住友不動産の(仮称)新丸子B計画が再進行
2009/2/2エントリにおいて、新丸子駅近くの綱島街道沿いに計画
されているマンション「(仮称)新丸子B計画」が事業見直しを行って
いることを取り上げました。2008年10月1日着工、2010年4月竣工
の予定が延期となっていたものですが、このたびこの計画が再始動
することになり、2010年1月着工、2011年9月竣工予定のスケジュ
ールが新たに引かれました。
■(仮称)新丸子B計画の建設予定地
具体的にはどういった事業見直しをしたかというと、下記の対照表の
通りになります。
■(仮称)新丸子B計画 新旧計画対照表
旧計画 | 新計画 | |
用途 | 共同住宅 | 変更なし |
敷地面積 | 2,122.23㎡ | 変更なし |
階数 | 14階建て | 変更なし |
住宅戸数 | 121戸 | 115戸 |
建築面積 | 891.00㎡ | 960.00㎡ |
延べ面積 | 9,440.00㎡ | 8,400.00㎡ |
工事着手予定日 | 2008年10月1日 | 2010年1月5日 |
工事完了予定日 | 2010年4月30日 | 2011年9月15日 |
用途も共同住宅のみのままで、一部店舗への切り替えはありません。
敷地面積・階数も変更なしとなっています。
目立つのは延べ面積が1,040㎡減少している点で、それに伴って
住宅戸数が6戸減少しています。建築面積が多少増加して階数が
14階で変更なしにも関わらず延べ面積が減少しているのは、上層
階の面積をカットしたということではないかと思います。
しかし、延べ面積の大幅な減少の割には戸数の減少が少ないようで、
共用部を一切無視して1戸あたりの延べ面積を単純計算すると、
旧計画 9,440㎡÷121戸=1戸あたり78.0㎡
新計画 8,400㎡÷115戸=1戸あたり73.0㎡
大雑把に上記のようになります。要するに1戸あたりの占有面積
がカットされた、と解釈して良さそうです。
1戸あたりをダウンサイジングした分、平均価格が下がることになる
わけで、住友不動産の「事業計画の見直し」とはまさにこの「販売
価格帯の調整」にあったものと思います。
その他、事業見直しという主旨はありつつも、同じく住友不動産分譲
のシティハウス武蔵小杉の販売との兼ね合いで販売時期の調整を
行った面もあるかもしれませんね。
■(仮称)新丸子B計画の看板
現地では、前回エントリ時点では(仮称)新丸子B計画の看板が出て
いたのですが、計画が延期になって以後差し替えになっていまして、
■シティハウス武蔵小杉、シティハウス綱島の看板
上記の通りパークスクエア綱島とシティハウス武蔵小杉の看板に
変更されていました。これがまたそのうち元に戻るものと思います。
この(仮称)新丸子B計画は武蔵小杉の再開発とは基本的に無関係
なのですが、景気の動向やさまざまな状況を反映して、案件ごとに
色々あるものだな、と思いました。
■(仮称)新丸子B計画 マップ
【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:中丸子地区 C地区
2009/2/2エントリ 新丸子の住友不動産マンションが事業見直し