武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2008年
02月13日

レジデンス・ザ・武蔵小杉からの眺望(2)

【Reporter:はつしも】
 
今日は、2/10エントリの続きということで、レジデンス・ザ・武蔵小杉からの眺望をご紹介したいと思います。

前回はレジデンス・ザ・武蔵小杉の西側、パークシティ武蔵小杉から東京機械製作所までを掲載いたしましたが、今回はもう少し角度を南寄りに振って中丸子地区A地区・B地区までを見てみましょう。

■綱島街道と東京機械製作所、リエトコート武蔵小杉
綱島街道とリエトコート武蔵小杉
 
綱島街道を挟んで、右手に東京機械製作所、左手にリエトコート武蔵小杉があります。写真手前は中丸子地区A地区藍屋・あさくま・ジーンズメイトが入っている建物が半分ほど見えています。

■リエトコート武蔵小杉の共用施設
リエトコート武蔵小杉の共用施設
 
ここで、レンズを少しズームさせてみましょう。
リエトコート武蔵小杉の敷地の、一番武蔵小杉駅寄りの角には共用施設が建設されています。これは公開空地と一体化した半地下のようになっていて、NPO法人小杉駅周辺エリアマネジメントの事務所が入ることになっています。
 
リエトコート武蔵小杉とTHE KOSUGI TOWER
 
さらに角度を南に動かすと、リエトコート武蔵小杉に隠れてTHE KOSUGI TOWERが見えてきます。
また、リエトコート武蔵小杉とTHE KOSUGI TOWERの左手には、都市計画道路 武蔵小杉駅南口線がきれいに整備されていることがわかりますね。

さて、今回はここまでです。
次回はレジデンス・ザ・武蔵小杉の真南(中丸子地区C地区)から南東方向(小杉駅東部地区C地区・D地区)をご紹介する予定ですので、ご期待ください。

【関連リンク】
2/10エントリ レジデンス・ザ・武蔵小杉からの眺望(1)
武蔵小杉ライフ:再開発情報:東京機械製作所地区(大規模工場跡地地区)
武蔵小杉ライフ:再開発情報:中丸子地区

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2008年
02月11日

市長の語る武蔵小杉再開発の商業施設

【Reporter:はつしも】

2007年9月に、川崎市より「川崎再生フロンティアプラン 新実行計画素案」、「新行財政改革プラン素案」が公表されています。2008年度から2010年度までの川崎市の中期計画をまとめたものです。

その内容に関して、阿部市長が市民と意見交換を行う「タウンミーティング」が2007年10月に各区で開催されまして、今回はそのうち中原区で行われたものの議事録から、阿部市長が武蔵小杉再開発の商業施設に関して言及している部分を取り上げてみたいと思います。

まずは議事録の一部から阿部市長の発言を抜粋します。
商店街関係者の方から、武蔵小杉再開発で整備される商業施設と既存商店の競合について質問を受けたことに答弁しているものです。

また少し長いですがご覧ください。
特に武蔵小杉の商業施設に関連する部分は赤文字にしてあります。

(以下抜粋)

■阿部市長
まず商店街の活性化についてでございますけれども、私、いつも申し上げているんですが、お客さんは目の前に無限に近くいる中で、商店が成り立つようにどうするかということなんで、こちらで、行政は素人でございますので、そういう中で、過疎対策なんかでもお客さんが近くまで来るようにという対策はできるんですね。だけど、目の前にいるお客さんに「買い物してください」という行政施策というのはないんですよ、残念ながら。

ですから、ラゾーナ川崎プラザについても、我々にとってできたことは、地元の商店街とできるだけ競合しないで、遠くのお客さんを招き寄せるような、そういう商店街にしてもらうということは、口を酸っぱくして申し上げました。その結果、もちろん競合する部分もあるので、従来からあったアゼリアとか東口の商店街には若干影響が出てきています。

ただ、西口は人の流れが良くなっているので、お客さんが増えてきているということなので、それだけ良くなっているというか、だからあとは、どのようにして遠くから見えたお客さんに買ってもらうかという工夫次第だという意見に今なってきております。

