武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2010年
07月05日

武蔵小杉の「ひと」(1):カワサキミュージックキャスト・反町充宏さん(後編)

karejishi.gif

前編より続き)

--では次にIn Unity(インユニティ)との関わりを教えてください。

反町:まずミュージックキャストとはまったく別の存在なのですが、
私の原点でもありまして、先ほど最初にお話をした私が17才の
ときにイベントをやって、それを地域の方々にお手伝いをいただい
たのですが、その際に行政に対して、
「地元にそういう頑張っている子たちがいるよ」という情報を入れて
いただいた方、働きかけていただいた方がいらっしゃったようなん
ですね。

それで実際にイベントも成功して、地域の方、区民の方もいっぱい
足を運んで頂いたということで、だったら行政としても何かやらなけ
ればいけないんじゃないのか
、というのが本当のきっかけだとという
ことを聞いています。

反町充宏さん1

これは中原区の協働推進事業といって行政と区民が一緒になって
同じ目標の元で役割分担をしてやる、という事業ですから。
それで当時いざやるぞとなったのが、私が19才の時でして、
そういうのをやるからぜひということでお話を頂きまして、それが
第一回目In Unity2000で、これに声をかけて頂いて、それで
実行委員と言う立場で入らせていただきました。

3年目のIn Unity2002から今年3月に開催した2010までは実行委員長
をやらせて頂きました。また来年にむけて動き出すのですが、2011も
また実行委員会が立ち上がったら、実行委員長に立候補はしようとは
思っています。
ただ同じ人間が同じ事業の委員長やるのも、もう次やったら
10年連続なんですね。やはり後任をきっちり育てて、退いてもその
イベントがそれまで以上の形で動き続けていくことこそがいいイベント
であり、私自身の仕事
かと思いますので、まあそうしたいなと思います。

■In Unity 2010
In Unity 2010

--先ほどカワサキミュージックキャストさんの目的の一つで音楽を
やりたい人に場を提供するとか、情報を提供するというのと、
In Unityのイベントの目標というのは、方向性としてはあっていると
思うのですが、そういう意味での今後の関わり合いというのは
どうでしょう?


反町:まずIn Unityというのが中原区の事業なんですよね。
私の立場としてはIn Unity関しては、ミュージックキャストの代表
としてではなくて、一区民として参加させていただいています。
しかし、いまミュージックキャストがあることはIn Unityの影響と
いうのはすごく大きいです。
In Unityがなければ私もミュージックキャストとしてNPO法人化は
していなかった、出来ていなかったかもしれないと思います。
それぐらい大きな存在ではあるんですが、あくまで区民として参加
していること。ただまあ同時に代表であることは変わりないので、
ミュージックキャストとしてはお手伝いをさせていただくという
立場ですね。

先ほど申し上げた育てるイベント、支援していくイベント、
もっともっと成長していきたいイベントの一つがIn Unity
です。


--話が変わりまして、カワサキミュージックキャストの今後の
方向性とか課題みたいなものをお聞かせください。


反町:ミュージックキャストとしての課題はやはり人が足りないです。
全てにおいて。

--20人ぐらいいるという話でしたが?

反町:これがいまの20人というのは、半分は法人立ち上げの時の
初期からのメンバーで、それを含めてイメージとしては登録制
みたいな形ですか。名前をいれておいてもらって、仕事がある時に
一括してメールで投げて、必要な人数を埋めていく

そういうやりかたなんですよ、基本的には。

もちろん一人ひとりが他の仕事をやっているわけです。
ミュージックキャストに登録する人って基本無職は禁止なんですよ。
ミュージックキャスト自体は生活費を稼ぐために集まる場所では
絶対に無い
ので。最近ではそれなりの謝礼があるときも多いのですが、
いずれにしても目的は間違えてはいけない、大切なところですね。

学生なら学生でもいいですが、そうでなければ、最低限アルバイト
でもなんでもいいので必ず仕事を持っていただいて、それをしっかり
やっていただいた上で残りの時間をミュージックキャストに使って
いただくというのは、全部のスタッフに徹底していただいている
ところです。

--NPO法人の性格としてノンプロフィットは分かりますが、
逆にいうとそういうスタッフのみなさんは、いわゆるボランティア
じゃないですか。そういう立場でこの活動に携わるモチベーション
というのはどういうところからくるのでしょうか?


反町:一つはやはり私自身が代表者であり、基本的にはお願いとか
仕事があるよ、という連絡もさせていただいているので、
やはり私自身が実際の仕事をお願いするにあたって一人ひとりに
感謝
をします。そしてその感謝の気持ちをきちっと伝えるように
しているというのがまず一つ。

反町充宏さん2

それからスタッフがやりがいをもてるイベントと逆にそうじゃない
イベント
というのもあるので難しいところですが、出来るだけ
あらかじめ伝えるようにしているんですよ。

ほんとにこれは仕事をくださる方からはお願いしますと頼まれて、
こちらとしてもお手伝いをしたいイベントだったりするんですが、
でも実際の業務としてはすごく単純作業を10時間とかだったり
するんですよ。
例えばひたすら案内係でたちっぱなしとかで。

実際に入るスタッフの立場だと、それで現場のモチベーションを
維持しろって言ってもなかなか難しいじゃないですか。

--そうですね(笑)

反町:それはやはりあらかじめそういうのを伝えて、それでそういう
のをやってもらったスタッフには、それ以外でやはりやりがいのある
仕事を回す、バランスをうまく取ってやるわけなんですが。

次にこれはIn Unityともつながるんですが出会いなんですね。
ミュージックキャストはほんとに出会いにだけは恵まれています。
ミュージックキャストに関わることによって、イベントを通じて
出会う内外の方々ともすごくなじんで仲良くやっています。

ただ、若い男女が集まるのでいろいろあり困ることもありますが(笑)

反町:スタッフの課題の話に戻りまして、モチベーションの点に
ついてはとにかくイベントという場をきちっと提供して、
ミュージックキャストを通じて生まれる出会いというものがお互いの
プラスになってもらいたい。

あとはもちろん経験的なところで単にイベントのお手伝いだけを
やってたとえばそれを1年間やって振り返ったときに、とりあえず
現場は楽しかったけど、でも自分に何も身についていないというのは
ダメ
だと思います。
1年間やってその先別の道にいくにしても、ここでの1年間
というのは人と人とのつながりというところと、それから単純に知識
とか技術とか、一つでも二つでも身につけて学んでいってもらいたい

と思っています。

実際にはイベントの仕事って結構業界以外のところでも役に立つ
ところがすごくあって元々人生にイベントってすごいあふれてる
じゃないですか。
ほんとに一番身近なところだと、例えば社会人だとちょっとした
飲み会から始まり、忘年会とかその類の会社のイベント、それから
ちゃんとした結婚式だったり、また二次会だったりいろいろあるじゃ
ないですか。でイベントの段取りを組むというのは重要なところは
すごく共通
しているので、段取りの組み方みたいなところというのは
自然に覚えてもらえるように教えると言うこと。
もしほんとに学びたいと言ってきたらきちっと教えますけど。

