川崎市市民ミュージアムお別れイベントで最後の中庭開放、感謝と惜別のメッセージ集まる
本日、川崎市市民ミュージアムのお別れイベント「光と音とアートな館謝祭」が開催されました。
雨天により一部中止されたプログラムもありましたが、それでも多くの方が足を運んで感謝のメッセージを寄せていました。
■川崎市市民ミュージアムお別れイベント「光と音とアートな館謝祭」
旧川崎市市民ミュージアムは令和元年東日本台風で浸水し、地下にあった収蔵庫を中心に甚大な被害が生じました。
収蔵品の修復は現在も粘り強く進められていますが、旧川崎市市民ミュージアムが多摩川沿いの低地にあること、現在の建物が収蔵庫が地下にあるという基本的な構造は変えることができません。
結果として現在の場所と建物でミュージアムを再開することは困難との結論に至り、生田緑地への再整備が進められることとなりました。
浸水以来川崎市市民ミュージアムは仮囲いに囲われて立ち入りができませんでしたが、最後に中庭を会報誌、お別れイベントが開催されました。
■川崎市市民ミュージアムお別れイベントの入口
本日は川崎市市民ミュージアムの仮囲いが一部開放され、中庭まで入ることができました。
入口のバルーンの中には、川崎市市民ミュージアムのシンボルマークを模したものがありました。
■フォトスポット
こちらのフォトスポットの右側が、バルーンアートになっていたシンボルマークですね。
左側は河童と、中庭に展示されているトーマス転炉です。
■来場者記念品はオキジュンコさんによるステッカー
本イベントの来場者には、先着で記念品がプレゼントされました。
これは川崎市在住のイラストレーター・オキジュンコさんによる川崎市市民ミュージアムのイラストです。
■ミュージアムショップ出店
現在はオンラインに特化している川崎市市民ミュージアムのミュージアムショップも、久々にリアル営業です。
多摩川梨のトレーナーも販売していました。
■お赤飯やお餅、パンなども販売
■川崎市市民ミュージアムの建物
本イベントで入れるのは中庭までで、ミュージアムの建物には入れません。
逍遥展示空間の入口(写真左側)では、川崎市市民ミュージアムの映像も上映していました。
■思い出・感謝のメッセージコーナー
入場はできませんが、建物に感謝や思い出のメッセージを自由に書くことができました。
■多くのメッセージが寄せられました
建物のガラス面には、多くのメッセージが寄せられました。
1988年の開館以来、思い出深く感じる方が多くいらっしゃるようです。
■楽しいお絵かきも
ガラス面に楽しいお絵かきをするお子さんの姿も。
ミュージアムとしては、最後の絵を描いてくれるのは本望でしょう。
■過去の企画展のヒストリー展示
またガラス面には、過去の企画展のヒストリー展示がタイムラインになっていました。
懐かしく思い出す方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
■LEDランタンバルーン作り
また本イベントは市民ミュージアムらしく、アートワークショップも開催されました。
LEDランタンバルーン作りでも、さまざまなイラストやメッセージが寄せられました。
これはイベント終盤のジャズライブでステージに飾られる予定だったのですが、悪天候によりライブは中止となりました。
■市民ミュージアムのタイルを使ったワークショップ
こちらは、市民ミュージアムのタイルを使ったワークショップです。
タイルが市民ミュージアムのシンボルマークや、感謝のメッセージなどで綺麗に彩られ、記念に持ち帰ることができました。
■タイルで作った「C」は市民ミュージアムの建物の形
タイルで作った「C」の形は、川崎市市民ミュージアムの建物を上から見た形です。
未来につながる「コネクト」をテーマにしたワークショップということです。
■アドバルーンも
また空を見上げると、川崎市市民ミュージアムのアドバルーンもあがっていました。
アドバルーンは、昔よく使われた広告手段でしたので、こちらもちょっと懐かしい感じですね。
■久しぶりに近くで見たトーマス転炉
また本イベントでは、川崎市市民ミュージアムのシンボルともいえるトーマス転炉に、久しぶりに近づくことができました。
トーマス転炉については、生田緑地に整備される新ミュージアムに一緒に移転するのかどうか、今後の取り扱いはまだわかりません。
ただ、この機会に360度動画を記録し、イベントレポートに収録して武蔵小杉ライフ公式Youtubeチャンネルで公開させていただきました。
記事末尾より、ご視聴ください。
■建物内
中庭から、少し建物内の様子を見ることができました。
ロビーは従来の什器・備品などは撤去されて、空のようになっていました。
具体的なスケジュールは不明ですが今後、解体が行われる予定です。
川崎市市民ミュージアムは弊紙でも何度も取材させていただきました。
楽しい企画展やワークショップイベントを開催いただき、ありがとうございました。
■武蔵小杉ライフ公式Youtubeチャンネル 感謝と惜別のメッセージ集まる!川崎市市民ミュージアムお別れイベント「光と音とアートな館謝祭」
【関連リンク】
・川崎市市民ミュージアム ウェブサイト
・川崎市 新たなミュージアム整備に関する検討
・2019/11/18エントリ 令和元年台風19号で川崎市市民ミュージアムに72億円の被害、川崎市が収蔵品修復の寄附金を受付開始
・2020/2/26エントリ 台風19号被災で長期休館中「川崎市市民ミュージアム」の仮囲いに、「INTERNATIONAL STREET FESTIVAL KAWASAKI」のライブペイント作品が展示
・2020/7/20エントリ 令和元年東日本台風被災で長期休館中「川崎市市民ミュージアム」がオンラインショップをオープン、約170種の図録・史料や「のらくろ」オリジナルアイテムセットを販売
・2023/3/16エントリ 川崎市市民ミュージアムが「生田緑地ばら苑」隣接地に移転へ、基本構想案の市民意見募集がスタート
・2023/4/15エントリ 被災前の姿記録「川崎市市民ミュージアム ポストカードセット」がオンライン発売、生田緑地移転決定でメモリアルアイテムに
・2024/8/30エントリ 川崎市市民ミュージアムの仮囲いに1988年開館から被災・現在の取り組みまでの写真を展示、新ミュージアム整備に向け
雨天により一部中止されたプログラムもありましたが、それでも多くの方が足を運んで感謝のメッセージを寄せていました。
■川崎市市民ミュージアムお別れイベント「光と音とアートな館謝祭」

