武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2016年
01月27日

川崎市バスが武蔵小杉駅東口発着の井田方面行きバスを4月1日より大幅増便、井田病院・関東労災病院へのアクセスが向上

【Reporter:はつしも】

川崎市が、武蔵小杉駅東口駅前広場(バス停名称:小杉駅東口)に発着する市バスのうち、主に井田・井田病院方面へのバスを2016年4月1日より大幅に増便することを発表しました。

井田病院と「小杉駅東口」を往復する市バスを、平日1日片道6~7便から24便に増便するとともに、井田営業所との乗継便も同様に増便されます。

「小杉駅東口」から井田病院までの間には関東労災病院や元住吉も経由しており、これにより武蔵小杉駅・関東労災病院・井田病院の間のアクセスが大幅に向上することになります。

■川崎市報道発表資料 平成28年4月1日から小杉駅東口を中心に市バスを増便します
http://www.city.kawasaki.jp/templates/press/820/0000074184.html

■小杉駅東口を中心とした市バスアクセスのイメージ
小杉駅東口を中心とした市バスアクセスのイメージ
※クリックで拡大します。

今回増便される市バス路線のイメージは、上記の通りです。
詳細のダイヤは現在最終調整中であり、報道発表資料には増便される数のみが記載されています。

武蔵小杉駅から井田病院へのバスには、「小杉駅前」(北口)に発着して「横須賀線小杉駅」を経由するものと、「横須賀線小杉駅」・「小杉駅東口」に発着して北口を経由しないものがあります。

今回のダイヤ改正では、このうち前者の「小杉駅前」(北口)に発着する路線が廃止され、「小杉駅東口」を中心としたダイヤに再編成されることになります。

■「井田病院行き」が廃止される北口ロータリー
JR武蔵小杉駅北口(右側がSTMビル)

■「井田病院行き」が大幅増発される武蔵小杉駅東口駅前広場
供用開始された武蔵小杉駅東口駅前広場

また、「小杉駅東口」からは、直接井田病院には向かわずに「井田営業所」に向かうバスがあります。
さらに「井田営業所」から「井田病院」に向かう路線もありまして、ここで乗り継ぐこともできるようになっています。

これらの「小杉駅東口-井田営業所」「井田営業所-井田病院」も、今回大幅増発されることになります。

■「井田営業所」
「井田営業所」

結果として、「井田病院行き」と「井田営業所方面行き」が分岐する手前の「小杉駅東口-井田」の区間では、1日当たり片道50便前後と、それなりの密度で運行されるようになります。

一方で「小杉駅東口-横須賀線小杉駅」の間は1日あたり片道40便前後ですから、約10便ほどが「小杉駅東口」どまりになるということでしょうか。


「横須賀線小杉駅」を発着する各事業者のバスは、当初はかなり利用が低迷して収支としては厳しい状態であったようです。
その後新駅の利用者も増加し、あくまでも見た目の感覚値レベルですが当初よりは乗客の姿が見えるようになってきたように思います。

特に市バスはそもそもの発着本数が少なく、「パッと行ってすぐ乗れる」ような路線ではありませんでした。
本数が少ないから現実的に使えないのか、利用者がいないから本数が少ないのか、これは「ニワトリと卵」の話でなかなか正解が見えませんね。

■川崎市立井田病院
川崎市立井田病院

■関東労災病院
関東労災病院 

井田病院は川崎市立の病院であり、地域医療の中心的な存在です。
必然的に、高齢者の方も多く利用されます。

しかしながらこれまでにもご紹介したとおり「井田山」の上にありまして、駅からも遠くアクセスには恵まれていません。

そこへの交通手段を確保するのは市バスとしての責務でもありますから、今回のダイヤ大幅増便は歓迎すべきことと思います。

今回のダイヤは前述の通り詳細調整中ですが、少なくとも従来のような「1時間に1本未満」ではなく、「1時間に数本」の運行になるでしょう。
井田病院、また路線途中で増便の恩恵を受ける関東労災病院が、さまざまな立場の方にとってより利用しやすい状態になればと思います。

■武蔵小杉駅東口から発着する二子玉川行ラッピングバス
「玉11系統」のラッピングバス 

武蔵小杉駅東口駅前広場は、広場が供用開始されてい以降にも「キヤノン玉川事業所行き」直行バスや「二子玉川行き」バスが新設されてきました。

駅周辺の整備や商業施設の開発の後を追う形で、バスの交通網も当初より充実がはかられています。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:生活情報:病院

(武蔵小杉駅東口駅前広場関連)
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区C地区
2014/3/21エントリ 川崎市バスが川67・杉02系統の2014年4月1日付武蔵小杉駅東口駅前広場乗り入れを発表
2014/3/21エントリ 臨港バスが杉51・52系統の2014年4月1日付武蔵小杉駅東口駅前広場乗り入れを発表
2014/3/24エントリ 横須賀線武蔵小杉駅発着の羽田空港行きリムジンバスが武蔵小杉駅東口乗り入れを発表
2014/3/29エントリ 「武蔵小杉駅東口駅前広場完成記念式典」「第3回ふるさと交流フェスティバル」開催レポート
2014/3/30エントリ 本日供用開始「武蔵小杉駅東口駅前広場」の防災など各種機能
2015/5/31エントリ 武蔵小杉駅東口に新設「キヤノン玉川事業所直行バス」で行く、下野毛の工場街(前編)
2015/6/1エントリ 武蔵小杉駅東口に新設「キヤノン玉川事業所直行バス」で行く、下野毛の工場街(後編) 
2015/8/25エントリ 武蔵小杉駅東口と二子玉川駅を結ぶ東急バスが2015年9月5日(土)より土日限定で運行開始
2015/9/5エントリ 武蔵小杉・二子玉川を結ぶ「玉11系統 FUTAKOSU BUS」本日運行開始、武蔵小杉目線で巡る乗車レポート

(井田病院関連)
川崎市立井田病院 ウェブサイト
2011/3/7エントリ 井田山(1):井田山から見る武蔵小杉
2012/1/6エントリ 井田山(2):井田平台公園
2012/5/1エントリ 井田山(3):井田病院の新棟が本日開院
2013/6/1エントリ 井田山(4):中原市民健康の森と、ホタルの放流
2013/5/11エントリ 井田病院において2013年6月29日に「病院レストランを考えよう!ワークショップ」が開催、5月12日朝9時より事前登録開始
2013/7/8エントリ 井田病院の「病院レストランを考えよう!ワークショップ」開催レポート
2014/6/7エントリ 井田病院レストラン「ポールライト」の「からだにおいしい定食」
2015/4/7エントリ 川崎市立井田病院が4月1日全面開院、がん医療・救急医療などを機能強化
2015/5/18エントリ 川崎市立井田病院が半日帰り「がんドック事業」を開始、5月20日(水)より申込スタート
2015/12/29エントリ 武蔵小杉の2015-2016年末年始診療所まとめ:中原休日急患診療所・中部小児急病センター・中原歯科保健センター・井田病院

(関東労災病院関連)
関東労災病院 公式ウェブサイト
 ・2009/1/8エントリ 関東労災病院の新棟
2009/5/25エントリ 武蔵小杉で出産する:関東労災病院(前編)
2009/5/26エントリ 武蔵小杉で出産する:関東労災病院(後編)
2012/12/5エントリ 関東労災病院が2012年12月9日(日)に病院見学会を初開催
2012/12/9エントリ 関東労災病院の病院見学会レポート:屋上パノラマと多彩な催しで初開催
2013/10/3エントリ 「第2回関東労災病院 病院祭」が2013年10月27日(日)開催
2014/10/27エントリ 「第3回関東労災病院 病院祭」が2014年11月8日(土)開催、病院見学ツアー当日枠あり
2014/11/8エントリ 「第3回関東労災病院 病院祭」レポート:手術室見学から医師・薬剤師体験まで多彩に開催
2015/1/29エントリ 関東労災病院のバラ園と、事務管理棟・職員宿舎建設計画
2015/10/30エントリ 「第4回 関東労災病院 病院祭」が2015年11月28日(土)開催、医療講演「ここまで分かった認知症」「病院見学ツアー」「体験企画」など実施
2015/11/28エントリ 「第4回関東労災病院 病院祭」開催レポート:武蔵小杉パノラマと、「ルーティン」を大切に支える地域医療

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2016年
01月25日

NEC半導体と共に発展し、半導体と共に玉川事業場を去る。「玉川電器」本社が横浜移転

【Reporter:はつしも】

中丸子の「玉川電器株式会社」本社が2015年12月14日をもって横浜ビジネスパークに移転しました。
本社ビルの解体が着手されるとともに、隣接する同社の駐車場が閉鎖されています。

現段階では跡地の売却等は行われていませんが、また何らか開発等が行われる可能性があります。

■玉川電器ウェブサイト
http://www.td-pla.jp/

■解体が着手された玉川電器本社ビル
解体が着手された玉川電器本社ビル

本社解体のお知らせ

■閉鎖された駐車場
閉鎖された駐車場

玉川電器は、宮越電気として1949年に設立されました。
当時の本社は大井町で、コンプレッション成形加工(プラスチックの成形加工法のひとつ)におけるNECとの取引が事業のスタート地点となりました。