ですから、小杉に1万5,000 人の、かなり所得の高い家庭が増えるということは、それだけ可能性が高くなるということです。当然それを狙ってお店も出てくるだろうと思うんですが、これについても、実は地元の商店街からお客さんを奪うような形じゃなくて、東京や、渋谷や横浜からお客さんを連れてこれるような、そういう施設が望ましいんだよというお話ししているんですね。

実際、新しく移ってこられる方は横浜だとか渋谷のあたり、かなり慣れている人たちだと思うので、おそらく中途半端な商店街を作ったら、地元の人でさえもそこには行かないというように私は思っています。ですから新城なんかについても、やっぱり商売のやり方は時代とともに変わってきているので、ぜひ新しい時代の商売のやり方というのをみなさんで議論して工夫していただきたいし、個別のお店では、やって儲かっているところもあると思うのですが、やっぱり商店街としてどういうやり方をしたらいいか。

例えば高齢化が進んだ時には、お店を構えていてお客さん、いらっしゃいって言って待っているのではなくて、お客さんのところまで出かけて行く、コンシェルジェと言うんですよね、そういう機能を組み込んだ形での商店経営をやっていく。だから逆に言うと、お店に品物がなくても商売ができるようになってくるんですね。

ですから、そういう新しい時代の商売のやり方をぜひやっていただきたいと思うんです。もちろん、人口が増えたりお店が新しく、大型のお店ができると、お客さんも来るけれども、近くのお客さんも奪われる可能性があります。競争は激しくなりますので、しかし、総枠としてパイは増えるんですね。総枠としてはパイが増えるわけですから。その増えるパイを狙って、自分のところがどこをターゲットにしてお客さんになってもらうのか、買い物してもらうのかということを考えていく必要があると思うんです。

今、小杉地区広域商業ビジョン検討委員会を設置して、商業ビジョンづくりを行っているということでありますので、こういった中で十分に議論をしていただきたいと思うんです。イベントなんかも非常に効果があるし、「丸子・小杉桜まつり」なども支援しておりますので、そういった仕掛けを考えていただいて、行政から見ても、ああ、それはいけそうだなと思ったら支援してまいりますので。

ただ、行政は、商売は素人ですので、行政がやってそのままお金を出して、それでやってという支援の仕方はできません。ぜひ、知恵を出し合って、いい方向をめざしていただきたいと思います。

ラゾーナについては外からのお客さんが増えてますよね。あれは溝の口については、私は丸井さんに、こういうこと言っちゃ悪いんだけど、高島屋だったら競合しなくてお客さんが増えたと思うんですよ。丸井さんだと地元と相当、競合しているのではないでしょうか。私はそう思っているんです。

ですから、競争にはなるんだけれども、よそからお客さんがたくさん入ってくるような、そういう商業施策をとらないといけないと私は思います。

川崎駅東口の西武が撤退したの、いい例ですよね。あの西武の店に行くと、池袋の西武とか渋谷のほうがもっといいよってみんな思うから、川崎は便利ですから、みんなあっちへ行くんです。中途半端だったためにですね。あれも、つぶれるのが当然だったんですね、私はそう思います。


(抜粋終わり)

・・・と、いうことで、質問者の商店街関係の方にとってはなかなかシビアな答弁をされていますが、阿部市長が武蔵小杉再開発で想定している商業施設のイメージがわかりますね。

要約すると、武蔵小杉再開発の商業施設像に関して、

1.既存商店は新しい時代に対応して知恵を絞ってほしい
2.再開発で作る商業施設は、既存商店と競合するラインでは駄目。東京や横浜からも集客できるものであるべき
3.ラゾーナは外部から集客できている。溝の口は、丸井では既存商店と競合している。高島屋だったらお客さんは増えたはず。川崎駅東口の西武も同様の失敗。

ということを阿部市長は答弁されています。
阿部市長としては、中途半端な商業施設ではなく、既存の商店とはターゲットの異なる、外部集客のできるハイクラスなテナントを想定していることがわかります。

