武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2011年
10月21日

新丸子の家系ラーメン「きりん」が元住吉の「住吉家」跡地に登場

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2011年9月24日、綱島街道沿いに「きりん 元住吉店」がオープン
していました。

■「きりん 元住吉店」
「きりん 元住吉店」

「きりん 元住吉店」は、綱島街道の元住吉駅付近、モスバーガーの
やや南側
にあります。
ここには以前、同じく家系ラーメン店の「住吉家」が営業していまし
たが、2011年2月9日をもって現地での営業を終了し、川崎区の
鋼管通りに移転
しました。

■かつての「住吉家」(最終日)
かつての「住吉家」(最終日)

当時の住吉家の店主さんのお話では、老朽化により建物が解体
されるため移転するということだったのですが、結果としてはその
ようなことにはなっていません。

大家さんのご意向が変わったということでしょうか。

■「きりん 元住吉店」の新しいカウンター
「きりん 元住吉店」の新しいカウンター

建物自体は変わりませんが、「きりん」の店舗部分は新しくリフォ
ーム
が施されています。
店内はL字のカウンターで、新丸子の1号店同様、食券を先に
購入するシステムになっています。

■「きりん 元住吉店」のラーメン(のり増し)
「きりん 元住吉店」のラーメン(のり増し)

「きりん 元住吉店」のラーメン(のり増し)

こちらは、基本メニューのラーメン(650円)のり増し(100円)
加えたものです。
ラーメンの仕上がりは新丸子の1号店とほぼ同じで、家系ラーメン
としては比較的薄味のスープとなっています。

味を濃い目にしたい場合は、テーブルに置いてある「かえし」で
調節
できるというのも、新丸子と同様です。
2店舗の違いを楽しむというわけにはいきませんが、元住吉方面
にお住まいの「きりん」ファンの方には嬉しいところですね。

■綱島街道沿いの看板
綱島街道沿いの看板

「きりん 元住吉店」は綱島街道から少し角を曲がったところにあり
ますので、武蔵小杉から綱島街道を南下しつつ探すとちょっと見つけ
にくいと思います。
モスバーガーを過ぎた先に、かつての住吉家同様に赤い看板
出ていますので、そちらを目印にしてみてください。

■「きりん 元住吉店」の店舗情報
所在地:中原区木月2-11-26
営業時間:
 (平日)11:30~15:00、18:00~翌1:30
 (土) 11:30~15:30、17:00~翌1:30
 (日祝)11:30~15:30、17:00~翌1:00
定休日:水曜日


■「きりん 元住吉店」マップ
「きりん 元住吉店」マップ

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:タウンガイド:ラーメン・そば・うどん 「きりん」
2009/9/28エントリ 新丸子の家系ラーメン「きりん(KIRIN)」
2008/10/8エントリ 元住吉の家系ラーメン。「ラーメンショップ住吉家」
2011/2/10エントリ 「ラーメンショップ住吉家」が営業終了、川崎区に
移転へ

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2011年
10月02日

「ブレーメン・フライマルクト」「オズフェスタ」2011開催

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本日、元住吉において「第7回ブレーメン・フライマルクト2011」と
「第9回オズフェスタ2011」が開催
されました。毎年10月初旬に開催
される元住吉の名物イベントであり、両商店街がたいへんな賑わい
となりました。

今回は、「ブレーメン・フライマルクト」の方を主に見て回りましたの
で、ご紹介したいと思います。

■ブレーメン通り商店街
ブレーメン通り商店街

ブレーメン通り商店街は、ご存じの通り元住吉駅の西側に広がる
商店街です。大変にぎやかな商店街として有名ですね。

■ロイドパサージュ商店街友好提携20周年記念
ロイドパサージュ商店街友好提携20周年記念

ブレーメン通り商店街は、その名前の由来であるドイツ・ブレーメン市
のロイドパサージュ商店街と友好提携
を結んでいます。
今年はその20周年記念にあたり、恒例の「フライマルクト」に加えて
「ドイツフェア」を開催
していました。