■玉川電器 プラスチック事業
http://www.td-pla.jp/pla/prod.html

同社のプラスチック事業を参照すると、身近なところでは携帯電話のコネクタキャップなどを製造していたことがわかります。

その後NECとの取引が拡大したため、1960年にこの中丸子の土地を取得し、当初はここに工場を置き、のちに本社機能を移転させてくるかたちになりました。
1963年にはNECの半導体事業の部品加工に参入、2003年には武蔵小杉タワープレイスにシステムセンターを移転させるなど、同社はNECとともに、玉川事業場周辺において事業を発展させてきたといえるでしょう。

■玉川電器システムセンターが入居していた武蔵小杉タワープレイス
玉川電器システムセンターが入居していた武蔵小杉タワープレイス

しかしながら、かつて世界最大の半導体メーカーであったNECは、経営環境が厳しさを増していく中で事業の再編・分離を行っていきます。
1999年には、半導体事業のうち汎用DRAM事業をNEC日立メモリ(のちのエルピーダメモリ)として先に分社化するものの同社は経営不振に陥り、2012年には会社更生法を適用します。

残る半導体事業を2002年に分社化したNECエレクトロニクスは、三菱電機・日立製作所から分社化したルネサステクノロジと2010年に経営統合し、ルネサスエレクトロニクスになりました。そして2013年には産業革新機構・トヨタ・日産などを割当先とする1500億円の第三者割当増資を行ったことでNECの持株比率が2015年9月末現在0.75%まで低下し、グループからは離れる形となっています。

玉川電器の主要な取引先は、直近ではルネサスエレクトロニクス(本社:東京都江東区)、ルネサスシステムデザイン(本社:東京都小平市)の2社で約20%です。
ルネサスエレクトロニクスは当初はNEC玉川事業場内に「玉川事業所」がありましたが2015年に閉鎖になり、高崎などに集約されるかたちになりました。

このような環境の変化を受けて、玉川電器としてもNEC玉川事業場と距離的な密着を続ける必要性が薄くなったということでしょう。
2011年に武蔵小杉タワープレイスのシステムセンターが、このたび中丸子の本社がいずれも横浜ビジネスセンターに移転したことで、玉川電器はNEC玉川事業場周辺から去る形になりました。

■更地になったNEC玉川事業場7・8号館跡地 更地になったNEC玉川事業場の7・8号館跡地

■新設されたNEC玉川ソリューションセンター
NEC玉川ソリューションセンター

NEC玉川事業場では、かつて三角屋根がレトロな雰囲気を感じさせた旧7号館・8号館が解体され、ここ5年ほど更地になっています。
一方でNEC玉川ルネッサンスシティやNEC玉川ソリューションセンターが建設されるなど、新たな拠点整備・集約も行っているところです。

長年玉川事業場周辺で事業をしていた玉川電器の移転にあたって、そんなNEC玉川事業場の歴史も振り返ってみました。

■中丸子ビル跡地のマンション開発
中丸子ビル跡地のマンション開発

玉川電器に隣接していた「中丸子ビル」跡地では、現在シノケンハーモニーによるマンションが建設されています。
これまでにもお伝えしているように、この周辺地区は従来工場街だったものが急速に住宅地として転換されてきています。

■プリント配線板の平山ファインテクノ
プリント配線板の平山ファインテクノ

そしてこちらも玉川電器の近隣にあるのが、プリント配線板の設計・製造を行う「平山ファインテクノ」の本社です。
これはもともとは武蔵小杉新駅南側にあったものがもう少し南に近距離移転したもので、その跡地が分譲マンション「ナイスシティアリーナ武蔵小杉」になっています。

平山ファインテクノの主要取引先はNEC本体、NECネットワークプロダクツなど現在も大部分がNECグループであり、移転するにしてもNEC玉川事業場の近くに居続ける必要性があったのでしょう。

■ロボット周辺機器の近藤製作所
ロボット周辺機器の近藤製作所

その他、玉川電器の向かい側には、ロボット周辺機器を製造する「近藤製作所」の「東京支店(東京工場)」があります。
これは愛知県蒲郡市に本社を置く企業で、蒲郡市からすれば、中丸子も「東京(近郊)」でくくれるのですね。

なお、同社は特段NECグループが主要取引先というわけではありません。

この周辺地区では、時代の変化に対応して移転する会社もありつつ、引き続きNECグループとの取引やその他の利便性等により拠点を置き続ける会社もあります。
当面は住宅・工業が混在したエリアとして、少しずつ変化をしていくことと思います。

■玉川電器周辺マップ
玉川電器周辺マップ

【関連リンク】
玉川電器 ウェブサイト
近藤製作所 ウェブサイト
平山ファインテクノ ウェブサイト
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅東部地区 D地区
2010/6/27エントリ NEC玉川ソリューションセンター竣工
2011/9/17エントリ NEC玉川事業場の7・8号館解体完了

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2016年
01月23日

「第6回なかはらフォトコンテスト」優秀賞・入選作品発表

【Reporter:はつしも】

「第6回なかはらフォトコンテスト」の優秀賞および入選作品が発表されました。
審査員による審査が昨年実施され、優秀賞5作品、入選12作品が選ばれています。

■第6回なかはらフォトコンテスト優秀賞作品
http://nmachi.exblog.jp/22635600/

■第6回なかはらフォトコンテスト入選作品
http://nmachi.exblog.jp/22635599/
   
「なかはらフォトコンテスト」は、中原区まちづくり推進委員会と中原区役所が主催する地域写真コンテストです。
身近な風景の中に「まちの魅力」を認識することで地元への愛着を持っていただくこと、また中原区の魅力を広くPRすることを目的としています。

前回、「第5回」までは「なかはら“ゆめ”区民祭」における市民一般投票も行われていましたが、今回は審査員審査のみとなりました。

なお、本サイト「武蔵小杉ライフ」は今回も東京総合写真専門学校校長 伊奈英次氏、川崎市民ミュージアム写真担当学芸員 深川雅文氏、中原区長 鈴木賢二氏らとともに本コンテストの審査員をつとめさせていただきました。
本コンテストでは写真の撮影技術の優劣ではなく、その場のよさが伝わるかどうかが基準となっています。

それでは早速、優秀賞および入選作品をご紹介していきましょう。
写真下に本サイトの講評を記載しております。
(※本サイト独自のものであり、審査員全体の講評ではありません)


<優秀賞>

一日限定の丸子の渡し
一日限定の丸子の渡し 神田 昭さん 丸子橋で撮影
一日だけの復活丸子の渡し楽しそうに乗っていた

(武蔵小杉ライフ講評)
塗装が終わったばかりの丸子橋と、ボートのブルーが揃って綺麗です。
かつての渡し船が、今は立派な橋梁になっている歴史を1枚の写真の中に納まっています。

丸子橋と船の青色が左肩上がりになっている点も、構図に拡がりを感じました。

もっと笑って!
もっと笑って! 白石 泰司さん 今井上町周辺で撮影
笑顔でお神輿を担ぐ女性とは対照的な女の子の表情がとてもかわいく、思わずカメラを向けてしまいました。緊張した表情の女の子に「もっと笑って~!」の声が上がっていました。


(武蔵小杉ライフ講評)
これは今井神社の神輿ですね。
今井神社の神輿は、昔から女神輿で、男神輿はありません。ラゾーナの裏手に「女躰神社」がありまして、これはかつて「暴れ川」と呼ばれた多摩川を鎮めるために女性がいけにえとなった歴史に由来しています。
今井神社の女神輿の由来はわかりませんが、古来から女性も神事に関わってきています。

神輿に乗っている女の子が硬い表情なのが、絵のように決まった写真よりもリアリティがありました。

一杯飲みに行こう
一杯飲みに行こう 蛭川 匠さん センターロード近くで撮影
昔から武蔵小杉にあるゆかりのあるものを撮りました。再開発が行われ昔の風情がなくなっていく中で残っているものだと思います。


(武蔵小杉ライフ講評)
武蔵小杉の昔からの風景としてよく出てくるセンターロードです。
ただ、その中でも写真の両サイドにうつっている「とり家ゑび寿」「磯丸水産」など、新しい店舗の出店が相次いでいることを本サイトではお伝えしておりました。

この1枚の中にも、新旧が入り混じっているんですよね。

泉澤寺のいちょう
泉澤寺のいちょう 藤田 道夫さん 中原区下小田中7丁目で撮影
日々たくましく変動が続く武蔵小杉のすぐそばに昔変わらぬ美しい自然が大切に残されています。


(武蔵小杉ライフ講評)
泉澤寺は、川崎市の文化財が収蔵されている歴史ある寺院です。
その入口の銀杏が2本双子のように並んで、綺麗でした。

中原街道の反対側歩道からでないと全景が見えません。こうしてみると電柱が惜しいですので、中原街道の景観のためには将来的に地中化できるとよいと思いました。

丸子橋と三日月
丸子橋と三日月 ルンバントルアンソニーさん 丸子橋で撮影
丸子橋と三日月


(武蔵小杉ライフ講評)
丸子橋はよく出てくるテーマですが、これはアーチが可愛らしい丸子橋の「土木的な力強さ」を表現した1枚と思いました。

日没直前のマジックアワーでしょうか。丸子橋の向こうへ、少し家路を急ぐ情景が浮かんできました。


<入選>

ブレーメン市の「豚飼いの像」が元住吉に出現
ブレーメン市の「豚飼いの像」が元住吉に出現 中野 幹夫さん 川崎信用金庫(東側)で撮影
ドイツブレーメン市は音楽隊像と共に豚飼いの像が有名です。川信元住吉支店東口に出現 魚眼用レンズで撮影しました。


