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2025年
05月11日

Jリーグ観戦の楽しみ方「アウェイスタジアムグルメ」探訪、川崎フロンターレ「THE国立DAY」鹿島戦の常陸牛カレー

川崎フロンターレが毎シーズン戦う明治安田J1リーグは、必ず各クラブとの「ホーム&アウェイ」で行われます。

2025シーズンは20クラブですから、川崎フロンターレは他の19クラブとのホーム&アウェイで1シーズン38試合です。つまりホームであるUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで19試合、各クラブのホームで19試合ということになります。

弊紙では基本的に川崎フロンターレのホームゲームを中心に、ホームゲームイベントと共に取材をさせていただいているわけですが、全国各地のアウェイを回り、旅行やグルメとセットにするのもJリーグの楽しみ方のひとつです。

とはいえ、観戦初心者でいきなり遠い地方まで行くのはハードルが高く感じられるかもしれません。その場合は首都圏近郊でのアウェイゲームから行ってみるのがオススメです。

今回は東京都渋谷区千駄ヶ谷の国立競技場で、川崎フロンターレの「アウェイ鹿島アントラーズ戦」が明治安田J1リーグ第16節として開催されましたので、そのスタジアムグルメをご紹介したいと思います。

■Jリーグの楽しみ方・アウェイスタジアムグルメ 川崎フロンターレvs鹿島「国立DAY」
アウェイスタジアムグルメ

さて、まず「なぜ鹿島アントラーズのホームなのに国立競技場?」というところからです。

明治安田J1リーグではプロモーションの一環として「THE国立DAY」と題し、リーグ戦の一部を国立競技場で開催する取り組みを実施しています。

国立競技場は約68,000人を収容できる国内最大規模のスタジアムであり、またアクセスのよい東京の中心部にあることできわめて大きな集客が期待できます。
またJリーグでは固定ファンだけではなく裾野を広げることを重視しており、大きな会場で開催することで新規層へのPRや無料招待なども行っています。

2025シーズンは、鹿島アントラーズのホームゲーム「川崎フロンターレ戦」が「THE国立DAY」として選ばれたというわけです。

鹿島アントラーズのホームは、鹿嶋市にある「茨城県立カシマサッカースタジアム」です。
そちらでもアウェイ観戦するには比較的近いほうではありますが、国立競技場であれば武蔵小杉から電車1本でアクセスが可能です。

■東急武蔵小杉駅から出発


武蔵小杉から国立競技場には、いくつかのアクセスルートがあります。

JR総武線の千駄ヶ谷駅、都営地下鉄大江戸線の国立競技場駅が駅を出てからは近いのですが、東京メトロ副都心線の北参道駅が、競技場までは少し歩くものの駅があまり混雑せずに「直通」で便利な気がいたします。

<武蔵小杉から国立競技場へのアクセスルート例>
●武蔵小杉→(東横線)→渋谷→(副都心線)→北参道(約20分)
●武蔵小杉→(東横線)→渋谷→(銀座線)→外苑前(約23分)
●武蔵小杉→(湘南新宿ライン)→渋谷→(山手線)→代々木→(総武線)→千駄ヶ谷(約29分)
●武蔵小杉→(東横線)→渋谷→(半蔵門線)→青山一丁目→(大江戸線)→国立競技場(約34分)

上記の中では北参道ルートが唯一の直通となります。
最短の時間で行こうとした場合には、北参道駅はFライナーが停車しないため、実際には各駅停車の乗り換えが発生する場合がありますので、ご注意ください。

本日は午前中から、武蔵小杉駅より東急線に乗車するサポーターの姿が多く見受けられました。

■副都心線北参道駅




■北参道駅近くのセブンイレブン


副都心線北参道駅に到着したら、駅近くのコンビニエンスストアで物資調達をしておくのがオススメです。

国立競技場近くにもコンビニや構内に自動販売機や売店もありますが、いずれもたいへんな行列となります。
北参道駅近くのセブンイレブンでも試合開催日はユニフォーム姿の方で賑わいますが、まだそこまでの行列にはなりません。

■千駄ヶ谷大通り商店街には「FC東京」のタペストリー


国立競技場までの道はわかりやすくはありませんが、スマートフォンで地図を参照するか、試合開催日であればユニフォームの方の流れについていけば大体大丈夫です。

途中に通過した千駄ヶ谷大通り商店街では、東京都をホームタウンとする「FC東京」のタペストリーもありました。

FC東京のホームグラウンドは調布市の味の素スタジアムで、国立競技場というわけではありません。国立競技場は基本的には「中立地」であり、今回の「THE国立DAY」等の例外を除いて天皇杯などのカップ戦決勝で使われます。