武蔵小杉で詳細が未公表になっている大規模な商業施設はいくつかあります。

■小杉駅南部地区A地区(こすぎFROM・中原変電所跡地)
小杉駅南部地区A地区 こすぎフロム・中原変電所跡地
 
■小杉駅南部地区C地区(中小企業婦人会館跡地)
小杉駅南部地区C地区 中小企業婦人会館跡地
 
■小杉町3丁目中央地区(中原市民館等跡地)
小杉町3丁目中央地区 中原市民館
 
■東京機械製作所地区(東京機械製作所玉川製造所跡地)
東京機械製作所 玉川製造所
 
このようなところですね。このほか、小杉駅北部地区(ホテル・ザ・エルシィや日本医科大学付属武蔵小杉病院など)など追加になる可能性もありますが、さしあたり置いておきましょう。

とりあえず4つはある程度の規模の商業施設が予定されているわけですが、少なくとも川崎市としては阿部市長の答弁されているイメージのテナントを誘致しているということになるのでしょう。

小杉駅南部地区A地区の一部には高級スーパーが入ることが判明しており、とりあえず阿部市長の見解と矛盾は無いようです。

もちろん、民間事業者側は商売ですので、行政の意向で全てが強制できるものではありません。箱を作って、必ず行政が求めるテナントで埋められるという保証は無いでしょう。そこには景気動向や、個別企業の業績や戦略などさまざまな要素が絡んできますので、一概には言えないところです。

しかし、行政側がどのような商業施設のイメージを持っているのか、公式に出てきたことは今まであまりなかったのではないでしょうか。

それぞれの計画が内々に進捗している以上、この段階で市長の答弁している内容が進行中の現実と乖離しているとは考えにくいですから、大筋は市長の語っている方向性で検討はされているのでしょう。

一部の百貨店の固有名詞まで出して失敗例や望ましいテナントとして挙げたりされているわけですから、市長としては自信をお持ちなのでしょうね。

【関連リンク】
川崎市 川崎再生フロンティアプラン
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区A地区
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区C地区
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉町3丁目地区中央地区
武蔵小杉ライフ:再開発情報:東京機械製作所地区

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2008年
02月10日

レジデンス・ザ・武蔵小杉からの眺望(1)

【Reporter:はつしも】

先日、レジデンス・ザ・武蔵小杉にお住まいの方のご好意により、レジデンス・ザ・武蔵小杉の24階(最上階)の展望ラウンジ、及び屋上に登らせていただきました。

その際、撮影もさせていただきましたので、ご紹介したいと思います。
一度では掲載しきれませんので、ある程度方角別にエントリいたします。シリーズ物でお楽しみください。

■レジデンス・ザ・武蔵小杉 外観
レジデンス・ザ・武蔵小杉 外観
 
さてさて、やってきました、レジデンス・ザ・武蔵小杉。
武蔵小杉駅から東側に出て、綱島街道をわたったところにあります。
再開発エリアのマンションとしては一番乗りで入居が完了しています。

■レジデンス・ザ・武蔵小杉 展望ラウンジ
レジデンス・ザ・武蔵小杉 展望ラウンジ
 
最上階・24階にある展望ラウンジです。
方角としては建物の一番南側にあり、外から見ても「あれが展望ラウンジかな」というのはすぐにわかるかと思います。

ラウンジ内にはキッチンも設置してあり、パーティなどを開催して眺望を楽しみつつ会食、ということもできるようです。床のフローリングも質感があり、素敵ですね。

■武蔵小杉駅とパークシティ武蔵小杉
武蔵小杉駅とパークシティ武蔵小杉
 
展望は西側と南側が見えるのですが、今回は西側をご紹介しましょう。
パークシティ武蔵小杉と、その真ん中を通る都市計画道路 武蔵小杉駅南口線、その先には東急線武蔵小杉駅が見えます。

左側に見える青い屋根は、東京機械製作所 玉川製造所第一工場です。

■都市計画道路 武蔵小杉駅南口線
都市計画道路 武蔵小杉駅南口線
 
パークシティ武蔵小杉の中央を通る都市計画道路 武蔵小杉駅南口線にズームしてみます。前方右手にフーディアム武蔵小杉店コナミスポーツクラブ武蔵小杉が入る商業施設が見えますね。