イベントの世界でケーブル巻きって作業があって、一番よく使うのが
音響のマイクのケーブルがあるんですが、それって決められた巻き方
のルールがある
んですよ。それとかも知っていて損はないんですね。
ようは長いものの巻き方の話なんですね。でも誰かに教わらなければ
できないものなので、例えばそれを知っているだけで庭の水道の
ホースみたいなものにも使えますし、あとでお見せしますよ。(笑)

■後ほど見せていただいたケーブル巻き
後ほど見せていただいたケーブル巻き

あとはやっぱり紐のしばり方、ロープの使い方、電気の知識とか
知っているといざというときに意外と役に立つことって意外とあるので
別に業界にいなくても、そういうことをどんどん教えて本人がなにか
勉強になったなって思ってもらえればこちらとしてはほんとに幸せな
ことはない、そう思われなくても自然に教える叩き込むぐらいの勢い
です。

--厳しそうですね。

反町:結構ボランティアといっても厳しいんでしょうねうちは。
基本的には甘いんですけど厳しいところは厳しくて、例えば
ボランティアで応募してきているのにダメだと思ったら、普通に
やめてもらうというのはあります。とにかく怪我したら終わりの
世界
なんでそういう部分でちょっとでも不安を感じてびしっと言って
それでダメだと思ったら、やっぱり一緒にはできないということに
なりますよね。

まあそんな形でスタッフのモチベーションという意味では、今最後に
言ったことを含めて、ボランティアだから何でもウェルカムではなくて、
その先というか一歩上のものを目指している

実際にそれで仕事もたくさんもらえるようになってきている、
というのもあると思います。

--みなさん音楽が好きだったりとか、イベントを作ったり実行する
ことが好きなのでしょうね。その割には制作スタッフが少ないのは
なぜかな?と思うのですが。難しいのですか?特殊なことがある?

反町:それですね、すごく微妙なところなんですけど。
難しくはないんですけど、例えば制作スタッフを外から雇った場合
日当1万ぐらいする内容
なんですね。そんなに難しいとは思わないの
ですけど、今ミュージックキャストとして受けた制作内容をやるのに
段取りを組むのが核なので、現状は私がやるのが間違いないって
いうのと、私自身も安心できる、あとまだ私がなんとか出来ちゃって
いるので、やってしまっている
っていうのが正直なところあると
思いますね。

ただ今後は少しずつそれを分担して、私の代わりが務まる人を育てて
いくというのも仕事
じゃないですか。それをやりたいですけどただ
当面はまだ私がメインでやっていき、現場の仕事も重要なんです
けどどっちが人に任せられるかというとやはり現場なんですね。

制作の仕事というのはすごく性格もでるので、調整ごとってすごく
多いじゃないですか。そういうところできちっとした人材の育成の
体制を作る時間もない、でもそれはやっていかなければしょうがない
と思っています。

いま基本ボランティアなんでイベント要員としてきてもらっている
スタッフの皆さんは平日仕事、土日休みなんですね。
それで制作の仕事って完全に平日なので、その辺をうまくやるのって
難しいですね。

--キャストのみなさんには生活の基盤を持っていて欲しいのだけど
そうはいってもという感じですか?

反町:ほんとに制作の仕事も増えて、私一人では完全に無理っていう
ことになった時には必然的にそういう人が必要
になりますよね。
たぶん今後そうなっていくのでそれに併せてそういうスタッフを
きちっと配置していきたいと思います。

-----
ここで一旦電話が入りインタビュー中断。
当日川崎駅でイベントにでるドラマーさんがシンバルを忘れたとの
ことで急遽お願いの電話が・・・
快く引き受ける反町さん。


反町充宏さん4

反町:日曜の昼間に電話がかかってくるとドキっとしますね。
トラブル発生の連絡である確率が高いですから。
一つは忘れ物しました、もう一つが機材から音が出ませんとか、
そんなのが多いです。
-----

--話が変わりまして、武蔵小杉はいますごく変わっていますが、
反町さんからみてどう思われますか?


反町:私は生まれも育ちもここなんですね。人口が増えていくことに
関してはすごくいい街だと思っているので、今のところいまその中に
いるわけで、それも含めてすごく良いことだなとは思います。
ただ課題の話になりますがそういう増える人たちがどちらから来て
いるのか知りませんが、従来から住まわれている方との、意識と
言うか温度差と言うかきっとあるのではないか
と感じていますので、
そういうなにか架け橋となるような地域に目を向けていただくような
仕掛け
はなにかしなくちゃいけないのかな、そういう気持ちです。

--武蔵小杉ライフでも武蔵小杉の街の移り変わりをテーマに
しているのですが、最近になってオープンカフェみたいなものも
増えてきましたがどう思われますか?


反町:そういう仕掛けと言うか絶対に必要だと思うんですよね。
少なくとも何もやらなくていいという考えはないので、やっぱり
出来る人やるべき人というか、オープンカフェというのは手法の
一つに過ぎないと思うんですけど、新しく来た方と従来から暮らす
人とをつなぐ何かがないとよくないですし、やはり街づくり
というものを進めていく上で、何万人と新しく住まわれている方々の
意識を地域に向けていただくということは絶対に必要なこと
だと
思うんですよね。

そのために何かやる、それで、たまたまうちの話でいえばその時は
オープンカフェが出来ることだったんですよね。音楽とカフェという
憩いの場、交流の空間
ということで。
だけどもっともっと改良して中身を工夫して、また開催時期を定着
させて、住民の方のことを考えたらほんとはもう平日の毎週何曜日の
この時間がみたいな感じで出来たらベストかも知れないですよね。
私個人的にはやりたいんですよ。普通に小杉にカフェ作りたいぐらい。
毎回仮設でやるのって、単発には仮設のよさもあるんですけど
固定でやったほうがいいような気もするんですよね。

反町充宏さん5

--住民の参加もイベントがあって、その日だけ特別に行く
というのではなくてそこに行けばあるというほうが定着しますよね。


反町:絶対そうですね。
あとオープンカフェの場所とか内容についてももちろんそうですし
それ以外のことについてもどんどんなにかこういったことをやって
もらいたいという要望を欲しい
ですね。ミュージックキャストが
できそうなことであれば。

例えばキャンドルナイトとかどこかでやってみたいんですよね。
まだ小杉ではやっているという話はきいたことがないので。

--最後に武蔵小杉ライフ読者のみなさんに一言お願いします。

反町:カワサキミュージックキャストは川崎を拠点に音楽環境の
拡充を目的に活動
しています。広い意味でいろいろな立場の方々
が身近に音楽を表現したり楽しんだりできる環境を作るという
ことです。

音楽は基本的には皆さんになんらかの縁がある、例えばテレビを
つければ音楽は流れてくるわけですし携帯電話ひとつにしても。
そういう意味でなにかしら関わりのある音楽というもののなかで
みなさんに合ったよりよい音楽環境を作っていくのを目的とした
法人です。

その法人の事務所が実は武蔵小杉にあります。
例えば実際に演奏をやっていて、まさにこの武蔵小杉に引っ越して
きてこっちでもやりたい
のだけど、みたいな要望があればもちろん
相談していただきたいですし、音楽を聴きたいとかあるいは
スタッフをやってみたい
とかそういう興味があったらぜひ気軽に
ご連絡をいただきたいと思います。