(武蔵小杉ライフ講評)
この「豚飼いの像」は2013年に設置されました。また裏側のシャッターアートも2015年に新しく設置されたものです。ブレーメン通り商店街から北側に少し入ったところにありますので、お気づきでない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

特にシャッターアートは川崎信金が閉まっている時間帯にしか見られませんので、新しい街の風景を紹介する写真として良いと思いました。

ブレーメン商店街 初秋の夕日
ブレーメン商店街 初秋の夕日 勝見 順さん ブレーメン商店街で撮影
本当に暑かった夏も終わり、ちょっと涼しげな初秋の夕暮れです。


(武蔵小杉ライフ講評)
ブレーメン通り商店街のアーチは、今迄に何度か応募されているテーマのひとつです。
ただ、夕日をバックに、ブレーメンの音楽隊が影絵のようになっているのが面白い構図でした。

ズームレンズは単に遠くのものを拡大するだけでなく、より遠くの被写体をより手前に引っ張る効果がありますので、さらにぐっと手前に引っ張ってみても面白いかもしれません。

新丸子の夏空
新丸子の夏空 後藤 典子さん 新丸子で撮影
中原区で生まれ育ち、33年間ずっと住んでいます。今年は、幼い息子と一緒に青空を見上げています。


(武蔵小杉ライフ講評)
新丸子で見上げた夏空の雲が鮮やかです。
右奥にNEC玉川ルネッサンスシティが見える以外は目立った建物がありませんが、それが新丸子の日常の風景を表現するのにはかえって効果的だったかもしれません。

二ヶ領の八重桜
二ヶ領の八重桜 永井 恵美子さん 二ヶ領用水で撮影
嵐が過ぎた翌朝


(武蔵小杉ライフ講評)
ここは二ヶ領用水と南武沿線道路が交わるところで、本サイトでもご紹介したことがあります。八重桜の花が散るころになると、花びらの絨毯が出来上がります。

花びらがたくさん降り積もって、なおかつまだ綺麗な状態を保っているタイミングをはかるのが難しいのですが、良い時期に撮影されたと思います。

市ノ坪歳末餅つき大会 
市ノ坪歳末餅つき大会 都木 奈月さん 市ノ坪公園で撮影
初めて参加した近所の餅つき大会。自治会の方々はみんな優しく温かい気持ちになれました。振舞われた豚汁もとても美味しかったです。


(武蔵小杉ライフ講評)
地域の餅つき大会です。これはあえてモノクロ写真にしてありますね。
審査会でも話が出たのですが、最近は人を撮影することが難しくなり、さまざまな写真コンテストにおいて風景の「活き活き感」が失われています。

そんな中でも各時代の「人の姿」を残しておくことは意味があると思いますし、街の魅力は建築物や自然の風景だけではなく、「人」が重要な要素でしょう。

地域の人々の姿をとらえた写真として、入選となりました。

2015春、新しい中原、空から
2015春、新しい中原、空から 毛利 元秀さん 多摩川河川敷(等々力緑地)で撮影
完成間近のメインスタンドから広がる中原の空風景。おだやかな春の天気、白くかがやくメインスタンドの屋根にわくわくしていた自分を覚えています。多摩川河川敷からドローン(dji phantom2 vision+)による撮影。


(武蔵小杉ライフ講評)
これはドローンで撮影したものです。今後規制も強化され、撮影が難しくなるであろうということもあり今年の入選となりました。

今後等々力緑地は大規模改修が続き、手前の野球場も2015/12/12エントリでお伝えしたようにすでに解体されています。
将来、等々力緑地の姿を振り返るときに見直してみたい1枚です。

鉄や鋼の行方
鉄や鋼の行方 辻 敬一さん 川崎市市民ミュージアムで撮影
役目を終えた製鋼炉は鉄や鋼が多用されている高層タワーマンションを見据えるように鎮座しています。鉄の活用の多様性と時の移ろいを感じます。


(武蔵小杉ライフ講評)
市民ミュージアム前の「トーマス転炉」です。
被写体としては割合ポピュラーなのですが、テーマとして「役割を終えた転炉」と、その奥に鉄鋼で建てられる「タワーマンション」を対比させています。

優秀賞作品の「丸子橋」と「渡し船」の対比のように、時代の流れを表現している点が良かったです。

望む
望む 近江 章行さん 等々力競技場で撮影
等々力競技場が今年リニューアルしたので、内覧会へ行ってきました。そこから望む景色は普段見ている景色とはまた違った感じでとても新鮮な気持ちになりました。


(武蔵小杉ライフ講評)
これは正直「不覚にも気づかなかった!」と一見して驚いた写真です。
コメントには書いていらっしゃいませんが、等々力陸上競技場の屋根と、丸子橋のアーチがよく似ているんですね。ひょっとして丸子橋をモチーフにしたデザインだったのかしら?と思ったくらいです。

この写真はその新しい発見に尽きまして、見慣れた風景に「あ、こんな見方があったんだ」という1枚がお見事でした。

川崎ものづくりフェアin等々力
川崎ものづくりフェアin等々力 佐藤 幸一さん 等々力で撮影
ゴールデンウィーク、川崎フロンターレの試合前のイベント。近隣の工場がワークショップを開催し、大いに盛り上がった。


(武蔵小杉ライフ講評)
「チーム等々力」は、市民ミュージアムの北側にある町工場グループで、子供向けのワークショップなど、「ものづくり」を伝える活動を熱心に展開されています。
写真はフロンターレとのコラボイベントを撮影したもので、鉄の廃材を使ってパッチワークアートを作る企画でした。「スポーツ」「ものづくり」「アート」という街の魅力が集まった1枚になっています。

調和
調和 新井 貴博さん 平和公園で撮影
平和への祈りが自然と調和しています


(武蔵小杉ライフ講評)
中原平和公園の音楽堂です。平和をイメージ化すると、やはり四角いものよりも曲線を活かしたデザインになるように思います。
音楽堂はシンプルな曲線のみで構成され、色も多用されていないため、周囲の自然とも調和しやすいことをあらためて感じました。

普段はひなびて見えますが、こうしてみると緑と白が鮮やかです。

自然との調和
自然との調和 浅野 慎人さん 武蔵小杉駅前で撮影
高層マンション群という都会的な部分と、憩いの場である自然とが調和している中原区をイメージしました。


(武蔵小杉ライフ講評)
タワーマンションを見上げる構図は本サイトでもよく撮影していますが、これはもうほとんど公開空地の街路樹が画面の大半を占めて、タワーがその間から覗くような構図になっています。

パークシティ武蔵小杉周辺の街路樹は再開発前からあった木も一部生かして、なかなか立派なものがあります。タワーに注目しがちな視点を少し変えて、駅前の風景を切り取った点が面白いです。

いつもの道 真っ白な道
いつもの道 真っ白な道 原 和仁さん 多摩川土手 宮内付近で撮影
雪が降り積もると辺り一面銀世界に変わる。それを思い起こさせるように、この季節だけ、この場所だけ、真っ白になるいつもの道。


(武蔵小杉ライフ講評)
さいごの1枚は、多摩川河川敷です。ユキヤナギが満開のころをとらえたものです。
たいへん奥行きがあって、ちょっと散歩をしてみたくなるような写真です。

サイクリングする人、ランニングする人、ゆっくり歩く人…、普段多摩川で見られる人々の姿が収められています。
また河川敷の写真は丸子橋付近が多いのですが、この写真は宮内です。
普段のエリアからちょっと足をのばしてみるのも良いかなと思います。




今回の優秀賞5作品、入選12作品は以上です。
各作品にはとくに順位等はなく、順不同で掲載しております。

各審査員も含め、当然人それぞれに受け止め方、感じ方が異なると思いますけれども、何かしらひとつでも「今度行ってみよう」と思えるような地元の風景との出会いがありましたらたいへんうれしく思います。

「なかはらフォトコンテスト」は、おそらく今年も開催されるものと思います。
手元のスマートフォンで気軽に応募できますので、その際にはご案内したいと思います。

またコンテスト等に応募有無にかかわらず、普段、ふと楽しい風景を見つけたときにでも街の姿を記録しておくとのちのち良いと思います。

変わりゆく武蔵小杉周辺の姿を、本サイトも記録しつつお伝えしてまいります。

【関連リンク】
中原区まちづくり推進委員会公式ブログ なかまちブログ
2011/12/29エントリ 「第2回なかはらフォトコンテスト」入選作品発表
2013/1/21エントリ 「第3回なかはらフォトコンテスト」優秀賞・入賞作品発表、中原区役所で全応募作品を展示中
2013/4/18エントリ 「第4回なかはらフォトコンテスト」に向けた「写真講座」が2013年5月8日(水)開催
2013/9/5エントリ 「第4回なかはらフォトコンテスト」優秀賞・入選作品発表、中原区役所で全応募作品を展示中
2015/1/12エントリ 「第5回なかはらフォトコンテスト」優秀賞・入選作品発表
2015/8/14エントリ 「第6回なかはらフォトコンテスト」9月30日まで作品募集中

