武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2017年
02月20日

東急武蔵小杉駅の情報発信スペースの名称が「こすぎアイ」に決定、運行情報や川崎フロンターレ動画などを2017年2月27日(月)より配信開始

【Reporter:はつしも】

東京急行電鉄が、武蔵小杉駅構内に設置する情報発信スペースの名称を「こすぎアイ」に決定し、2017年2月27日(月)に供用開始することを発表しました。

「こすぎアイ」は、大型デジタルサイネージと約8㎡のイベントスペースで構成されています。

大型デジタルサイネージでは今後鉄道運行情報・鉄道マナー啓発などの同社による映像のほか、川崎フロンターレ選手のメッセージなど地域に密着した情報も配信される予定です。

またイベントスペースも、地域の魅力を発信する展示やイベントなど、多用途に活用されることが想定されています。

■情報発信スペース「こすぎアイ」
情報発信スペース「こすぎアイ」

■試験放送中の情報発信スペース「こすぎアイ」の大型デジタルサイネージ
試験放送中の情報発信スペース「こすぎアイ」の大型デジタルサイネージ

■「こすぎアイ」の完成イメージ
「こすぎアイ」の完成イメージ
※東急電鉄ニュースリリースより


東急武蔵小杉駅の情報発信スペースの設置については、2017/1/15エントリでお伝えしておりました。

駅コンコースやトイレのリニューアルに合わせて設置を行うもので、その愛称については「こすぎアイ」「小杉座」「フレー・アイ」「モリ森」の4択が示され、1月中に利用者アンケートが行われていたところです。

■採用された愛称「こすぎアイ」
「こすぎアイ」 

アンケートには約300人ほどが参加し、結果として「こすぎアイ」が選ばれました。
これは多くの方が予想されたことで、順当な選定といえるでしょう。

武蔵小杉を愛するみなさまにとって 地元への「愛」 街を見守るまなざし(=EYE) 様々な出「会い」
様々な「アイ」を育んでいける場でありたい。そんな想いをこめています。

こちらがアンケート時から告知されていた、「こすぎアイ」の愛称コンセプトです。

■「こすぎアイ」での試験放送(Youtube動画)


「こすぎアイ」の正式稼働は2月27日(月)ですが、すでに試験放送が行われています。

現段階では東急電鉄のマナー啓発など、同社による映像が主体となっていますが、今後川崎フロンターレの動画などが登場するのが楽しみです。

■工事中のイベントスペース
工事中のイベントスペース

前掲の完成イメージの通り、大型デジタルサイネージの向かい側にはイベントスペースが設置されます。

デジタルサイネージと連携したイベント開催なども想定されているということです。

■リニューアルしたコンコースの壁面
リニューアルしたコンコースの壁面


「こすぎアイ」の設置と並行して、東急武蔵小杉駅コンコースではリニューアル工事が行われています。
壁面を木の質感にするなど、駅全体が明るく綺麗な雰囲気になりそうです。

こちらは「こすぎアイ」の供用開始からもう1か月先、2017年3月末の完成予定です。

■武蔵小杉駅東横線ホームのデジタルサイネージ一体型ホームドア
武蔵小杉駅東横線ホームのデジタルサイネージ一体型ホームドア

■「駅視-vision(エキシビジョン)」による駅構内画像(武蔵小杉駅)
■「駅視-vision(エキシビジョン)」による駅構内画像(武蔵小杉駅)
「駅視-vision(エキシビジョン)」による駅構内画像(武蔵小杉駅)

東急武蔵小杉駅では、これまでにも「マルチメディアホームドア」や「タッチパネル式デジタル時刻表」の設置、また駅の状況を映像で確認できる「駅視ビジョン」など、さまざまなサービスが先行導入されてきました。

東急電鉄が同駅を重視していることが伺われ、今後のサービス向上にも期待が集まるところです。

【関連リンク】
東急電鉄 ニュースリリース 乗り換えや周辺施設への案内機能のさらなる強化を目的に、駅構内をリニューアル 東横線・目黒線武蔵小杉駅に新たな情報発信スペース「こすぎアイ」が誕生します! 大型デジタルサイネージやイベントスペースを駅改札内に新設
2015/1/9エントリ 東急電鉄が2020年目標に東横線・田園都市線・大井町線全64駅にホームドア設置を発表、武蔵小杉駅は2015年3月までに先行設置へ
2015/5/5エントリ 東急東横線武蔵小杉駅に設置された、シースルーのホームドア
2015/11/20エントリ 東急電鉄が武蔵小杉駅に「タッチパネル式デジタル時刻表」を本日導入、国内初の先着列車案内を提供
2016/4/19エントリ 東急電鉄が駅構内映像をスマホ配信する「駅視-vision」の実証実験を武蔵小杉駅でスタート
2016/6/21エントリ 東急武蔵小杉駅のトイレリニューアルに伴い男性用仮設トイレが供用開始、10月下旬に工事完了予定
2016/6/27エントリ 東急電鉄が武蔵小杉駅でデジタルサイネージ一体型ホームドアの実証実験を本日より開始、武蔵小杉周辺の風景が多数登場
2017/1/5エントリ 東急武蔵小杉駅がコンコースリニューアルを実施、大型ビジョン設置の情報発信スペース名称を「こすぎアイ」「小杉座」「フレー・アイ」「モリ森」の4択で1月9日(月)まで投票受付中

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2017年
02月19日

多摩川を下る(2):中原区・幸区の境界・多摩川を渡る送電線と、古市場小学校前歩道橋からのパノラマ

【Reporter:はつしも】

「多摩川を下る」シリーズの第2回です。
今回は、中原区と幸区の境界付近からの風景をご紹介したいと思います。

■中原区・幸区の境界と、武蔵小杉の高層ビル群
中原区・幸区の境界と、武蔵小杉の高層ビル群

丸子橋から多摩川を下っていくと、前回ご紹介したガス橋を通過します。
ガス橋はまだ川崎市中原区ですが、ここから多摩川サイクリングロードを800mほど南下すると、下平間サッカー場を越えて幸区との境界に到達します。

