カンヌ最高賞「万引き家族」ロケ地、上小田中「神明会館」に残る是枝監督やリリー・フランキーさん、安藤サクラさんら出演者のサイン
中原区上小田中6丁目に、神明神社があります。
この境内にある神明会館に、第71回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞した映画作品「万引き家族」の是枝裕和監督と、リリー・フランキーさんら出演者のサインが展示されていました。
「万引き家族」では同会館がロケ地として使われていたのだそうです。
■上小田中6丁目の「神明神社」
■原家寄贈の石碑
神明神社は、武蔵中原駅やFujitsu Technology Park(旧富士通川崎工場)からほど近い上小田中6丁目の住宅街にあります。
北側には児童公園「上小田中公園」があります。
境内には、中原街道沿いの名主であった原家が寄贈した石碑があり、この石碑によると、神明神社の紀元2,600年記念にあたる1940年、氏子からの要望を受けて原家が所有する土地を明神社に寄贈されたそうです。
その時の敷地は、北側にある「上小田中公園」の敷地も含めた現在よりも広いものでした。
その後1955年頃、境内に「神明会館」を建設するための費用を捻出するため、神明神社は北側の土地を川崎市に売却します。これが現在の「上小田中公園」になっているというわけです。
■神明会館
土地の一部を売却して完成したのが、こちらの「神明会館」です。
木の看板は、1950年代の建設以来のものかもしれません。
普段は地域の習い事などの催しに使われています。
■神明会館の入口
■展示された色紙など
歴史を感じさせる入口に展示されていたのが、「万引き家族」に関する新聞記事や色紙でした。
■「万引き家族」パルムドール受賞の新聞記事
こちらは、「万引き家族」が第71回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞した時の新聞記事(2018年5月21日付朝日新聞)です。
パルムドールの受賞は、1997年の今村昌平監督作品「うなぎ」以来21年ぶりということでした。
トロフィーを掲げる是枝裕和監督の写真が掲載されていました。
■是枝裕和監督のサイン
■リリー・フランキーさん(柴田治役)のサイン
■安藤サクラさん(柴田信代役)のサイン
■池脇千鶴さん(宮部希衣役)のサイン
■高良健吾さん(前園巧役)のサイン
ここには是枝裕和監督に加えて、主演のリリー・フランキーさん、安藤サクラさん、池脇千鶴さん、高良健吾さんのサインが展示されていました。
それぞれ、「神明会館様へ」とあり、日付は2018年1月17日、27日、31日とそれぞれ異なります。
ロケで来訪されたタイミングが異なるのでしょうね。
■「万引き家族」予告編
神明会館は、一見してわかりませんが予告編にも出てきます。
主演のリリー・フランキーさん(柴田治役)が取り調べをうけているのが、神明会館の部屋ということです。
海外でも評価を受けた「万引き家族」が、こんな身近な場所で撮影されていたというのは、意外でした。
■神明神社境内の「八百八橋」
神明神社の境内は「八百八橋」が残されており、今から約8年半前にもご紹介しておりました。
「八百八橋」とは、1772年から1781年にかけて上丸子で「ほしか屋」という肥料店を営んでいた野村文左衛門が私財を投じて中原街道沿いの各地に架けた石橋のことです。
野村文左衛門は「人々のために1,000の橋を架ける」という志によりこの事業を行い、その功績を讃えて「八百八橋」と呼ばれるようになりました。
神明神社を訪れる機会がありましたら、境内でご覧になってみてください。
【関連リンク】
・万引き家族 公式サイト
・武蔵小杉ライフ:生活情報:神社・仏閣 神明神社
・2016/3/16エントリ 川崎歴史ガイド・中原街道ルート(番外編):神明神社と上小田中公園に残る、「くらやみ」の歴史
この境内にある神明会館に、第71回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞した映画作品「万引き家族」の是枝裕和監督と、リリー・フランキーさんら出演者のサインが展示されていました。
「万引き家族」では同会館がロケ地として使われていたのだそうです。
■上小田中6丁目の「神明神社」
■原家寄贈の石碑
神明神社は、武蔵中原駅やFujitsu Technology Park(旧富士通川崎工場)からほど近い上小田中6丁目の住宅街にあります。
北側には児童公園「上小田中公園」があります。
境内には、中原街道沿いの名主であった原家が寄贈した石碑があり、この石碑によると、神明神社の紀元2,600年記念にあたる1940年、氏子からの要望を受けて原家が所有する土地を明神社に寄贈されたそうです。
その時の敷地は、北側にある「上小田中公園」の敷地も含めた現在よりも広いものでした。
その後1955年頃、境内に「神明会館」を建設するための費用を捻出するため、神明神社は北側の土地を川崎市に売却します。これが現在の「上小田中公園」になっているというわけです。
■神明会館
土地の一部を売却して完成したのが、こちらの「神明会館」です。
木の看板は、1950年代の建設以来のものかもしれません。
普段は地域の習い事などの催しに使われています。
■神明会館の入口
■展示された色紙など
歴史を感じさせる入口に展示されていたのが、「万引き家族」に関する新聞記事や色紙でした。
■「万引き家族」パルムドール受賞の新聞記事
こちらは、「万引き家族」が第71回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞した時の新聞記事(2018年5月21日付朝日新聞)です。
パルムドールの受賞は、1997年の今村昌平監督作品「うなぎ」以来21年ぶりということでした。
トロフィーを掲げる是枝裕和監督の写真が掲載されていました。
■是枝裕和監督のサイン
■リリー・フランキーさん(柴田治役)のサイン
■安藤サクラさん(柴田信代役)のサイン
■池脇千鶴さん(宮部希衣役)のサイン
■高良健吾さん(前園巧役)のサイン
ここには是枝裕和監督に加えて、主演のリリー・フランキーさん、安藤サクラさん、池脇千鶴さん、高良健吾さんのサインが展示されていました。
それぞれ、「神明会館様へ」とあり、日付は2018年1月17日、27日、31日とそれぞれ異なります。
ロケで来訪されたタイミングが異なるのでしょうね。
■「万引き家族」予告編
神明会館は、一見してわかりませんが予告編にも出てきます。
主演のリリー・フランキーさん(柴田治役)が取り調べをうけているのが、神明会館の部屋ということです。
海外でも評価を受けた「万引き家族」が、こんな身近な場所で撮影されていたというのは、意外でした。
■神明神社境内の「八百八橋」
神明神社の境内は「八百八橋」が残されており、今から約8年半前にもご紹介しておりました。
「八百八橋」とは、1772年から1781年にかけて上丸子で「ほしか屋」という肥料店を営んでいた野村文左衛門が私財を投じて中原街道沿いの各地に架けた石橋のことです。
野村文左衛門は「人々のために1,000の橋を架ける」という志によりこの事業を行い、その功績を讃えて「八百八橋」と呼ばれるようになりました。
神明神社を訪れる機会がありましたら、境内でご覧になってみてください。
【関連リンク】
・万引き家族 公式サイト
・武蔵小杉ライフ:生活情報:神社・仏閣 神明神社
・2016/3/16エントリ 川崎歴史ガイド・中原街道ルート(番外編):神明神社と上小田中公園に残る、「くらやみ」の歴史