都市計画道路の街路樹も植えられて、大分完成に近づきつつあります。

■東京機械製作所 玉川製造所
東京機械製作所 玉川製造所
 
アングルをやや左(南寄り)にずらすと、東京機械製作所 玉川製造所の第一工場(写真右)、第二工場(写真左)がよく見えます。

合計約33,000㎡ということで、こうして見ると、実感としてもかなり面積が大きいですね。第一工場跡地には大型複合商業施設、第二工場には高層マンションが予定されています。

・・・ということで、今回はここまでです。
武蔵小杉再開発では40階、50階といった数字が飛び交っていますので感覚が麻痺していますが、24階は登って見るとかなり高く、武蔵小杉周辺の眺望が非常によく見えました。

西側は特に今後の変化が大きい地区ですので、その変わり行くさまをずっと見ていくことができる、と思うとなかなか興味深いですね。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅東部地区 A地区
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区
武蔵小杉ライフ:再開発情報:東京機械製作所地区(大規模工場跡地地区)

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2008年
02月09日

パークシティ武蔵小杉の商業施設の外装と内容

【Reporter:はつしも】

パークシティ武蔵小杉の商業施設ですが、外側を覆っていた足場などが取り払われ、外装に関してはおおむね完成しているようです。

■パークシティ武蔵小杉の商業施設・正面
フーディアム武蔵小杉店/コナミスポーツクラブ武蔵小杉・正面
 
相変わらず看板についてはコナミスポーツのみ設置されており、ダイエー系都市型スーパーについては未設置のままです。

ただし、この商業施設開発をプロデュースしている株式会社MSCのウェブサイトには、すでに「フーディアム武蔵小杉店プロジェクト」と記載されていますので、店舗ブランドは「フーディアム」でおそらく間違いないのではないかと思います。

■株式会社MSC 進行中プロジェクト
http://www.msc-tokyo.co.jp/shinkochu/index.html

これによると、施設概要は下記の通りです。

■施設概要
敷地面積 6,105m2(1,847坪)
建築面積 11,299.17m2(3,418坪)
売場面積 3,008m2(910坪)
建物規模 地上4階
店舗数 14店舗
テナント構成
■1F ダイエー(食品)、スイーツ、ベーカリー
■2F ドラッグストア・サービス
■3・4F コナミスポーツ 

店舗数は14店舗ということで、1Fのダイエーはほぼ想定できますが、スイーツやベーカリーなどでどのような店舗が入るのか気になりますね。

さて、建物を別のアングルから見てみましょう。新丸子東3丁目地区、すなわち商業施設の北側から見てみると、街路樹も植えられて整備が進んでいるようです。

■パークシティ武蔵小杉の商業施設・北側より
フーディアム武蔵小杉店/コナミスポーツクラブ武蔵小杉・北側より
 
ちょうどパークシティ武蔵小杉のモデルルームと商業施設の間に位置しているところですね。駅前ロータリーの完成は平成24年まで持ち越されるようですので、それまで現実的な出入口はここを通るような感じになるのかもしれません。

【関連リンク】
12/27エントリ パークシティ武蔵小杉のコナミスポーツ、他
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区 D・E地区

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2008年
02月08日

武蔵小杉駅北部地区:日本医大再開発のゾーニング

【Reporter:はつしも】

1/31エントリにおいて、川崎市議会の平成19年第5回本会議でたての千秋氏が行った、横須賀線武蔵小杉駅前広場に関する一般質問について取り上げました。

この一般質問では、それ以外にも原修一氏が日本医科大学付属武蔵小杉病院の敷地の再開発動向について質問を行っています。
今回は、その内容を取り上げてみましょう。

まずは議事録からの抜粋となりますが、日本医科大学付属武蔵小杉病院の開発動向に関する部分のみを抽出し、それ以外は省略しています。
ちょっと長くなりますがご覧ください。

(以下、議事録抜粋)