ここから中原区方面を振り返ると、サイクリングロードの向こうに武蔵小杉の高層ビル群が綺麗に見えました。

■中原区と幸区の境界サイン
中原区と幸区の境界サイン

■中原区の花 パンジー
中原区の花 パンジー

■幸区の花 ヤマブキ
幸区の花 ヤマブキ

中原区と幸区の境界には、こんなサインがありました。

中原区の花は、下小田中の名産である「パンジー」で、本サイトでも過去にご紹介してきました。

一方、幸区の花は「ヤマブキ」です。
これは2012年の区制40周年記念事業として、「区の木 ハナミズキ」とともに制定されたものです。

ここで少し、幸区と「ヤマブキ」の縁についてお話ししておきましょう。

幸区の夢見ヶ崎動物公園の台地「加瀬山」には、室町時代に太田道灌による築城計画がありました。
しかしながら道灌が「一羽の白い鷲に兜を掴まれて南西の地へ運ばれてしまった」という夢を見たために築城を取りやめてしまったという伝説があり、それがもとで「夢見ヶ崎」の名前が残っています。

■太田道灌の築城計画があったとされる加瀬山(夢見ヶ崎)
太田道灌の築城計画があったとされる加瀬山

そして道灌には、「ヤマブキ」にまつわる下記のようなエピソードが言い伝えられています。

道中に突然の雨が降り、道灌はミノ(雨具)を借りようと山あいの民家を訪れました。
ところが家の娘はミノのかわりにヤマブキを差し出し、道灌は怒って帰ってしまいました。

その話を家臣にしたところ、家臣は「それはかつて兼明親王が詠んだ歌になぞらえたものではないか」と道灌に教えます。

「八重七重 花は咲けども山吹の みの一つだに なきぞ悲しき」(後拾遺和歌集 兼明親王)

貧しい家で、お貸しできるミノひとつさえ持ち合わせがないことを、和歌に掛けて奥ゆかしく伝えたのではないかというのです。
自分の教養が足りなかったことを恥じた道灌は、その後勉学に励むようになったといわれています。


「ヤマブキ」が幸区の花として制定された背景には、このような道灌の伝承があります。
制定されてからはまだ5年足らずですが、その後徐々に各地に植えられたりもしているのではないでしょうか。



■古市場小学校前の歩道橋
古市場小学校前の歩道橋

古市場小学校前

さて、多摩川サイクリングロードに戻りまして、中原区と幸区の境界から少し南下すると、古市場小学校前の歩道橋が見えてきます。
この歩道橋の上から、境界付近や周辺一帯の風景を見渡すことができます。

■歩道橋から見たサイクリングロードと、武蔵小杉の高層ビル群
歩道橋から見たサイクリングロードと、武蔵小杉の高層ビル群

上記写真を見ると、武蔵小杉の高層ビル群の前に、5本ほどの電線が横切っているのがわかります。

これは送電線で、多摩川を渡る形で、東京都と川崎市をつないでいます。

■多摩川を渡る送電線の鉄塔
多摩川を渡る送電線の鉄塔

河川敷のグラウンドから、送電鉄塔と武蔵小杉の高層ビル群をとらえることができました。

中原区では矢上川付近で送電鉄塔を見かけますが、多摩川を渡る送電線がここにあることを初めて知りました。

■歩道橋から見た新川崎の高層ビル群
歩道橋から見た新川崎の高層ビル群

歩道橋の上からは、新川崎の高層ビル群も見えました。
このほか多少建物に遮られますが、天候が良ければ富士山の姿も確認できます。

■歩道橋からのパノラマ画像
歩道橋からのパノラマ画像
※クリックで拡大できます。

歩道橋からの風景を、パノラマ画像にしてみましたので、ご参照ください。

さきほどご紹介した多摩川を渡る送電線と、送電鉄塔の全景が確認できるほか、パノラマ画像の一番右側には、ガス橋に続く「多摩川大橋」の姿も見えます。

「多摩川を下る」連載は、次回はさらに南下して多摩川大橋方面へと向かっていきます。

【関連リンク】
幸区ウェブサイト 幸区の横顔
夢見ヶ崎動物公園 ウェブサイト
2013/8/17エントリ 横須賀線に乗って、夢見ヶ崎動物公園へ
2017/1/26エントリ 多摩川を下る(1):ガス橋を渡る、キヤノン本社への長い出勤行列

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2017年
02月18日

イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店にフラワーショップ「ヨシモトフラワーデリバリー」が3月上旬オープン決定、1月末閉店「ハッピードア」跡地を活用

【Reporter:はつしも】

イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店に、「ヨリモトフラワーデリバリー」によるフラワーショップが2017年3月上旬にオープンすることがわかりました。

イトーヨーカドーでは1月末で「ハッピードア」が閉店しており、跡地にそのまま、もしくは売り場を再編して「ヨシモトフラワーデリバリー」が出店することになります。

■イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店
イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店の「ハッピードア」跡地

「ヨシモトフラワーデリバリー」は、立川市に拠点を置く生花の加工卸売り・委託販売を行う企業です。

主要取引先はイオン、イトーヨーカドー、いなげやなど大手スーパーであり、各店舗への生花の卸売りや、フラワーコーナーの委託販売などを展開しています。

今回はイトーヨーカドー武蔵小杉駅前店に「ヨシモトフラワーデリバリー」のショップができる形になります。

■1月末に閉店した「ハッピードア」
1月末に閉店した「ハッピードア」

■閉店後の「ハッピードア」跡地
閉店後の「ハッピードア」跡地

「ヨシモトフラワーデリバリー」の出店区画は最終的な確認はしていませんが、イトーヨーカドー武蔵小杉店ではファンシーショップの「ハッピードア」が1月末に閉店しています。