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2016年
01月16日

「かわさきWi-Fi」がアクセスポイントを拡充、「Japan Connected-free Wi-Fi」に参画し民間事業者のアクセスポイントとも一体的利用

【Reporter:はつしも】

川崎市の福田市長は、市長選挙時の公約として「かわさきまるごとWi-Fi化計画」を掲げ、就任後に「かわさきWi-Fi」として整備を進めています。

この一環として、これまでに中原区内の公共施設においても「なかはらWi-Fi」としてアクセスポイントの設置が進められてきました。
2015/9/26エントリでご紹介した時点においては中原区役所・中原市民館・川崎市平和館の3か所(各施設内の一部)でしたが、その後JR武蔵小杉駅北口・新南口や民間事業者にもアクセスポイントが拡充されました。

また、 「かわさきWi-Fi」はこのたび「Japan Connected-free Wi-Fi」へ参画しました。これにより、専用の接続アプリによって川崎市が独自に整備を行うアクセスポイント(約400か所)に加えて、コンビニエンスストアなどの民間事業者が提供するアクセスポイント(川崎市内約1000か所・全国約14万か所)を一体的に利用することができるようになりました。

■川崎市ウェブサイト 「かわさきWi-Fi」がより便利に・より広範囲に拡大しました
http://www.city.kawasaki.jp/160/page/0000052336.html

■中原区内のアクセスポイント一覧
行政施設等
中原区役所 1階待合ロビー
中原市民館 1階受付付近
川崎市平和館 2階図書コーナー
市立小・中学校159か所(災害時) 校庭等
主要駅
武蔵小杉駅 北口周辺、新南口周辺
民間事業者等
PCK Music Studio 中原区木月住吉町21-5鈴木ビル3階D号
焼肉の店花天 中原区木月住吉町12-16サイトウハウスⅢ 1階
協同組合武蔵小杉商店街 中原区小杉町3丁目25
お好みハウス 神奈川県川崎市中原区木月住吉町12-3Kハウス301号
マヤレストラン 中原区新丸子東2丁目926-15マノア武蔵小杉1階
有限会社フィールコーポレーション 中原区木月1丁目35-5ブランシェ元住吉103号
株式会社スミノ楽器店 中原区木月3丁目10-3
有限会社織部 中原区新丸子町738-1泉ビル
有限会社中島商事オート・アミティー 中原区新城3丁目4-1
木月鍼灸接骨院&BODY SALON フランジパニ 中原区木月2丁目18-3古尾谷ビル1階
メガネのウインク元住吉店 中原区木月3丁目9-37
ダイビングクラブウポポ賊 中原区中丸子358-1
せせらぎ鍼灸整骨院 中原区下新城1丁目10-12戸田ルーベンス1階
株式会社大平屋 中原区新城1丁目2-20
成田生花店 中原区新城3丁目9-6アイビーテラス1階
ハーブ中国治療院 中原区新丸子東1丁目771
有限会社安藤硝子店 中原区小杉陣屋町2丁目6-28
パソコン教室わかるとできる武蔵新城校 中原区新城3丁目17-4
ケイズジャパン株式会社 中原区木月2丁目17-10ハイム木月1階
MTCパソコンスクール新城駅前教室 中原区新城3丁目17-8植竹ビル1階
川崎市国際交流センター 中原区木月祗園町2-2川崎市国際交流センター1階
有限会社渋谷酒店 中原区小杉町3丁目19K WEST 40Q COPE 401号
有限会社鶴亀不動産 中原区下新城1丁目12-13松原マンション102号
いちかるパソコン教室 中原区下小田中1丁目28-23MSKクレスタ303号
KITCHEN 一朗
参考エントリ
中原区小杉町3丁目432小杉TOビル3階
パンジャビダバ
参考エントリ
中原区小杉町1丁目519田原ビル1階
※上記表記は川崎市の発表資料に準じ、店名の明らかな誤り等を本サイトで一部訂正しております。

■中原区役所(1階ロビー)
中原区役所

■中原市民館(1階受付付近)
かわさき市民活動センター・中原市民館

■川崎市平和館(2階図書室)
川崎市平和館

■災害時にサービス提供される市立小・中学校の校庭
災害時にサービス提供される市立小・中学校の校庭
※参考写真:今井中学校

まず行政施設では、基本的に前述の3か所から追加はありません。
ただこれに加えて、市立小・中学校159か所の校庭においては災害時に「かわさきWi-Fi」が提供されることになりました。

■武蔵小杉駅 新南口
武蔵小杉駅 新南口

また市内の主要駅にもアクセスポイントが追加されまして、中原区内では武蔵小杉駅に設置されました。
これは利用率が比較的高くなりそうです。

■リスト外で接続ができた「東口駅前広場」
リスト外で接続ができた「東口駅前広場」

川崎市から告知されているのは北口と新南口ですが、東口駅前広場においても「かわさきWi-Fi」は実際に接続可能でした。
リスト以外にもすでに設置されている場所、今後順次設置が行われる場所があろうかと思います。

さらに今回は、市内の民間事業者の店舗等にもアクセスポイントが拡充され、一覧で案内されています。中原区内では本日現在、リストに26か所が掲載されています。
この中では「協同組合武蔵小杉商店街」が目を引きますが、これは商店街全体をWi-Fi化しているわけではなく、府中街道沿いの商店街事務所にアクセスポイントを設置したということのようです。

■府中街道沿いの商店街事務所
府中街道沿いの商店街事務所

あの場所で一般の方が接続することは正直考えにくいですけれども、商店街としてWi-Fi化の視点があることは大切ですね。
今後の取り組み拡大にも期待したいと思います。

■川崎市国際交流センター
川崎市国際交流センター

また、川崎市国際交流センターは、公益財団法人川崎市国際交流協会が運営するものとして、民間事業者のアクセスポイントとしてリストアップされています。
「Japan Connected-free Wi-Fi」は外国人観光客等への利便性提供を主たる目的としていまして、施設側のニーズともマッチしたものです。


福田市長の公約においては、公衆無線LANを新しい社会インフラとして位置づけ、川崎市内に1万か所の無料アクセスポイントを整備することを目標として掲げていました。
どの程度のアクセスポイントが妥当かは別としても、少なくとも中原区内において3つの公共施設というだけでは、ユーザー登録を行う動機づけとしては厳しいものがありました。

現実を見ると、実際に川崎市が1万か所を整備することは難しい一方、市内にはすでに各民間事業者が整備したアクセスポイントが多数併存しています。
そうした状況を勘案すると、川崎市と民間事業者のアクセスポイントを横断的に利用できるサービスを導入するのが、より合理的な判断ということになるのでしょう。

■「Japan Connected-free Wi-Fi」のアプリ
「Japan Connected-free Wi-Fi」のアプリ

■「Japan Connected-free Wi-Fi」のユーザー登録
「Japan Connected-free Wi-Fi」のユーザー登録

「Japan Connected-free Wi-Fi」は、前述の通り専用のアプリを使用します。
簡単なユーザー登録(facebookアカウントでログインも可)が完了すれば、すぐにWi-Fiに接続が可能です。

■Japan Connected-free Wi-Fi」ウェブサイト
http://www.ntt-bp.net/jcfw/ja.html

本サービスでは90日間利用がない場合、登録情報は抹消される仕組みになっています。
現段階で利用者は少ないと思われますので、混雑でスピードが遅くなることはとりあえずなさそうです。

■「Japan Connected-free Wi-Fi」のアクセスポイントマップ
「Japan Connected-free Wi-Fi」のアクセスポイントマップ

「Japan Connected-free Wi-Fi」のアクセスポイントは、アプリ及びウェブサイトで確認することができます。

■「紀伊國屋書店武蔵小杉店」のアクセスポイント
「紀伊國屋書店武蔵小杉店」のアクセスポイント

こちらは、「紀伊國屋書店武蔵小杉店」のアクセスポイントです。
事業者は異なりますが、専用アプリで共通の認証により接続することができます。

「Japan Connected-free Wi-Fi」は、外国人観光客等をメインターゲットにしたNTTグループのサービスで、前述の通り90日間利用がない場合は登録データが抹消されます。
再来日するかもわからない外国人観光客にとってはその方がありがたいですし、日本人としても「一時利用」の性質が後腐れがなくてかえって気軽に利用することができるでしょう。

人によって利便性の評価は異なると思いますので、アクセスポイントや使い勝手を確認して判断されると良いと思います。


さて、福田市長の選挙公約「かわさきまるごとWi-Fi化計画」は、単にアクセスポイントを整備するというものではなく、「通信業者からのローミング料で収益をあげるほか、防災・交通・福祉などの新しいビジネスを促進すること」を目的としたものでした。

現時点においてそういった新しい収益構造やビジネスの萌芽は明確には見えていませんが、今後の取り組みを見守ってまいりたいと思います。

【関連リンク】
ガイドマップかわさき
※アクセスポイントの場所が参照できます。
Japan Connected-free Wi-Fi
2012/2/11エントリ 「E PRONTO武蔵小杉店」がパスタメニューと公衆無線LAN「Mzone」を提供開始
2014/4/9エントリ コワーキングスペース「You+」が新丸子駅前に移転オープン
2015/9/26エントリ 福田市長の選挙公約「かわさきまるごとWi-Fi化計画」の一環、中原区役所など公共施設の「なかはらWi-Fi」

