武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2007年
07月04日

武蔵小杉周辺の地域SNS

【Reporter:はつしも】

最近、地域コミュニティサイト・SNSサイトが増えています。
SNSサイトではmixi(ミクシィ)が有名ですが、対象を一定の地域に絞ってより地元密着の情報発信やコミュニティ構築を目的としたものですね。

マイページやコミュニティ等SNSでは当たり前の機能はさておき、特徴だけご紹介しておきます。

・東急沿線コミュニティ 「TOQ楽」

以前から田園都市線沿線で試験的運用が行われていましたが、7月2日に東急沿線全域を対象に正式オープン。サイト内での活動によりポイントが付与され、TOKYUポイントや図書券との交換ができるのが特徴。沿線別・駅別情報検索が可能。

運営:東京急行電鉄

・JIMOT(ジモット)

2007年1月17日にオープンし、首都圏を中心にカバー。6月17日に川崎市をエリアに加え、武蔵小杉周辺でも新聞の折込チラシを入れて広報活動をしていました。
「川崎市中原区●●町の情報」のように町名レベルでの情報検索ができるのが特徴。

運営:住友不動産販売

武蔵小杉をカバーするSNSとしては上記の2つが同時期に立ち上がりましたが、
ちなみに私は利用していません。そろそろ似たようなサイトが乱立気味というか、限界じゃないかと思うんですね。町名まで絞込み検索といっても、よほどユーザーが集まらなければ検索結果0件になるのが見えています。

こういったサイトの場合、必ず「会員が集まらないと内容が充実しない、でも内容が充実しないと会員が集まらない」という壁にぶつかります。
ニワトリとタマゴのどちらが先か、という問題ですね。

ネットの世界でNO.2は生き残れないといいますが、すでに一番手のサイトがあるわけで、その壁を突破するのは容易ではない気がします。このあたりの話はITmediaニュースでも取り上げられていましたので、関連リンクをご参照ください。

コンテンツの差別化をどうしていくかが鍵ですが、正直どこも同じ・・・というのが個人的な感想です。

その他、既存の武蔵小杉周辺のSNSとしては、「ジモトモ!中原区」があります。
こちらは「武蔵小杉ライフ:武蔵小杉リンク」でご紹介していますが、私も使ってはいませんので盛り上がり具合は不明です。

みなさんはどこかお使いなんでしょうか?
使われているご感想などありましたら教えてください。

【関連リンク】
東急沿線コミュニティ TOQ楽
JIMOT(ジモット)
ジモトモ!中原区
ITmediaニュース:「mixiじゃだめなの?にどう答える-地域SNSの意味」

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2007年
07月03日

武蔵小杉再開発:駅前駐輪場の整備

【Reporter:はつしも】

最近駐輪場の話やコンテンツアップをしていましたが、カナロコに武蔵小杉再開発における駐輪場整備に関する記事がありました。
川崎市議会において川崎市建設局長が答弁を行ったもので、要点は以下の通りです。

・武蔵小杉再開発における駐輪場整備内容
①小杉駅南部地区 C地区駅前広場の地下に約1,000台分を整備(2010年度完成)
②小杉駅南部地区 A地区小杉第一公園の半地下に約400台分を整備(2012年度完成)
③横須賀線新駅 駅前交通広場に約1,000台分を整備(2009年度末完成)
④東急線高架下の東急駐輪場(稼働中)800台分を1,200台分に増強(時期不明)

①小杉駅南部地区C地区駅前広場用地  ②小杉駅南部地区A地区小杉第一公園用地
 小杉駅南部地区C地区  小杉駅南部地区 A地区
 
③横須賀線新駅 駅前交通広場用地    ④東急線高架下駐輪場
 横須賀線武蔵小杉駅 駅前交通広場  東急線高架下駐輪場
 
・武蔵小杉駅周辺の放置自転車規制
パークシティ武蔵小杉など再開発によって整備が進む再開発区域の公開空地等についても、放置自転車禁止区域に指定

現在、武蔵小杉駅周辺の自転車利用約6,000台のうち、約4,400台が既存の駐輪場を利用していますが、残り約1,600台が放置自転車となって狭隘な道路をさらに狭くして交通の支障となっています。

再開発に伴う上記の駐輪場整備により、約2,800台分の駐輪場が整備されることとなり、放置自転車規制区域の拡大ともあわせて状況が改善されることを期待します。

まずは「武蔵小杉ブログ」で速報いたしましたが、例によって「武蔵小杉ライフ」のコンテンツへの反映は少々お待ちください。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅東部地区
武蔵小杉ライフ:生活情報:駐輪場
神奈川新聞 カナロコ 武蔵小杉駅周辺の自転車対策を本格化