他の区画を含めた再編をして別の場所に売り場を作る可能性ももちろんありますが、外部に独立した出入口があるなど、ここがフラワーショップには適しているように思います。

■「ハッピードア」区画の独立した出入口
「ハッピードア」跡地の独立した出入口 



一方、近年の武蔵小杉駅周辺では、新たに開業した大型商業施設にそれぞれフラワーショップが出店しています。

■武蔵小杉東急スクエア「青山フラワーマーケット」
武蔵小杉東急スクエア「青山フラワーマーケット」

■グランツリー武蔵小杉「青山フラワーマーケット」
グランツリー武蔵小杉「青山フラワーマーケット」

■ららテラス武蔵小杉「レ ミルフォイユ ドゥ リベルテ」
レ ミルフォイユ ドゥ リベルテ

これだけフラワーショップの出店が続いている中ではありますが、武蔵小杉駅西側の駅前市街地にはフラワーショップが見当たりません。

かつては「アンテリュール フルール」という店舗が旧小杉こども文化センター近くにありましたが、2008年に閉店をしています。

■2008年まで営業していた「アンテリュール フルール」
アンテリュールフルール(営業時)

現在、近隣では法政通り商店街あたりまで行かないと競合店舗がありませんので、イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店においても、ニーズが十分見込めるということなのでしょう。

どのような売り場の構成になるかはわかりませんが、まずは3月上旬のオープンを待ちたいと思います。

【関連リンク】
イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店 ウェブサイト
武蔵小杉ライフ:タウンガイド:スーパーマーケット イトーヨーカドー武蔵小杉店
2014/11/15エントリ 「グランツリー武蔵小杉」11月21日(金)13時プレオープンを控え、イトーヨーカドー武蔵小杉店リニューアルオープン
2015/9/29エントリ イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店の「アンジェリークニューヨーク」、ヨーカドー共通だったBGMなどを改善しつつ営業中
2016/5/26エントリ イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店の「アズーロ・ネロ」常設店5月25日オープン、リカザイ新本社の「セブンイレブン武蔵小杉駅新南口店」本日26日オープン

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2017年
02月17日

グランツリー武蔵小杉の、意外と知らないトリビア。無料時間内の地下駐輪場利用は精算なしで出場可能

【Reporter:はつしも】

グランツリー武蔵小杉の地上及び地下には2,004台分の駐輪場があり、中原区内の多くの方が利用されています。

同施設は2014年11月22日の開業以来、2年3ヶ月が経過しましたが、この地下駐輪場利用に関して意外と知られていないことがあります。

地下駐輪場は「最初の2時間無料」ですが、この無料時間内であれば、出場する際に使用する駐輪券の「精算機での精算は不要」であり、そのままゲートを通過することができます。

■グランツリー武蔵小杉地下駐輪場のゲート
グランツリー武蔵小杉地下駐輪場のゲート

■ゲート入場時に発券される駐輪券
入場時に発券されるカード 

グランツリー武蔵小杉の地下駐輪場は、機械式のゲートが設置されています。
入場時に発券ボタンを押すと、駐輪券が発券されてゲートが開きます。

この駐輪券が、出場時に必要となるわけです。

■入場時刻の印字
入場時刻の印字 

駐輪券には、発見された時刻が印字されています。

ここから2時間が経過すると利用料金を支払う必要があり、精算時には発券時刻の下に精算時刻が印字されるようになっています。

この駐輪券には、「事前精算機を必ずご利用ください。」というご案内が記載されています。

■事前精算機の事前精算のご案内
事前精算機 

■出場ゲートの事前精算のご案内
出場ゲートの事前精算のご案内


また、事前精算機にも、「出場前に事前精算機で精算を行ってください。」というご案内が掲示されています。
さらに出場ゲートにおいても、「清算済の当日利用券を挿入してください。」と重ねて案内が行われていました。

これらのご案内により、多くの方が「2時間以内であっても、必ず事前精算を行う必要がある」と解釈されています。

実際にしばらく事前精算機で利用動向を観察してみると、事前精算機を利用される方の過半数が「2時間以内での精算」(精算時刻の印字のみ、支払なし)を実行されていました。

■未精算の駐輪券で、出場できます
未精算の駐輪券で出場可能です

■未精算の駐輪券での出場(Youtube動画)


ところが、実はこの精算が必要なのは2時間を超過して料金の支払いが必要になったケースだけで、無料の状態であればそのまま出場ができます。

精算機では多くの方が「精算時刻印字のみ」で精算をされていますが、皆さんその作業は不要ということです。

駐輪の場所によっては精算機を経由するのが面倒なときもありますので、地味なようですが、これでグランツリーの駐輪場利用が少なからず快適になるのではないでしょうか。

■多くの方が利用する駐輪場ゲート
多くの方が利用する駐輪場ゲート 

もともとご存じであった方からすれば「何をいまさら」という話かと思いますが、前述の通りかなりの割合で知られていないようです。

日常のお買いもので頻繁に利用される方も多いと思いますので、開業3年目に突入したグランツリーの「トリビア」として、ここにご紹介しておきます。

【関連リンク】
グランツリー武蔵小杉 アクセス
武蔵小杉ライフ:生活情報:駐輪場 グランツリー武蔵小杉駐輪場
武蔵小杉ライフ:タウンガイド:大型商業施設 グランツリー武蔵小杉
武蔵小杉ブログ グランツリー武蔵小杉関連エントリ
2014/11/25エントリ 「グランツリー武蔵小杉」の駐輪場・バイク駐車場利用ガイド
2017/2/11エントリ グランツリー武蔵小杉1階「ハオツァイ」跡地に「鶏魚介vs鶏白湯 つけ麺や 武双」がオープン