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2016年
01月05日

中丸子のケーヒン川崎工場別館が解体、跡地にナイスグループのマンション建設へ

【Reporter:はつしも】

市ノ坪にあった「ケーヒン川崎工場」が2010年に閉鎖・移転し、跡地に「クレストフォルム武蔵小杉ブライトコート」「市ノ坪広町公園」「小杉もりのこ保育園」が順次建設・整備されてきたことをこれまでにお伝えしておりました。

ケーヒン川崎工場のうち、一番北側にあった別館だけが解体されずに5年近く塩漬けになっていたのですが、これがこのたび解体完了しまして、跡地にナイスグループのナイスエストによる7階建てマンションが着工することになりました。

■ケーヒン川崎工場の別館(解体前)
ケーヒン川崎工場の別館(解体前)

こちらがケーヒン川崎工場のうち、一番北側にあった別館です。
新幹線の高架と横須賀線・湘南新宿ラインが枝分かれする股の部分にあたり、両側を線路に挟まれています。

■解体中の別館
解体中の別館

■更地になった別館跡地
更地になった別館跡地

更地になった別館跡地

5年近くの間、この建物は使用されずに閉鎖されたまま残っていました。

この建物の北側には駐車場がありまして、とりあえず更地にして駐車場として運用してしまった方が良いようにも思われましたが、なんらか事情があったのでしょう。

建物が解体されたことで、武蔵小杉の再開発ビル等がよく見えるようになりました。

■鉄道に挟まれた土地
鉄道に挟まれた土地

ご覧の通り鉄道に挟まれた立地にあることから土地の活用が難しい面もありましたが、武蔵小杉駅へのアクセスという点ではケーヒン川崎工場跡地の中では一番近い場所にあります。

武蔵小杉駅前の分譲マンションはかなり価格が高騰しており、手が出しにくくなりつつあります。
このロケーションも価格見合いの武蔵小杉周辺ニーズが十分見込めるということかと思います。

■事業計画のお知らせ
事業計画のお知らせ

現地には、11月になって「事業計画のお知らせ」が掲示されました。
2016年4月25日着工、2017年9月30日完成予定となっています。

■クレストフォルム武蔵小杉ブライトコート
クレストフォルム武蔵小杉ブライトコート

■市ノ坪広町公園
市ノ坪広町公園

■小杉もりのこ保育園
小杉もりのこ保育園

これまでにお伝えしたとおり、ケーヒン川崎工場の跡地は「クレストフォルム武蔵小杉ブライトコート」「市ノ坪広町公園」「小杉もりのこ保育園」に順次更新されてきました。
これにナイスグループのマンションが加わり、工場がニューファミリーをターゲットにした土地利用に転換されたことになります。

■学生寮の建設地
学生寮の建設地

■「ヱビス」本社1階にオープンした「フィットケアデポ」
「ヱビス」本社1階にオープンした「フィットケアデポ」

また、この隣接地では「ヱビス」「富士合成」「東信化工」の工場が取り壊され、跡地に391戸の大規模な学生寮が着工しています。
「ヱビス」は工場移転・本社建て替えにあたり1階にドラッグストア「フィットケアデポ」を入居させ、工業地帯から住宅地への転換に伴う生活ニーズに応えています。

■武蔵小杉再開発地区のリカザイ建替え
武蔵小杉再開発地区のリカザイ建替え 

武蔵小杉再開発地区も、かつては東京機械製作所や不二サッシ等の工場、企業の福利厚生施設などがありました。
ただもはや企業の資産効率を考えれば、交通アクセスが向上し都市化が進む武蔵小杉にそれらの施設を構える経営環境ではなくなっているのでしょう。
再開発地区に残っていた「リカザイ」の本社および工場も、現在マンションと一体化した建て替えが行われているところです。

中丸子にあるこの旧工場街の変化を追っていくと、そんな時代の移り変わりを感じます。

■工場街時代のケーヒン川崎工場周辺
工場街時代のケーヒン川崎工場周辺

■中丸子の工場街変遷マップ
中丸子の工場街変遷マップ

【関連リンク】
2008/9/7エントリ 島忠市ノ坪店閉店
2009/5/21エントリ 島忠市ノ坪店跡地をゴールドクレストが買収
2010/9/7エントリ 島忠市ノ坪店跡地のゴールドクレストマンション計画と、ケーヒン川崎工場閉鎖
2011/7/29エントリ 市ノ坪のケーヒン川崎工場跡地にゴールドクレストがマンション建設、島忠跡地と連続開発へ
2011! /12/5エントリ ケーヒン川崎工場解体完了と、ゴールドクレストのマンション計画公示
2013/1/28エントリ ケーヒン川崎工場跡地「クレストフォルム武蔵小杉ブライトコート」の提供公園
2013/4/17エントリ クレストフォルム武蔵小杉ブライトコート竣工、「市ノ坪広町公園」供用開始
2013/7/2エントリ 市ノ坪でJR東海社宅が解体、寝具メーカー・ヱビス本社が建て替え
2013/8/13エントリ ケーヒン川崎工場跡地に「(仮称)小杉もりのこ保育院・・」2014年春開園へ
2014/2/1エントリ 府中街道沿い「フィットケアデポ市ノ坪店」が2014年5月下旬オープンへ
2015/2/9 エントリ 市ノ坪で進む、土地利用転換。「フィットケアデポ市ノ坪店」と、株式会社ヱビスの寝具直販店舗「futon house ebisu」
2015/6/26エントリ 市ノ坪の工場跡地で、伊藤忠都市開発が391戸の大規模学生寮を2017年オープンへ
2015/7/1エントリ 武蔵小杉新駅前のリカザイ本社工場が建替え、6階建ての工場・店舗・共同住宅複合ビルが2016年3月竣工へ

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2016年
01月03日

「懐かしい沿線写真で訪ねる 南武線・鶴見線 街と駅の1世紀」が出版、武蔵小杉駅など各駅の歴史を紹介

【Reporter:はつしも】

2015年12月に、「懐かしい沿線写真で訪ねる 南武線・鶴見線 街と駅の1世紀」が出版されました。
本書では南武線・鶴見線の駅や沿線の写真を揃え、武蔵小杉駅など中原区内の各駅も紹介されています。

■アルファベータブックス 懐かしい沿線写真で訪ねる 南武線・鶴見線 街と駅の1世紀
http://ab-books.hondana.jp/book/b214216.html

■懐かしい沿線写真で訪ねる 南武線・鶴見線 街と駅の1世紀
懐かしい沿線写真で訪ねる 南武線・鶴見線 街と駅の1世紀

本書の表紙は、南武線などの古い路線図と、川崎駅・立川駅や南武線の写真です。

この路線図では現在の南武線武蔵小杉駅はまだ存在せず、「グラウンド前駅」と、小杉御殿町交差点あたりにあった「武蔵小杉駅」が記載されています。

■昭和2年の「南武鉄道図絵」
昭和2年の「南武鉄道図絵」

昭和2年の南武鉄道図絵

巻頭には、昭和2年の「南武鉄道図絵」が掲載されていました。
「南武鉄道」は、現在の南武線の前進であり、当初は私鉄として発足したものです。

これは正式な路線図ではなくあくまでも「図絵」ですので、この時点での南武線全駅は描かれていません。前述の「グラウンド前駅」「武蔵小杉駅」などは描かれておらず、「向河原駅」「武蔵中原駅」などのほうが扱いが大きくなっています。

■武蔵小杉駅の紹介
武蔵小杉駅の紹介 

本書では、南武線・鶴見線沿線が各駅ごとに紹介されています。
こちらは武蔵小杉駅の紹介です。

■1977年の東急武蔵小杉駅南口
1977年の東急武蔵小杉駅南口

本書は基本的にはJR南武線・鶴見線の紹介ですが、武蔵小杉駅のページでは1977年の東急武蔵小杉駅南口の写真も掲載されていました。

この時点で、すでに「パチンコ 小杉プラザ」の看板が確認できるほか、「キャバレーホンコン」というレトロな看板も見えます。

「小杉プラザ」は、現在は武蔵小杉駅南口地区西街区第一種市街地再開発事業による再開発ビルに入居して、今なお存続しています。

■武蔵中原駅の紹介
武蔵中原駅の紹介 

武蔵中原駅のページで紹介されていたのは、高架化される前の橋上駅舎です。
高架化されたのが1990年ですから、これは意外と最近までこの姿だったわけですね。

■南武支線の紹介
南武支線の紹介

また本書では、もちろん南武支線も紹介されていました。

2015/12/2エントリでご紹介した、戦火に消えた南武線の駅「武蔵中丸子駅」もささやかながら掲載されていまして、細かいところまで行き届いています。

■鶴見線が通る京浜工業地帯
鶴見線が通る京浜工業地帯

鶴見線が通る京浜工業地帯

南武線に加えて紹介されているのが、京浜工業地帯を通る鶴見線です。

利用したことがある方は一般にはあまりいらっしゃらないと思いますが、こちらも湾岸の工業地帯独特の沿線風景がありますね。

■鶴見線沿線マップ
鶴見線沿線のマップ

全景の俯瞰写真は、上記マップの辺りです。

一番海側にある「海芝浦駅」はホームがほぼ海に面しています。
改札の外はすでに企業の事業場内にあたり、一般の方は外には出られませんが、ホームからの風景を見に行く方もいらっしゃるようです。