■原修一氏
次は、武蔵小杉の再開発でございます。(略)北側の広大な用地を有します日本医科大学武蔵小杉病院の再開発動向が一番のキーポイントかなと思いますが、病院の動向についても伺っておきます。

■まちづくり局長
日本医科大学武蔵小杉病院の動向についてでございますが、小杉駅北側地区一帯につきましては、関係者による小杉駅北側地区周辺開発連絡会を本年5月に設置し協議を進めてきたところでございます。


日本医科大学武蔵小杉病院の具体的な施設計画などにつきましては、まだ明らかにはなっておりませんが、大学側からは、各ゾーンの基本的な考え方をお示しいただいたところでございます。

■原修一氏
大学側からは各ゾーンの基本的な考え方が示されたということですけれども、大学の校舎とグラウンドと今ある病院のその各ゾーンだと思うんですけれども、そのゾーンがどんなふうになるのか、再度伺いたいと思います。

■まちづくり局長
日本医科大学武蔵小杉病院の基本的な考え方につきましては、対象地区を大きく3つに区分し、武蔵小杉駅に最も近い現在の病院棟のある部分は「暮らしとにぎわいのゾーン」とし、現在の
グラウンド部分は新たに「医療と文教のゾーン」とし、大学校舎がある部分は「福祉と暮らしのゾーン」として活用したい考えであると伺っております。

■原修一氏
ということは、あのグラウンドのところに新しい武蔵小杉病院が新築されると理解してよいのか確認しておきます。さらには、こうした一連の手続と申しますか、都市計画の変更についてのスケジュールはどうなっていくのか、伺っておきます。
 
さて、日本医科大学病院がグラウンドのほうに移転すると、今度はその病院の今建っている跡地の活用ということが注目されます。地元でもいろいろと期待の大きいものがあるわけでございますが、当然地権者の意向もあると思いますが、ホテル・ザ・エルシィもなくなり、コンベンションホール的なホテル機能を有した集会施設のようなものを、何とか市が誘導して検討に加えるべきではないかなと思いますので、そこらの取り組みもありましたらお伺いしたいと思います。

■まちづくり局長
まず、グラウンド部分につきましては、まちづくりの核となる高度医療機関と教育施設を配置する医療と文教のゾーンになると伺っております。

次に、都市計画の手続につきましては、現在、小杉駅周辺地区将来構想案について、パブリックコメント手続条例に基づき、先月26日から今月25日まで御意見をいただいているところでございます。今後、提出された御意見を参考として、将来構想を策定する予定でございます。

今後の取り組みといたしましては、平成20年度に都市計画マスタープランまちづくり推進地域別構想を策定し、地区計画などの手続を経て、事業化の促進や適切なまちづくりの誘導を図ってまいりたいと考えております。

次に、都市的施設としての本市の広域拠点を目指す小杉駅周辺地区には、ホテルやコンベンションホールが必要な機能であると認識しております。

日本医科大学武蔵小杉病院の跡地利用では、大学が進める事業ですが、大学に対して地元の要望をお伝えし、あわせて整備に向けた働きかけを行ってまいりたいと考えております。


(抜粋終わり)

・・・要約すると、

1.日本医科大学付属武蔵小杉病院の敷地を3つにゾーニング
①現病院棟の敷地は「暮らしとにぎわいのゾーン」
日本医科大学付属武蔵小杉病院
 
②グラウンドの敷地は「医療と文京のゾーン」
日本医科大学グラウンド
 
③大学校舎の敷地は「福祉と暮らしのゾーン」
日本医科大学新丸子校舎
 
2.「医療と文京のゾーン」には高度医療機関と教育施設を配置

3.「暮らしとにぎわいのゾーン」にはエルシィに代わるホテルやコンベンションホールを行政として働きかけ行う

ということになろうかと思います。マップにすると以下のようになりますね。

■武蔵小杉駅北部地区再開発マップ
武蔵小杉駅北部地区再開発マップ
 
各ゾーンの名称は多少内容をぼやかしたものになっていますが、大まかな方向性は想像できます。とりあえず、病棟は現在のグラウンドに移転し、武蔵小杉というよりは新丸子が最寄り駅になりそうです。

