武蔵小杉駅南口地区西街区の駐輪場移転、道路整備工事着工へ
武蔵小杉駅南口地区西街区第一種市街地再開発事業の進捗に
伴う道路整備工事が着工することとなり、それに伴ってこすぎFROM
跡地前の東急武蔵小杉駅自転車等第3駐輪場が8月一杯で閉鎖
されることとなりました。
駐輪場は9月1日より移転するかたちとなり、中原変電所地下化が
行われた区域の地上部分に現在臨時で設置が進められています。
■武蔵小杉駅南口地区西街区と駐輪場移転
これは武蔵小杉駅南口地区西街区を俯瞰したものですが、写真左手
が今回廃止される東急武蔵小杉駅自転車等第3駐輪場で、南武線と
こすぎFROM跡地に挟まれています。
移転先の新説駐輪場は再開発用地の反対側で、以前より変電所
地下化工事の地上部建造物を取り上げてきた区域です。
■東急武蔵小杉駅自転車等第3駐輪場
この東急武蔵小杉駅自転車等第3駐輪場に、現在移転の告知が
掲示されています。
■移転の告知
冒頭に記載の通り、「武蔵小杉駅南口地区西街区第一種市街地再
開発事業における道路整備工事に伴い」と、駐輪場移転の理由が
記載されています。
そして、移転先となる新設駐輪場ですが、先日より中原変電所の
地上部分において設置工事が進められています。
■中原変電所跡地の駐輪場
写真左手には2段式の駐輪機が確認でき、写真右手も平地式の
駐輪スペースという感じがします。中央のプレハブが管理事務所で
しょうか。
■2段式の駐輪機と管理事務所
2段式の駐輪機は、ごく普通のものです。下段が可動式ではないた
め、下段に後ろ籠やチャイルドシートが設置された自転車を入れると
上段が使えなくなります。そのため、2段式だけでなく平地式も併設
することが多いですね。
■変電所地下化工事の北半分
なお、駐輪場が設置されているのは、中原変電所を地下化した区域の
南側の一部であり、上記の北側については空きスペースとなっていま
す。この区域は引き続き工事スペースとして使われるのでしょう。
ここは最終的にはこすぎFROMの裏手にあった小杉第1公園が移転
新設される計画となっており、そこに400台規模の正式な駐輪場が
併設されることになります。
今回設置工事が行われている駐輪場は、それが完成するまでの暫定
駐輪場となるものです。となると、1年間限定の旧中原市民館の臨時
駐輪場と異なり、ある程度の期間運用されることになりそうです。
ところで、2009/6/30エントリにおいて、中原変電所の地下化工事の
地上部分に貯水槽が出現したことを取り上げました。かなりの存在感
で地上に露出しており、そのまま地上に残るのでは、と思っていたの
ですが、貯水槽は見えなくなっており、その場所で駐輪場工事が始ま
っているかたちです。
■中原変電所地上部分の貯水槽(2009/6/30エントリ時点)
前回は、このように変電所地下への出入り口に隣接して円柱状の
「耐震性貯水槽」の姿がありましたが、そのまま地下に埋設された
ようです。
前回エントリでも言及したとおり地上に露出している状態では駅前
景観上も懸念がありましたので、とりあえず良かったと思います。
さて、地上部分に駐輪場を設置するということは、当該部分の中原
変電所地下化工事はもう地上には干渉しないところまで進んだと
いうことですね。残る作業としては、外部からは見えない地下での
変電所設備設置のほか、目に見える部分では、地上部に残された
変電所の設備の除却が進められています。
この変電所地下化工事は2009年夏の完了予定ですが、大幅な
ずれはないように思います。
2009/7/23エントリでは現在の中原図書館の設備について取り上げ
ましたが、変電所地下化工事後には、本年度中に新中原図書館を
含む再開発ビルの着工が予定されており、図書館ユーザーの方も
首を長くして待っているところです。
変電所除却完了後の動きが気になるところでしたが、再開発事業の
ための道路整備が着手されるもので、引き続き工事が進捗していく
ことになります。
【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区A地区
武蔵小杉ライフ:生活情報:駐輪場 東急武蔵小杉駅自転車等第3駐輪場
2007/7/1エントリ 武蔵小杉再開発:変電所が地上3階?
2008/5/3エントリ 中原変電所工事の建造物
2008/7/12エントリ 中原変電所工事の建造物・2008年7月
2008/9/18エントリ 小杉駅周辺まちづくり推進地域構想説明会・質疑応答編(上)
2009/6/30エントリ 中原変電所地下化工事の地上に貯水槽出現
2009/7/23エントリ 中原図書館の食事スペースと階段席