■旧東ドイツの信号機の「アンペルマン」
ドイツ統一のシンボル「アンペルマン」

こちらは、ドイツフェアの一環として出店していた「アンペルマン」
キャラクターショップです。

アルペンマンは、ドイツでは信号機など交通安全のキャラクター
して愛されています。ご覧の通り何とも言えずかわいいもので、
「アンペルマンショップ」では文具など各種グッズが販売されている
そうです。
ここではそのショップが出張してきていたのですが、これはなかなか
日本では珍しい光景です。

■イタリア留学・旅行絵日記 ~すべての道はローマに通じるのか?!~
旧東ベルリンのアイドルといえば。

http://sorelle-f.jugem.jp/?eid=543

上記のブログに、現地ベルリンでのアンペルマンやショップが紹介
されていますので、ご参考までに。

■イッピンモールドイツ アンペルマン
http://another-b.com/d/item/ampel_mann.htm

また、日本では白金高輪にショップがありました。武蔵小杉からは
電車1本で行けますので、今回逃してしまった方は、こちらへどうぞ。

■生ハムのカット
生ハムのカット

ドイツフェアではもちろんドイツビールも売っていたのですが、
このような生ハムのカットもありまして、ついついビールが進んで
しまいますね。
ビールは案の定、大変な行列になっていました。

■人形劇団ひとみ座の「ブレーメンの音楽隊」
人形劇団ひとみ座の「ブレーメンの音楽隊」

人形劇団ひとみ座の「ブレーメンの音楽隊」

続いてこちらは、人形劇団ひとみ座による毎年恒例の「ブレーメンの
音楽隊」
です。
楽しい音楽に乗せて、ひとみ座の皆さんがコミカルな人形劇を披露
してくださいました。

ひとみ座の噂はかねてから聞いていましたが、私は実際に見るのは
初めてでした。みなさんとても芸達者で、25分ほどの上演を楽しく
観ることができました。

■人形劇団ひとみ座 公式サイト
http://hitomiza.com/

人形劇団ひとみ座は、中原区井田を拠点として活動をされていて、
各地で活発に公演を展開しています。
私もまた、別の公演を観てみたくなりました。

■東急車輌 電車市場
東急車輌 電車市場

こちらで人だかりができているのは、「東急車輌 電車市場」です。
東急電鉄の各種グッズを販売していました。

■東急元住吉駅オリジナル下敷き
東急元住吉駅 オリジナル下敷き

ここでついつい地元グッズとして購入してしまったのが、「東急元住
吉駅 オリジナル下敷き」
(400円)です。
高架化に伴って新築された元住吉駅の駅舎の図面や、「ありし日の
『元住吉行き』」電車の写真などが掲載
されています。
(※高架化に伴い、ほとんどの元住吉終着・始発は消滅しました)

こちらは本イベント限定、先着50枚となっていましたが、私が購入
した時点で残り5枚ほどでした。
もっともこの下敷き、ただのカラープリントをパウチしただけのもの
なのですが…。

■ブレーメン通り商店街のコミュニティーセンター
ブレーメン通り商店街のコミュニティーセンター

最後にこちらは、ブレーメン通り商店街の中ほどにあるコミュニティー
センター
です。今回のフライマルクトにあわせてリニューアルされ
ました。
グッズ販売のほか、ロイドパサージュ商店街の写真や資料が掲示
されています。

また、写真右上にサインが掲示されている通り、ここにはオムツ替え
シートなど赤ちゃん対応、車椅子対応のトイレが設置
されています。

■タッチパネル式の商店街ガイド
タッチパネル式の商店街ガイド

加えて、コミュニティーセンター内にはこのようなタッチパネル式の
商店街ガイドが設置
されていました。
オズ通り商店街でもデジタルサイネージが登場していましたし、
世の中の流れを感じます。

       ※       ※       ※

さて、今回ご紹介したのはフライマルクトのごくごく一部でして、
他にも多くの催しが行われていました。また、元住吉駅を挟んで
反対側のオズフェスタもサンバパレードや沖縄えいさーなど、
大変にぎやか
だったようです。