旧川崎市市民ミュージアムは令和元年東日本台風で浸水し、地下にあった収蔵庫を中心に甚大な被害が生じました。
収蔵品の修復は現在も粘り強く進められていますが、旧川崎市市民ミュージアムが多摩川沿いの低地にあること、現在の建物が収蔵庫が地下にあるという基本的な構造は変えることができません。
結果として現在の場所と建物でミュージアムを再開することは困難との結論に至り、生田緑地への再整備が進められることとなりました。
浸水以来川崎市市民ミュージアムは仮囲いに囲われて立ち入りができませんでしたが、最後に中庭を会報誌、お別れイベントが開催されました。
■川崎市市民ミュージアムお別れイベントの入口


本日は川崎市市民ミュージアムの仮囲いが一部開放され、中庭まで入ることができました。
入口のバルーンの中には、川崎市市民ミュージアムのシンボルマークを模したものがありました。
■フォトスポット

こちらのフォトスポットの右側が、バルーンアートになっていたシンボルマークですね。
左側は河童と、中庭に展示されているトーマス転炉です。
■来場者記念品はオキジュンコさんによるステッカー

本イベントの来場者には、先着で記念品がプレゼントされました。
これは川崎市在住のイラストレーター・オキジュンコさんによる川崎市市民ミュージアムのイラストです。
■ミュージアムショップ出店


現在はオンラインに特化している川崎市市民ミュージアムのミュージアムショップも、久々にリアル営業です。
多摩川梨のトレーナーも販売していました。
■お赤飯やお餅、パンなども販売

■川崎市市民ミュージアムの建物

本イベントで入れるのは中庭までで、ミュージアムの建物には入れません。
逍遥展示空間の入口(写真左側)では、川崎市市民ミュージアムの映像も上映していました。
■思い出・感謝のメッセージコーナー

入場はできませんが、建物に感謝や思い出のメッセージを自由に書くことができました。
■多くのメッセージが寄せられました






建物のガラス面には、多くのメッセージが寄せられました。
1988年の開館以来、思い出深く感じる方が多くいらっしゃるようです。
■楽しいお絵かきも

ガラス面に楽しいお絵かきをするお子さんの姿も。
ミュージアムとしては、最後の絵を描いてくれるのは本望でしょう。
■過去の企画展のヒストリー展示






またガラス面には、過去の企画展のヒストリー展示がタイムラインになっていました。
懐かしく思い出す方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
■LEDランタンバルーン作り




また本イベントは市民ミュージアムらしく、アートワークショップも開催されました。
LEDランタンバルーン作りでも、さまざまなイラストやメッセージが寄せられました。
これはイベント終盤のジャズライブでステージに飾られる予定だったのですが、悪天候によりライブは中止となりました。
■市民ミュージアムのタイルを使ったワークショップ




こちらは、市民ミュージアムのタイルを使ったワークショップです。
タイルが市民ミュージアムのシンボルマークや、感謝のメッセージなどで綺麗に彩られ、記念に持ち帰ることができました。
■タイルで作った「C」は市民ミュージアムの建物の形

タイルで作った「C」の形は、川崎市市民ミュージアムの建物を上から見た形です。
未来につながる「コネクト」をテーマにしたワークショップということです。
■アドバルーンも


また空を見上げると、川崎市市民ミュージアムのアドバルーンもあがっていました。
アドバルーンは、昔よく使われた広告手段でしたので、こちらもちょっと懐かしい感じですね。
■久しぶりに近くで見たトーマス転炉

また本イベントでは、川崎市市民ミュージアムのシンボルともいえるトーマス転炉に、久しぶりに近づくことができました。
トーマス転炉については、生田緑地に整備される新ミュージアムに一緒に移転するのかどうか、今後の取り扱いはまだわかりません。
ただ、この機会に360度動画を記録し、イベントレポートに収録して武蔵小杉ライフ公式Youtubeチャンネルで公開させていただきました。
記事末尾より、ご視聴ください。
■建物内

中庭から、少し建物内の様子を見ることができました。
ロビーは従来の什器・備品などは撤去されて、空のようになっていました。
具体的なスケジュールは不明ですが今後、解体が行われる予定です。
川崎市市民ミュージアムは弊紙でも何度も取材させていただきました。
楽しい企画展やワークショップイベントを開催いただき、ありがとうございました。
■武蔵小杉ライフ公式Youtubeチャンネル 感謝と惜別のメッセージ集まる!川崎市市民ミュージアムお別れイベント「光と音とアートな館謝祭」
【関連リンク】
・川崎市市民ミュージアム ウェブサイト
・川崎市 新たなミュージアム整備に関する検討
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