
メガネを寄贈された方に、現地から手書きの絵葉書を送っていらっ
しゃるようです。
寄贈された方にも丁寧な対応をされているようで、この活動にかける
熱意を感じました。
タイでの10年間の活動が評価され、仏教寺院とタイ国際赤十字社
から感謝状を贈られたそうです。
■メガネのオーサカ オフィシャルブログ
http://meganeosaka.blog31.fc2.com/blog-entry-118.html
http://meganeosaka.blog31.fc2.com/blog-entry-125.html
タイへの渡航は年1回ですが、メガネの寄贈は年間を通して受け付け
ていらっしゃいますので、下記店舗までお問い合わせください。
■メガネのオーサカ
■メガネのオーサカ マップ
【関連リンク】
メガネのオーサカ 公式サイト
武蔵小杉ライフ:タウンガイド:その他専門店 メガネのオーサカ
2008/5/2エントリ 武蔵小杉で30年。「メガネのオーサカ」
2008/9/30エントリ 武蔵小杉・「メガネのオーサカ」の2008年タイボランティア
タイ バンコク スワンナップ空港に定刻通り3時30分(現地時間)に
到着しました。
全国からのボランティアメンバーが日本の4つの空港から出発する
せいか、皆さんがタイに揃ったのは到着2時間後でした。28人に現地
のボランティアがこれに加わり、53人の顔が勢ぞろいしていざ出発。
移動の途中、夕飯に寄ったり、ちょっとしたトラブルがあり、病院に寄っ
たりでボランティア会場近くのチャンタブリ県のホテルに着いたのが
午前1時(日本時間午前3時)でした。
明朝は8時に出発です。
ホテルから1時間半バスに揺られトラド県のフット・プラカーン寺院に
到着致しました。小学生ぐらいの子供達が色どりのきれいな衣装を
着て、かわいく化粧をして歓迎の舞を披露してくれました。これだけ
前置きが長いほど時間をかけてきました。
■子どもたちの歓迎の舞
さっそく仕事にとりかかります。既に200人位の現地の方々が集まっ
ております。老眼鏡を使う上での見える距離をはかり、メガネの度数
を決め、メガネ選びをした後にフィッティングと一通りの手順を進めて
まいります。会場はお寺さんの本堂の2階でした。天井が低いので
とても暑く32度はありました。水分を補給しながら動いております。
■フィッティング
フィッティングの間、老眼鏡をもらいにいらした方々に声をかけます。
ご近所ですか?お仕事は?ご家族は?と。近在の方も多かったの
ですが、20キロ先から車で送ってもらい、会場に駆けつけてくださっ
た方もたくさんいらっしゃいました。私も3,000キロ先から来ましたと
冗談をとばしております。
聞いたなかでは専業農業を営んでいる人が大半で、中でも果樹園で
働いている人が多いそうです。「おいしいドリアンを食べたい」と言った
ら「5月から6月においで」と言われました。おいしく食べる季節がある
ようです。
4年前のボランティアの時に来た場所なので、前回お会いした方が
何人かいました。その方々に前回4年前にお渡ししたメガネはだいぶ
傷みが進んでおり、やっと機能をはたしている状態でした。
■新しいメガネを掛けて笑顔の皆さん
今回持ち込んだ新しいメガネを掛けた瞬間、ぱっと目が輝きます。
皆さん、度数の弱いメガネを掛けているせいか額にシワを寄せる癖が
ついているようですが、メガネを掛けると自然とシワが取れフーッと嬉
しそうな顔に変わります。私達もうれしくなる瞬間です。そして、メガネ
の掛け具合を合わしてメガネを手渡します。そのメガネを両手で受け
取り「合掌」してくださいます。それに私達は感動します。つい私達も
手を合わせます。
■寺院の僧侶の皆さんと
私達はこの感動があるから10年続いてきたと思っています。ボラン
ティアの準備段階においても、日常以外の動きが多いのでつらいこと
も多かったのですが、メガネを持っていってくださる人がいる(今日
だけで1,200人)事に感動して動いてきました。この気持ちを日本に
持ち帰り、仕事に励みたいと28人の心にしみこんだと思います。
-------(以上、寄稿文終わり)-------------------------------------
メガネを再生して現地に持ち込むまでの工程は前回のエントリで
ご紹介しましたが、新しいメガネを作るのと手間は変わらず、今回
メガネのオーサカで集まった150本以上の作業をするのは大変な
ことです。
以前のエントリにコメントいただきましたが、メガネのオーサカでは
メガネを寄贈された方に、現地から手書きの絵葉書を送っていらっ
しゃるようです。
寄贈された方にも丁寧な対応をされているようで、この活動にかける
熱意を感じました。
タイでの10年間の活動が評価され、仏教寺院とタイ国際赤十字社
から感謝状を贈られたそうです。
■メガネのオーサカ オフィシャルブログ
http://meganeosaka.blog31.fc2.com/blog-entry-118.html
http://meganeosaka.blog31.fc2.com/blog-entry-125.html
タイへの渡航は年1回ですが、メガネの寄贈は年間を通して受け付け
ていらっしゃいますので、下記店舗までお問い合わせください。
■メガネのオーサカ
■メガネのオーサカ マップ
【関連リンク】
メガネのオーサカ 公式サイト
武蔵小杉ライフ:タウンガイド:その他専門店 メガネのオーサカ
2008/5/2エントリ 武蔵小杉で30年。「メガネのオーサカ」
2008/9/30エントリ 武蔵小杉・「メガネのオーサカ」の2008年タイボランティア