武蔵小杉からも自転車ですぐの場所にありますし(東急元住吉駅
の旧ホームにできた駐輪場には本日も空きがありました)、
おすすめできるイベントかと思いました。

今月は10月16日(日)に「なかはら“ゆめ”区民祭」が開催されますし、
30日(日)には再開発地区の大規模イベント「コスギフェスタ2011」
があります(2011/9/11エントリ参照)。
これからまだまだ、秋のお祭りムードが続きますね。

【関連リンク】
ブレーメン通り商店街 公式ウェブサイト
モトスミ・オズ通り商店街 公式サイト
2010/10/5エントリ 「第6回ブレーメン・フライマルクト'10」「第8回
オズ・フェスタ'10」開催レポート

2011/9/11エントリ 「コスギフェスタ2011」パークシティ武蔵小杉
前で2011年10月30日(日)開催

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2011年
09月05日

苅宿小田中線 東横立体工区の踏切解消計画

【Reporter:はつしも】

関東労災病院の南側の東急線の踏切を立体交差にする事業がかねてより計画されています。先般コメントもいただきました通り、既に事業用地は取得が完了しているようで、今後の工事着工を待つばかりの状態になっています。

■川崎市 事業路線情報 苅宿小田中線 東横立体工区
http://www.city.kawasaki.jp/53/53gairo/home/kariyado3/kariyado3.htm

■苅宿小田中線 東横立体工区
苅宿小田中線 東横立体工区

この道路は苅宿小田中線と呼ばれ、川崎市の道路整備プログラムにおいて整備が予定れています。名前の通り苅宿から小田中を結ぶ道路ですが、そのうち東急線と交差する部分は「東横立体工区」として、立体交差によって交通環境を改善する計画となっています。

■苅宿小田中線 東横立体工区の事業計画
苅宿小田中線 東横立体工区の事業計画

■完成イメージ
完成イメージ

現地には事業計画の図面等が掲示されていまして、これを参照すると、立体交差のイメージを理解することができます。
両側に歩道が設置された本線が中央を通り、これが東急線の下をくぐることによって踏切が解消される計画です。

東急東横線・東急目黒線は高架化や地下化が進んでいますが、この区域は目黒線の延伸に伴って、高架上が東横線・高架下が目黒線という2層構造になっています。
つまり、上記完成イメージのような立体交差にしない限りは、踏切が解消できないわけですね。

■苅宿小田中線 東横立体工区の事業用地
苅宿小田中線 東横立体工区の事業用地

■トヨタレンタリースの立ち退き跡
トヨタレンタリースの立ち退き跡

このため、東横立体工区内では既存の道路の両側が事業用地として確保されています。見る限り、事業用地の確保は完了しているようで、立ち退き後の更地が残されていました。

この状態からしばらく動きが見えないようなのですが、川崎市の道路整備プログラムによれば、この区間は平成26年度(2014年度)までに完成を予定しています。

■川崎市建設緑政局 川崎市の道路整備プログラム
http://www.city.kawasaki.jp/53/53doukei/home/seibi_program/seibi_program.htm

鉄道と立体交差する道路となるとそれなりに工期がかかるはずですので、そのうち工事が始まってもおかしくないのでは・・・と思いますね。

中原区の道路事情は決して良好とは言えませんし、少しずつでも改善されていくとよいと思います。

■立体交差が予定される踏切
立体交差が予定される踏切

【関連リンク】
2010/10/22エントリ 開かずの御幸踏切と、隣接の歩道橋

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2011年
05月29日

木月住吉町の自転車専用レーン

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木月住吉町の幹線道路に、以前から自転車専用レーンが設置されて
います。ほんの短い区間であるためにあまり知られていないのですが、
ちょっと取り上げてみたいと思います。

■木月住吉町の自転車専用レーンの設置区間
木月住吉町の自転車専用レーンの設置区間

自転車専用レーンは、綱島街道の「労災病院前」交差点を曲がり、
先般オープンしたマックスバリュエクスプレス木月住吉店に向かう
道路の一区画
にあります。
ごく普通の2車線道路なのですが、そのマックスバリュ側の歩道
沿いに自転車専用レーンが設置されています。