「懐かしい沿線写真で訪ねる 南武線・鶴見線 街と駅の1世紀」は、武蔵小杉駅周辺の各書店で平積みになっていました。

昔懐かしい南武線沿線の風景が楽しめますので、手に取ってみてはいかがでしょうか。

【関連リンク】
(南武線関連)
2007/9/28エントリ 南武線の車庫・中原電車区
2011/4/13エントリ 南武線快速電車が運行開始
2012/5/30エントリ 中原電車区の鶴見線車両と、クモヤ145形
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2013/7/3エントリ JR東日本が南武線新型車両導入と各駅乗車人員を発表、武蔵小杉駅は28位に
2014/2/26エントリ JR南武線武蔵小杉駅の発車メロディが本日よりフロンターレ応援歌の原曲、ザ・クロマニヨンズ「ナンバーワン野郎!」に
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2014/10/30エントリ JR武蔵小杉駅の連絡通路で新キャラクター「多摩川梨くん」が南武線新型車両「E233系」を紹介中
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2015/5/9エントリ 南武線各駅開業88周年記念展示(2):「武蔵中原駅」
2015/5/11エントリ 南武線各駅開業88周年記念展示(3):「向河原駅」
2015/7/17エントリ 川崎市が川崎縦貫高速鉄道の計画休止を発表、南武線長編成化を国交省・交通政策審議会に提案へ
2015/12/2エントリ 戦火に消えた、南武線の駅。玉川中学校・橘高校前の「武蔵中丸子駅」跡地探訪

(南武支線関連)
2015/1/19エントリ 八丁畷から、無人改札乗り換え。南武支線乗車レポート
2015/2/5エントリ 川崎市とJR東日本が包括連携協定を締結、南武支線に「(仮称)小田栄新駅」を2016年3月開業へ
2015/12/22エントリ 南武支線の新駅「小田栄駅」が2016年3月26日開業決定、朝ラッシュ時にダイヤ増発

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2015年
12月28日

武蔵小杉周辺の大型商業施設・スーパーマーケットの2015-2016年末年始営業時間まとめ

【Reporter:はつしも】

2015年も、あと数日で終わりです。

武蔵小杉周辺の大型店舗やスーパーマーケットの年末年始営業時間が出揃いましたので、まとめてお知らせいたします。

■武蔵小杉・新丸子・元住吉・武蔵中原周辺の大型店・スーパーの年末年始営業時間
(赤文字が通常営業から変更されている部分)

30日(水) 31日(木) 1日(金) 2日(土) 3日(日) 4日(月)
■武蔵小杉周辺
グランツリー専門店 10-21 10-21 10-21 10-21 10-21 10-21
グランツリーマルシェ 9-22 9-22 9-22 9-22 9-22 10-22
グランツリー西武・そごう 10-21 10-21 10-21 10-21 10-21 10-21
グランツリーHome&Works 10-22 10-22 10-22 10-22 10-22 10-22
グランツリーgood day park 10-22 10-22 10-22 10-22 10-22 10-22
東急スクエア専門店 10-21 10-19 休業 10-21 10-21 10-21
東急スクエアレストラン 10-23 11-19 休業 10-23 10-23 10-23
東急ストア武蔵小杉 24h 0-21 休業 10-24 24h 24h
マルエツ武蔵小杉駅前 7-25 7-25 7-25 7-25 7-25 7-25
ららテラス 10-21 10-19 9-20 10-21 10-21 10-21
ヨーカドー武蔵小杉駅前 9-22 9-22 9-22 9-22 9-22 9-22
フーディアム1階食料日用品 7-25 7-25 7-25 7-25 7-25 7-25
フーディアム2階生活用品 10-21 10-21 10-21 10-21 10-21 10-21
デリド 7-24   7-24 10-23 7-23  7-23 7-25 
大野屋小杉 9-22 9-20 10-13
※2
休業 休業 10-22
■新丸子周辺
東急ストア新丸子 24h 0-21 休業 10-24 24h 24h
■元住吉周辺
大野屋元住吉 9-22 9-20 10-13
※2
休業 休業 10-22
マルエツ元住吉 9-25 9-25 11-20 10-20 10-21 9-25
えばらや  9:30-22  9:30-20  休業 休業  10-19  9:30-22
マックスバリュ木月住吉  8-22  8-22  8-22 8-22  8-22  8-22
ライフ中原井田  9-22 9-21 休業 10-22 9:30-22 9:30-22
もとまちユニオン 9-22 9-21  10-20 10-21 10-22  10-22 
■武蔵中原周辺
ビーンズ武蔵中原  10-21  10-21 休業
※3
 10-21  10-21  10-21
マルエツ中原 9-24 9-24 10-20 10-20 10-20 9-24
いなげや川崎下小田中 9-22 9-20 休業 10-20 10-20 9-22
TAIGA  9-20   9-20  休業 休業  10-19  10-19
■向河原周辺
スーパー五光  9-23  9-20  休業  休業  10-23  10-23
■その他
ノジマ川崎中原 10-21 10-21 10-18 10-18 10-21 10-21
ライフ宮内2丁目1階  9-24  9-21  休業  10-24  9:30-24  9:30-24
※1 複合商業施設は、専門店ごとにそれぞれ営業時間が異なる場合があります。
※2 予約品の受け取りのみで、通常営業はしていません。
※3 一部営業している店舗があります。その他の日も店舗により時間が異なります。

※4 店舗名から店舗ウェブサイトにリンクしています。

今年は1月4日が月曜日ですので、もうこの日からはほとんどの店舗が平常営業となります。

なお、武蔵小杉東急スクエアやビーンズ武蔵中原など、複合型の商業施設は店舗によって営業時間が異なる場合があります。
また記載の情報は店頭の掲示、ウェブサイト、広告チラシ等で確認しておりますが保証はいたしませんので、各店舗にご確認ください。
(※店名から各店舗のウェブサイトにリンクしております)

また、上記はすべての店舗を網羅はしておりません。あらかじめご了承ください。

■武蔵小杉東急スクエアとららテラス武蔵小杉
武蔵小杉東急スクエアとららテラス武蔵小杉

2015年の年始においては、例年元旦休業だった武蔵小杉東急スクエアが元日営業を行っていました。
これが2016年においては元旦休業に戻っています。

■グランツリー武蔵小杉
「グランツリー武蔵小杉」

2015年はグランツリー武蔵小杉の初の年始営業にあたりまして、グランツリーは営業時間を通常よりも拡大して地域の需要取り込みをはかっていました。
武蔵小杉東急スクエアとしてもこれに対抗する必要が大きかったものと思いますが、今年は平常モードとなります。

昨年は大型店として「ららテラス武蔵小杉」「グランツリー武蔵小杉」「ライフ宮内2丁目店」「ノジマ川崎中原店」が加わりましたが、今年はそれに匹敵するようなニューフェイスはありません。

■福袋の告知
福袋の告知

現在、各店舗において「福袋」や初売りの告知がスタートしています。
かつては武蔵小杉から渋谷や横浜に出て行って「初買い」でしたが、今や周辺地域から「武蔵小杉に初買いに集まる」街になってきました。

年末年始のお買い物の一助として、本エントリをご活用いただければ幸いです。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:タウンガイド:スーパーマーケット
2013/12/29エントリ 武蔵小杉周辺の大型店・スーパーマーケットの年末年始営業時間
2014/12/26エントリ 武蔵小杉周辺の大型店・スーパーの年末年始営業時間まとめ:グランツリー・東急スクエア・ららテラス元旦営業揃い踏み

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2015年
12月22日

南武支線の新駅「小田栄駅」が2016年3月26日開業決定、朝ラッシュ時にダイヤ増発

【Reporter:はつしも】

2015/2/5エントリにおいて、川崎市とJR東日本が包括連携協定を締結し、南武支線に「(仮称)小田栄新駅」を開業させることをお伝えました。

その後新駅の正式名称は「小田栄駅」に決定し、このたび開業日が2016年3月26日となることが発表されました。
またこれにあわせて列車の増発や運転本数の見直し、駅周辺の整備が行われます。

■川崎市報道発表資料 南武線(川崎新町~浜川崎間)小田栄駅 開業日のお知らせ
http://www.city.kawasaki.jp/templates/press/500/0000073212.html

■「小田栄駅」のイメージイラスト
小田栄駅のイメージイラスト
※川崎市報道発表資料より

川崎市とJR東日本の包括連携協定は、川崎市内における地域と鉄道の持続的な発展に向けて両者が連携・協力を推進することを目的としたものです。

テーマは「鉄道と沿線のブランド向上」「地域の暮らしの安全・安心の向上」「低炭素化・スマート化」「公共交通の利用促進」の4つに大きく分かれまして、その具体的施策のひとつとして「南武支線新駅設置」が位置づけられています。

■八丁畷駅の南武支線
八丁畷駅の南武支線

■小田栄駅設置予定地
 小田栄駅設置場所
 
新駅が設置される「小田栄地区」にはホームセンター「コーナン」や、大規模マンションなどの開発が相次ぎ、人口が増加しています。
一方で当該地区は川崎駅からは離れた臨海部で、公共交通はバスに依存している状態です。

同地区に「小田栄駅」が開業し、利用率の高い時間帯のダイヤが強化されることで、周辺の利便性が向上することとなります。

■「小田栄駅」の朝ラッシュ時増発
浜川崎行 尻手行
55 28 6 6 14 39
57 45 32 19 6 7 3 16 29 42 54
57 32 21 10 8 7 18 29 42