--本日はどうもありがとうございました。

反町充宏さん6

【関連リンク】
NPO法人カワサキミュージックキャスト 公式ウェブサイト
In Unity2010 公式ウェブサイト
2008/9/27エントリ なかはらオープンカフェ、リエトコートで開催
2008/9/28エントリ なかはらオープンカフェ2日目
2009/2/11エントリ In Unity2009 反町充宏実行委員長インタビュー(前編)
2009/2/12エントリ In Unity2009 反町充宏実行委員長インタビュー(後編)
2010/2/20エントリ 「新丸子インユニCafe」開催レポート
2010/3/14エントリ 「In Unity2010」開催レポート
2010/7/4エントリ 武蔵小杉の「ひと」(1):カワサキミュージックキャスト・
反町充宏さん(前編)

Comment(2)

2010年
07月04日

武蔵小杉の「ひと」(1):カワサキミュージックキャスト・反町充宏さん(前編)

karejishi.gif

武蔵小杉ライフではこのたび地域活動に関わり合いのある方々への
インタビュー
を始めました。今後、地域活動に携わる「気になる方々」
訪問し、お話を伺う記事を不定期で掲載していきます。

第1回は、以前本ブログのIn Unityの記事でもご紹介したことのある
NPO法人カワサキミュージックキャストの反町充宏理事長にお話を
伺いました。(以下敬称略)

■NPO法人カワサキミュージックキャスト 事務所
NPO法人カワサキミュージックキャスト 事務所

--本日はよろしくお願いします。

反町充宏さん1

--まず設立の経緯を教えてください。

反町:私自身はピアノ教師をしていた母の影響もあって、幼いころ
からころから音楽に携わっていました。
自分自身もピアノをやったり
中学生時代は同級生とバンドを結成して活動をしていました。
当時徐々に演奏が出来るようになってくるとライブをやりたいのです
が、いざやろうとなったときにライブハウスというものはあっても費用
や集客の面から簡単ではありませんでした。

他にそれにかわる場所があるかというとそれもなくて。
もっと気軽に音楽を演奏できる場所がないものかと考えるようになり
ました。

そこで、同世代(当時17歳)の仲間とともに自主企画の無料コンサ
ートを地元「西丸子小学校」の体育館で企画
しました。
当時高校生でイベントの段取りとかもわからない中で、どうにかして
できないかということで、ほんとに地域のいろんな方の助言と協力を
得て、なんとか無料のコンサートを高校生だけで開催することが
できました。

結果として成功させることができて、それがこういったイベントごとに
関わる私の原点
だったのですが、その時に地域の方の暖かさとか
地元でなにかやるぞ、という目的意識を共有できた時の、エネルギ
ーというものをすごく感じました。ほんとにその時の感動はいまでも
忘れられないんですが、イベントをつくるということはすごいことなん
だと、また実際に成功して多くの方に喜んでいただいて、すごい
やりがいのあることだと感じました。


それでまだ10代ですから同世代の音楽活動をしている人たちは
プロデビューを目指して走り始めるわけですね。
そんな中で私はプロミュージシャンになることの難しさを実感する
と同時に裏方の仕事を学びたいという想いが強くなっていきます。
まだ何も分からなかったのですがとりあえずバンド活動をしながら
平行してイベントの企画というものを少しずつ学んでいきました。
たまたま地域にそういうことを教えてくださる方がいらっしゃって、
その方の存在も大きかったと思います。

反町充宏さん2

それで2~3年は自分達で企画する、そして自分も出演するみた
いな割とよくある形での活動をしていきます。しかし、ある時、両方
やるのは良くない、本気でやろうとしたら両立できることではない

と感じるようになりました。
そこでその時自分は何をやりたいかと考えた時は、やはり
やりたいことは裏方のこと
で、「これはこの地域に必要だ」って
思ったんですよ。
小さい範囲だといっても、この中原区、武蔵小杉地区ですか、さらに
視野を川崎というエリアまで広げたとしても、音楽環境というんですか
若者が力を発揮できる、好きなだけ演奏できる、あるいは一般の
お客さんがそういう音楽を見たいという場所が足りないな
、という
ことで。当時まだストリートライブのポイントもなかったですし。

それで裏方に専念しようということでやり始めるわけなんですが、
当時私は普通の音楽と関係ないサラリーマンをやっていまして週末
が休みの仕事でしたので、平日は普通のサラリーマンをして日曜は
全部イベント系の自分の企画だったり、手を貸して欲しいという
いろんなイベント
をやっていました。徐々にそういう依頼や、あるいは
川崎市の特に中原区の事業から声がかかるようになってきました。

同時に一緒に活動する仲間もどんどん増えていくようになって
いつからか任意団体という形で一応組織として活動を始めたのです
が、その形で4年ぐらいやったと思うんですけど、そんな中で川崎市
が音楽のまちづくりという市をあげて街ぐるみでやっていく
ということに
なりまして、いままで積み重ねてきたところもあって、ミュージック
キャストとして仕事のお願いをされる頻度がどんどん増えてきました。
まだサラリーマンだったのですが、悩むようになってきたんですね。
これはもう平行してやるのは限界かなと。

当時はサラリーマンとしての仕事も高い意識で取り組んでいましたの
で、音楽の方に切り替えるという気持ちは固まっていたのですけど、
いざそれを行動に移す最後の一歩を踏み出すのに時間がかかりました。
しかし、カワサキミュージックキャストをNPO法人化してきちんとした
社会的役割と責任を果たしていく
ということと、NPOじゃなければ
できないことをやっていくという考えのもと、必要な仲間や支援者が
集まったとことで法人化という運びとなりました。
なお、選択肢としては株式会社というものもあったのですが、やはり
NPO法人が適切であるということで、多くの方のアドバイスも頂戴して
納得して決まりました。

団体名のカワサキミュージックキャスト
 カワサキを拠点にやっていくということと
 やはり音楽のことをやっていくということでミュージック、
 キャストは仲間・共演者などという意味を含めて
そういう名前にしました。

--いま現在の主な活動内容を教えて下さい。

反町:カワサキミュージックキャストが法人として掲げている
目的は主に3つあります。

   1)音楽イベントの開催事業
   2)音楽イベントの開催支援事業
   3)アーティストの支援事業

一番に掲げているのが、「音楽の開催事業」なんですね。
開催事業というのは自分達が主催で考えて企画をして開催すると言う
ことなのですが、実は業務の割合としてはすごく小さくて、最近ですと
中原区の市民提案型事業でオープンカフェをやらせていただきました。

■なかはらオープンカフェ
なかはらオープンカフェ

いま圧倒的に多いのは「開催支援事業」という自分達の企画や主催
ではなくて、その中身としての業務自体は広くイベントのなんでも
お手伝いをする
というものです。
それが圧倒的で、イベントの本数としては、昨年度(2009年度)で
約200件、今年度(2010年度)は300件に届く勢いで仕事を頂いて
います。