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2017年
02月16日

JR武蔵中原駅ホームに停車の「南武支線」車両で、「音楽のまち・かわさき」と川崎の海のデザインを見る

【Reporter:はつしも】

朝方、武蔵小杉付近で南武線を見ると、武蔵中原電車区(武蔵中原にある南武線の車庫)から出発したと思われる「南武支線」の車両を見かけることがあります。

先日、朝6:40分ごろの武蔵中原駅ホームにおいて、この「南武支線」車両が停車している姿を見ることができました。

■JR武蔵中原駅に停車中の南武支線「205系」車両
JR武蔵中原駅に停車中の南武支線「205系」車両

南武支線は、南武線の尻手駅から分岐して浜川崎駅までをつなぐ、4.1kmほどの短い路線です。
「205系」と呼ばれる車両が2両編成で運行され、川崎市内にありながらローカル線のような趣があります。

そんな南武支線にも、2016年には変化が訪れました。
JR東日本が川崎市との包括連携協定に基づいて同路線の強化を行うこととなり、2016年3月26日には新駅「小田栄駅」が開業するとともに、一部ダイヤが増発されたのです。

そこまでは2015/12/22エントリなどでご紹介しておりましたが、その後、新駅開業にあわせて「205系」の車両についてもリニューアルが実施されています。

■車両側面の「音楽のまち」と「海」をイメージしたデザイン
車両側面の「音楽のまち」と「海」をイメージしたデザイン

今回の武蔵中原駅では、リニューアル後の車両を見ることができました。
まず車両側面には、「音楽のまち・かわさき」と、川崎市臨海部から見える海をイメージしたデザインが施されています。

■車内座席のデザイン
車内座席のデザイン

車内座席のデザイン

また車内の座席にも、同様のコンセプトのデザインが展開されていました。

このほかにも車内照明がすべてLED化されたほか、つり革が抗菌タイプのものに取り換えられています。


さすがに南武線本線に新型「E233系」を導入したように新型車両を導入することはできませんが、既存の「E205系」をリニューアルすることで、それなりにイメージを一新した車両になっていました。

■ワンマンに改造された南武支線「E205系」
ワンマンに改造された南武支線「E205系」

なお、南武支線はワンマン運転を行っており、「E205系」もワンマン用に改造が加えられています。
運転士が安全を確認できない場合はドアが開きませんので、その場合は運転席近くのドアから出入りすることになります。

2両編成であれば、それほど大きな支障はなさそうですね。

■武蔵中原駅の看板と南武支線「E205系」
武蔵中原駅の看板と南武支線「E205系」

■南武支線「E205系」と武蔵小杉方面
南武支線「E205系」と武蔵小杉方面

武蔵中原駅からは、武蔵小杉方面にタワーマンションを望むことができます。

この日は天候が悪く、写真ではタワーマンションの姿が不明瞭ですが、南武支線車両との組み合わせは新鮮でした。

■武蔵中原駅で南武線と並ぶ南武支線車両
武蔵中原駅で南武線と並ぶ南武支線車両

南武支線車両が停車中、隣のホームには南武線立川行の電車が入線してきました。
南武支線と南武線の車両が対向ホームに並ぶ姿は、乗換駅である尻手駅においても日常的に見ることができますね。

■リニューアル前の南武支線「E205系」
リニューアル前の南武支線「E205系」

リニューアル前の南武支線「E205系」

なお、こちらは2015/1/19エントリでご紹介した、リニューアル前の南武支線です。
このときは京急線から、八丁畷駅で乗り換えをいたしました。

新駅「小田栄駅」は見たことがありませんが、近年は南武支線沿線も大型マンションなどにより人口が増加し、大型商業施設も開業しています。

武蔵小杉新駅のように、全国的に見て「新駅誕生」はそうそう実現できることではありません。
川崎市臨海部も、まだまだ成長余地があるということでしょう。

【関連リンク】
(南武支線関連)
2015/1/19エントリ 八丁畷から、無人改札乗り換え。南武支線乗車レポート
2015/2/5エントリ 川崎市とJR東日本が包括連携協定を締結、南武支線に「(仮称)小田栄新駅」を2016年3月開業へ
2015/12/22エントリ 南武支線の新駅「小田栄駅」が2016年3月26日開業決定、朝ラッシュ時にダイヤ増発

(その他南武線関連)
2007/9/28エントリ 南武線の車庫・中原電車区
2011/4/13エントリ 南武線快速電車が運行開始
2012/5/30エントリ 中原電車区の鶴見線車両と、クモヤ145形
2014/11/5エントリ JR南武線新型車両「E233系」乗車レポート
2015/1/9エントリ 南武線「205系」が引退、臨時列車「ありがとう運転」を本日実施/1月31日まで武蔵小杉駅等でJR社員による写真を展示

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2017年
02月15日

セントア武蔵小杉「gooz武蔵小杉店」跡地に「ミニストップ武蔵小杉店」が本日オープン、惣菜量り売り「ホームデリ」やソフトクリームを提供

【Reporter:はつしも】

本日、セントア武蔵小杉A棟の「gooz武蔵小杉店」跡地に、「ミニストップ武蔵小杉店」がオープンしました。

■「ミニストップ武蔵小杉店」
「ミニストップ武蔵小杉店」

「ミニストップ武蔵小杉店」

セントア武蔵小杉は、小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業によって建設された商業・業務ビルです。
その1階角地にはスリーエフの新業態コンビニエンスストア「gooz」が出店しましたが、同店は2016年10月5日をもって無期限休店となりました。

