京浜伏見稲荷神社の「108体の狐」が表情豊か、おめでたい「動くカエル」も
新丸子駅東側の住宅街に、「京浜伏見稲荷神社(京濱伏見稲荷神社)」があります。
今回は年の瀬に、同神社に安置されている108体のお稲荷さん(ご神使の狐)をご紹介したいと思います。
■京浜伏見稲荷神社
京浜伏見稲荷神社は、新丸子東2丁目にあります。
新丸子駅の東口から少し南下、武蔵小杉駅からは東急線の東側を北上したところで、少し新丸子寄りではありますが武蔵小杉駅北口からでも徒歩10分以内です。
昭和20年代頃に建立されたそうで、「常盤稲荷大神(ときわいなりおおかみ)」が主祭神です。
■京浜伏見稲荷神社の境内
■赤いお稲荷さんの鳥居
■「百八体御神使安置」
■いなりのシンボル 赤い鳥居とお狐さん
京浜伏見稲荷神社には、道路沿いの入口に加えて、境内にも赤い鳥居が連なっています。
その先にあるのが、108体のお稲荷さん(御神使)です。
現地には由来が描いてあります。
本では昔から赤い鳥居の伏見稲荷は衣食住を司る神であり、日本人の食に大切なお米の神様と伝えられてきました。
その大事なお米をネズミから守ってきたのが「おきつねさん」で、神様の使い・稲荷のシンボル「お稲荷さん」として感謝されてきたということです。
■108体の狐
108体のお稲荷さんは、岩場を模したような場所に群れを成しています。
実際に108まで数えたことはありませんが、境内全体で確かにそれくらいは安置されているのではないでしょうか。
1体1体、違う表情やポーズ、装いをしています。
■冠をかぶった狐
狐の中には、冠をかぶったものがありました。
お稲荷さんの最上位「伏見稲荷大社」が正一位に叙せられているようにもともとお稲荷さんは位が高いのですが、冠をかぶっていると高貴そうに見えますね。
■物陰から伺う狐
こちらは、物陰から様子をうかがうような狐です。
尻尾もありますので、体全体が長く見えます。
■岩穴の狐
108体のなかには、岩穴に潜む狐の姿も。
実際の狐も巣穴をつくりますので、こうした岩穴は心地よいのではないでしょうか。
■高みから睥睨する狐
一方こちらは、高みから睥睨する狐です。
なかなか迫力がありますね。
■黒い狐
岩場には何体か、黒い狐がいました。
実際、北海道に「十字狐」と呼ばれる珍しい黒い狐がいるのだそうですが、このお稲荷さんも異彩を放っていました。
■カエルの姿も
また狐たちの間に、1体だけカエルの姿も見受けられました。
カエルも神の使いといわれ、「無事帰る」などに掛けて神社でカエルに出会うことはおめでたいとも言われています。
お稲荷さんとあわせて、ご利益を期待してみるのも良いかもしれません。
なお、このカエルは生きていて時によって居場所が変わるのだそうです。
どこにいるのか、探すのも楽しみの一つです。
■富士山と浅間神社
■神社の建物にも富士山
また京浜伏見稲荷神社の境内には、大きな富士山と「富士浅間神社」も祀られています。
京浜伏見稲荷神社では、ご神託により霊峰富士山の御神霊岩を祭っているのだそうで、この霊峰富士山の御神霊岩は、健康長寿、安産、火難、人災除けを祈願するものとされています。
神社の建物にもよく見ると富士山がかたどられている部分がありますので、探してみてください。
年末年始には、神社にお参りされる方も多いと思います。
見所の多い神社ですので、「京浜伏見稲荷神社」に行かれる方もいらっしゃることでしょう。
「京浜伏見稲荷神社」の108体の狐は14年ほど前にも弊紙でご紹介をしておりましたが、相当時間が経過し、また弊紙の撮影機材も当時に比べると向上しているため、再度より良い状態で記録を残しておくことといたしました。
【関連リンク】
・2009/7/25エントリ 伏見稲荷神社に、108体のご神使
・2010/1/2エントリ NEC玉川ルネッサンスシティの玉川稲荷神社
・2010/7/19エントリ (8):「御蔵稲荷と多摩川」
・2013/1/18エントリ 大戸小学校前の「ピンスケ稲荷」と「権九郎稲荷」
・2013/8/18エントリ 京浜伏見稲荷神社の富士山
・2017/7/17エントリ 元住吉・オズ通り商店街の「正一伏見稲荷」