23区内では正直あまりFC東京のホーム感を感じることは少ないのですが、2025シーズンの「THE国立DAY」ではFC東京の試合が最多4試合組まれています。

「JAPAN NATIONAL STUDIUM This is TOKYO」
ということで、国立競技場を「ホームタウン東京のスポーツの象徴」として取り扱ったものかと思います。

■国立競技場に到着




北参道駅から徒歩10分あまりで、国立競技場に到着しました。

茨城県鹿嶋市よりも川崎市の方が近いですが、それでも鹿島アントラーズのホームゲームらしく、鹿島アントラーズの赤いユニフォーム姿の方の方が多く来場されていました。

■「厚切り牛タン串」


■「茨城名産あんこう唐揚げ」


国立競技場周辺は、鹿島アントラーズのスタジアムグルメが並んでいました。

Uvanceとどろきスタジアム同様、ビジター出店もあるのですが一部で、大部分は鹿島アントラーズ側の出店となります。

茨城県では常磐沖で良質な「あんこう」が獲れ、漁港である大洗町ではあんこう料理が名物になっています。
県庁所在地である徳川御三家のお膝元・水戸市では「あんこう鍋」が有名で、かつては水戸藩から将軍家への献上物にもなっていたということです。

スタジアムグルメにも、この「あんこう唐揚げ」が出店していました。

■「成田ゆめ牧場自家製ジェラート」


成田ゆめ牧場も、千葉県成田市から例年鹿島アントラーズのホームゲームに出店しています。
鹿嶋市であれば比較的近所ですが、今回は国立競技場まで遠征となりました。

暑い日でしたので、自家製ジェラートが人気でしたね。

■鹿嶋市のハワイアンレストラン「メレンゲ」




こちらは鹿嶋市内に店舗があるハワイアンレストラン「メレンゲ」です。
名物のガーリックシュリンプや、常陸牛カレーなどを販売していました。

■常陸牛カレー




今回はメレンゲの「常陸牛カレー」(900円)をいただいてみたのですが、これが本当に美味しかったです。

一見してお肉の存在感がわからなかったのでどうかと思ったのですが、想像以上にしっかりと常陸牛が入っています。
和牛の柔らかさも味わえて、価格バランスも含めてたいへん満足の一品でした。

■ドリンクのカップも鹿島アントラーズのエンブレム


■鬼木監督のビジュアル




スタジアム周辺には、あちこちに川崎フロンターレの前監督・鬼木達監督のビジュアルがありました。

鬼木監督はもともと選手として鹿島アントラーズから川崎フロンターレに移籍してきた経緯があります。

■国立競技場の6割ほどが鹿島アントラーズサポーターに


鹿島アントラーズは、Jリーグの1993年開幕時から加入していた10のクラブ「オリジナル10(テン)」の一角です。

オリジナル10の中で、いまだJ2降格したことがないのは鹿島アントラーズと横浜F・マリノスのみであり、鹿島アントラーズは過去20タイトルを獲得してきたビッグクラブでもあります。

今回の「国立DAY」は、鹿島アントラーズが2-1で勝利する結果となりました。
川崎フロンターレはACLE準優勝から帰国し、リーグ戦を勝利で再開したいところでしたが、悔しい敗戦となりました。

なお、この試合は59,574名の来場があり、新設後の国立競技場で開催されたリーグ戦では過去最多となりました。

■5月25日はFC東京vsサンフレッチェ広島の「国立DAY」




試合終了後に国立競技場の周辺を、5月25日開催の「THE国立DAY」、FC東京vsサンフレッチェ広島戦のPR車両が走っていました。

ビジュアルに起用されていたのは、一般層にも知名度が高い長友佑都選手ですね。

川崎フロンターレはこれから5月14日(水)、18日(日)、21日(水)、25日(日)とホームUvanceとどろきスタジアムでの4連戦です。

続いて5月31日(土)がアウェイサンフレッチェ広島戦、6月14日(土)がアウェイ横浜FC戦となります。

広島旅行も良いですし、横浜FC戦はニッパツ三ツ沢競技場ですから、川崎市から近くて「初アウェイ観戦」には向いているかもしれません。

【関連リンク】
Jリーグ THE国立DAY2025
川崎フロンターレ ゲーム記録 第16節

(2025シーズン関連)
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