その跡地にこのたび出店したのが、「ミニストップ武蔵小杉店」です。

■「ミニストップ武蔵小杉店」の「ホームデリ」
「ミニストップ武蔵小杉店」の「ホームデリ」

「ミニストップ武蔵小杉店」の特徴のひとつが、第一報の段階からすでにお伝えしていたお惣菜の量り売り「ホームデリ」です。

ミニストップは比較的男性顧客が多く、女性客を取り込むために始めたサービスということです。
現在は一部店舗に限られており、ミニストップ全店舗にあるわけではありません。

■WAONポイントカード
WAONポイントカード

ミニストップはイオン系列のコンビニエンスストアです。
そのため、「WAONポイントカード」が利用できます。

■ソフトクリーム
人気のソフトクリーム

■イートイン席(3席)
イートイン席

そしてミニストップといえば、ソフトクリームが人気ですね。

こちらは店内のイートイン席、およびテラス席でも食べることができます。

■提供時のソフトクリーム
提供時のソフトクリーム

なお、ソフトクリームはこのような形で提供されます。
台座がついてコーンの帽子をかぶっているため、ビニール袋に入れて短時間であれば移動も可能です。

■セントア武蔵小杉向かいの南武線高架下駐輪場
セントア武蔵小杉向かいの南武線高架下駐輪場

南武線高架下駐輪場

さて、「ミニストップ武蔵小杉店」を自転車で利用する場合、向かい側の南武線高架下に駐輪場があります。
ただし、この駐輪場は昨年「最初の1時間無料」が廃止され、自転車を停めた段階で100円課金されるようになりました。

「コンビニを利用するためにちょっと自転車を停める」には、少々ハードルが高いでしょう。

■セントア武蔵小杉の駐輪場
セントア武蔵小杉の駐輪場

一方、セントア武蔵小杉の駐輪場は、最初の2時間無料で利用できます。
コンビニ利用であれば、十分足りる時間です。

セントア武蔵小杉の裏手の方に入っていく必要があり、コンビニのためにそこまで遠くに停めるというのも正直ハードルが高いと思いますが、「ミニストップ武蔵小杉店」の店先は勿論駐輪禁止です。

上記駐輪場が今のところ「無料で停められる最寄りの駐輪場」ということになりますので、ご案内をしておきます。

このように自転車利用では不利な点もありますが、「gooz」のあとを引き継いで定着することができるでしょうか。

再開発ビルの貴重な角地でもありますので、今後に注目が集まります。

【関連リンク】
ミニストップ 店舗検索 武蔵小杉店
武蔵小杉ライフ:生活情報:駐輪場 セントア武蔵小杉駐輪場
2015/2/13エントリ セントア武蔵小杉のスリーエフ新業態コンビニ&カフェ「gooz武蔵小杉店」本日オープン
2015/6/22エントリ 「デイリーヤマザキ川崎中原区役所前店」本日オープン、「セブンイレブン川崎中原区役所前店」本日着工・7月31日オープンへ
2015/8/1エントリ 武蔵小杉に、かつてない大型コンビニ。「セブンイレブン川崎中原区役所前店」がオープン
2016/5/26エントリ イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店の「アズーロ・ネロ」常設店5月25日オープン、リカザイ新本社の「セブンイレブン武蔵小杉駅新南口店」本日26日オープン2016/10/4エントリ セントア武蔵小杉の「gooz武蔵小杉店」が10月5日(水)18時より無期限休業、今後リフレッシュオープン予定/近隣のデイリーヤマザキに続く休店
2017/1/10エントリ セントア武蔵小杉A棟「gooz武蔵小杉店」跡地に「ミニストップ」店舗が2017年2月15日頃オープン決定
2017/1/27エントリ セントア武蔵小杉「gooz」跡地の「ミニストップ武蔵小杉店」が2月15日オープンを店頭で正式告知、平日10~16時にたばこ販売を先行実施

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2017年
02月14日

川崎市出身の3ピースバンド「SHISHAMO」がフロンターレを原点にした新曲「明日も」のMVを公開、全編を等々力陸上競技場で撮影

【Reporter:はつしも】

このたび、川崎市出身の3ピースバンド「SHISHAMO」が、新曲「明日も」のミュージックビデオ(MV)を公開しました。

このMVは全編が等々力陸上競技場で撮影されており、最後には高い位置のカメラから遠く武蔵小杉の夜景も登場します。

■SHISHAMO「明日も」ミュージックビデオ


「SHISHAMO」は、川崎市幸区の川崎総合科学高等学校軽音楽部のメンバーが中心となって結成した3ピースバンド(3人のメンバーで構成されるバンド)です。

メンバーが地元チームである川崎フロンターレのホームゲームを観戦した際、サポーターの応援に感動したことが原点となって生まれたのが、今回の新曲「明日も」だということです。

サポーターを主題にした同楽曲は現在、NTTドコモの「ドコモの学割」テレビCMソングとして使われており、2017年2月22日(水)にリリースするニューアルバム「SHISHAMO 4」に収録されています。

■「明日も」の原点となった等々力陸上競技場
「明日も」の原点となった等々力陸上競技場 

「SHISHAMO」は、本楽曲のMV制作にあたり、等々力陸上競技場での撮影にこだわったということです。

結果として、場面の転換なく、全編が等々力陸上競技場のピッチにおいてカメラワークを切り替えながらの撮影となりました。

MVの撮影が行われたのは、同競技場初となります。

■MVで主に登場するバックスタンド
MVで主に登場するバックスタンド 

■MVで登場するサイドスタンドと武蔵小杉
MVで登場するサイドスタンドと武蔵小杉 

MVを観ていただければわかりますが、「SHISHAMO」はメインスタンドを向いて演奏をしていますので、映像では主にバックスタンドとサイドスタンドが映り、メインスタンドは一部映り込む程度です。

前述の通り最後にカメラが(おそらくドローンで)空高く舞い上がり、サイドスタンドの向こうに武蔵小杉の高層ビル群の夜景が見えます。

■川崎フロンターレ 3/5 鳥栖「ホーム開幕戦プロモーションイベント」のお知らせ
http://www.frontale.co.jp/info/2017/0213_9.html