・2023/12/16エントリ 「かわさきのむかし話を語ろう」で巡る昔話:「化かす狐」を鎮めたピンスケ・権九郎・おひなの「下小田中三稲荷」
今回は年の瀬に、同神社に安置されている108体のお稲荷さん(ご神使の狐)をご紹介したいと思います。
■京浜伏見稲荷神社
京浜伏見稲荷神社は、新丸子東2丁目にあります。
新丸子駅の東口から少し南下、武蔵小杉駅からは東急線の東側を北上したところで、少し新丸子寄りではありますが武蔵小杉駅北口からでも徒歩10分以内です。
昭和20年代頃に建立されたそうで、「常盤稲荷大神(ときわいなりおおかみ)」が主祭神です。
■京浜伏見稲荷神社の境内
■赤いお稲荷さんの鳥居
■「百八体御神使安置」
■いなりのシンボル 赤い鳥居とお狐さん
京浜伏見稲荷神社には、道路沿いの入口に加えて、境内にも赤い鳥居が連なっています。
その先にあるのが、108体のお稲荷さん(御神使)です。
現地には由来が描いてあります。
本では昔から赤い鳥居の伏見稲荷は衣食住を司る神であり、日本人の食に大切なお米の神様と伝えられてきました。
その大事なお米をネズミから守ってきたのが「おきつねさん」で、神様の使い・稲荷のシンボル「お稲荷さん」として感謝されてきたということです。
■108体の狐
108体のお稲荷さんは、岩場を模したような場所に群れを成しています。
実際に108まで数えたことはありませんが、境内全体で確かにそれくらいは安置されているのではないでしょうか。
1体1体、違う表情やポーズ、装いをしています。
■冠をかぶった狐
狐の中には、冠をかぶったものがありました。
お稲荷さんの最上位「伏見稲荷大社」が正一位に叙せられているようにもともとお稲荷さんは位が高いのですが、冠をかぶっていると高貴そうに見えますね。
■物陰から伺う狐
こちらは、物陰から様子をうかがうような狐です。
尻尾もありますので、体全体が長く見えます。
■岩穴の狐
108体のなかには、岩穴に潜む狐の姿も。
実際の狐も巣穴をつくりますので、こうした岩穴は心地よいのではないでしょうか。
■高みから睥睨する狐
一方こちらは、高みから睥睨する狐です。
なかなか迫力がありますね。
■黒い狐
岩場には何体か、黒い狐がいました。
実際、北海道に「十字狐」と呼ばれる珍しい黒い狐がいるのだそうですが、このお稲荷さんも異彩を放っていました。
■カエルの姿も
また狐たちの間に、1体だけカエルの姿も見受けられました。
カエルも神の使いといわれ、「無事帰る」などに掛けて神社でカエルに出会うことはおめでたいとも言われています。
お稲荷さんとあわせて、ご利益を期待してみるのも良いかもしれません。
なお、このカエルは生きていて時によって居場所が変わるのだそうです。
どこにいるのか、探すのも楽しみの一つです。
■富士山と浅間神社
■神社の建物にも富士山
また京浜伏見稲荷神社の境内には、大きな富士山と「富士浅間神社」も祀られています。
京浜伏見稲荷神社では、ご神託により霊峰富士山の御神霊岩を祭っているのだそうで、この霊峰富士山の御神霊岩は、健康長寿、安産、火難、人災除けを祈願するものとされています。
神社の建物にもよく見ると富士山がかたどられている部分がありますので、探してみてください。
年末年始には、神社にお参りされる方も多いと思います。
見所の多い神社ですので、「京浜伏見稲荷神社」に行かれる方もいらっしゃることでしょう。
「京浜伏見稲荷神社」の108体の狐は14年ほど前にも弊紙でご紹介をしておりましたが、相当時間が経過し、また弊紙の撮影機材も当時に比べると向上しているため、再度より良い状態で記録を残しておくことといたしました。
【関連リンク】
・2009/7/25エントリ 伏見稲荷神社に、108体のご神使
・2010/1/2エントリ NEC玉川ルネッサンスシティの玉川稲荷神社
・2010/7/19エントリ (8):「御蔵稲荷と多摩川」
・2013/1/18エントリ 大戸小学校前の「ピンスケ稲荷」と「権九郎稲荷」
・2013/8/18エントリ 京浜伏見稲荷神社の富士山
・2017/7/17エントリ 元住吉・オズ通り商店街の「正一伏見稲荷」
・2023/12/16エントリ 「かわさきのむかし話を語ろう」で巡る昔話:「化かす狐」を鎮めたピンスケ・権九郎・おひなの「下小田中三稲荷」