武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2009年
09月26日

「メレンゲの気持ち」武蔵小杉特集を本日放送

hatsushimo.gif

本日、日本テレビ系列で11:55~13:30放映の「メレンゲの気持ち」に
おいて、武蔵小杉周辺の飲食店などが紹介される予定
になっています。
番組内、「石塚英彦の通りの達人」というコーナーで、ホンジャマカの
石塚さんが周辺のオススメスポットを回る構成となっているようです。

■メレンゲの気持ち 石塚英彦の通りの達人
http://www.ntv.co.jp/meringue/2007new/2007/tori/20090926.html


ご興味のある方はどうぞ。
(※放送予定は変更される可能性もあります)

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2009年
09月18日

犯罪のないまちづくり

karejishi.gif

7月の始めごろに新聞で特定非営利活動法人防犯ネットワーク
紹介がされていました。
このNPO法人の活動はもともとお隣の高津区で始まった模様で、
同団体のホームページによると、
「日常生活の中で行える防犯運動を展開することにより、誰もが
生き生きと安心して暮らせる町の実現を目指す。」
という目的の
元に活動しているとのことです。

■特定非営利活動法人防犯ネットワーク 公式ウェブサイト
http://www.bouhan-network.com

(ホームページより)
<理念>
子ども、女性、お年寄り、誰もが安心して生き生きと暮らせる町の実現。
<スローガン>
情報を共有する。
見て見ぬふりはしない。
自分に出来ることから実際に行動する。


6月末にこの団体の中原支部が立ち上がり、「中原区犯罪発生状況」
というメールマガジンの配信
を始めました。
同メールマガジンによると9月16日現在の登録者数は

NPO法人防犯ネットワーク会員数7,202名
(中原321名・高津4,752名・宮前1,894名・麻生235名)


となっており、まだ中原区での認知度は低い模様です。

さてこのメールマガジンに登録すると週に3回ほど中原区内の
犯罪発生状況をまとめたメール
が送られてきます。
情報の提供は恐らく警察の協力を得ているのだと思われますが、
ごく身近な場所で、かつ直近の日付の犯罪履歴が記されており
非常にリアルなものを感じます。
--------------------------------------------------------
【メール一部引用】

ここ数日間の夕刻に数回、丸子通1丁目・新丸子町・新丸子東
1丁目付近で、スタンガンを持った男性が、暴言を吐きながら
徘徊しているという事案が発生し中原警察署に届けました。

事務所荒らし発生。
9月14日18:30~9月15日10:00の間に上新城2丁目で、
1階店舗のガラスを割られて侵入されましたが、盗まれた
物はありませんでした。(未遂)
9月14日18:45~9月15日9:20の間に上小田中6丁目で、
1階店舗のガラスを割られて侵入され、室内から現金が
盗まれました。
*補助錠をつけましょう。

自転車盗3件発生。
9月14日3件/9月15日0件
木月祇園町、新城5丁目、下小田中1丁目
*路上放置はせず、頑丈なダブルロックをかけましょう。
*自宅や会社の駐輪場だからと安心しないで、確実な施錠と
ダブルロックをかけましょう。
--------------------------------------------------------
内容は空き巣、車上ねらい、住宅侵入などの窃盗犯が多いですが
自分の知っている身近な町名が出てくるたびにドキリとします。
特に自転車盗については毎日のように発生しており、こんなにも
身近で犯罪が起きているという事実
を突きつけられるとショックを
感じ得ません。

しかしその一方で毎日のように送られてくるメールマガジンを
見ているとまた別の感覚に襲われます。
始めのうちは、「気をつけなくては」とか、「自転車にはカギを
かけよう」
などと思っていましたが、日がたつにつれていつの
間にか、「ああ、またか」と軽く流してしまっているような自分に、
ふと気がつきます。いわゆる狼少年効果というものでしょうか。

いくら気をつけるといっても毎日のようにあれこれ心配していた
のでは身が持ちません。

犯罪というものは実はこれほど身近で発生していながら、自分が
被害者になるまで気がつかない
もの、ということを改めて考え
させられたような気がします。
私達はこのような情報とどのように向き合っていけばよいので
しょうか?この街は安全なのでしょうか?