■自転車専用レーン開始
自転車専用レーン開始

綱島街道を曲がって中原平和公園沿いに進むと、歩道橋を超えた
先の角から自転車専用レーンが始まります。専用レーンといっても
白線が引いてあるだけですので、これを見ても普通の道路と何が
違うのか、いまひとつわからないかもしれません。

■「自転車専用」の表記
「自転車専用」の表記

この区画の中心あたりに、「自転車専用」の表記があります。
あらためて見てみると、歩道と車道の間のスペースが、普通の道路
より少々広いですね。
自転車が左側通行で1列に走るスペースとしては、まあ十分かと
思います。

■自転車専用レーンの終わり
自転車専用レーンの終わり

そのまま直進すると、このミニストップとマックスバリュの交差点の
ところで自転車専用レーンが終わり
となります。自転車で走行すると
わずが数秒
でしかない区間なのですが、なぜここだけにレーンが
設置されているのでしょうか?
道路拡幅の計画もありませんし、今後自転車専用レーンが拡張
されていく見込みもない
ようです。

幸区の東芝小向工場前には、ある程度の長さの自転車専用レーン
が設置されており、車道ともガードレールで完全に分離されていたり
しますが、それに比べるとちょっと中途半端な感じもいたしますね。

■府中街道拡幅・市ノ坪工区(中原消防署跡地)
府中街道拡幅・市ノ坪工区(中原消防署跡地)

なお、武蔵小杉周辺では府中街道の拡幅が進められており、
拡幅と同時に自転車専用レーンの設置を行う計画となっています。
こちらはそれなりの全長になりそうですし、現状に比べてかなり
安全性が向上することになるのではないかと思います。

自転車専用レーンの設置は全国各地で少しずつ進められています
が、特に中原区は平地で自転車の利用が非常に多い地域でもあり
ますし、他にも設置を検討してもよい区間がありそうですね。
実際にスペース確保となると、難しいかと思いますが・・・。

【関連リンク】
2008/12/12エントリ 小杉町2丁目の自転車マナー
2010/6/4エントリ 東京機械製作所跡地再開発始動と、府中街道と
二ヶ領用水の一体整備案

2010/7/3エントリ マックスバリュエクスプレス木月住吉店オープン

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2011年
05月28日

元住吉のつけ麺店「つけめん あびすけ」

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ここ数年で、武蔵小杉周辺にもつけめんのお店がいくつかできて
きました。今回は、元住吉の「つけめん あびすけ」をご紹介したいと
思います。

■「つけめん あびすけ」 公式ウェブサイト
http://abisuke.com/

■「つけめん あびすけ」
「つけめん あびすけ」

「つけめん あびすけ」は、元住吉のブレーメン通り商店街側の、
住吉書房の角を曲がった先にあります。表通りではないのですが、
前面に大きく店名が書かれていますので、比較的わかりやすいと
思います。

■「つけめん あびすけ」の店内
「つけめん あびすけ」の店内

「つけめんあびすけ」の店内はL字型のカウンター8席で、事前に
食券を購入するかたちになっています。あちこちに貼り紙がして
ありまして、食べ方のガイドも詳しく記載されていますので、初心者
の方でも安心です。

■「味玉つけめん」
「味玉つけめん」

こちらは基本メニューの「味玉つけめん」です。
いわゆる魚介豚骨スープで、最近の流行りのジャンルですが、かな
り濃厚な味わいでした。魚粉も大目で、粘度の高いこってりスープ
ですね。
つるりとした極太麺に濃厚なスープがよく絡んで、おいしくいただく
ことができました。

なお、「あびすけ」ならではのシステムとして、各座席にIHヒーターが
設置してあり、つけ汁が冷めないよう保温しつつ食べる
ことができます。

■「冷めるつけ汁の時代は終わりました…」
「冷めるつけ汁の時代は終わりました…」

このシステムは比較的最近になって導入されたもので、店先にも
アピールポイントとして大きく掲示されていました。

2枚目の店内写真は、導入前に撮影したものでIHヒーターが写って
いないのですが、これが結構場所を取ります。使用せず邪魔になる
方はお店の方にお願いしてどかすことも可能
なようです。