そして今回、川崎フロンターレの3月5日ホーム開幕戦において、「SHISHAMO」が始球式に登場することが決定しました。

かねてから川崎フロンターレを応援している地元出身者であり、サポーターを主題にした楽曲をリリースしているわけですから、これは必然ともいえるコラボレーションでしょう。

■等々力陸上競技場メインスタンド
等々力陸上競技場

等々力陸上競技場メインスタンド

2月22日のアジアチャンピオンズリーググループステージ、25日のJ1リーグ大宮戦を皮切りに、今年も川崎フロンターレのシーズンが開幕します。

等々力陸上競技場において、また熱い戦いが繰り広げられることでしょう。

【関連リンク】
SHISHAMO ウェブサイト
川崎フロンターレ ウェブサイト
武蔵小杉ブログ 川崎フロンターレ関連エントリ

(最近の川崎フロンターレ関連エントリ)
2016/12/16エントリ 中原区役所壁面に、天皇杯の川崎フロンターレを応援するユニフォーム型ビッグフラッグが登場
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2017年
02月13日

JR武蔵小杉駅の「よんれつ連絡通路」に「武蔵小杉駅オリジナルかるた」15種が登場、「笑顔あふれる武蔵小杉駅」のメッセージを発信中

【Reporter:はつしも】

JR武蔵小杉駅の連絡通路の32連ポスターラックに、「武蔵小杉駅オリジナルかるた」が展開されました。
利用マナーなどを中心とした、同駅駅員の皆さんからのメッセージがかるたの形式で掲示されています。

■JR武蔵小杉駅の連絡通路
JR武蔵小杉駅の連絡通路 

JR武蔵小杉駅の南武線と横須賀線をつなぐ連絡通路には、32連のポスターラックが設置されています。

 同駅は2012年8月の「よんれつ」以降、「ふるさと」「SS君」「カタツムリ君」「Suica君」「多摩川梨君」「ロボ君」などさまざまなオリジナルキャラクターをここで生み出してきました。

■「武蔵小杉駅オリジナルかるた」
「武蔵小杉駅オリジナルかるた」

今回新たに展開されたのが、「武蔵小杉駅オリジナルかるた」です。
「作:武蔵小杉駅員一同」ということで、皆さんで作成をされたようです。

■【え】「駅員よりお客さまへのおねがいです!」
「駅員よりお客様へのおねがいです!」

■【が】「画面を見ずに前を向こう」
「画面を見ずに前を向こう」

まずはかつて「ロボ君」が訴えていた、歩きスマホ禁止のキャンペーンからです。

■【お】「お父さんお母さん今日も一日がんばって」
お父さんお母さん今日も一日がんばって」

■【あ】「歩きスマホは事故のもと」
「歩きスマホは事故のもと」

■【ふ】「振り向いて忘れ物無いかよく確認」
「振り向いて忘れ物無いかよく確認」

もう一度歩きスマホ禁止に戻った後、今度は忘れ物防止キャンペーンです。

■【れ】「列車からは離れて歩こう」
「列車からは離れて歩こう」

■【る】「ルールを守ってにっこり乗車」
「ルールを守ってにっこり乗車」

■【む】「無理せずに次の電車のご利用を!」
「無理せずに次の電車のご利用を!」

このあたりは、駆け込み乗車禁止など、安全にもかかわる利用マナーの啓発ですね。

■【さ】「さりげなく譲るあなたがステキです」
「さりげなく譲るあなたがステキです」

■【し】「親切な心づかいにありがとう」
「親切な心づかいにありがとう」

■【こ】「声をかけよう!あなたの勇気が笑顔を呼ぶ」
「声をかけよう!あなたの勇気が笑顔を呼ぶ」

続いて、席を譲るなど、心づかいに関するメッセージです。

■【す】「好きな駅武蔵小杉といわれたい」
「好きな駅武蔵小杉といわれたい」

JR武蔵小杉駅は、「好きな駅」といわれたいとのことです。

混雑など課題も多いですから、そのあたりの取り組みも必要ですね。

■【ぎ】「ギリギリの駆け込み乗車はあぶないよ」
ギリギリの駆け込み乗車はあぶないよ

■【え】「笑顔あふれる駅を目指します」
「笑顔あふれる駅を目指します」

■【き】「気持ちよくみんなで使おう武蔵小杉駅!」
「気持ちよくみんなで使おう武蔵小杉駅!」

これで武蔵小杉駅オリジナルかるたは、ひとそろいです。
ポスターラックは32連ですので、このあとはもう一度同じかるたが登場します。

■「この先もお気をつけて」
「この先もお気をつけて」 
 
一連のかるたを順番に並べると、以下の通りになります。
 
【え】「駅員よりお客さまへのおねがいです!」
【が】「画面を見ずに前を向こう」
【お】「お父さんお母さん今日も一日がんばって」
【あ】「歩きスマホは事故のもと」

【ふ】「振り向いて忘れ物無いかよく確認」
【れ】「列車からは離れて歩こう」
【る】「ルールを守ってにっこり乗車」
【む】「無理せずに次の電車のご利用を!」
【さ】「さりげなく譲るあなたがステキです」
【し】「親切な心づかいにありがとう」
【こ】「声をかけよう!あなたの勇気が笑顔を呼ぶ」
【す】「好きな駅武蔵小杉といわれたい」
【ぎ】「ギリギリの駆け込み乗車はあぶないよ」
【え】「笑顔あふれる駅を目指します」
【き】「気持ちよくみんなで使おう武蔵小杉駅!」