そこで川崎市の防犯情報のページに掲載されているデータ
見てみました。

■犯罪のないまちづくり
http://www.city.kawasaki.jp/25/25tiiki/home/bouhan/
bouhan1.htm


このページには川崎市内の刑法犯の認知状況が掲載されています。
この中で、まず過去7年間の推移を見てみると、

■川崎市内刑法犯認知件数(過去7年間の推移) 確定値
http://www.city.kawasaki.jp/25/25tiiki/home/bouhan/
keihouhantoukei(H14-H20).pdf


~川崎市内における刑法犯認知件数の推移を見ますと、平成14年
(2002)年の3万102件をピークに6年連続で減少し、
平成20(2008)年は1万7,641件(-41.4%)
となっています。~

とあります。犯罪の件数全体は近年減少傾向にあるようです。
次に区別の発生状況のデータを見てみると、

■川崎市内刑法犯認知件数(区別対前年比)
http://www.city.kawasaki.jp/25/25tiiki/home/bouhan/
(H21.6)kubetuhikaku.pdf

平成20年中の認知件数17,641のうち

  件数 平成14年比 増減率(%)
川崎市総計 17,641 -12,461 -41.4
川崎区 5,124 -3,202 -38.5
中原区 2,966 -2,368 -44.4
高津区 2,508 -1,422 -36.2

の順番となっています。
件数を見ただけでは中原区の年間約3千件という数字が多いのか
少ないのか素人にはわかりませんが、事実と傾向は理解することが
できます。
犯罪の発生地域については繁華街や人口の多さなどが影響している
のだと思われますが、いずれも平成14年比で見ると大幅に下がって
いる
ことが見て取れます。

ではその内訳はどうなっているかというと

■川崎市内刑法犯認知件数(主な罪種別対前年比)
http://www.city.kawasaki.jp/25/25tiiki/home/bouhan/(H21.6)
zaisyubetuhikaku.pdf


刑法犯総数17,641件のうち自転車盗5,316件(30.1%)がもっとも
多くついで万引き1,685件(9.6%)の順となっています。

防犯ネットワークのメールマガジンをみて、自転車盗は毎日のように
発生していると書きましたが、実際のデータとも合致しているようです。

■放置自転車を撤去する川崎市のトラック
放置自転車を撤去する川崎市のトラック

ご存知のように武蔵小杉駅周辺では現在再開発により駐輪場の確保と
放置自転車の撤去、が大きな課題
になっています。
駅前には十分な駐輪場が確保されているとは言いがたく、あとしばらく
は現在のような状況が続くと予想されます。

■武蔵小杉-元住吉駅間にある関東労災病院裏の無料駐輪場、遠い。
武蔵小杉-元住吉駅間にある関東労災病院裏の無料駐輪場。遠い。

放置自転車を残す、ということは言い換えれば犯罪の温床を育てて
いる、と言えるのかも知れません。

先日開催された、なかはらっぱ祭りでもNPO法人小杉駅周辺エリア
マネジメントによる自転車放置防止活動
や、自転車と共生するまち
づくり委員会の活動
が紹介されていました。

■中原区公式ウェブサイト 自転車と共生するまちづくり
http://www.city.kawasaki.jp/65/65tisin/home/tisin26/tisin26_01.htm

NPO法人防犯ネットワークのページには
「ブロークンウィンドウズ理論」というものが紹介されています。
その意味は
~住民が地域に関心を持っていないというサインは、その地域を
どんどん荒れさせる原因となり、犯罪が連鎖して増えていくと
いうものです。~

と説明されています。
小さな犯罪を放置することはより重大な犯罪へつながる可能性を
残すことになる、という話を聞いたことがあります。

防犯意識を持つということは、単に発生状況をみていたずらに
不安を感じることではなく、自分達の日ごろの行動がどのように
犯罪の発生に関わっているのか?という意識
を持つべきなのでは
ないかと思いました。

街が変わり住民が増え、見知らぬ人が多くなったいまだからこそ
まずこのようなことに関心をもつ、ということが我々一般市民の
できる第一歩ではないでしょうか?

【関連リンク】
特定非営利活動法人防犯ネットワーク 公式ウェブサイト
2008/12/26エントリ 武蔵小杉駅周辺の放置自転車撤去
2009/7/20エントリ 第5回なかはらっぱ祭りと、実行委員会

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2009年
08月23日

市民向け川崎市債投資セミナー・2009年

hatsushimo.gif

2009年8月20日(木)、武蔵中原駅前のエポックなかはらにおいて
「川崎市債投資セミナー」が開催されました。川崎市が発行する
地方債についての市民の理解を深めることで、投資をしてもらおうと
いう主旨で行われるもので、投資家向け広報、いわゆるIR(インベス
ター・リレーションズ)活動
と呼ばれるものです。

武蔵小杉ライフは昨年に続いて参加してまいりまして、今回はその
川崎市債投資セミナーに関するレポートです。

■川崎総合福祉センター エポックなかはら
■エポックなかはら

■川崎市債投資セミナー
川崎市債投資セミナー

120名の定員ですが、非常に盛況で満席になっていました。どちら
かというと、年配の方が多かったようです。
セミナーの構成は昨年とほぼ同様であり、前半に阿部市長による
川崎市の財政面等のプレゼンテーション
が行われ、後半は三菱UFJ
証券による投資の基礎知識の講義
が行われました。

地方債についての簡単な説明は昨年のエントリに書いておりますの
で、そちらをご参照ください。今回は、阿部市長によるプレゼンテー
ションの内容の一部
について簡単にまとめてみようと思います。