■濃厚なスープ
濃厚なスープ

あっさり好みの方にはしょっぱいと感じられることもあるかもしれま
せんが、味が濃い目なのも「あびすけ」の醍醐味かと思いました。
麺を完食後にはスープ割りが欲しくなりますが、これはカウンター
には置いておらず、お店の方に申告するシステムとなっています。

つけめんのお店としては、これまでにも「然」「まつき」「みやぎ野」
ご紹介してきましたが、「あびすけ」はこってり系好きの方にはかなり
ストライクなお店
かな、と思います。

基本の「味玉つけめん」の他にも、さらに濃厚さを追求した「ドロドロ
超濃厚つけめん」、辛味をつけた「黒ゴマ坦々つけめん」
などいくつか
のバリエーションがあります。
「ドロドロ超濃厚つけめん」を試してみたところ、個人的な好みとして
は「味玉つけめんでいいかな…」という感じがしたもので、今回は
ご紹介していません。

他のメニューも、そのうち試してみたいところです。

■「つけめん あびすけ」の店舗情報
○所在地:中原区木月1-23-12
○営業時間:
  平日 11:30~14:00頃 18:00~翌1:00過ぎ
  土日祝 11:00~翌1:00過ぎ
○定休日:なし

■「つけめん あびすけ」マップ
「つけめん あびすけ」マップ

【関連リンク】
2009/3/23エントリ 「麺屋まつき」のつけめん(とんこつ)
2009/5/8エントリ 「麺屋まつき」のつけめん(しょうゆ)
2009/5/23エントリ 武蔵小杉の魚介系つけめん新店「自家製麺 然」
2010/8/26エントリ 武蔵小杉のつけ麺店「みやぎ野」

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2011年
04月28日

綱島街道の「櫓橋」拡幅工事

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綱島街道の拡幅工事のうち、山場のひとつとなる元住吉駅付近の
「櫓橋」の拡幅
が始まっています。

■綱島街道の櫓橋マップ
綱島街道の櫓橋マップ

櫓橋は、綱島街道が渋川をまたぐ部分で、元住吉駅からオズ通り
商店街をまっすぐ進んだところにあります。
つまり綱島街道・オズ通り・渋川が交差する交通の要衝であり、
綱島街道拡幅のキーポイント
にもなっていました。

■綱島街道の櫓橋
綱島街道の櫓橋

綱島街道の櫓橋

現時点において、川崎市内の綱島街道の拡幅用地はほとんどが
確保
されており、あとは電柱の地中化、舗装や歩道の整備を行う
だけの状態になっています。
しかしながら拡幅の難所となるのはやはり「橋」の部分で、そう簡単
に架け替えを行うことができません。

拡幅工事の難所として残されているのは今回取り上げる櫓橋と
上丸子跨線橋
で、上丸子跨線橋については先行して拡幅工事が
着手されていました。
この2つの橋の拡幅が完了すれば、綱島街道拡幅がいよいよ開通
できることになります。

櫓橋は古い橋で、前掲の写真の通り、拡幅が進んだ綱島街道の
中にあってこの部分だけが幅員が狭く、ボトルネック
になっています。
この部分を拡幅すべく、現在、段階的に橋を架け替える工事
行われています。

■櫓橋の拡幅部分
櫓橋の拡幅部分

ちょうどここが拡幅される部分で、従来は渋川の上だった部分まで
歩道が広がることになります。
撮影したのは丁度ソメイヨシノのシーズンで、写真左端に渋川沿い
の住吉桜が開花
しているのが見えます。

■工事の標識
工事の標識

綱島街道には工事の標識も出ていまして、これによると2012年3月
15日までが工期
となっています。あと1年ほどかかることになりますね。
上丸子跨線橋の拡幅完了も、同様に2012年3月までの工期でした。

綱島街道全体の拡幅完了も、以前には2011年度(2012年3月)の
予定
と告知されていましたので、その後遅延がなければ、2つの
橋の完成と同時に綱島街道が4車線で供用開始されることになり
ます。

