武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2008年
12月08日

宮内新丸子線と多摩川新橋

hatsushimo.gif

川崎市と東京都を結ぶ新しいルートとして、以前から目黒通りと
宮内新横浜線をつなぐ新橋
が計画されていましたが、この橋が
2021年をめどに完成させたい川崎市の意向であることがわかり
ました。
12月4日の川崎市議会第5回定例会の代表質問に対し、阿部市長
および建設局長が答弁したもので、カナロコにおいても報じられて
います。

■神奈川新聞カナロコ 多摩川・新橋構想、平面式方針固まる
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiidec0812122/

この橋の計画は前々からのもので、一体いつになったらできるの
かしら、という感じだったのですが、上記の記事のヘッドラインを
読んで「完成2010年めど」となっていたものですから、一瞬驚いて
しまいました。・・・が、記事本文を読むとこれは誤植で、完成2021年
めどが正しい情報
のようです。

■新橋と宮内新横浜線の整備マップ
新橋と宮内新横浜線

上記のマップで青い線を引いた部分が、多摩川に架ける新橋と、宮内
新横浜線の未整備区間
です。
この新橋は、中原区の丸子橋と高津区の二子橋のほぼ中央にあたり、
双方の橋の渋滞緩和や周辺地域から東京都へのアクセス向上が見
込まれます。

東京都側の目黒通りはほぼ完成しておりまして、問題は川崎市側の
宮内新横浜線なのですが、こちらは一部区間では、中原区にしては
珍しい4車線道路が開通
しています。

■川崎市建設局 開通情報 宮内新横浜線中原工区
http://www.city.kawasaki.jp/53/53gairo/home/miyashin/miyashin.htm

■宮内新横浜線の開通部分

大きな地図で見る

マップで示したとおり、この道路の府中街道(西下橋)との交差点から
多摩川までの区間が未整備であるため、これを10年かけて開通させ
ることになるようです。

なお、横浜市内についても、新横浜駅から新羽駅より北あたりまで
4車線で開通しており、これが新横浜~中原区~多摩川新橋まで
全線開通すれば、新横浜から武蔵小杉周辺、目黒通りを経由して
目黒駅まで到達する重要な幹線道路になります。

・・・ただ、問題はやはりいつできるの、ということで、今回の記事での
整備区間だけを考えても、2021年と言っていたものが気がついたら
2031年、ということはよくある話ですね。
道路整備が予定通り行くものなら、中原街道のクランクはすでに直線
になっていたでしょう。

この宮内新横浜線、都市計画道路としての事業は1966年に始まった
もので、すでに42年が経過
しています。とりあえず、「50年の計」に
なるのは確実なところで、60年間で完成すれば上出来、というところ
ではないかと思います。

ところで、宮内新横浜線」が全線開通して目黒通りと一気通貫になっ
たら、名称は「目黒通り」になるのでしょうか。連続した幹線道路に
なりますので、名称が同じほうがわかりやすいように思いますが。
中原区内の幹線道路は、なぜか「○○通り」という名前が少ないため
か、「目黒通り」が中原区を通るとすれば、新鮮な感じがします。

【関連リンク】
Wikipedia 宮内新横浜線
川崎市建設局 川崎市の道路整備プログラム
2008/8/9エントリ 中原街道のカギ道(後編):拡幅と直線化の見通し

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