現在最も武蔵小杉駅に近い、現病院棟の敷地がどのように利用されるのか、議事録にあるとおりホテルやコンベンションホールなどが整備されるのか、注目されますね。

加えて、大西学園や新日本石油の社宅の敷地の動向については全く言及されていませんでしたので、そちらも確認していきたいと思います。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅北部地区
1/31エントリ 横須賀線武蔵小杉駅・駅前交通広場の図案

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2008年
02月04日

リエトコート武蔵小杉とTHE KOSUGI TOWERの公開空地

【Reporter:はつしも】

現在、中丸子地区B地区のリエトコート武蔵小杉、THE KOSUGI TOWERが順調に工事を進めていますが、3本のタワーの周辺は公開空地となります。
昨年より、綱島街道沿いの現地に公開空地の表示版が設置されています。

■リエトコート武蔵小杉・THE KOSUGI TOWERの公開空地表示
リエトコート武蔵小杉・コスギタワーの公開空地表示版
 
上記にあわせて、公開空地内の放置自転車禁止についても表示がなされています。
 
 自転車等放置禁止区域の表示
 
こちらについては、リエトコート武蔵小杉のエリア内のみ記載されて
いますね。THE KOSUGI TOWERについては、別途掲示がなされるのでしょうか。

■リエトコート武蔵小杉の公開空地
リエトコート武蔵小杉の公開空地
 
綱島街道に新設される歩道と、リエトコート武蔵小杉の公開空地です。
2つの表示板が歩道沿いに設置されているのがわかります。もう、ほぼ出来上がっているように見えますね。

リエトコート武蔵小杉の入居は3月となっており、もう来月です。
建物自体もほぼ完成しているようで、最近ではタワー内から人がたくさん出てきて、バスに乗り込んでいるところを見かけました。内覧ツアーのようなものでしょうか。

満室となった場合、ツインタワーあわせて1,084戸が入居することとなりますので、来月には周辺エリアの人口がぐっと増えますね。
レジデンス・ザ・武蔵小杉1Fのデリド武蔵小杉店などは、集客の点で心待ちにしているのではないでしょうか?

なお、リエトコート武蔵小杉の公式サイトが更新されており、完成した建物内のムービーなども見られるようになっています。

【関連リンク】
リエトコート武蔵小杉 公式サイト
武蔵小杉ライフ:再開発情報:中丸子地区 B地区

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2008年
02月02日

中原変電所の鉄塔が一部消滅

【Reporter:はつしも】

1/24エントリ1/26エントリにおいて中原変電所から伸びる、武蔵小杉再開発地区の送電鉄塔の取り壊しについて取り上げましたが、その後一部の鉄塔の取り壊しが完了しました。

まずは鉄塔マップのおさらいから。

■武蔵小杉駅周辺 送電線鉄塔マップ
武蔵小杉・中原変電所鉄塔マップ
 
上記のうち、鉄塔④と鉄塔⑤の取り壊しが完了しています。
まずは取り壊し前の状態はこちら。↓

■鉄塔④⑤(取り壊し途中)
鉄塔④⑤(取り壊し途中)
 
上記の写真の時点ですでに鉄塔④の上部は一部取り壊されているのですが、現在では以下のようになっています。

■鉄塔④⑤(取り壊し完了)
鉄塔④⑤(取り壊し完了)
 
きれいに鉄塔がなくなっていますね。
鉄塔④のあった場所(東京機械製作所社宅と東急線の間)を近くで見てみましょう。

■鉄塔④の足場
鉄塔④の足場

よく見ると、4箇所の足場だけがわずかに残っていますね。長年ここに立っていた鉄塔ですが、壊すのはあっけないものです。

駅前の鉄塔がなくなると、やはり写真で見てもすっきりした感じになりますね。この駅前ロータリーは2012年度の完成を目指しており、まだまだ整備されるのは先のお話となってしまいますが、長年立ち続けてきた鉄塔がなくなったのは、武蔵小杉の歴史のページが1枚めくられた瞬間、という気もします。