ただ、東日本大震災の影響により、先般も横須賀線武蔵小杉駅の
正規連絡通路の供用開始が遅れるなどしていました。
東北地方を中心にかなりの道路復旧工事が必要となることが想定
され、物的・人的リソースの問題で予定通りに工事を行うことができ
るものか、このあたりは確かな見通しがつきづらいところですね。

【関連リンク】
2008/3/8エントリ 綱島街道の陸橋工事と拡幅予定
2008/9/1エントリ 綱島街道の陸橋拡幅工事開始
2008/9/2エントリ 綱島海道路の陸橋拡幅工事・続報
2009/1/28エントリ 新・フローラルガーデン完成と周辺整備
2009/4/17エントリ 綱島街道・上丸子跨線橋の仮管路設置工事
2009/4/27エントリ 上丸子跨線橋の騒音と振動
2009/5/1エントリ 綱島街道拡幅用地の有害物質とビニールシート
2009/5/6エントリ 上丸子跨線橋の仮管路、南武線をまたぐ
2009/12/16エントリ 横須賀線武蔵小杉駅工事現場に咲く花
2010/2/7エントリ 綱島街道拡幅用地の土壌汚染対策工事
2010/4/22エントリ 綱島街道の土壌汚染対策工事完了

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2011年
03月22日

井田三舞町の三菱ふそう社宅跡地に大規模マンション建設へ

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井田三舞町にあった三菱ふそうトラック・バスの社宅が2010年に
解体
されていましたが、その跡地に野村不動産・菱重エステートの
大規模マンションが建設
されることになりました。

■野村不動産・菱重エステートによる事業計画の構想の概要
○事業の名称:(仮称)プラウド元住吉Ⅲ計画
○事業区域の面積:11,657.86㎡
○事業の内容:共同住宅
○建築物の概要:高さ14.99m、地上5階地下1階
○戸数:298戸
○工事着手予定日:2011年11月上旬
○工事完了予定日:2013年3月下旬

■三菱ふそうトラック・バスの社宅跡地マップ
三菱ふそうトラック・バス社宅跡地マップ

三菱ふそうトラック・バスの社宅跡地は、川崎市国際交流センター
すぐ近くにあります。この一帯は、駅からは少し離れた低層住宅街
となっています。
三菱ふそうは川崎市幸区鹿島田に本社機能を有していますので、
ここからは結構近いですね。

■取り壊し前の社宅
取り壊し前の社宅

この写真は取り壊される前の社宅で、2010年8月に撮影しています。
この時点ですでに社員の方の退去が完了し、社宅は閉鎖されてい
ます。

■更地となった社宅跡地
更地となった社宅跡地

更地となった社宅跡地

この社宅跡地は、敷地面積にして11,657.86㎡あり、たいへん広大
です。この敷地がマンションになるわけですから、かなり大規模な
ものになります。

■事業計画の公示
事業計画の公示

事業計画の公示

現在、現地では事業計画の公示が行われています。
概要はエントリ冒頭に記載した通りで、土地の用途は共同住宅のみ
となっており、店舗は含まれていません。

これだけの面積ですので店舗併設になる可能性も…と思っていたの
ですが、純粋な大規模マンションということになります。

土地利用の計画図を参照すると、中庭を中央に、周囲に7棟の
建物が配置
されるようです。

着工予定は2011年11月となっていますので、まだ8か月近く先と
なっています。完成は2013年3月となっていまして、これは丁度
武蔵小杉駅南口地区西街区のエクラスタワー武蔵小杉とほぼ同時
になりますね。

この三菱ふそうトラック・バスの社宅跡地については、元住吉の住宅
街にあってなかなか無い大規模な土地利用転換でしたので、個人的
にも関心を持っていたのですが、このような形となりました。
今後しばらくは更地のまま、着工を待つこととなります。

【関連リンク】
三菱ふそうトラック・バス株式会社 公式サイト

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2011年
03月07日

井田山(1):井田山から見る武蔵小杉

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中原区といえば平坦極まりない土地というイメージがありますが、
「井田山」と呼ばれる場所があります。井田山は中原区の南端、
横浜市の境界線と接する丘陵地帯
であり、標高33mを有しています。