実際は最初の段階で、それが本当にミュージックキャストとして
お手伝いするのに適切なイベントかどうかということを判断
させて
いただいています。
私どもはあくまで川崎を拠点に活動するNPO法人ですから一応
公益法人でもあるのであまりその考え方や趣旨に馴染まないイベ
ントというものはやるわけにはいきません。
また正直申し上げますと去年の200件でもなかなか忙しいところが
ありまして、関わる全てのイベントを大切にし、皆さんにご満足いた
だくためにはなんでも引き受けるわけにもいきません。
ですので、最初の段階でこのイベントには本当にミュージックキャス
トが必要か、地域の方などに喜ばれるか、公共性があるか、今後育て
ていくべきものか
などという基準で確かめさせていただいています。
それでぜひということになりましたら出来る限りのお手伝いをさせ
ていただいています。

ある時は人ひとりとかマイク1本というケースから、企画はあるが
でもそれを形にする力がないのでやってもらいたいという、いわゆる
企画の丸投げに近いような形でいただいて、実際の企画の目的達成の
ために、私どもの言葉で制作(イベント制作)というのですが
段取りを組む仕事、段取りを組んで実際にいろんな人・物の手配を
する仕事、そういったのを制作と言っているのですけど、それですね。

--人ひとりとか、マイク1本とかそんなに単純な仕事からやるとは
驚きです。


反町:ありますね。
最近ですと初めて年間を通しての仕事を頂きまして川崎のある
商業施設なのですが、毎週末開催されるライブなどのイベントを
ミュージックキャストのほうで年間を通してお手伝いさせていた
だくことになりました。

--そういった支援事業から、先ほどのその企画の段取りからやる
制作業務と言われましたけど、一から作ると言うのは結構人とか
手間がかかるのではないでしょうか?


反町:いまうちのほうで現場に出るスタッフは20人ぐらいです。
登録メンバーとしてはなかなかそれが一度に集まることってないん
ですけど(笑)

あくまで現場要員であるところが強くて、制作業務という意味では
私以外にそれをきちっとやれるスタッフはごく一部なんでして
その大半を私がやらせていただいているのは現状です。
時間とか手間はすごくかかるところはありますね。

抜けがゆるされないのとそれ自体がお金を頂いてやるということ
ですから、なかなかほんとに気が抜けないし、そこそこの作業量が
あるのですが、今は一定のマニュアルと言うか雛形的なもの
あるんですけど組んでいくテーブルというものがあるので、それに
添った形で進めていく、それプラスイベント特有のなにか内容とか
性格と言うものがありますけど、それを絶対忘れないように大切に
してやっていく感じ
ですね。

反町充宏さん3

--最初の話に戻るのですが、いろいろな話が来てそれを選定する
という話がありましたけど、あまり適正でないというのはどういう
ものですか?商用に偏っているとかそういう話ですか?


反町:まず一つはそうです。あきらかに利益重視の内容であったり
閉鎖的な会場やごく一部の方を対象としているものである場合

お断りすることがあります。それからチケット代などが有料の時は
内容などをより慎重に確認させていただいています。
決して入場料などの設定があるからすべて断るということではあり
ません。できるだけ費用を抑え、その分を地域やお客さんへ還元し
ようという工夫や努力
を感じ取れれば、もちろんやらせていただき
ます。
もう一つは特定のミュージシャンのイベントっていうんですか。

--ずばりコンサートみたいなものですか?

反町:そうですね。
これはミュージックキャストのすごく基本的な考え方なんですけど、
いわゆるプロダクションみたいな業務というのはやってないんですね。
ミュージシャンを抱えてとか、契約をして預かってというのは一切
やらないし、当面はそうゆうのをやる予定はないんですが。

このあと3つ目の事業でアーティストの支援事業というカテゴリが
あるのですが、それはあくまで広くアーティストの支援をするという
ところで、特定のミュージシャンに偏った支援ってやらない
んですよ。
それは実はやらないということにこだわっていまして、そういう意味で
明らかにもう特定のミュージシャンのいわゆるワンマンライブとか、
それが有料であったりとかということになると考えますね。

それでもどうしても例えばそのミュージシャンが川崎で特別な実績が
あって、またなにかそのワンマンコンサートがその後の市の音楽環境
を盛り上げていくために必要な何かであるとか、あるいは川崎市の
後援がついているとかあればまた別ですが。ただ、そういうケースは
ごくまれです。

単純にミュージックキャストに頼めば安くやってもらえる、なあなあ
でいける、みたいな雰囲気であればまずお断りするか、限定的な支援
という形となります。例えば、アドバイスや広報のお手伝いのみなど。
ミュージシャン自身の力と責任でライブを行うということも必要です
から。まずは全力でやれるだけやってもらって、それでどうしても解決
できないような状況になった時に相談をしてもらいたいです。

反町充宏さん4

--それではあともう一つ支援事業のほうをお願いします。

反町:そうですね。
アーティストの支援事業ということで先ほどイベントの開催支援事業
のところでは、他の企画されている方とかイベンターさんのお困りの
ことで、とりあえずミュージックキャストにまず相談してください、
というスタンスでしたが、このアーティスト支援事業に関しても
ミュージシャンが川崎で活動していて、あるいはこれから活動しようと
思っている方で、とりあえず何かわからないこと、不安なことが
あったらなんでも相談してくださいというスタンス
です。

例えばこれから音楽を始めたいと思う人が楽器をどこで買ったら
いいのかわからないとか(笑)、川崎ってどのぐらい楽器屋さんが
あるかわからないとか、それはミュージックキャストにはデータベース
がありますので、例えばギターだったらどこの品揃えが多いとか
ドラム関係の素材はここだよとか、いろいろあるわけですね。
そういった情報提供といったところが一つ。

それからあと活動されるに当たって、ちょっと腕も付いてきたから、
川崎でライブやりたい、とりあえずライブハウスは検索すれば
なんとなく出てくるんだけどストリートライブ、川崎駅前とかで
やっているみたいなことってどうなんですか?
どうやったらでられるんですか?といった相談内容などです。

実はその川崎のストリートライブのポイントのいくつかって
きちんとしたエントリ制だったりする
んですよ。フリーじゃなくて。
きちっと管理者がいて、シフトがあるんですよ。

--それは知らなかったですね。

反町:ルールとかすごく厳しいものがあって、それを守ってやって
いたりするんですね。
それのはしりというか、先駆的な取り組みをされた場所というのが
川崎の西口のミューザという建物がありまして、駅の改札をでて
デッキを歩いて行ってちょうどミューザの入り口のところにレンガ状
の壁があるちょっとしたオブジェとかもあるスペースがあるんですが、
そこは「ミューザゲートプラザ前」って呼んでいるんですが、そこで
約5年前、ストリートライブがスタート
したんです。

これは会場管理者からキチンと許可を頂いて、ミュージシャンが
ちゃんと登録して事前に面接をして、これを通過したアーティスト
だけが出られる
んです。管理している方が別にいらっしゃってその方に
毎月翌月のスケジュールをあらかじめ連絡して、そのまとめ役の方が
シフトを組んで、アーティストは決められた時間通りにやる。
一日あたりで3~4組出演するんですが、準備から片づけまで
ミュージシャン同士で全部やる。マナーがしっかり守られているか
というのもお互いでしっかりチェックする。そういうシステムなん
ですよ。

反町充宏さん5

で、そのミューザ前の取り組みはすばらしいことなんですよね。
やはり、まず場所がなければ出来ないということで、ミューザさんが
正式な形で貸していただいているということ、またそれを管理する、
シフトとか組むまとめ役というのは、また別の中原区の方
なんですが
平間のお花屋さんをやっている方なんですけど、おそらく民間で音楽の
まちづくりに協力している個人としては川崎No.1クラスの方でして、
ミュージックキャストとしてもすごくお世話になっているんです。

それで、その方がやられているんですけど、場所があって管理する方が
いてミュージシャンが集まってきちんとルールを守ってやっているわけ
ですね。すばらしいことです。

それこそまさに先ほど申し上げたような今後もっともっと育てていく
イベントであり、場所であり
というところで、ミュージックキャストとしても
このミューザゲートプラザ前に関しては全面支援というスタンスです。
開始当時はすべての機材をミュージシャンの持込というやり方で
3年ほど経ったところで共用に使える音響機器や楽器をミュージック
キャストから提供
させていただきました。

--ちなみにこの武蔵小杉とか丸子・中原周辺というのはそういった
場所というのはどうなのですか?