■「小田栄駅」の夕方ラッシュ時本数見直し
浜川崎行 尻手行
58 18 16 39
38 17 18 49
53 28 5 18 14 38
36 14 19 0 22 45
47 23 1 20 9 32 55

今回の報道発表資料では、「小田栄駅」の朝夕ラッシュ時のダイヤも発表されています。

朝ラッシュ時については、浜川崎行が2本、尻手行が1本増発されます。
これを見るかぎり、朝7時台がもっともニーズが高いということになりますね。

尻手方面においては、八丁畷や尻手から東京・横浜方面、川崎市内各地にさらに電車を乗り継いでいく方が多いでしょう。
そのような通勤・通学ルートを考えると、朝7時台の利用が多くなりそうです。

一方、夕方ラッシュ時については単純な増発ではなく、時間帯によって増減があります。
トータルでの本数は維持しつつ、夕方の早い時間帯よりも18時台~20時台に運行時間をシフトさせています。

■「小田栄駅」の配置
「小田栄駅」の配置

■「小田栄駅」の駅舎とホーム
「小田栄駅」の駅舎とホーム

川崎市はJR東日本との折半により「小田栄駅」の駅舎等を建設するとともに、川崎市の事業として駅前の道路やバス停の整備を行います。
駅舎は11月着工ですから工期は比較的短く、イメージイラストのように簡易なホームと駅舎が完成する予定です。

用地取得の都合上か、上りホームと下りホームの位置が中央の踏切を挟んでかなり異なりますね。


なお、「小田栄駅」は、約700m離れた「川崎新町駅」とは同一駅という扱いで、当面運賃も共通になるということです。

両駅とも武蔵小杉駅からは大人170円(ICカード165円)です。

■南武線にかつて存在した「武蔵中丸子駅」跡地
現在の武蔵中丸子駅跡地

2015/12/2エントリでは、南武線にかつて存在し、戦火に消えた「武蔵中丸子駅」をご紹介しました。

南武線の88年におよぶ歴史の中で、消える駅もあれば新しく登場する駅もあります。
南武線においては2009年3月14日の「西府駅」(東京都府中市)開業以来7年ぶりの新駅となります。

各地の新駅開業もだいぶ出尽くしてきた感もありますが、このご時世にあって、過去10年間に2つの新駅が開業している路線というのは、なかなか見当たらないのではないでしょうか?

南武線ではありませんけれども、沿線の武蔵小杉駅でも、ご存知の通り横須賀線・湘南新宿ラインの新駅が2010年に誕生しています。

こんなところにも、近年の川崎市の急速な発展を感じますね。

■南武支線の単線
南武支線の単線

【関連リンク】
(南武支線関連)
2015/1/19エントリ 八丁畷から、無人改札乗り換え。南武支線乗車レポート
2015/2/5エントリ 川崎市とJR東日本が包括連携協定を締結、南武支線に「(仮称)小田栄新駅」を2016年3月開業へ

(その他南武線関連)
2007/9/28エントリ 南武線の車庫・中原電車区
2011/4/13エントリ 南武線快速電車が運行開始
2012/5/30エントリ 中原電車区の鶴見線車両と、クモヤ145形
2013/1/24エントリ JR武蔵中原駅の発車メロディがフロンターレの応援歌に
2013/7/3エントリ JR東日本が南武線新型車両導入と各駅乗車人員を発表、武蔵小杉駅は28位に
2014/2/26エントリ JR南武線武蔵小杉駅の発車メロディが本日よりフロンターレ応援歌の原曲、ザ・クロマニヨンズ「ナンバーワン野郎!」に
2014/7/25エントリ 川崎市制90周年ヘッドマーク付の南武線が3編成運行中、デザインに「パークシティ武蔵小杉」が登場
2014/7/20エントリ JR南武線向河原駅前の踏切拡幅工事が完了し供用開始
2014/8/6エントリ JR南武線新型車両「E233系」が2014年10月導入、新型車両で叶える「あなたの夢」募集中
2014/8/16エントリ 向河原公園リニューアルで登場、「南武線車両ベンチ」
2014/10/4エントリ JR南武線新型車両「E233系」本日投入、武蔵小杉駅等で記念商品販売と「懐かしの写真展」がスタート
2014/10/23エントリ 南武線エキナカで、地産地消。「多摩川梨ジャム」使用商品を販売中
2014/10/30エントリ JR武蔵小杉駅の連絡通路で新キャラクター「多摩川梨くん」が南武線新型車両「E233系」を紹介中
2014/11/5エントリ JR南武線新型車両「E233系」乗車レポート
2015/5/7エントリ 南武線各駅開業88周年記念展示(1):「武蔵小杉駅」
2015/5/9エントリ 南武線各駅開業88周年記念展示(2):「武蔵中原駅」
2015/5/11エントリ 南武線各駅開業88周年記念展示(3):「向河原駅」
2015/7/17エントリ 川崎市が川崎縦貫高速鉄道の計画休止を発表、南武線長編成化を国交省・交通政策審議会に提案へ
2015/12/2エントリ 戦火に消えた、南武線の駅。玉川中学校・橘高校前の「武蔵中丸子駅」跡地探訪

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2015年
12月12日

「等々力球場」「等々力プール」の解体工事と、在りし日の記録。廃止されるプールは等々力陸上競技場併設を検討

【Reporter:はつしも】

現在、等々力緑地では大規模な再編整備が進められています。
その一環として等々力陸上競技場の全面改修が先行して着手されていまして、2015年3月にメインスタンドが完成しました。

これに続いて新硬式野球場・じゃぶじゃぶ池の整備が行われることとなり、現状の硬式野球場「等々力球場」と、「等々力プール」の解体工事が着手されています。
今回は解体工事の現況と計画をご紹介するとともに、解体前の両施設を記録として残しておきたいと思います。

■硬式野球場・プールの解体工事
硬式野球場・プールの解体工事

硬式野球場・プールの解体工事

等々力球場・等々力プールの解体工事は10月から進んでいまして、すでにプールや野球場のスタンドの姿は見えなくなっています。
その中にあって、野球場の電光掲示板がまだかろうじて残っていました。

■新硬式野球場の事業計画のお知らせ
新硬式野球場の事業計画のお知らせ

現地には、新硬式野球場の「事業計画のお知らせ」が掲示されていました。
工事の完成予定は2018年6月を予定しています。

建築物の用途を見ると、「老人福祉センター」が含まれています。
これは、現状テニスコート近くにある「等々力いこいの家」を外野スタンドの下に移転させるものです。

またこのほか、等々力緑地の公園インフォメーションセンターや災害備蓄倉庫も設置される予定です。

■川崎市 等々力緑地再編整備計画 公式野球場およびプール廃止のお知らせ
http://www.city.kawasaki.jp/530/cmsfiles/contents/
0000068/68479/haisi.pdf

■川崎市 等々力緑地再編整備計画 等々力緑地再編整備の今後の取り組みイメージ
http://www.city.kawasaki.jp/530/cmsfiles/contents/
0000068/68483/torikumi.pdf


■新硬式野球場のイメージパース
真紅式野球場のイメージパース

■全体の整備計画
全体の整備計画

解体工事の仮囲いには、新硬式野球場やじゃぶじゃぶ池などの整備計画が掲示されていました。
これは同様の内容が、川崎市等々力緑地再編整備室のウェブサイトにも掲載されています。

①新硬式野球場を従来のプール側に移動させる
②これにより空いた土地にじゃぶ池を整備する
③廃止されるプールは、等々力陸上競技場バックスタンド、サイドスタンドと一体整備を検討する


新硬式野球場は今回の整備により内野6,000人、外野4,000人程度の観客席を擁し、高校・社会人野球の大会を開催できるようになります。
現在は自由に中に入ることができないのですが、外野部分はシートを設置しない芝生席とし、通常時は公園の一部として利用できる計画です。

■解体前の旧硬式野球場「等々力球場」
解体前の旧硬式野球場

そしてこちらが、解体前の等々力球場です。
2015年10月18日に開催された「なかはら“ゆめ”区民祭」の会場の一部になっていまして、その時に記録を残しておきました。

■内野席
内野席

■バッターボックスから、バックスクリーンをのぞむ
バッターボックスから、バックスクリーンをのぞむ

旧等々力球場では、ご覧の通り外野に観客席がなく、内野のみとなっています。
これが新硬式野球場では、外野席も前述の通り芝生で整備されることになります。

「なかはら“ゆめ”区民祭」では、バッターボックスを使って野球をしている子供たちもいました。
これが旧硬式野球場での最後の機会であることは、知らなかったかもしれません。

■川崎市のロゴマークと、武蔵小杉の高層ビル群
川崎市のロゴマークと、武蔵小杉の高層ビル群

バッターボックスの斜め後ろには、川崎市のマークがありました。
右打席の後ろにしかありませんので、ネクストバッターズサークルというわけでもないようです。

また、外野フェンスの向こうには、武蔵小杉のタワーマンション群も見えます。

■カウント表示機
カウント表示機

バックスクリーン側の電光掲示板だけでなく、内野席側にもカウント表示機がありました。
近くで見ると、想像以上に大きいことがわかります。

これもかなり年代物でしたね。

■照明設備
照明設備

旧等々力球場にも、夜間の照明設備がありました。
野球場の位置と向き自体が変わりますので、こちらも新たに作り直されることでしょう。



■等々力プール(大人用)
等々力プール(大人用)