中原区内では「井田病院」で名前が知られているほか、貴重な里山
として緑地が保全されているこの一帯
を、今回から不定期でご紹介
してみたいと思います。

■矢上川
矢上川

武蔵小杉から井田山に向かって南下していくと、必ず矢上川を渡る
ことになります。矢上川は、宮前区犬蔵から幸区南加瀬付近(鶴見
川と合流)までを尻手黒川道路とほぼ並行して流れる一級河川
で、
中原区内の河川としては大きな部類に入ります。

この矢上川の南側(写真右手)に、武蔵小杉駅周辺では見られない
丘陵地帯が広がっています。

■井田山の坂
井田山の坂

井田山の坂

井田「山」といっても大部分は住宅地が広がっていて、緑地が保存
されているのは一部に限られています。このように急勾配の坂道
続き、登り切るには途中で息が切れてきます。

■井田病院
井田病院

■建設中の井田病院新棟
建設中の井田病院新棟

井田山の上にあるのがこの井田病院で、川崎市立病院として地域
の医療を担っています。現在、川崎市による再編整備事業が行わ
れていまして、新しい病棟が建設されています。

■川崎市立病院 井田病院
http://www.city.kawasaki.jp/83byoin/ida/index2.html

■井田病院改築工事
http://www.city.kawasaki.jp/83byoin/ida/kaitiku-kouji/index.html

井田病院再編整備事業のPDFを参照すると、従来の建物を解体し
つつ複数の病棟が順次建設されることになり、2015年3月に事業が
完了
する計画になっています。
現在の建物は老朽化も進んでいますが、あと4年をかけて生まれ変
わることになります。

■井田山から見える日吉方面
井田山から見える日吉方面

井田病院前の道路を挟んで南側はすぐ横浜市になっていまして、
高台から日吉方面を望むことができます。
写真中央に見えるのは日吉東急、その奥が慶應義塾大学日吉
キャンパス
です。

■井田山から見える武蔵小杉方面
井田山から見える武蔵小杉方面

武蔵小杉の再開発ビル群

もちろん、井田山の坂道から北側を振り返れば、武蔵小杉の再開発
ビル群
が見えます。この高層ビル群がランドマークになりますので、
現在地がすぐわかりますね。

「井田病院行き」の川崎市営バスを見たことはあっても、実際に井田
山に行ったことがことがある方はそう多くはないのではないでしょうか。
平坦な武蔵小杉駅周辺で生活していますと、中原区にこのような
高台がある
ことを非常に新鮮に感じます。

今回は高台からの眺めをご紹介しましたけれども、井田山には
中原区内でも貴重な自然が保全されており、そちらも見どころと
なっています。
次回以降はそんな井田山の自然もご紹介してみたいと思います。

■井田山周辺マップ
井田山周辺マップ

【関連リンク】
中原区ウェブサイト 中原区市民健康の森
井田山・中原区市民健康の森を育てる会

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2011年
02月10日

「ラーメンショップ住吉家」が営業終了、川崎区に移転へ

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2011年2月9日、元住吉の家系ラーメン店「住吉家」が、川崎区へ
の移転のためにこの日をもって現地での営業終了
となりました。

■最終日の「住吉家」
最終日の「住吉家」

住吉家は、元住吉駅から綱島街道に出て、少し日吉方面に歩いた
ところにあります。綱島街道沿いに赤く光る看板が出ていたのが
目印で、2008/10/8エントリで一度ご紹介しています。
とりあえずは元住吉での最後の一杯ということで、最終日にラーメン
(並)をいただいてきました。

■ラーメン(並)
ラーメン(並)

住吉家にはしばらく行っていなかったのですが、ラーメンは変わら
ない味で、家系としては少しあっさりめの仕上がりです。食べやすい
ものですから、スープまでおいしく完食させていただきました。

■移転のお知らせ
移転のお知らせ

店内には移転のお知らせが掲示されていまして、移転先は川崎区
鋼管通1-17-1
となっていまして、マップで示すと以下のあたりになり
ます。

■住吉家移転先マップ
住吉家移転マップ

これを頼りに現地まで行く方は少ないと思いますので、あえて縮尺
は大きいマップで大体の位置を示してみました。川崎駅よりもずっと
湾岸寄りで、地名の通り日本鋼管病院の近く
ですね。
元住吉での営業終了後開店準備に入り、3月上旬にはこちらで
オープンしたい
とのことでした。

