「全国都市緑化かわさきフェア」控え二ヶ領用水・今井上町緑道付近にガイドパネルが設置、400年の歴史やあらまし伝え
2024年10月19日より、「全国都市緑化かわさきフェア」が等々力緑地・生田緑地・富士見公園を中心に開催されます。
これに先立って、等々力緑地へのアクセスルートとなる二ヶ領用水に、二ヶ領用水のあらましや歴史を紹介するパネルが設置されました。
■二ヶ領用水・今井上町付近に設置されたパネル
パネルが設置されたのは、二ヶ領用水の今井上町から小杉御殿町にかけての「今井上町緑道」付近のエリアです。
南武沿線道路の北側から、中原街道にぶつかるまでの区間と申し上げたほうがわかりやすいでしょうか。
■二ヶ領用水の名前の由来
パネルは「二ヶ領用水の名前の由来」からスタートします。
また全体のマップも掲載され、桃や桜の見どころもプロットされていました。
■「土木学会選奨土木遺産2012」の認定
続いて「その2」は、「土木学会選奨土木遺産」の認定についてです。
多摩川流域で最大最古の農業用水路として、現在のその機能を残す貴重な土木遺産としてその価値が認められたものです。
■二ヶ領用水の「選奨土木遺産」指定記念の案内サイン
この「土木学会選推奨土木遺産」の認定を記念する案内サインが二ヶ領用水沿いに設置され、弊紙でもご紹介しておりました。
■「アイハグパーク」に設置された「国登録記念物」二ヶ領用水案内板
なお、今回のパネルには紹介がありませんが、二ヶ領用水は、2021年3月10日付で「国登録記念物(遺跡関係)」の指定を受けています。
これを記念して二ヶ領用水のあらましを伝える案内板が市内に設置され、弊紙でもご紹介しておりました。
■「二ヶ領用水のあゆみ」
その3から6までは、「二ヶ領用水のあゆみ」です。
小泉次太夫による1611年の完成から、農業用水、そして近代化に伴う工業用水としての歩み、2011年に竣工400年を迎えた現代までについて紹介されていました。
■「かつての風景」
江戸時代の二ヶ領用水流域は、現代でいうところのブランド米「稲毛米」の産地として知られていました。
このパネルが設置されていた近くの「神地橋」(二ヶ領用水と中原街道の交点の橋)下流に、「今井堰」という取水堰があったということです。
■「むかし中原は桃の里」
その8~10は「むかし中原は桃の里」です。
弊紙でも過去にご紹介してまいりましたが、中原区はかつて桃の産地で、南武線からの眺めは「桃源郷のよう」と言われていたと伝わっています。
2014年度には「モモ」が中原区の木と定められ、中原区役所に記念植樹が行われています。
■「桃の里」を描いたなかはらミュージカル「桃の里の物語~すみ子とカンナ~」
■二ヶ領用水・宮内付近の桃の木
現在は「二ヶ領用水・中原桃の会」によって、二ヶ領用水沿いに桃の木の植樹が行われています。
散策を楽しめる遊歩道として、二ヶ領用水は現在も地域の皆さまに親しまれています。
しばらく暑い季節が続きますが、パネルが設置されているエリアは木陰もありますので、ご覧になってみてはいかがでしょうか。
■武蔵小杉ライフ公式Youtubeチャンネル 約100人が参加!二ヶ領用水「今井上町緑道」清掃活動&灯篭流し
【関連リンク】
・全国都市緑化かわさきフェア ウェブサイト
・武蔵小杉ライフ:生活情報:公園 二ヶ領用水
(中原区の桃関連)
・2012/6/11エントリ 「二ヶ領用水 中原桃の会」による中原区制40周年記念植樹「源平枝垂れ桃」
・2015/3/5エントリ 2015年3月1日制定、「中原区の木・モモ」とシンボルマーク
・2023/7/19エントリ 二ヶ領用水・中原桃の会による「桃の実」みのる、寒白・新矢口・黒川矢口など若木も生育
(二ヶ領用水の選奨土木遺産認定関連)
・2015/4/11エントリ 渋川の地元名称は「シブッカ」?川崎市が二ヶ領用水の選奨土木遺産認定記念の案内サインを設置
・2016/8/26エントリ 二ヶ領用水の桃の実と、こすぎごてんみどり歩道橋前「選奨土木遺産」認定の案内サイン
・2019/8/26エントリ かつて川崎市の工業発展を支えた水源。平間配水所近く、二ヶ領用水取水口跡地の「選奨土木遺産」案内サイン
・2021/7/20エントリ 二ヶ領用水が「国登録記念物(遺跡関係)」の指定受け、中原平和公園内など市内4か所に案内板が設置
・2023/4/16エントリ コスギアイハグに二ヶ領用水の国登録記念物指定案内板が設置、敷地隣接「中丸子堰」の歴史を偲ぶ
(なかはらミュージカル関連)
・2023/3/12エントリ なかはらミュージカル「桃の里の物語~すみ子とカンナ~」が上演、戦時下の中原区と未来への希望描く
(国登録記念物指定関連)
・2021/7/20エントリ 二ヶ領用水が「国登録記念物(遺跡関係)」の指定受け、中原平和公園内など市内4か所に案内板が設置