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2007年
07月03日

クレオ夫人の手作りケーキ工房

【Reporter:はつしも】

※同店はすでに閉店しています。

「武蔵小杉ライフ」のタウンガイドでご紹介しているケーキ屋さん、「クレオ夫人の手作りケーキ工房」。
 
 クレオ夫人の手作りケーキ工房
 
おすすめのケーキ屋さんですので詳細については「武蔵小杉ライフ」をお読みいただきたいと思いますが、今日の本題はケーキのおいしさではなく、お店の名前について。

「クレオ夫人の手作りケーキ工房」をGoogleで検索すると・・・

クレオ夫人の手作りケーキ工房の検索結果 3 件中 1 - 3 件目

あら、意外にも少ない。結構評判なんですけど。3件のうち2件は「武蔵小杉ライフ」だし、他に1件しか話題になっていない??

ん? ちょっと待てよ・・・

クレオ婦人の手作りケーキ工房 の検索結果 約 39 件中 1 - 10 件目

今度はたくさん出てきました。クレオ「婦人」の手作りケーキ工房。
ほとんどの方は「クレオ夫人」ではなく「クレオ婦人」と書いていたわけですね。
でも、どっちなんでしょ? 看板を見てみると・・・

クレオ夫人の手作りケーキ工房 看板







ということで、ウェブ上にほとんど正しい情報がなかったということなんですね。
もともと駅からも遠くクチコミで広がっているケーキ屋さんですし、ネットでの情報も少なかったことから、皆さん間違った情報をコピーしたのではないかと思います。

「クレオ婦人」の検索結果上位にある、川崎商工会議所の運営する「Buyかわさきキャンペーン」のサイトも間違っていますし、あまりこういう公的サイトが間違っているとは思いませんよね。(記事中に思いっきり「クレオ夫人」の看板の写真が出てきますが)

時々、「これってどっちの用法が正しいの?」というときにGoogle検索の結果を参考にすることがありますが、必ずしも正しい結果は得られないということで、私も気をつけたいと思います。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:タウンガイド:洋菓子 クレオ夫人の手作りケーキ工房
Buyかわさきキャンペーン お店と商品の紹介 クレオ婦人の手作りケーキ工房

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2007年
07月02日

クリエイト川崎下小田中店7月21日オープン

【Reporter:はつしも】

6/3エントリ 「武蔵中原:ドラッグストアが相次ぎ開店」で、武蔵中原地区にドラッグストアが2店開店予定との情報をお伝えしましたが、結果的に誤りであり、ドラッグストアは1店のみ開店のようです。

当初の情報として、

①デンコードー跡地の「事業計画のお知らせ」に用途がドラッグストアと公示されていた
②クリエイト川崎下小田中店の求人があり、その地図にはデンコードー跡地と異なる
場所が勤務地として明記されていた

上記の情報からドラッグストアが2店開店と解釈していましたが、クリエイトの求人の地図が間違っていたものと思われ、結論として

デンコードー跡地=クリエイト川崎下小田中店

ということでした。現地ではすでにクリエイトの店舗が7月21日オープンとの告知がなされています。
 
クリエイト川崎下小田中店駐車場 クリエイト川崎下小田中店
 
私も、クリエイトの求人が出ているのにデンコードー跡地の求人が全く出ない事を不思議には思っていたのですが(6/10エントリ)、結果的に間違った情報をお伝えすることになり申し訳ありません。

それにしても、あの求人を見て応募した方は、実際に採用されてみたら勤務地が違う、ということになるわけで、それなりに距離がありましたから、「そんなの話が違う!」というトラブルも出てくるのではないでしょうか・・・。

【関連リンク】
6/3エントリ 武蔵中原:ドラッグストアが相次ぎ開店
6/10エントリ ドラッグストア建築中

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2007年
07月01日

武蔵小杉再開発:変電所が地上3階?

【Reporter:はつしも】
 
先日、小杉駅南部地区A地区(いわゆるフロム跡地)の商業施設に高級スーパーが入るという情報についてエントリいたしましたが、現在A地区は変電所の地下化工事に着手をしています。
 
 変電所地下化工事
 
始まりそうで始まらなかったA地区ですが、いよいよ本格始動という感じですね。

上記の写真はA地区の南側、駅前広場や公園の位置にあたります。
まずはここの地下に変電所を移動し、しかるのちに現在の変電所を取り壊してA地区の商業施設や高層マンションを建設するという日程になっています。

変電所工事の進捗を受けまして、「武蔵小杉ライフ」の再開発情報に、工事の概要を掲載いたました。公示されている情報をもとに編集したものですが、一部疑問が。

階数:地上3階 地下2階
高さ:12.35m

・・・ん?
地上3階?