■等々力プール(子供用)
等々力プール(子供用)

続いて、解体前の等々力プールの姿も残しておきましょう。
ここには大人用の50mプールと、子供用(幼児用含め2種)がありました。

利用シーズンは7月~8月で、そのほか「CCとどろき エコ暮らしこフェア」でイベント活用もされていました。
上記写真は、「エコ暮らしこフェア」の際に記録しておいたものです。

このプールは年間の1時期しか活用されていないということもあり、等々力緑地再編整備にあたっては廃止がいったん決定されました。
しかしながら存続を求める声も多く、その後再選整備計画の中で「等々力陸上競技場バックスタンド・サイドスタンド整備」と複合させて再整備を行うことが検討されています。

本件については、前掲の川崎市の等々力緑地再編整備室の資料にもその旨明記されています。
現状は検討段階ではありますが、可能性が薄いものを市民に向けて開示するとは考えにくいですね。現状のところ、バックスタンド・サイドスタンドへの複合化の可能性が高いと考えてよいのではないでしょうか。

■1975年の等々力緑地航空写真
1975年の等々力緑地航空写真

そのようなわけで、今回のエントリでは硬式野球場・等々力プールの在りし日の姿、現在の工事状況、今後の整備計画をまとめてご紹介いたしました。
等々力陸上競技場のバックスタンド・サイドスタンドの整備計画は2016年度に取りまとめが行われる予定ですので、そこで等々力プールの位置づけについても具体化されてくるものと思います。

【関連リンク】
川崎市 等々力緑地再編整備室
川崎市 等々力緑地
2013/7/22エントリ 等々力陸上競技場改修工事の仮囲いに「あなたと等々力」思い出写真を掲示中
2014/1/22エントリ 等々力競技場改修工事現場で、65年間の等々力緑地航空写真が掲示
2014/5/18エントリ フロンターレ公式戦同時開催「第4回CC等々力 エコ暮らしこフェア」開催レポート
2015/3/13エントリ 等々力陸上競技場 新メインスタンド完成。報道機関向け内覧会・完成記念式典最速レポート!
2015/3/29エントリ 等々力陸上競技場新メインスタンドの、藤子・F・不二雄ミュージアムコラボのブロンズ像 全8体をご紹介

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2015年
12月05日

川崎市市民ミュージアムの年末年始2大企画展「江口寿史展KING OF POP」本日より、「2015川崎フロンターレ展」12月12日より開幕

【Reporter:はつしも】

この年末年始、川崎市市民ミュージアムで2つの目玉企画展が開催されます。
本日12月5日(土)から1月31日(日)までの「江口寿史展 KING OF POP」と、12月12日(土)から1月11日(月・祝)までの「2015川崎フロンターレ展」です。

■「江口寿史展 KING OF POP」
「江口寿史展 KING OF POP」 

■川崎市市民ミュージアム 江口寿史展 KING OF POP
http://www.kawasaki-museum.jp/exhibition/king-of-pop-2/

江口寿史氏は、1977年の「すすめ!!パイレーツ」のデビューに始まり、「ストップ!!ひばりくん!」のヒットなどにより人気を博した漫画家・イラストレーターです。

本展は同氏のこれまでの仕事の集大成となる「KING OF POP江口寿史 全イラストレーション集」の発売を記念して開催されるものです。

本展では同氏の手による300点以上の原画が展示されているほか、開催期間中、下記の様々な企画が準備されています。

■リスペクト対談「江口寿史×ちばてつや」
本展の開催を記念して江口寿史と日本マンガ界の重鎮・ちばてつやの対談がついに実現!国民的人気作「あしたのジョー」をきっかけにマンガ家を志した江口の少年時代のエピソードや、両氏のマンガにかける思いを語っていただきます。

○2015年12月13日 14:00-15:30(開場13:30)
○定員:250名(先着順。当日12:00より整理券を配布)
○参加費:無料※ただし当日の展覧会観覧券(有料)が必要。

■列島縦断!分スケッチLIVE 川崎編
江口寿史が来場者の似顔絵を描くライブ・スケッチ。作品は、その場でスキャンして複製を会場に展示します。(作品の原本は参加者に進呈)
○2016年01月16日 13:00-/14:00-/15:00- / 2016年01月24日 13:00-/14:00-/15:00-
○各回5名(抽選)
○参加費:2,000円
※ライブ・スケッチの様子はどなたでも無料でご覧いただけます。
※本展入場の際にお渡しする抽選券で、いずれか1回分の抽選にご応募ください。抽選券配布は14:40まで。抽選は各回の15分前に会場にて行います。

■学芸員による展示解説
「江口寿史展 KING OF POP」の学芸員による展示解説を行ないます。
○2015年12月06日 14:00- / 2016年01月17日 14:00- / 2016年01月23日 14:00- / 2016年01月31日 14:00-
○参加費:無料
※ただし当日の展覧会観覧券(有料)が必要。

■ベビーカーツアー
学芸員による展示解説付きで「江口寿史展 KING OF POP」を鑑賞するツアーです。ベビーカーでも安心して鑑賞できるようにボランティアスタッフがサポートします。
○2015年12月17日 11:30-12:30 / 2016年01月19日 11:30-12:30
○対象:0歳~未就学児の親子
○定員:親子6組 ○参加費:無料※ただし当日の展覧会観覧券(有料)が必要。 ※要・事前申込(【申込ページ】、またはFaxにてお申込いただけます)

■川崎市民ミュージアムの大型タペストリー
「KING OF POP」の大型タペストリー 

市民ミュージアム内は、現在「KING OF POP」一色になっています。
エントランスロビーには大型タペストリーがありまして、市民ミュージアムの公式twitterが記念写真撮影を推奨していました。

また会場入口には江口寿史氏のキャラクター等身大パネルがありまして、こちらも撮影可となっています。

なお、展示される原画は12月と来年1月で一部入れ替えがありますので、期間中2回鑑賞しても楽しめるようになっています。

■川崎市市民ミュージアム 上映スケジュール
http://www.kawasaki-museum.jp/cinema/

さらに、「江口寿史展KING OF POP」の開催にあわせて、川崎市民ミュージアムの映像ホールでは「江口寿史と80年台日本映画」の特集上映が行われます。

原作の「エイジ」、キャラクター原案の「PERFECT BLUE」「老人Z」、ちばてつや対談特別上映として「あしたのジョー」などのアニメーション映画が上映されます。
上映スケジュールは、上記のウェブページをご参照ください。

■復活したミュージアムショップ
復活したミュージアムショップ

市民ミュージアムのミュージアムショップは先般閉鎖されていましたが、本展開催にあたって復活し、江口寿史氏関連の書籍等が販売されていました。

こちらは一時的なものかと思いますが、やはりミュージアムにはショップがあると良いですね。


■「2015川崎フロンターレ展」
 「2015川崎フロンターレ展」
※クリックで拡大します。

■川崎市市民ミュージアム 2015川崎フロンターレ展
http://www.kawasaki-museum.jp/exhibition/frontale/
■川崎フロンターレ 2015川崎フロンターレ展開催のお知らせ
http://www.frontale.co.jp/info/2015/1130_13.html

そして12月12日から始まるのが、「2015川崎フロンターレ展」です。
川崎フロンターレの今シーズンの激闘を振り返るもので、毎年年末年始に開催されている恒例の企画展です。

こちらはフロンターレらしく、さまざまな企画が展開されていきます。
市民ミュージアムよりも川崎フロンターレのサイトの方が最新・詳細情報がアップデートされていますので、上記フロンターレのウェブサイトもご参照ください。

<主な企画>
■選手チャリティトークショー【2016年度後援会会員限定】
■ふろん太&カブレラ登場
■段ボールパーク
■エコプラ工作&ロボット操作体験
■ひつじのショーン粘土工作
■望遠鏡&星座早見盤作り
■ゲーフラ作り体験
■ヒロキーpresents OB選手を探せ!
■「カワサキのホコサキ」公開収録

上記の選手チャリティートークショーには、中村憲剛選手、プロモーション部の天野春果部長、伊藤宏樹さんが登場予定ですが、こちらは2016年後援会会員限定となります。

また展示の一部(ドルトムント戦や大久保選手得点王関連など)も同様に2016講演会会員限定となっていますので、ご注意ください。

■川崎市市民ミュージアム
川崎市市民ミュージアム 

■大型タペストリーの間から見える武蔵小杉の高層ビル
大型タペストリーの間から見える武蔵小杉の高層ビル

市民ミュージアムは武蔵小杉駅から少々距離がありますが、バスも比較的出ています。
2015/11/19エントリでご紹介したように、今は紅葉が綺麗な季節ですので、お散歩がてら足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

■等々力緑地の入口(府中街道から)
等々力緑地の入口(府中街道より) 

【関連リンク】
川崎市市民ミュージアム ウェブサイト
川崎フロンターレ ウェブサイト
2015/10/22エントリ 川崎市市民ミュージアムでデジカメワークショップ「水面に自分を映してセルフポートレートを撮ってみよう」が10月24日開催
2015/11/15エントリ 川崎市市民ミュージアム「あそぼう!つくろう!アートツール・キャラバンin川崎」開催レポート

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