川崎市市民ミュージアムの仮囲いに1988年開館から被災・現在の取り組みまでの写真を展示、新ミュージアム整備に向け
等々力緑地の川崎市市民ミュージアムは、令和元年東日本台風により甚大な被害を被りました。
浸水リスクのある等々力緑地での再建は困難という判断のもと、現在は生田緑地への移転を前提とした「新たな市民ミュージアム」の検討が進められています。
現在の川崎市民ミュージアムは長期間にわたって仮囲いで封鎖された状態が続いていますが、この仮囲いにミュージアム開館から被災、そして新たなミュージアムに向けた取り組みまでの記録写真が展示されています。
■川崎市市民ミュージアムの仮囲いの展示
まず、川崎市市民ミュージアムの東側(駐輪場側)の仮囲いには、1988年の川崎市市民ミュージアム開館の記録から掲示されていました。
■開館予告のポスター
こちらは、開館を予告するポスターです。
建設中の川崎市市民ミュージアムの写真が使われています。
「今を考え、未来を見つめる。」というのが当時のコンセプトとしてコピーライティングになっていました。
■開館記念式
当時の開館記念式の様子です。
これだけの施設ですから、盛大に行われたようです。
トーマス転炉なども、話題を呼んだのではないでしょうか。
■1階「逍遥展示空間」
懐かしい「逍遥展示空間」です。
ここではさまざまなワークショップイベントも開催され、弊紙でも何度もご紹介しておりました。
■当時のアートワークショップ
当時開催されていた、アートワークショップの様子も展示されていました。
■映像ホール
川崎市市民ミュージアムには、立派な映像ホールもありました。
ここでは名画や「シン・ゴジラ」なども上映され、「実は中原区にある映画館」として弊紙でもご紹介しておりました。
■常設展示
■ミュージアムショップ
常設展示や、ミュージアムショップなども懐かしく感じる方がいらっしゃるのではないでしょうか。
ミュージアムショップは、現在もオンラインショップとして営業しています。
■南側の仮囲いの展示
続いて南側(補助陸上競技場側)の仮囲いでは、令和元年東日本台風の被災から、復旧中の市内各地でのミュージアムの取り組み、新たなミュージアム建設に向けた取り組みが掲示されていました。
■被災したミュージアムの収蔵庫
川崎市市民ミュージアムでは、もともと多摩川沿いの低地にあり、さらに収蔵庫が地下にありました。
今になってみれば、水害リスクを考えると構造的な問題があったということになります。
令和元年東日本台風によって収蔵庫が浸水してしまい、貴重な収蔵品の多くが被害を被ってしまいました。
その様子も、仮囲いに展示されていました。
■収蔵品の修復
川崎市市民ミュージアムでは、大量の収蔵品の修復作業が進められてきました。
この作業が続き、ミュージアム敷地内は長く立ち入り禁止になっています。
■被災後の主な活動場所
川崎市市民ミュージアムでは、被災後に館内が使えなくなってからも各地に出張してアートにかかわる活動を続けてきました。
上記は市内での活動場所を掲示したものです。
■市内各地での活動
上記は、等々力緑地の催し物広場で開催された「野外上映会」ですね。
映像ホールは使えなくなってしまいましたが、多くの方が集まりました。
■新たなミュージアムの整備に向けた取り組み
そして生田緑地への新たなミュージアム整備に向けては、市民の意見を聴きながら検討が進められています。
市民ミーテイングやアンケート、オープンハウス型説明会などが各地で実施されました。
■市制100周年を迎えて
新たな市民ミュージアムの整備に関しては、川崎市のウェブサイトで情報発信されています。
関連リンクより、ご参照ください。
■オンラインショップで販売「川崎市市民ミュージアム ポストカードセット」(1,000円)
©KAWASAKI CITY MUSEUM
【関連リンク】
・川崎市市民ミュージアム ウェブサイト
・川崎市 新たなミュージアム整備に関する検討
・2019/11/18エントリ 令和元年台風19号で川崎市市民ミュージアムに72億円の被害、川崎市が収蔵品修復の寄附金を受付開始
・2020/2/26エントリ 台風19号被災で長期休館中「川崎市市民ミュージアム」の仮囲いに、「INTERNATIONAL STREET FESTIVAL KAWASAKI」のライブペイント作品が展示