地下化じゃなかったっけ? ということなんですが。
建築面積108.62㎡、つまり10m×10m程度のわずかな面積ですし、駅前広場の一部に変電所設備の一部が頭を出して大部分は地下に広がる、ということではないかと思われます。

変電所工事の完了は2009年7月で、そこから本格的にA地区の再開発ビルに着手することになりますので、結果的にA地区の完成は武蔵小杉再開発の中でも後の方、2012年度まで待つことになります。

まだほとんど着手していないC地区(中小企業婦人会館跡地)の方が、変電所工事がないため2010年度と早く完成しちゃうんですね。

一連、詳しくは「武蔵小杉ライフ」の再開発情報をご確認ください。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区

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2007年
06月30日

武蔵小杉再開発:今週の「どうなる小杉」vol.15

【Reporter:はつしも】

タウンニュース中原版、今週の「どうなる小杉」は武蔵小杉の地価変動についてでした。はたして、武蔵小杉の再開発が地価に影響を与えているのでしょうか?記事の概要は以下の通りです。

・毎年1月に行われる地価公示、7月に行われる地価調査によると、ここ数年中原区の地価変動率がアップしている
・中でも武蔵小杉の住宅地価は市内上位にランクイン
・2006年7月の調査結果では「小杉御殿町2-144-1」が1㎡当たり330,000円で市内トップ(2年連続)
・2007年1月の地価公示では川崎市内上位10位中、6地点が中原区、うち3地点が武蔵小杉地区が占めた
・地価上昇に関し、川崎市まちづくり局は武蔵小杉の再開発が要因となって中原区全体の地価上昇を牽引していると分析

最後はまちづくり局の分析というかコメントですので、専門的な根拠があってのものはないでしょうが、まあ、再開発が地価上昇の要因と考えるのが普通でしょう。

地価が上昇すると当然マンションにしろ戸建にしろ土地の仕入れ価格が上昇しますので、坪単価の上昇につながります。
再開発により知名度がアップし武蔵小杉のバリューが高まっていることもあり、駅周辺のマンションの坪単価も、地価上昇以上にどんどん強気になっている状況です。

より広範に日本全体を見ると地価は落ち着いていますが、武蔵小杉に関してはまだ上昇が続きそうですね。

武蔵小杉再開発・中丸子地区(THE KOSUGI TOWER)
 武蔵小杉再開発・中丸子地区
 
【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:再開発マップ・日程
川崎市の地価情報
YOMIURI ONLINE 住宅需要拡大がけん引 基準地価

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2007年
06月29日

武蔵小杉の駐輪場マナー

【Reporter:はつしも】

昨日も武蔵小杉と自転車にかかわるお話をつごもりさんからレポートさせていただきましたが、本日も引き続き自転車の話です。

駐輪場に停めない違法駐輪、放置自転車はもってのほかなんですが、駅周辺の駐輪場の現状についてちょっとお話したいと思います。

まあその、なんですか、はっきり言ってモラルハザードもいいところです。

一番大きいと思われるJR南武線ガード下の駐輪場を例にお話しますと。
整理員の方がいらっしゃる朝はいいのですが、夕方以降皆さんが自転車を出して家に帰るころにはカオスです。
 
 駐輪場1
 
上段から自分の自転車を出して、リフトを上に上げず放置して帰る人が一人や二人ではないです。2割近く下げっぱなしでは?
下段の方や自転車を押しての通行に大迷惑です。きちんとリフトは上げて帰りましょう。

いったいどんな方が? とずっと思っていて一度目撃したことがあるのですが、小奇麗な若い女性でした。

引き続いてはこちら。
 
 駐輪場2
 
朝、駅に近いエリアが満車になっているからといって、自転車を停める場所ではないところに無理やり放置していく人が多過ぎ。その結果、将棋倒しになっていたりします。また、おかげできちんと所定の場所に停めている方の自転車が出せなくなっていたりします。これまた大迷惑です。
この写真のリフトも下げっぱなしですね。

