川崎の市民活動見本市「ごえん楽市2024」開催、神奈川新聞市民記者企画や専修大学問題解決型チャレンジプログラムも
今年は63の市民活動団体がさまざまな活動紹介展示・ワークショップ・パフォーマンスなどを行い、主催者企画として専修大学の「課題解決型チャレンジプログラム」なども行われました。
■「ごえん楽市2024」
「ごえん楽市」は、毎年武蔵小杉駅東口駅前の中原市民館・かわさき市民活動センター全体を使って開催されています。
今年は「あなたの市民活動の『推し』を探せ!」をコンセプトに、さまざまな市民活動に触れる体験企画や展示などが実施されていました。
■「かわさき市民後見をすすめる会」のロバ隊長ストラップ作り
「かわさき市民後見をすすめる会」は、認知症になった方などの生活を支える「成年後見制度」の啓発や普及活動を行っています。
今回の「ごえん楽市2024」では、同会が実施する認知症講座でお馴染みの「ロバ隊長」のストラップを作るワークショップを開催していました。
■「ナルク川崎」のあゆの色塗り体験
NPO法人ニッポン・アクティブライフ・クラブ(ナルク川崎)は、会員制の助け合い組織です。
例えば、会員向けには病院、役所など付き添い、独り住まいの家庭内の清掃、ごみ出し、草取り、遠方家族への助け合い(実家の墓掃除、墓参り)などを行っています。
またこれに加えて非会員向けには高齢者・障害者施設での奉仕活動や子育て支援、地域への社会貢献活動などを行っています。
今回の「ごえん楽市2024」では、成年後見制度の啓発活動とあわせて、手作りの布製あゆに色付けをするワークショップを開催していました。
■「つながるSAIWAI」のタイダイ染め靴下ワークショップ
「つながるSAIWAI」は、障がいの有無にかかわらず子どもたちが生き生きと過ごせることを支援する活動をしています。
その一環として発達障がいのある子どもたちにタイダイ染めの靴下をつくってもらうワークショップを幸区で開催していました。
今回の「ごえん楽市2024」実施していたのは、そのタイダイ染めワークショップです。
ご覧の通り素敵な色合いですね。
■「楽健書道会」の書道体験
「楽健書道会」は、書道体験を実施していました。
半紙を前に筆を執ると集中でき、気持ちが落ち着く気がいたします。
■「昔ばなしを語ろう会・かわさき」
「昔ばなしを語ろう会・かわさき」は、昨年もご紹介いたしました。
「かわさきのむかし話を語ろう」(小澤俊夫編・再話、北野書店)をもとに、川崎市内に残る昔話を語り継いでいます。
弊紙ではその後、中原区近郊の昔話スポット「下小田中のきつね(ピンスケ稲荷)」や、高津区の「井戸坂のむじな」現地を訪れ、記事を公開させていただいておりました。
■「かわさきのむかし話を語ろう」(小澤俊夫編・再話、北野書店)
■昔ばなしの書籍紹介
■昔ばなしのぬりえワークショップ
■昔ばなしのしおりプレゼント
「昔ばなしを語ろう会・かわさき」は、今回は昔話スポットの紹介はもちろん、書籍の紹介やぬりえワークショップ、昔話スポットを紹介するしおりのプレゼントを行っていました。
■「16mm映写機の会」
「16mm映写機の会」は、名前の通り16mm映写機を使い、現存するフィルム資産を活用して上映する活動を行っています。
中原市民館のホールで、実際に映写機を回していました。
■「いぬくら子ども文庫」による紙芝居上演
「いぬくら子ども文庫」は、宮前区犬蔵で子ども向けに子どもたちに本を貸し出す「地域子ども文庫」などの読書普及活動を行っています。
その一環として紙芝居の上演も行っていまして、中原市民館のホールでも上演していました。
■「かわさきハワイアンフェスティバル実行委員会」によるフラダンスの体験
「かわさきハワイアンフェスティバル実行委員会」は、フラダンスの体験です。
先生が前に立って、わかりやすく教えてくださいました。
■神奈川新聞掲載「市民発」20周年記念企画
神奈川新聞では、毎週第2・第4木曜日に市民記者が取材・執筆する「市民発」というコラム記事を掲載しています。
このコラムが20周年を迎え、記念企画展示を「ごえん楽市2024」で実施していました。
市民記者は10年間の任期制ボランティアで、地域に密着した質の高い記事を書いています。
2003年3月の掲載開始からのべ900近い地域団体・個人を取り上げており、そのこれまでの歩みが会場に展示されていました。
弊紙でもご紹介した「こすぎの大学」「プラスケア」などを紹介した記事が目に留まりました。
■専修大学問題解決型チャレンジプログラム
■座談会「社会人と市民活動」
最後にご紹介するのは、専修大学による「問題解決型チャレンジプログラム」です。
同大学の学生が主体となって企画を考え、子どもたちが遊べるゲームや「市民活動クイズ」、そして市民活動に参加される大人の方との座談会を行いました。
座談会では、学生から、「本当に様々な活動があることがわかった」「普段は接点が同年代の中の良い友達に限られてしまうが、市民活動に接することで年齢も多様な方々と話すことができて良かった」と、率直な意見がありました。
今回参加したのは63団体ですから、本記事でご紹介できたのはごく一部です。
下記のリストはウェブサイト等にもリンクしていますので、ご関心ある方は是非ご覧になってみてください。
■「ごえん楽市2024」参加団体
63団体 |
アスク |
【関連リンク】
・かわさき市民活動センター ごえん楽市2024
・2023/11/20エントリ 「ごえん楽市2023」開催レポート:「抱っこdeダンスの輪」や「かわさきのむかし話」など市民活動64団体が集結 ・2023/12/16エントリ 「かわさきのむかし話を語ろう」で巡る昔話:「化かす狐」を鎮めたピンスケ・権九郎・おひなの「下小田中三稲荷」
・2024/6/10エントリ 「かわさきのむかし話」探訪、現地で分かる影向寺裏「井戸坂」(高津区)にむじなが出る理由
・2024/11/12エントリ 川崎市内市民活動の見本市「ごえん楽市」が11/16(土)武蔵小杉で開催、63団体に洗足学園音大・専大・明大も参加