余談ですが。

鉄塔について調べると、本当にディープな「鉄塔ファン」の方がいらっしゃることがわかります。日本全国の鉄塔を撮影して回ってご自身のウェブサイトにアップしている方が一人や二人ではないんです。

最近、川崎市の臨海部の工場の夜景などを鑑賞する「工場マニア」や、廃墟になった建造物を鑑賞する「廃墟マニア」が一部で話題になっていますが、それに類する趣味でしょうか。

鉄塔ファンの方のサイトの代表格のひとつと思われるのが、こちらです。

■毎日送電線
http://d.hatena.ne.jp/sarumaruhideki/

先日もご紹介しましたが、中原変電所の鉄塔についても記事があります。

■毎日送電線 中原変電所
http://d.hatena.ne.jp/sarumaruhideki/20051229

このブログのオーナーの方は、「東京鉄塔」という本も出版されています。先日、本屋で見かけましたが、そちらにも中原変電所の新丸子線(武蔵小杉ライフで取り上げている送電鉄塔の経路)は記載されていました。

鉄道車両の引退日ですと、鉄道ファンの方が最終電車に詰め掛けたりしますけれども、鉄塔の取り壊しって、どうなんですかね。鉄塔ファンの方が「さよなら撮影」とか、取り壊しに集まったりされるのでしょうか?

鉄塔から伸びる送電線を見ると、その先を見てみたくなる・・・というのは、何となくわかるような気もします。

【関連リンク】
1/26エントリ 中原変電所の鉄塔取り壊し
1/24エントリ 中原変電所の鉄塔と送電線
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区 A地区

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2008年
02月01日

コナミスポーツ/リッチモンドホテル武蔵小杉が人材募集

【Reporter:はつしも】

先週末の新聞折込の求人広告で、コナミスポーツクラブ武蔵小杉と、リッチモンドホテルプレミア武蔵小杉が求人をしていました。

■コナミスポーツクラブ武蔵小杉の求人
仕事:フロント・フィットネス・スイミング、清掃、エステスタッフ、ダイビング
時間:7:00~25:00
時期:2月中旬より勤務スタート

2月7日、2月9日にユニオンビルで面接会をやるそうです。
勤務時間から、大体の営業時間が推測できますね。少なくとも24時までは営業すると考えてよいでしょう。

■コナミスポーツクラブ武蔵小杉
ダイエー系スーパー・コナミスポーツ
 

■リッチモンドホテルプレミア武蔵小杉の求人
仕事:客室清掃
時間:9:30~14:30

こちらは、アールエヌティーホテルズ株式会社ではなく、ビルメンテナンスを担当する東急ファシリティサービスが募集を行っているものです。求人に時期は明示されていませんが、オープン日が3月24日ですので、その少し前くらいからでしょう。

■リッチモンドホテルプレミア武蔵小杉
武蔵小杉再開発・小杉駅東部地区A地区 中原消防署・リッチモンドホテルプレミア武蔵小杉
 
再開発地区の商業施設の求人が始まると、いよいよという感じになってきますね。

コナミスポーツクラブ武蔵小杉はオープンは6月ですので、大分求人が早いですが、勤務自体は2月からとなっており、オープンまでは他の店舗で研修勤務というかたちになるのではないかと思います。

そういえば、レジデンス・ザ・武蔵小杉のデリド武蔵小杉店の第一報は求人広告でした。今後、ダイエー系新業態スーパー(フーディアム)の店舗の求人も出てくるのでしょうね。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区 D・E地区
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅東部地区 A地区

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2008年
01月31日

横須賀線武蔵小杉駅・駅前交通広場の図案

【Reporter:はつしも】

2007年12月14日に、川崎市議会の平成19年第5回本会議が行われ、一般質問において市議会議員のたての千秋氏が武蔵小杉再開発に関連する一般質問を行っていました。

その内容がたての氏の広報誌に掲載されていまして、再開発等に関する新しい情報もいくつかあったのですが、今回はそのうち、横須賀線武蔵小杉新駅の駅前広場について取り上げたいと思います。