反町:それこそ小杉の北口でもフリーでやっているじゃないですか。
でもいまきちんした許可制・登録制で公式にできているところは私が
知る限りではないですね。でもあれも面白いんですよ。
他のストリートライブでは溝の口とかもそうなんですけど、
ミュージシャン同士である程度常連というか何度か顔を出すように
なると、きちっと自然に時間とか場所とか調整
するんですよね。

--住み分けができているのですか。早い者勝ちとかそういう話
ではなくて?

反町:基本的にそうですね。
確かに毎週同じ曜日、同じ時間帯にはここにはあの人、そこには
この人っていう感じです。ただ何年間も継続してという方は相当
少ない
ですよね。何ヶ月か続いているかなと思うとこなくなっちゃっ
たりとか。
ただ、基本的にはみなさん、ミュージシャン同士、近隣の店舗や
通行人の方に配慮しているところは良いことだと思います。
一方でごく一部ですが、自分にことだけしか考えず場所、音量
時間帯などを無視してやってしまっている人がいることはとても
残念です。

--中原だとインユニティとか大きなイベントをやっている
じゃないですか。この辺でも場所があればいいんじゃないかとも
思うのですが、なかなか難しいですか?


反町:いいですね、ぜひそれは私が今後やっていきたいことの一つ
です。小杉というのはいろんな意味での、アクセスであったり
ある意味の中心
というところで、そこにやはりストリートライブの
拠点になるような場所が必要
ですよね、私は欲しいですね。
しかもミュージックキャストの事務所がある武蔵小杉ですから。
ぜひ欲しいですね。

反町充宏さん6

(後編に続く) 

【関連リンク】
NPO法人カワサキミュージックキャスト 公式ウェブサイト
In Unity2010 公式ウェブサイト
2008/9/27エントリ なかはらオープンカフェ、リエトコートで開催
2008/9/28エントリ なかはらオープンカフェ2日目
2009/2/11エントリ In Unity2009 反町充宏実行委員長インタビュー(前編)
2009/2/12エントリ In Unity2009 反町充宏実行委員長インタビュー(後編)
2010/2/20エントリ 「新丸子インユニCafe」開催レポート
2010/3/14エントリ 「In Unity2010」開催レポート

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2010年
07月03日

マックスバリュエクスプレス木月住吉店オープン

hatsushimo.gif

2010年6月29日、マックスバリュエクスプレス木月住吉店がオープン
しました。元住吉駅の東側ではこれまでなかった大型スーパーの
登場であり、多くのお客さんで賑わっています。
マックスバリュのオープンについては、2009/10/28エントリにおいて
本ブログが特報して以来、折に触れて経過をお知らせしてまいり
ました。

■イオンリテール マックスバリュエクスプレス木月住吉店
http://shop.aeonretail.jp/maxvalu/kidukisumiyoshi/

■マックスバリュエクスプレス木月住吉店
マックスバリュエクスプレス木月住吉店

マックスバリュエクスプレスは、元住吉駅からオズ通り商店街を
直進し、綱島街道を渡った先
にオープンしました。中原平和公園の
南側
にあたり、武蔵小杉の特に再開発地区からは、自転車で5分
程度で行ける距離にあります。

■マックスバリュエクスプレス木月住吉店の店内
マックスバリュエクスプレス木月住吉店の店内

店舗は平屋でスペースが広く、売場面積としてはフーディアム武蔵
小杉が一回り小さくなったくらい
ではないでしょうか。木月住吉町周辺
ではこれくらいの規模のスーパーがありませんでしたので、近隣の
方の生活利便性はかなり向上したのではないかと思います。

■イオン銀行ATMの看板
イオン銀行ATMの看板

マックスバリュはイオンリテールの店舗ということで、当然イオン銀行
のATMが設置
されています。近年ではセブン銀行など、流通業界が
銀行業に参入するようになりましたね。
この看板を見ると、イオンの電子マネー「WAON」のチャージもできる
ようです。「WAON」やら「nanaco」やら、個人的な要望としては電子
マネーは横断的に統一して欲しいところですが・・・。

■介添えなどをご希望のお客さまへ
介添えなどをご希望のお客さまへ

店頭には「介添えなどをご希望のお客さまへ」という掲示があり、
インターホンでお店の方を呼ぶことができます。

■駐車場と駐輪場
駐車場と駐輪場

駐輪場

店舗には駐車場が1箇所、駐輪場が2箇所用意されています。これ
が揃ったスーパーというのは意外と少ないですので、多少距離が
あっても車で利用、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

営業時間は9:00~22:00で、多くのマックスバリュの店舗のように
24時間営業にはなりませんでした。周辺は駅前地区というわけでは
なく住宅街でもありますので、収益性と周辺環境の兼ね合いがあっ
たのでしょう。

まだオープンして間もなく、平常時にどのくらいの賑わいを見せる
のかわかりませんが、周辺の競合もそれほどないことから、継続
的にある程度の集客はしていけるのではないかと思います。

■マックスバリュエクスプレス木月住吉店 マップ
マックスバリュエクスプレス木月住吉店 マップ

【関連リンク】
2009/10/28エントリ 木月住吉町に「マックスバリュ元住吉店」オー
プン予定

2009/12/17エントリ 2010年7月、マックスバリュ元住吉店新規
オープン、マルエツ元住吉店建て替えオープン

2010/3/22エントリ マルエツ元住吉店とマックスバリュ元住吉店の
工事進捗(2010年3月)

2010/5/28エントリ マルエツ元住吉店とマックスバリュ木月住吉店の
工事進捗(2010年5月)

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2010年
07月02日

武蔵小杉を走る選挙公報バス

hatsushimo.gif

2010年7月11日の参議院議員選挙の投票日が近づき、武蔵小杉
周辺を走るバスに選挙広報が掲示
されています。

■川崎市営バス
川崎市営バス

こちらは南武沿線道路を走る川崎市営バスですが、バスの前面に
選挙広報の横断幕が設置されています。

■川崎市営バスの横断幕
川崎市営バスの横断幕

これは、川崎市選挙管理委員会のキャラクター「イックン」の横断幕
ですね。

■川崎市選挙管理委員会 選挙マスコット「イックン」
http://www.city.kawasaki.jp/91/91senkyo/home/senkan/
keihatu_mascot.htm