現在、「武蔵小杉ライフ」では駐輪場の情報を掲載しておりますが、全ての駐輪場がこの状況かどうかはわかりません。整理員の方のいる時間帯なども異なると思います。

昨日のつごもりさんのエントリにもあるとおり、武蔵小杉再開発では地下駐輪場の整備も予定されています。が、駐輪場が整備されてもこんな状況では困りますので、整理員の方の時間やモラル向上の呼びかけなど色々検討してもらいたいところです。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:生活情報:駐輪場

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2007年
06月28日

おきまどわせる、自転車のこと

【Reporter:つごもり】

過日、中原区のホームページを見ていた夫が「知ってた? 中原区の イメージソングがあるんだって」いうので、どれどれ、と見てみました。
それは「この街のどこが好き? なかはらの歌」というもの。

詞によると…「この街のどこが好き?」「それは、どこにでも自転車で行けること」。
なるほど、確かに中原区は平地が多いので、自転車で移動しやすいの が利点です。渋川ぞいにゆったり走らせれば元住吉、南武沿線道路ぞいにいけば武蔵中原、武蔵新城と、坂もなくフラットな場所を行けます。
いつも後ろの席に、10ウンキロの重り(子ども)を乗せて走る私としては、とてもありがたいのです。

主婦になって思いました。やっぱり、自転車は便利。以前は、通勤だけなら歩きでもいいと思っていたのですが、子どもを抱えての移動は、自転車が重宝します。何より、自転車で行動範囲が広くなり、フットワークが軽くなりました。

そこで思うことは、やはり、駐輪場はとても大切だということです。
自転車で買い物に行くときは、やはり、ちゃんと駐輪場のある場所でないと行けません。武蔵小杉なら、ヨーカドー(でも駐輪が厳しい時間帯もある)。
新丸子なら、東急ストア。武蔵中原ならマルエツ。あとは井田三舞町にあるコープかながわ。そんな感じになります。元住吉は、ちょっと停める場所がなくて敬遠してしまいます。いろいろ見られたら、楽しい街だと思うのですが。

イトーヨーカドー武蔵小杉店         新丸子東急ストア
 イトーヨーカドー 新丸子東急ストア
コープかながわ
 コープかながわ
 
身近なところでは、マンションの駐輪場という問題もあります。
マンションの自転車置き場は、各世帯に1台+αというのが基本だと 思うのですが、やっぱり、子どもが大きくなると1台では厳しい。

また、来客用駐輪場も必要だと思いました。学校の友達が遊びに来たり、幼稚園のお母さんが、子どもといっしょに遊びに来たり…。そんな自転車の一時置き場、マンションには必要ですよね。これがないと、漫然とマンションの周囲に停めておいたりして、通行の邪魔になったり、美観を損ねます。

武蔵小杉の駅周辺も、放置自転車が多く、交通の邪魔になっています。
再開発では、変電所跡地の地下に駐輪場ができる予定とのこと。
自転車は便利な道具です。だからこそ、マナーを守って運転して、迷惑にならない場所に停める。そのためには、自転車を停められる場所を 作っておく。それが必要なのではないかなと思います。

自転車の置き場所、ほんと、探しちゃうんですよね…。

武蔵小杉駅駐輪場
 武蔵小杉駅駐輪場 武蔵小杉駅駐輪場
 
【関連リンク】
中原区 なかはらの歌
武蔵小杉ライフ:生活情報:駐輪場
武蔵小杉ライフ:タウンガイド:スーパーマーケット

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2007年
06月27日

川崎市でアメフト世界大会

【Reporter:はつしも】

7月7日から15日の日程で、川崎市でアメリカンフットボールの世界大会が行われます。川崎市では「川崎で世界一が決まる」とのキャッチフレーズでこの大会を積極的にPRしておりまして、武蔵小杉周辺では中原区役所や、武蔵小杉再開発・小杉駅南部地区のフロム跡地の工事の障壁にポスターを掲示したりしています。ご覧になられた方も多いのではないでしょうか?

フロム跡地再開発工事の障壁
アメフトポスター

第1回は1999年にイタリアのパレルモ、第2回は2003年にドイツのフランクフルトで開催されていまして、今回は第3回になります。まだ歴史は新しいんですね。
実は過去の2度の大会はいずれも日本が優勝しているんですが(意外?)、「アメリカン」フットボールでありながらアメリカが出場していないのです。

今回はアメリカが出場することになっており、優勝候補ですね。

会場は川崎区の川崎球場と中原区の等々力陸上競技場で行われます。
7月7日の日本対フランスの開幕戦と7月15日の決勝戦は等々力陸上競技場で行われる予定となっており、NHK-BSで生放送されます。
川崎市はチケットの販売促進にも注力しているようで、今後世界規模の大会を継続的に誘致していきたい思惑から何としても成功させる意気込みです。