・2020/7/20エントリ 令和元年東日本台風被災で長期休館中「川崎市市民ミュージアム」がオンラインショップをオープン、約170種の図録・史料や「のらくろ」オリジナルアイテムセットを販売
・2023/3/16エントリ 川崎市市民ミュージアムが「生田緑地ばら苑」隣接地に移転へ、基本構想案の市民意見募集がスタート
・2023/4/15エントリ 被災前の姿記録「川崎市市民ミュージアム ポストカードセット」がオンライン発売、生田緑地移転決定でメモリアルアイテムに
浸水リスクのある等々力緑地での再建は困難という判断のもと、現在は生田緑地への移転を前提とした「新たな市民ミュージアム」の検討が進められています。
現在の川崎市民ミュージアムは長期間にわたって仮囲いで封鎖された状態が続いていますが、この仮囲いにミュージアム開館から被災、そして新たなミュージアムに向けた取り組みまでの記録写真が展示されています。
■川崎市市民ミュージアムの仮囲いの展示
まず、川崎市市民ミュージアムの東側(駐輪場側)の仮囲いには、1988年の川崎市市民ミュージアム開館の記録から掲示されていました。
■開館予告のポスター
こちらは、開館を予告するポスターです。
建設中の川崎市市民ミュージアムの写真が使われています。
「今を考え、未来を見つめる。」というのが当時のコンセプトとしてコピーライティングになっていました。
■開館記念式
当時の開館記念式の様子です。
これだけの施設ですから、盛大に行われたようです。
トーマス転炉なども、話題を呼んだのではないでしょうか。
■1階「逍遥展示空間」
懐かしい「逍遥展示空間」です。
ここではさまざまなワークショップイベントも開催され、弊紙でも何度もご紹介しておりました。
■当時のアートワークショップ
当時開催されていた、アートワークショップの様子も展示されていました。
■映像ホール
川崎市市民ミュージアムには、立派な映像ホールもありました。
ここでは名画や「シン・ゴジラ」なども上映され、「実は中原区にある映画館」として弊紙でもご紹介しておりました。
■常設展示
■ミュージアムショップ
常設展示や、ミュージアムショップなども懐かしく感じる方がいらっしゃるのではないでしょうか。
ミュージアムショップは、現在もオンラインショップとして営業しています。
■南側の仮囲いの展示
続いて南側(補助陸上競技場側)の仮囲いでは、令和元年東日本台風の被災から、復旧中の市内各地でのミュージアムの取り組み、新たなミュージアム建設に向けた取り組みが掲示されていました。
■被災したミュージアムの収蔵庫
川崎市市民ミュージアムでは、もともと多摩川沿いの低地にあり、さらに収蔵庫が地下にありました。
今になってみれば、水害リスクを考えると構造的な問題があったということになります。
令和元年東日本台風によって収蔵庫が浸水してしまい、貴重な収蔵品の多くが被害を被ってしまいました。
その様子も、仮囲いに展示されていました。
■収蔵品の修復
川崎市市民ミュージアムでは、大量の収蔵品の修復作業が進められてきました。
この作業が続き、ミュージアム敷地内は長く立ち入り禁止になっています。
■被災後の主な活動場所
川崎市市民ミュージアムでは、被災後に館内が使えなくなってからも各地に出張してアートにかかわる活動を続けてきました。
上記は市内での活動場所を掲示したものです。
■市内各地での活動
上記は、等々力緑地の催し物広場で開催された「野外上映会」ですね。
映像ホールは使えなくなってしまいましたが、多くの方が集まりました。
■新たなミュージアムの整備に向けた取り組み
そして生田緑地への新たなミュージアム整備に向けては、市民の意見を聴きながら検討が進められています。
市民ミーテイングやアンケート、オープンハウス型説明会などが各地で実施されました。
■市制100周年を迎えて
新たな市民ミュージアムの整備に関しては、川崎市のウェブサイトで情報発信されています。
関連リンクより、ご参照ください。
■オンラインショップで販売「川崎市市民ミュージアム ポストカードセット」(1,000円)
©KAWASAKI CITY MUSEUM
【関連リンク】
・川崎市市民ミュージアム ウェブサイト
・川崎市 新たなミュージアム整備に関する検討
・2019/11/18エントリ 令和元年台風19号で川崎市市民ミュージアムに72億円の被害、川崎市が収蔵品修復の寄附金を受付開始
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