上記ウェブサイトによると、初めてしゃべった言葉は「みんなで、行
かなイカ。」
で、7本の足は川崎市の7区を表しているそうです。

川崎市営バスは武蔵小杉でも毎回おなじみだったのですが、今回
の選挙からは、横須賀線武蔵小杉駅ロータリーから臨港バスも発着
しています。
臨港バスはどうなっているのかというと、こちらも同様に選挙広報を
行っていました。

■臨港バス
臨港バス

こちらは横須賀線武蔵小杉駅から丁度発車したばかりの臨港バス
です。

■臨港バスの横断幕
臨港バスの横断幕

川崎市営バスは当然、川崎市選挙管理委員会の広報だったのです
が、臨港バスは「神奈川県・市区町村選挙管理委員会」の名義
なっています。
こちらもなにやら動物のキャラクターが描かれているようですが、
はて、これは何でしょうか。小動物に羽が生えたようなデザインに
なっていますが・・・。

■神奈川県選挙管理委員会 明るい選挙
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/senkan/akarui/index.html

神奈川県選挙管理委員会のウェブサイトにその動物キャラクターが
掲載されていますので、神奈川県のキャラクターのようです。
ウェブサイト内を探してみたのですが、紹介ページが見つからず、
このキャラクターの名前がわかりませんでした。

ごく個人的な好みとしましては、イックンの方がマスコットキャラクター
としては出来が良いような気がいたします。

■中原区役所の期日前投票
中原区役所の期日前投票

さて、投票日に先立って、中原区役所では期日前投票が行われて
おり、期日に投票できない方が投票に訪れていました。本来は「どう
しても日程調整が付かない方」のために実施されているものですが、
「面倒なので早く済ませてしまいたい」方の利用が増え、本来の主旨
が変わってきている
との声も聞きました。

ただ、どちらにしても投票率の向上には資することになりますし、
期日前投票を利用するに至った理由を仕分けすることも不可能
ですので、行政としても最終的には良しとしているのではないか、
と思います。

最近、選挙カーなどを武蔵小杉周辺でも見かけるようになりました
が、投票日まであと1週間となり、選挙戦も本格化してくることで
しょう。

【関連リンク】
2009/9/5エントリ 武蔵小杉再開発地区初の国政選挙
2009/10/19エントリ 川崎市長選挙が10月25日に投票・あなたの
一票、おっき~な!

2010/6/24エントリ 本日参院選公示:武蔵小杉周辺の選挙掲示板

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2010年
07月01日

エルシィ跡地のシステムパーク武蔵小杉が料金値上げ

hatsushimo.gif

ホテル・ザ・エルシィ跡地に2010年6月20日にオープンした「システム
パーク武蔵小杉」が、オープン後わずか数日で料金値上げ
となって
いました。

■システムパーク武蔵小杉駅前駐車場
システムパーク武蔵小杉駅前駐車場

システムパーク武蔵小杉駅前駐車場のオープンについては、2010/
6/20エントリ
で取り上げました。シンプレクスから土地を買収した都市
再生機構が1年間の限定(延長あり)で賃貸契約
を行っているものです。

■システムパーク武蔵小杉駅前駐車場の料金
システムパーク武蔵小杉駅前駐車場の料金

さっそく料金看板を見てみると、全日昼間の最大料金が3,000円
なっています。

■オープン時の料金
オープン時の料金

オープン時の写真を見直して見ると、最大料金2,400円となってい
ましたね。オープン後に600円値上げされたかたちです。
新料金を確認したのは6月27日ですが、もっと早く改定されていた
可能性もありまして、わずか7日間以内での料金改定ということに
なります。
(オープニングキャンペーンで、最大料金2,000円という設定も一時
的には導入していたようですが)

価格の妥当性はマーケットが判断することと思いますが、それに
してもオープン直後に料金が変わるというのは利用者も混乱しま
すね。
コインパーキングでは、状況を見ながらの料金改定はある程度普通
に行われていることではありますが・・・。

また、料金改定だけでなく、オープン後に一旦営業を中断して閉鎖
されたりもしており、運営に少々不安を感じてしまうところです。

この駐車場は日本システムバンクが運営していますが、同社は都市
再生機構の契約から数日間で駐車場をオープン
させています。
オープンを急ぐあまり、やや準備不足の面があったのかもしれません。

いずれにせよ本駐車場は武蔵小杉駅前の一等地を1年間は占める
わけですので、利用者を混乱させないような運営を望みたいところ
です。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅北部地区
2010/5/19エントリ シンプレクスがエルシィ跡地をUR都市機構に
売却

2010/5/25エントリ ホテル・ザ・エルシィ跡地が再度暫定駐車場に
2010/6/11エントリ 平成22年川崎市議会第3回定例会:武蔵小杉
再開発の進捗報告

2010/6/20エントリ エルシィ跡地に「システムパーク武蔵小杉駅前
駐車場」本日オープン

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2010年
06月30日

野村不動産武蔵小杉ビルのデイリーヤマザキとドコモショップ工事中

hatsushimo.gif

野村不動産武蔵小杉ビルN棟にオープン予定のデイリーヤマザキと
ドコモショップ
ですが、順調にオープン準備が進んでいるようです。

■デイリーヤマザキとドコモショップのオープン予定地
デイリーヤマザキとドコモショップのオープン予定地

デイリーヤマザキとドコモショップのオープン予定地は、昨日のエン
トリで取り上げた野村證券武蔵小杉支店と、サイゼリヤの間の区画
になります。
先日、入り口の上部に電光看板が2つ設置されました。

■デイリーヤマザキの内装工事
デイリーヤマザキの内装工事

内部を確認してみると、向かって左側がデイリーヤマザキのようです。
本日のコメントでもいただいた通り、ごく普通のコンビニに見えます。

テナントについて私が確認した際には「コンビニ」ということで聞いて
はいましたが、ドコモショップとの併設店ということで、カフェにもなる
ような構成になれば・・・と期待
していました。
ですが、現状の外見を見る限りは入り口が一緒というだけで、いわ
ゆるコンビニとドコモショップが隣り合っている形態のように思われ
ます。

■ドコモショップの什器
ドコモショップの什器

入り口から向かって右側には、ドコモショップの什器がすでに置か
れていました。こちらの内装工事はまだまだこれからといったところ
です。

・・・ということで、中丸子地区にまさかのコンビニ3店舗乱立という
ことになり、これから限られたパイをめぐって生存競争が繰り広げ
られそうです。
最終的な店舗形態はまだ確認しきれたわけではありませんので、
引き続き経過を見守っていきたいと思います。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:中丸子地区 C地区
2010/3/18エントリ 野村不動産武蔵小杉ビルに野村證券が支店開設
2010/5/11エントリ 野村不動産武蔵小杉ビルにサイゼリヤ、ドコモ
ショップ、デイリーヤマザキが6月以降オープン