頭文字が「えがおあふれるむさしこすぎえき(笑顔あふれる武蔵小杉駅)」になっていました。

武蔵小杉駅の皆さんで、かるたのメッセージを出し合って作ったのではないかと思います。

■「90年後の武蔵小杉駅 ポスター絵画展」
90年後の武蔵小杉駅ポスター絵画展 

なお、この連絡通路では、昨日2月12日まで「90年後の武蔵小杉駅ポスター絵画展」の募集を行っていまして、3月1日から掲示がスタートする予定です。

そのため、現在の「武蔵小杉駅オリジナルかるた」は2月いっぱいで一旦切り替わることになります。

連絡通路をご通行の際に、ちょっと注目してみてください。

【関連リンク】
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2017/1/14エントリ JR武蔵小杉駅が名所「よんれつ連絡通路」で「90年後の武蔵小杉駅ポスター絵画展」(一般公募)3月開催を決定、2月12日(日)まで「あなたの思い描く絵」を大募集

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2017年
02月12日

武蔵小杉の読書会「こすぎナイトキャンパス」と劇団「カワサキアリス」「ひとみ座」コラボレーション朗読・人形劇「ロミオとジュリエット」上演レポート/第2期活動が4月スタート

【Reporter:はつしも】

本日、中原区役所においてNPO法人小杉駅周辺エリアマネジメントの読書会グループ「こすぎナイトキャンパス」による、人形と朗読のコラボレーション劇「ロミオとジュリエット」が上演されました。

■「ロミオとジュリエット」上演会場の中原区役所
「ロミオとジュリエット」上演会場の中原区役所

■5階会議室での上演
5階会議室での上演 

今回上演された「ロミオとジュリエット」は、「こすぎナイトキャンパス」と劇団「カワサキアリス」が共同で進めてきた戯曲朗読ワークショップ「はじめて触れる戯曲」の発表会として開催されたものです。

本上演には中原区井田を拠点に活動する「人形劇団ひとみ座」が協力しており、人形の提供、操演の指導および当日の出演も行っていました。

■ひとみ座代表 中村孝男さんによる人形操演
ひとみ座代表 中村孝男さんによる人形操演

今回、ひとみ座から提供された人形は、ご覧の通りマスク部分と、体の部分の布地だけでできています。

ただ、マスクの動きと、布地から出た操演者自身の手の動きを組み合わせることで、想像以上に多くのことを表現することができます。

これは実際に「ひとみ座」の「ロミオとジュリエット」公演で使われたもので、上記写真は代表の中村孝男さんが操演されているものです。

物言わぬマスクが、手を振って何かを雄弁に語っているかのような映像ができあがっています。

■「はじめて触れる戯曲」ワークショップメンバーによる操演
「はじめて触れる戯曲」ワークショップメンバーによる操演 

本公演の趣旨は、中村さんのようなプロフェッショナルによる演技だけではなく、一般の地域住民の皆さんが「はじめて」戯曲朗読や人形操演に触れるということです。

もちろんプロの技量が簡単に身につくわけではありませんが、「ひとみ座」の稽古指導により、人形を動かす楽しさを満喫されていました。

■戯曲朗読パートの皆さん
戯曲朗読パートの皆さん

「はじめて触れる戯曲」ワークショップでは、昨年からシェイクスピアなどの戯曲を「声に出して読む」活動を続けてきました。

劇団の役者のように、表情や体を動かすのと台詞を同時並行でこなすのは非常に難しいですが、今回はフィジカル部分はひとみ座の「人形」が担当してくれます。

台詞読みに専念することで、未経験からでも入り込みやすいようになっています。

■ヴァイオリン 堀真亜奈さん
ヴァイオリン 堀 真亜奈さん

この舞台に素敵な音楽を提供してくれたのは、川崎市在住のヴァイオリン奏者、堀真亜奈さんでした。

堀さんは4歳よりヴァイオリンを始め、第9回横浜国際音楽コンクール大学の部2位、第32回かながわ音楽コンクールヴァイオリン部門一般の部最高位などの実績をお持ちで、現在東京藝術大学に在学中です。