ただ、世界大会まで行うのであれば、等々力までのアクセス道路はやはりもうちょっと何とかしてもらいたいところ。現状の府中街道ではちょっときついです。
武蔵小杉北口地区の再開発まで待たないとどうにもなりませんかね。

会場の等々力陸上競技場
 等々力陸上競技場
 
【関連リンク】
第3回 アメリカンフットボールワールドカップ2007 川崎大会 公式サイト
神奈川新聞 カナロコ アメフットW杯の日本代表を発表/川崎

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2007年
06月26日

多摩川景観形成ガイドライン

【Reporter:はつしも】

カナロコの記事から。

川崎市が、市民と共同で多摩川沿いに魅力的な景観をつくることを目的として、2007年度中に「多摩川景観形成ガイドライン」をまとめるということです。
その概要は以下の通りです。

■多摩川景観形成ガイドライン内容
趣旨
・2007年4月に発表された「多摩川プラン」(多摩川を市民の心のふるさとと位置付け、次世代に受け継ぐことを掲げた計画)の一環
・多摩川は市の北側に位置し、また高度経済成長期に水質汚染が進んだことから市内のマンションなどは川を背にした形で建設されることが多かった。川沿いには駐車場やごみ置き場、塀などが面することが多く、多摩川沿いの景観を損なっていた
・現在では水質も良化し、水辺も整備されて多摩川が再評価されるようになってきたことから、景観を向上させるためにルールを定めることとなったもの

内容
・多摩川を[1]河口域 [2]市心部の湾曲部 [3]多摩川大橋から新二子橋まで
[4]新二子橋から上流 の4ゾーンに分けて、景観形成の目標や方針、課題などをまとめる
・多摩川沿いの敷地や建築物、看板などについて基準を設ける
 例:大規模開発では、水辺に親しめるよう川への通路、広場の確保を求める
 建物の配置では、川から見て圧迫感を感じさせないよう、川に平行ではなく、斜めに建てることを勧める駐車場やフェンスは、緑で覆うことで景観を保つ

予定
・6月の川崎市審議会で報告、その意見を反映の上修正
・修正案をもとに市民からの意見を聞き、2007年度中にガイドラインとりまとめ

■先日の景観計画案との関連は?
6月20日のエントリ「川崎市が景観計画案をまとめる」でご紹介した景観計画案でも、多摩川は「景観ゾーン」に位置づけられていましたので、多少重複するもののようにも思えますね。
ただ、景観計画は建造物に届出を義務付けて強制力を持つ性質のものであるのに対し、こちらのガイドラインは自治体、市民、企業の「申し合わせ」による自主努力を推進するもののようです。

■企業のモラルは期待できるか
いずれにせよ、届出を義務付けても届出さえ形式的に行えばスルーしてしまうザル運用ではだめですし、「申し合わせ」という強制力の無いところでは企業にモラルがなければ実効力を持ちません。特に後者は企業側に自主的なモラルを期待するのは土台無理、というのが私の実感です。

具体的に言えば、「建物の配置では、川から見て圧迫感を感じさせないよう、川に平行ではなく、斜めに建てることを勧める」と言ってもですね。
身も蓋もない言い方をすれば、企業はマンションを建てるときに、「限られた敷地に最大限、一部屋でも多く詰め込んで売りたい」わけです(それは当たり前の話で、別にそれ自体が即、絶対悪ではない)。
川沿いの敷地は大概川に平行の形をしているでしょうから、川に平行にマンションを建てるのが一番効率がいいはずで、斜めに建てることで入れられる戸数が減ったり、複雑な構造になって建設費用が増大したりすると思われます。
「申し合わせ」「勧める」程度で企業が得られる利益を落として斜めにマンションを建てるとは、到底思えませんが・・・。

そもそも論として、「斜めに建てる方がきれいに見えるか」というのもちょっとよくわからないんですが、それはとりあえず置いておいて。

市民側も皆さん仕事を持っているなかで企業と本腰を入れて話し合っていくのは難しい面もありますし、結局は行政がどこまで本気でやるか、というところにつきるのではないでしょうか?
多摩川は武蔵小杉周辺の魅力のひとつですから、よりよい環境になっていくといいですね。

多摩川緑地
 多摩川河川敷
 
【関連リンク】
神奈川新聞 カナロコ 多摩川沿いに魅力的な景観をつくる取り組み開始
武蔵小杉ライフ:生活情報:公園 「多摩川緑地」

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