2010/5/24エントリ イタリアンレストラン「サイゼリヤ」「ナチュラ」が
2010年6月10日同日オープン

2010/6/3エントリ サイゼリヤ武蔵小杉店に荷物搬入
2010/6/10エントリ 「サイゼリヤ武蔵小杉横須賀線駅前店」「ナチュラ
武蔵小杉店」本日オープン

2010/6/16エントリ サイゼリヤ武蔵小杉横須賀線駅前店の違法
駐輪対策

2010/6/17エントリ 追記:サイゼリヤ武蔵小杉横須賀線駅前店が
駐輪場案内を追加

2010/6/29エントリ 野村證券武蔵小杉支店が2010年7月20日
オープン

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2010年
06月29日

野村證券武蔵小杉支店が2010年7月20日オープン予定

hatsushimo.gif

横須賀線武蔵小杉駅前の野村證券武蔵小杉支店が、7月20日(火)
にオープン
することとなりました。野村證券のウェブサイトにおいて、
事前の告知がなされています。

■野村證券 新店舗のご案内 武蔵小杉支店
http://www.nomura.co.jp/service/branch/branch/
musashikosugi/index.html


上記ウェブサイトを参照すると、オープン記念ということで、経済・
外交・投資に関するセミナーも開催
されるようです。

「武蔵小杉支店開発準備委員長」の名前による挨拶文が掲載されて
いますが、おそらく準備委員長がそのまま支店長ということになるの
でしょう。
新店舗の支店長ということで、以前はどこにいらしたのかな、と思っ
て調べてみると、高松支店のファイナンシャル・コンサルティング課長
からの昇格
ということでした。

■野村ホールディングス 組織の一部改正と役員・社員の異動について
http://www.nomuraholdings.com/jp/news/nr/holdings/
20100308/20100308.pdf


上記PDFの13ページに当該人事異動が掲載されています。かなり
細かいところまで人事異動を公表しているのですね。

さて、武蔵小杉支店の告知ページの「ご案内図」を見ると、野村不動
産武蔵小杉ビルN棟のうち、やはり一番南側の店舗区画にオープン
することがわかりました。

■野村證券武蔵小杉支店オープン予定地
野村證券武蔵小杉支店オープン予定地

工事中の野村證券武蔵小杉支店

現在、オープン予定地は内装工事中で、外側のガラス面がビニール
シートで覆われています。

先行してオープンしているサイゼリヤと違って、野村證券はにぎやか
に集客をする店舗というわけではありませんので、また少し雰囲気は
違うのではないでしょうか。
あまり自分には関係ないお店かな、とお感じの方もいらっしゃることと
思いますが、オープン後にどのような感じになるのか、経過を見守って
みたいと思います。

■野村不動産武蔵小杉ビルN棟
野村不動産武蔵小杉ビルN棟

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:中丸子地区 C地区
2010/3/18エントリ 野村不動産武蔵小杉ビルに野村證券が支店開設
2010/5/11エントリ 野村不動産武蔵小杉ビルにサイゼリヤ、ドコモ
ショップ、デイリーヤマザキが6月以降オープン

2010/5/24エントリ イタリアンレストラン「サイゼリヤ」「ナチュラ」が
2010年6月10日同日オープン

2010/6/3エントリ サイゼリヤ武蔵小杉店に荷物搬入
2010/6/10エントリ 「サイゼリヤ武蔵小杉横須賀線駅前店」「ナチュラ
武蔵小杉店」本日オープン

2010/6/16エントリ サイゼリヤ武蔵小杉横須賀線駅前店の違法
駐輪対策

2010/6/17エントリ 追記:サイゼリヤ武蔵小杉横須賀線駅前店が
駐輪場案内を追加

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2010年
06月28日

川崎歴史ガイド・中原街道ルート(7):「小杉陣屋と次大夫」

hatsushimo.gif

川崎歴史ガイド・中原街道ルートの連載第7回は、「小杉陣屋と
次大夫」
です。

小杉御殿の建設などが行われた徳川家康の治世当初において、
多摩川周辺の土地は非常に生産性の低い状態
でした。水辺であり
ながら水利が悪く、草地や荒地ばかりの中に小さい集落が点在して
いるのみだったようです。

米の増産に取り組んでいた家康は江戸近郊の各地で新田開発を
計画しますが、それにあたって多摩川からの農業用用水路の敷設
を進言し、用水奉行を任されたのが小泉次大夫
でした。
次大夫によって川崎市内に敷設されたのが二ヶ領用水であり、
その拠点となったのが小杉陣屋です。

■現在の二ヶ領用水
現在の二ヶ領用水

「陣屋」とは、江戸時代において各藩の藩庁が置かれた屋敷か、
または幕府直轄領の代官の住居・役所
のことを指します。小泉
次大夫は旗本代官ですので、次大夫の陣屋は後者ということに
なりますね。
ただ、単なるお屋敷というだけではなく、小杉陣屋は言ってみれば
公共工事の現地事務所のような役割だったのではないかと思い
ます。

小泉次大夫は、1597年(慶長2年)より、多摩川両岸の用水路建設
に着手
しましたが、完成までに14年を要する難工事となっています。
陣屋は川崎側の小杉陣屋だけでなく、江戸側の狛江にも設けられ、
次大夫が各地の現場で指揮を取って完成にこぎつけました。

■小杉陣屋の跡地
小杉陣屋の跡地

小杉陣屋の跡地

さて、ガイドパネルが設置されているのはその小杉陣屋の跡地です
が、現在では陣屋の姿は残されていません。住宅街の中の土地に、
ひっそりと小さな神社があるのみです。
ここまでの道は迷路のように入り組んでいますので、たどり着くまでが
非常にわかりづらく、なかなか目に留まることがないかもしれません。

ただ、小杉陣屋は跡形もありませんが、その名前は現在の地名で
ある「小杉陣屋町」として残されています。徳川家康の作った小杉御
殿の名前を残す「小杉御殿町」と同様で、中原街道沿いに隣接した
2つの地名が、地域の歴史を今に伝えています。

また、次大夫は用水路敷設事業の着手にあたり、安房国(千葉県)
小湊の妙本寺から日純という僧を招聘し、小杉御殿の近くに妙泉寺
を建立
しました。
これは事業の無事完遂を祈念したものですが、この事業が当時とし
ていかに大規模かつ困難なものであったかがわかりますね。

■現在の妙泉寺跡地
現在の妙泉寺跡地

次大夫は1611年(慶長16年)に二ヶ領用水等を完成させたのち、
1619年(元和5年)に代官職を長男である吉勝に譲って隠居しました。
その際に、次大夫は妙泉寺を川崎領砂子(川崎区宮前町)に妙遠寺
として移設
しましたので現在の妙泉寺には本堂などが存在せず、
「跡地」ということになります。
ただし現在でも小堂と墓所は残されていまして、そこに次大夫の功績
を称える石碑
があり、川崎歴史ガイドでも紹介されています。

次大夫は1623年(元和9年)、85歳で亡くなりましたが、次太夫の
建設した二ヶ領用水は、現在でもその流域に貴重な水辺を提供
して
います。
小杉陣屋の跡地に立って、草地や荒地ばかりだった多摩川流域の
発展を支えた先人の努力を思いました。

■「小杉陣屋と次大夫」マップ
「小杉陣屋と次大夫」マップ

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:生活情報:公園:公開空地 二ヶ領用水
武蔵小杉ライフ:生活情報:神社・仏閣 西明寺
2008/8/8エントリ 中原街道のカギ道(前編):小杉御殿と西明寺
2008/8/9エントリ 中原街道のカギ道(後編):拡幅と直線化の見通し