・2023/4/16エントリ コスギアイハグに二ヶ領用水の国登録記念物指定案内板が設置、敷地隣接「中丸子堰」の歴史を偲ぶ
これに先立って、等々力緑地へのアクセスルートとなる二ヶ領用水に、二ヶ領用水のあらましや歴史を紹介するパネルが設置されました。
■二ヶ領用水・今井上町付近に設置されたパネル
パネルが設置されたのは、二ヶ領用水の今井上町から小杉御殿町にかけての「今井上町緑道」付近のエリアです。
南武沿線道路の北側から、中原街道にぶつかるまでの区間と申し上げたほうがわかりやすいでしょうか。
■二ヶ領用水の名前の由来
パネルは「二ヶ領用水の名前の由来」からスタートします。
また全体のマップも掲載され、桃や桜の見どころもプロットされていました。
■「土木学会選奨土木遺産2012」の認定
続いて「その2」は、「土木学会選奨土木遺産」の認定についてです。
多摩川流域で最大最古の農業用水路として、現在のその機能を残す貴重な土木遺産としてその価値が認められたものです。
■二ヶ領用水の「選奨土木遺産」指定記念の案内サイン
この「土木学会選推奨土木遺産」の認定を記念する案内サインが二ヶ領用水沿いに設置され、弊紙でもご紹介しておりました。
■「アイハグパーク」に設置された「国登録記念物」二ヶ領用水案内板
なお、今回のパネルには紹介がありませんが、二ヶ領用水は、2021年3月10日付で「国登録記念物(遺跡関係)」の指定を受けています。
これを記念して二ヶ領用水のあらましを伝える案内板が市内に設置され、弊紙でもご紹介しておりました。
■「二ヶ領用水のあゆみ」
その3から6までは、「二ヶ領用水のあゆみ」です。
小泉次太夫による1611年の完成から、農業用水、そして近代化に伴う工業用水としての歩み、2011年に竣工400年を迎えた現代までについて紹介されていました。
■「かつての風景」
江戸時代の二ヶ領用水流域は、現代でいうところのブランド米「稲毛米」の産地として知られていました。
このパネルが設置されていた近くの「神地橋」(二ヶ領用水と中原街道の交点の橋)下流に、「今井堰」という取水堰があったということです。
■「むかし中原は桃の里」
その8~10は「むかし中原は桃の里」です。
弊紙でも過去にご紹介してまいりましたが、中原区はかつて桃の産地で、南武線からの眺めは「桃源郷のよう」と言われていたと伝わっています。
2014年度には「モモ」が中原区の木と定められ、中原区役所に記念植樹が行われています。
■「桃の里」を描いたなかはらミュージカル「桃の里の物語~すみ子とカンナ~」
■二ヶ領用水・宮内付近の桃の木
現在は「二ヶ領用水・中原桃の会」によって、二ヶ領用水沿いに桃の木の植樹が行われています。
散策を楽しめる遊歩道として、二ヶ領用水は現在も地域の皆さまに親しまれています。
しばらく暑い季節が続きますが、パネルが設置されているエリアは木陰もありますので、ご覧になってみてはいかがでしょうか。
■武蔵小杉ライフ公式Youtubeチャンネル 約100人が参加!二ヶ領用水「今井上町緑道」清掃活動&灯篭流し
【関連リンク】
・全国都市緑化かわさきフェア ウェブサイト
・武蔵小杉ライフ:生活情報:公園 二ヶ領用水
(中原区の桃関連)
・2012/6/11エントリ 「二ヶ領用水 中原桃の会」による中原区制40周年記念植樹「源平枝垂れ桃」
・2015/3/5エントリ 2015年3月1日制定、「中原区の木・モモ」とシンボルマーク
・2023/7/19エントリ 二ヶ領用水・中原桃の会による「桃の実」みのる、寒白・新矢口・黒川矢口など若木も生育
(二ヶ領用水の選奨土木遺産認定関連)
・2015/4/11エントリ 渋川の地元名称は「シブッカ」?川崎市が二ヶ領用水の選奨土木遺産認定記念の案内サインを設置
・2016/8/26エントリ 二ヶ領用水の桃の実と、こすぎごてんみどり歩道橋前「選奨土木遺産」認定の案内サイン
・2019/8/26エントリ かつて川崎市の工業発展を支えた水源。平間配水所近く、二ヶ領用水取水口跡地の「選奨土木遺産」案内サイン
・2021/7/20エントリ 二ヶ領用水が「国登録記念物(遺跡関係)」の指定受け、中原平和公園内など市内4か所に案内板が設置
・2023/4/16エントリ コスギアイハグに二ヶ領用水の国登録記念物指定案内板が設置、敷地隣接「中丸子堰」の歴史を偲ぶ
(なかはらミュージカル関連)
・2023/3/12エントリ なかはらミュージカル「桃の里の物語~すみ子とカンナ~」が上演、戦時下の中原区と未来への希望描く
(国登録記念物指定関連)
・2021/7/20エントリ 二ヶ領用水が「国登録記念物(遺跡関係)」の指定受け、中原平和公園内など市内4か所に案内板が設置
・2023/4/16エントリ コスギアイハグに二ヶ領用水の国登録記念物指定案内板が設置、敷地隣接「中丸子堰」の歴史を偲ぶ