■当日飛び入りでの朗読
当日飛び入りでの朗読

そして今回はさらに、当日観劇された方の中から飛び入りで、「ロミオ」と「ジュリエット」の台詞の一部を人形操演つきで朗読してみるという企画がありました。

男性・女性3人ずつが舞台に上がって、楽しく体験をされていました。

大人になると、思いっきり声を出す場面がなかなかないものです。
「戯曲を読んでみる」、なかなか良い機会だったのではないでしょうか。

■「人形劇団ひとみ座」代表 中村孝男さん
「人形劇団ひとみ座」代表 中村孝男さん

最後に、今回人形操演で出演もされた「ひとみ座」代表の中村孝男さんからのご挨拶がありました。

中原区を拠点に全国で活動する人形劇団として、地域と積極的にかかわっていきたい。
そんな劇団の思いを、率直な言葉でお話になっていました。

■バレンタインデーのプレゼント
バレンタインデーのプレゼント

今回は最後に、バレンタインデー企画ということで手作りのチョコレート菓子のプレゼントがありました。

本サイトもいただきましたが、クルミが入っていておいしかったです。

■今回出演の皆さん
今回出演の皆さん

「はじめて触れる戯曲」は、今回の「ロミオとジュリエット」で第1期が終了となりますが、また4月から第2期が始まります。

そのうち第1回(こすぎナイトキャンパス通算100回)、4月14日(金)のソポクレース「アンティゴネー」については、本日より参加申し込みがスタートしました。
 
以降は下記日程で、順次「こすぎナイトキャンパス」のFacebookページで告知が行われますので、ご関心ある方は一度参加してみてはいかがでしょうか。

<申込受付中>
●4月14日(金):ソポクレース「アンティゴネー」

(申込サイト)
http://www.kokuchpro.com/event/knc100/

<準備中>
●5月12日(金):シェイクスピア「リア王」

●6月16日(金):イプセン「人形の家」
●7月21日(金):未定

【関連リンク】
人形劇団ひとみ座 ウェブサイト
カワサキアリス ウェブサイト
こすぎナイトキャンパス facebookページ
2012/1/20エントリ 武蔵小杉で読書会を。「こすぎナイトキャンパス」
2013/12/5エントリ 読書会「こすぎナイトキャンパス in SHIBA COFFEE」レポート、12月9日「七味五悦三会」開催
2014/5/17エントリ 「こすぎナイトキャンパス」スピンオフ「ゆるゆると地元でガンダムを語っちゃうぞ in 武蔵小杉」開催レポート
2014/6/1エントリ 「武蔵小杉Walker最新版で地元を語る会」開催レポートと、6月の読書会開催予定
2014/6/18エントリ 著者・鎌倉幸子氏と語り合う読書会「走れ!移動図書館 本でよりそう復興支援」が2014年6月23日(月)中原図書館で開催
2014/6/22エントリ 中原図書館読書会「走れ!移動図書館 本でよりそう復興支援」が明日6月23日開催、「武蔵小杉Walkerで地元を語る会」が朝日新聞で紹介
2014/8/2エントリ 読書会「こすぎナイトキャンパス」第50回開催、川崎市と包括協定のピープルデザイン研究所・須藤シンジさんが参加
2015/2/2エントリ 「こすぎナイトキャンパス読書会&デジカメワークショップ」開催レポート/次回「オススメ本紹介大会!」2月10日(火)開催
2015/11/10エントリ 「こすぎナイトキャンパスin紀伊國屋書店 はじめての読書会で『村上春樹 雑文集』を読もう!」が11月24日(火)開催、参加申込受付中
2017/2/10エントリ 中原区役所が小劇場に。武蔵小杉の読書会「こすぎナイトキャンパス」と劇団「カワサキアリス」「ひとみ座」のコラボレーション人形劇「ロミオとジュリエット」が2月12日(日)上演

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2017年
02月11日

グランツリー武蔵小杉1階「ハオツァイ」跡地に「鶏魚介vs鶏白湯 つけ麺や 武双」がオープン

【Reporter:はつしも】

グランツリー武蔵小杉1階の「ハオツァイ」跡地に、「鶏魚介vs鶏白湯 つけ麺や 武双」が2月10日(金)にオープンしました。

■「ハオツァイ」跡地の「鶏魚介vs鶏白湯 つけ麺や 武双」
「ハオツァイ」跡地の「鶏魚介vs鶏白湯 つけ麺や 武双」 

「鶏魚介vs鶏白湯 つけ麺や 武双」は、横浜および、2016年11月に開業した「中目黒高架下」に店舗を構えるつけ麺店です。
 
グランツリー武蔵小杉は、中目黒に続く店舗ということになります。

本サイトでは2017/2/2エントリにおいて、同店が1階で1月9日まで営業していたスープ春雨店「ハオツァイ」跡地に出店することをお伝えしておりました。

■「つけ麺や 武双」のメニュー
 「つけ麺や 武双」のメニュー

同店の目玉は、「鶏魚介vs鶏白湯 2種つけめん」(1,200円)であり、これは前回ご紹介した中目黒の店舗と変わりません。

■前回ご紹介した「2種つけめん」
2種つけめんの実物

鶏と魚介を組み合わせたこってりスープの「鶏魚介」と、鶏と洋風スープのあっさりスープ「鶏白湯」を食べ比べできるというもので、前回エントリで先行してご紹介をしておりました。

途中で飽きがこないのも良いですし、まずは最初に同店のスープ2系統を効率的に試せるのも利点です。

■鶏魚介スープの「特製らーめん」


「武双」の推しはつけめんだと思いますが、「鶏魚介」「鶏白湯」それぞれの「らーめん」もメニューには用意されています。

つけめんは前回中目黒店でご紹介しましたから、今回は鶏魚介の特製らーめん(炙りチャーシューと味玉入り、1,050円)をいただいてみました。

これは、基本的につけめんがそのままラーメンになったかたちです。
ドロッとした鶏魚介のスープは熱々の状態が続きますので、食べやすいのは適当に冷めるつけめんの方かもしれません。

こってり味は個人的に好きですが、気に入るかどうかは個々人の嗜好次第でしょう。
気になる方は試してみてくださいね。

■「つけ麺や 武双」の店内
 

■お子さん用のシート


「つけ麺や 武双」の店内は、かつての「マウイマイクス」「ハオツァイ」と大きくは変わりません。客席は2名のテーブル席を中心に構成されています。

以前はなかったツールとしては、お子さん向けのクッションやシートが用意されていました。

■閉店前の「マウイマイクス」
閉店前の「マウイマイクス」 

■閉店前の「ハオツァイ」
本日オープンした「ハオツァイ」 

こちらは、閉店前の「マウイマイクス」および「ハオツァイ」です。
いずれも(特にハオツァイは)客席がオープンで、通路からよく見えるのが特徴でした。

■「つけ麺や 武双」の外観
 

それに比べると、「つけ麺や 武双」は目隠しが少し高くなり、のれんなどでややプライベート性が高められていました。

グランツリー武蔵小杉は渋谷や新宿、横浜などよりも顧客層が相対的に近隣住民中心になっていますから、この方が利用しやすいような気がいたします。

この区画は同店で3店舗目となりますが、今回は定着できるでしょうか。

まだオープンしたこと自体があまり知られていないようですが、つけ麺・らーめん店は比較的気軽に利用できますので、今後の集客動向にも注目してまいりたいと思います。

【関連リンク】
ぼんたぼんた ウェブサイト(運営会社)
武蔵小杉ライフ:タウンガイド:大型商業施設 グランツリー武蔵小杉
武蔵小杉ブログ グランツリー武蔵小杉関連エントリ
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