(以下、川崎歴史ガイド・中原街道ルート連載)
2009/9/23エントリ (1):「丸子の渡し」
2009/10/6エントリ (2):「旧原家母屋跡地」
2009/11/9エントリ (3):「旧名主家と長屋門」
2009/11/29エントリ (4):「明治の醤油作りと八百八橋」
2009/12/21エントリ (番外編):「武蔵小杉駅の八百八橋」
2010/2/9エントリ (番外編):丸子の渡しガイドパネル入札不調
2010/2/14エントリ (5):「小杉御殿と『カギ』の道」
2010/3/30エントリ (6):「小杉御殿の御主殿跡」
2010/5/23エントリ (番外編):「中原区役所の八百八橋」

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2010年
06月27日

NEC玉川ソリューションセンター竣工

hatsushimo.gif

取り上げるのが遅くなりましたが、2010年5月17日、NEC玉川事業
場の「NEC玉川ソリューションセンター」が竣工
しました。ここには
ソフトウェア開発などの技術部門が移転し、NECの拠点のひとつと
して稼動することになります。

■大林組ウェブサイト NEC玉川ソリューションセンターが竣工しました
http://www.obayashi.co.jp/news/news_20100517

■NEC玉川ソリューションセンター(左)とルネッサンスシティ(右)
NEC玉川ソリューションセンターとルネッサンスシティ

NEC玉川ソリューションセンターは、NECグループの拠点集約の
一環として整備されたもので、ルネッサンスシティの南側に建設され
ました。
上記写真の右手前に見えるのがNEC玉川ルネッサンスシティサウス
タワー
、その左手がNEC玉川ソリューションセンターです。

この工事経過は2009/10/8エントリで一度取り上げていましたが、
その後順調に進捗していました。

■NEC玉川ソリューションセンター
NEC玉川ソリューションセンター

■南側から見たNEC玉川ソリューションセンター
南側から見たNEC玉川ソリューションセンター

前回エントリでも取り上げたように、NEC玉川ソリューションセンター
地上12階・最高部64.5mのオフィスビルであり、隣接するルネッ
サンスシティとは高さが異なります。
上記のように南側から見てみると、ちょうどビルが東側に位置をずら
しながら、少しずつ背が低くなっている
かたちです。

エントリ冒頭では施工を行った大林組のプレスリリースを掲載しま
したが、NEC自体からは今のところ、着工に関するプレスリリース
しか発信されておらず
、竣工については沈黙している状態です。

■NECプレスリリース NECが“人と地球にやさしい”エコロジーな
次世代オフィスを建設
http://www.nec.co.jp/press/ja/0811/2501.html

新しい事業拠点はNECの企業価値にも直結するものですので、
竣工や今後の事業場の位置づけ等に関しても何らかプレスリリース
があっても良いような気がしますね。

ところで、本日の新聞折込において、NEC玉川ソリューションセンター
の社員食堂オープニングスタッフの求人
がありました。

■NEC玉川ソリューションセンター 社員食堂の求人
NEC玉川ソリューションセンター 社員食堂の求人

NEC玉川事業場では、隣接するルネッサンスシティにも社員食堂が
ありますが、今回竣工したソリューションセンターにも独立した社員
食堂が設置
されるのですね。

その社員食堂も2010年6月28日から求人受付となっていますので、
建物の竣工とは別に、オフィスの移転、本格稼動はやはりある程度
時間がかかる
ようです。
以前確認したところでは、エントリ冒頭で申し上げた「ソフトウェアの
開発部門の移転」は夏ごろの予定
ということでしたので、社員食堂の
求人のタイミングともほぼ合致しています。

今後NEC玉川ソリューションセンターが本格稼動すると、向河原駅や
横須賀線武蔵小杉駅に、また新しい人の流れができるのではないで
しょうか。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅東部地区 D地区
2007/12/12エントリ NEC玉川ルネッサンスシティの夜
2008/12/5エントリ NEC玉川ルネッサンスシティのクリスマス・2008
2009/7/15エントリ NEC玉川ルネッサンスシティの窓掃除
2009/10/8エントリ NEC玉川ソリューションセンター建設中
2009/12/4エントリ 中原区・武蔵小杉のスポーツチーム(1)
NECレッドロケッツ

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2010年
06月26日

横須賀線武蔵小杉駅正規連絡通路のはつり作業と掘削作業

hatsushimo.gif

横須賀線武蔵小杉駅の正規連絡通路の工事が続いていますが、
そのうち、連絡通路とホームを接続するエスカレーターの設置に
あたっての「はつり作業」が完了し、掘削作業に移行
しています。

■横須賀線武蔵小杉駅ホームの工事中エスカレーター
横須賀線武蔵小杉駅ホームの工事中エスカレーター

正規連絡通路の工事については2010/5/6エントリでも取り上げま
したが、これが完成するとホーム北端のエスカレーターで南武線
への連絡通路と行き来が可能
となります。
これによって乗り換えにあたっての南武線との距離が100m短縮
されるもので、現在よりも利便性が向上することになります。

■従来の掲示 「はつり作業中」
「はつり作業中」

この工事進捗については、ホーム側の工事現場外壁の掲示で確認
することができます。これは開業直後のもので、「はつり作業中」
いう文字が見えますね。

「はつり作業」とは何かしら、ということで調べてみると、「建設工事
現場においてコンクリートを削って穴を開ける、重機を伴わない作業
のこと」
だそうです。
既存の設備製品を建造物に設置する際に、大体の場合は設備製品
に合わせてコンクリートを削ることになるようです。つまり、今回の
工事においては、エスカレーターに合わせてホーム下のコンクリー
トを削っていた
、ということですね。

■2010年6月23日の掲示 「はつり作業中」が抹消
2010年6月23日の掲示 「はつり作業中」が抹消

そして、これは2010年6月23日に撮影したものですが、以前からの
「はつり作業中」の文字がテープで抹消されていました。この時点に
おいて、「はつり作業」が完了していたようです。

■2010年6月25日の掲示 「掘削作業中」
2010年6月25日の掲示 「掘削作業中」

そしてその2日後、6月25日には掲示が完全に新しいものに差し替
えられ、「掘削作業中」となりました。

■掘削によりホームと連絡通路のトンネルが開通
掘削によりホームと連絡通路のトンネルが開通

工事中の部分を上から覗いてみると、一部ではありますが、もう
下の連絡通路とつながるトンネルが開通していました。
写真でも、トンネルの下に地上からの自然光が当たっているのが
確認できます。
ここを現在鋭意掘削中ということで、所定のスペースが確保できた
のちに通路の外壁やエスカレーターの設置工事が進められていく
のでしょう。

これまでにもお伝えしておりますとおり、この連絡通路の完成は
2011年3月頃
とされております。工事期間は9ヶ月ほどを残して
おり、まだまだ多くの工事手順が残されているものと思います。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅東部地区:横須賀線武蔵小杉
2010/3/13エントリ 横須賀線武蔵小杉駅本日開業、記念イベント開催
2010/3/14エントリ 横須賀線武蔵小杉駅、初の平日ラッシュ
2010/4/17エントリ 横須賀線武蔵小杉駅連絡通路のバリアフリー化
計画

2010/5/6エントリ 横須賀線武蔵小杉駅の正規連絡通路工事

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