交通手段年しては車か、川崎駅からバス、または南武支線の川崎
新町または浜川崎から徒歩といったところでしょうか。
武蔵小杉から気軽に行けるかというと・・・、ちょっと厳しいかもしれ
ません。

ただ、最終日ということで住吉家ファンの方が多く詰めかけ、店主
さんと「オープンしたら行くから連絡ください」といった会話も見受け
られました。
お店側としても現状のお客さんは一旦手放さざるを得ない、という
覚悟はされてのことと思いますが、鋼管通りまで付いてきてくれる
ファンの方がいらっしゃる
のは、冥利に付きますね。

■室外機に隠れた店名
室外機に隠れた店名

■入口のカーペット
入口のカーペット""

現在の建物は老朽化につき取り壊されるそうで、お店は跡形も
なくなってしまいます。
今後は綱島街道沿いの赤い看板はもちろん、上記の室外機に隠れ
て読めない店名
も、入口のカーペットも見られなくなりますので、
記録としてここに写真を残しておきます。

そういえば住吉家が最終日となったこの日、武蔵中原駅構内では
新しいつけ麺屋さん「つけ麺維新」がオープンし、たくさんの人が
集まっていました。

去るお店もあれば来るお店もありということで、今後もいろいろ
移り変わりはあろうかと思いますが、今回はとりあえず住吉家の
移転を惜しみたいと思います。

【関連リンク】
2008/10/8エントリ 元住吉の家系ラーメン。「ラーメンショップ住吉家」

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2011年
01月29日

「山源雑貨店」と、信楽焼きのたぬき

hatsushimo.gif

木月祗園町を歩いていた時、昔ながらの雑貨店が目に留まりました。

■山源雑貨店
山源雑貨店

このお店は、「山源雑貨店」というお店で、看板には「文具・荒物・糸・
ボタン」
と書いてあります。まさに雑貨と申しますか、バラエティ豊か
な品物が揃っているようです。

■並んだ雑貨
並んだ雑貨

店頭の品物を見てみると、本当にいろいろあります。
たわし、洗剤など生活用品、水鉄砲やゲーラカイト、羽子板、独楽、
風船、文房具
・・・など、見ていると面白いです。
また、ゆうパックやデジカメプリントののぼり等も出ていまして、
それらのサービスも受け付けているようでした。

■店頭のたぬき
信楽焼のたぬき

店頭には、信楽焼きのたぬきが大中小3体並んでいました。お腹の
部分に店名が入っています・・・が、はて、たぬきと言えば、このすぐ
後ろで見かけた
ような?

そのようなわけで、山源雑貨店の前から後ろを振り返ってみると、

■信楽焼きのたぬきのお店
信楽焼きのたぬきのお店

■信楽焼きのたぬきたち
信楽焼きのたぬきたち

・・・果たして、道路を挟んで反対側に、信楽焼きのたぬきがたくさん
並んだお店
がありました。たぬきだけのお店ではないようなのです
が、とにかくぎっしりとたぬきが並んでいます。

■お店の貼り紙
お店の貼り紙

店頭の貼り紙を見てみると、
「御来店のお客様へ 前の山源雑貨店へお声をかけてください」
とあります。
つまり、雑貨店もたぬきのお店も両方同じ方が営業されているという
ことだったのですね。こちらは「盆栽陶器山源」というお店のようです。

このお店があるせいか、周辺の一戸建てのお宅の玄関先に、たまに
信楽焼きのたぬきが置いてあることが・・・。

場所はエントリ末尾のマップを参照いただきたいと思いますが、
木月祗園町のこの道を通行されたことがあれば「何となく記憶に
残っている」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実際に買い物をしたことはないのですけれども、以前から気になっ
ているお店です。

■山源雑貨店と盆栽陶器山源 マップ
山源雑貨店 マップ

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