まずは、駅前広場の現状と平面図(案)をご覧ください。

■横須賀線武蔵小杉新駅 駅前広場の現状
横須賀線武蔵小杉新駅 駅前広場の現状
 
■横須賀線武蔵小杉新駅 駅前広場平面図(案)
横須賀線武蔵小杉駅新駅 駅前広場平面図(案)

 
上記の図のうち、白抜き文字については、わかりやすくするために武蔵小杉ライフが付加したものです。

11/18エントリでもある程度の情報をお伝えしておりましたが、図面の通り、交通広場の東側(新幹線・横須賀線線路沿い)に駐輪場が設置されます。
半地下4層構造ということで、どんな形状なのかと思っていたのですが、4階建ててということです。1階部分がややスロープを下るような形で半地下になっているのでしょう。

また、動線については、南側の道路に面して自転車用の出入口が、北側の新駅連絡通路に面して歩行者用の出入口が設けられます。
これにより、自転車と歩行者の錯綜を防止するとのことです。

たての氏は原動機付自転車および自動2輪車の駐車場も併設することを要望していますが、こちらについては現状要望ベースにで、設置されるかどうかは未確定になっています。

今回は完成時期については言及されていませんが、現状の予定では横須賀線武蔵小杉駅の開業と同時期となる2010年となっています。
完成はまだまだ先ですが、使いやすい駐輪場になることを期待したいと思います。

【関連リンク】
11/18エントリ 横須賀線武蔵小杉駅前駐輪場 実施設計
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅東部地区 横須賀線武蔵小杉駅

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2008年
01月30日

東京機械製作所:玉川製造所の再編

【Reporter:はつしも】

日刊工業新聞のニュースから。

■東京機械、新聞発送システム生産を子会社に移管
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0120080129046baao.html

武蔵小杉再開発エリアに「大規模工場跡地地区」として位置づけられ、大型複合商業施設と高層マンションが計画されている東京機械製作所玉川製造所ですが、千葉県木更津市のかずさアカデミアパークに移転することがかねてから公表されていました。

しかし、上記の記事によると、かずさアカデミアパークの新工場だけではなく、大阪の子会社にも一部業務を移管するようです。
記事内容を要約すると、

・新聞発送システムの生産を現在の玉川製造所から、子会社の金田機械製作所(大阪市西淀川区)に移管
・金田機械製作所は建屋の拡張や生産設備の増強を実施しており、4月から稼働
・玉川製造所は移管が完了する2009年12月にも閉鎖

上記のような内容になります。
今日現在では、公式なプレスリリースは出ていないようですから、確かなところは公式情報を待つということになりますが、現在の玉川製造所の閉鎖時期が2009年12月となっているところが目に留まりました。

かずさアカデミアパークの新工場の稼動は、公式プレスリリースでは2009年4月となっていましたが、現工場の閉鎖まではそこから8ヶ月かかるということになります。新工場が稼動しても、順次機能移転するための時間がある程度必要だとは思っていましたが、結構かかりますね。

※2/1追記
1月31日付で、東京機械製作所より公式プレスリリースが出ました。
http://www.tks-net.co.jp/ir/news080131.pdf

■東京機械製作所 玉川製造所 第一工場
東京機械製作所第一工場(南側)
 
今から約2年後の2009年12月から閉鎖された工場の取り壊しをして、土壌の検査などをして・・・ということで、大型複合商業施設などの開発はまだ先のお話になりそうですね。

上記の写真などを見る限り、工場自体の建物の造りは簡易なものですので、取り壊すのは早そうですが。

11/20エントリでお伝えしたとおり、3月末までには「小杉駅周辺地区将来構想案」がまとまる予定になっておりますが、そこでは具体的な話にはなっていないものと思います。

大規模工場跡地地区(東京機械製作所跡地)の地区計画の策定は2009年度となっていますので、現工場の閉鎖と同じくらいのタイミングに
なります。土地がかなりの面積になりますので、時期はまだまだ先ながらやはり注目されますね。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:東京機械製作所地区
11/20エントリ 小杉駅周辺地区将来構想案
東京機械製作所 公式サイト

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