鉄塔武蔵小杉線
・・・鉄塔の話じゃないんですけどね。
以前、JR武蔵中原駅から武蔵小杉駅まで、南部沿線道路沿いに
歩いていくことがあったのですが、その際、JR南武線の高架線の
脚に、番号が書かれていることに気がつきました。
■JR南武線の高架・100番
こちらは武蔵中原駅から武蔵小杉方面に少し歩いたところにある
サークルKサンクスの前ですが、「100」と番号がふられています。
この番号は、武蔵小杉駅に近づくと数が減っていくようです。
ひょっとして、武蔵小杉駅が「1」なのでしょうか? ふと疑問に思って、
確かめてみたくなりました。
■南武線の高架・73番
歩いていくにつれ、順調に番号は減っていきます。高架の脚1本ごと
に番号がふられています。サントリーの商品開発センターの近くまで
到達し、遠く前方にパークシティ武蔵小杉が見えてきました。
番号は「73」です。
■南武線の高架・24番
そのまましばらく歩いて、今井上町付近のバーミヤンまで来ました。
ここで番号は「24」です。うーん、ここから武蔵小杉駅まで高架の
脚は確実に24本以上ありますが、「1」は武蔵小杉駅ではないので
しょうか?
■南武線の高架・1番
・・・と、やはり、二ヶ領用水の手前で「1」に到達してしまいました。
この先どうなるのでしょう?
■今井高架橋「1」
「1」を良く見てみると、数字の上に「今井高架橋」と書いてあります。
どうやら、二ヶ領用水手前の地点までの高架線を「今井高架橋」と
呼ぶようです。
■新たなナンバリング「3」
二ヶ領用水から府中街道をまたぐ高架線の部分は、新たに番号が
「3」とふり直されていました。
■新たなナンバリング「2」
番号がリスタートになっても、橋脚ひとつごとに数字が減っていくの
は変わりません。
■二ヶ領B「1」
二ヶ領用水~府中街道の部分の高架線は、「二ヶ領」という名前が
ついていまして、府中街道をまたいだところで「1」になりました。
つまり、同じ南武線の高架であっても、区域ごとに別の名前が付け
られていて、それぞれの橋脚に1からナンバリングがしてある、と
いうことのようです。
■新たなナンバリング「37」
さて、府中街道をまたぐと、また番号が「37」になりました。数字と
武蔵小杉駅までの距離を勘案すると、おそらくこれが「1」になった
ときが武蔵小杉駅到着になるのでしょう。
■「小杉高架橋」
この区域の高架線の名前は、「小杉高架橋」となっています。名前
からしても、武蔵小杉駅まで到達できそうですね。
■小杉高架橋「16」
武蔵小杉駅が近づくと、高架線の下が駐輪場になります。駐輪場の
中の橋脚にも、しっかりと「16」の番号がつけられています。
■小杉高架橋「10」
餃子の王将武蔵小杉店のガード下を過ぎると、番号がいよいよ「10」
になりました。
■小杉高架橋「5」
不二家の隣の駐輪場で、番号が「5」になります。ここから先は橋脚
が外側に露出していないため、番号を確認できない区間があったの
ですが・・・。
■小杉高架橋「1」
・・・ありました!南武線の高架がなくなって線路が地上レベルになる
直前にかろうじて、小杉高架橋「1」を確認することができました。ここ
が高架線の起点になっているわけですね。
■高架線の起点と南武線
ここはほとんど地上レベルですので、この高架線の起点のすぐ上を
南武線の車両が走っています。あまり人通りの多い道路ではない
ものですから、草むらに隠れてひっそり・・・という感じでしたね。
南武線の高架は武蔵小杉で一旦線路が地上レベルになりますが、
武蔵小杉駅~川崎駅間についても高架化する構想があるようです。
そうするとまた、同じように区域ごとに名前がついて、ナンバリング
されるのでしょう。
・・・ということで、疑問が解消してすっきりと武蔵小杉駅に到着したの
でした。よくわからないナンバリングを見かけると、辿ってみたくなる
のって、私だけでしょうか。
普段あまり意識していない部分だと思いますが、今度通りかかった
時にでも見てみてください。
【関連リンク】
Wikipedia 鉄塔 武蔵野線
武蔵小杉ライフ:生活情報:駐輪場 JR駐輪場