■阿部市長によるプレゼンテーション
阿部市長によるプレゼンテーション

【プレゼンテーションのうち、川崎市の強みに関する部分の要旨】

■ポイント① 川崎市の経済は活発である
・市内製造品出荷額が伸びている=モノづくりが活発
・市内大型小売店商品販売額が伸びている=まちに活気がある
・市内非居住用建築着工床面積が伸びている=経済活動が活発
※ハイテクラインである南武線沿線に200超の研究開発拠点が集積

■ポイント② 川崎市は個人市民税の基盤が強固である
・川崎市では2025年頃まで人口増加が続く
・川崎市は人口1人あたりの課税対象所得額が政令指定都市トップ
・他の政令指定都市に比べ税収の割合が高い反面、まだ人件費の
水準も高い

■ポイント③ 川崎市は都市拠点や臨海部の整備を行っている
・川崎駅、新川崎駅、武蔵小杉駅等周辺地区の整備を実施
・臨海部の羽田空港神奈川口構想を推進
・横須賀線武蔵小杉駅を2010年3月に開業
・川崎縦貫高速鉄道整備事業の取り組み

■ポイント④ 川崎市は環境配慮型の地域社会づくりをしている
・カーボンチャレンジ川崎エコ戦略の推進
・ごみ減量化と分別、リサイクルの推進

・・・だいたいこんなところでした。プレゼンテーションの内容自体は
昨年とほとんど同じ
であり、パワーポイントのデザインだけブラッシュ
アップしたかたちでした。

内容についてですが、川崎市債への投資を促すことが目的であり、
おのずと川崎市の財政基盤の強さ等をアピールするものになって
います。
上場企業と異なり、地方自治体には統一された情報開示基準が
存在していないため、それぞれの自治体がそれぞれの自治体に
とってアピールしやすい数字をピックアップしてくる
ことになります。
以前、地方債IRを支援する地方債協会の方にお話を聞いた際にも、
「どうしても『お国自慢』の域を出ないものになりがちなんですよね」
という話を聞いたことがあります。

もちろん、提示されているデータは事実ですので、参考になる内容
です。個人的には、昨年も出ていたデータだったのですが、「川崎市
は人口1人あたりの課税対象所得額が政令指定都市トップ」
という
データは興味深かったですね(2位は横浜市、3位は名古屋市)。
川崎市は政令指定都市で最も市民の所得が高く、その人口が2025
年まで増加しつづけるため個人市民税は安泰である、という主旨の
プレゼンテーションですが、これは確かに最近の川崎市の財政を
見ても強みのひとつとなっているようです。

■川崎市のプレゼンテーション資料
川崎市のプレゼンテーション資料

■川崎市債のパンフレット
川崎市債のパンフレット

その人口増による税収アップの一要因であった武蔵小杉再開発は、
川崎市としても主要なアピールポイントのようで、今回のIRセミナー
のプレゼンテーション資料および川崎市債パンフレットの表紙には
武蔵小杉の再開発地区の写真が使用
されていました。

■生田の天然水 恵水(めぐみ)
生田の天然水

会場に用意されたミネラルウォーターも昨年と同様で、川崎市水道
が販売している「生田の天然水 恵水(めぐみ)」です。

■川崎市水道局 「生田の天然水 恵水」の販売について
http://www.city.kawasaki.jp/80/80syomu/home/megumi.htm

川崎市の水源地である多摩区の井戸からくみ上げたもので、中原区
では、区役所の自販機のほか、上小田中のセブンイレブン川崎大ヶ
谷戸店
、井田2丁目の井田病院で販売されています。

■セミナーの動画配信のための撮影
動画配信のための撮影

この川崎市債投資セミナーは、例年動画配信が行われています。
従来は日興シティグループ証券系のIR支援会社、日興アイ・アール
が受託していましたが、日興シティグループ全体のリストラのあおり
を受け、現在では別の映像制作会社が入っています。
本日時点ではまだ川崎市のIRウェブサイトに動画はアップされて
いませんが、数日でどなたでも視聴できるようになるものと思います。

川崎市のIRは地方自治体の中でもかなり積極的な方ですが、一般
事業会社のIRに比べて地方債IR全体がまだまだ成熟しきれていない
現状があります。
プレゼンテーションの内容も前回の焼き直しではなく、やはりその年
に発行する地方債で実施を予定している事業の説明など、市民が
関心を持てるような独自のコンテンツ
を検討できるとよいかな、と思い
ました。
公会計制度の検討も途上であるなど、制度的な面の成熟も必要なの
は当然ですが、情報開示・IRに対する自治体自身の姿勢の成熟が
待たれるところです。

【関連リンク】
川崎市公式ウェブサイト 投資家情報
2008/8/27エントリ 市民向け川崎市債投資セミナー

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2009年
08月09日

中原区の公園行政について、川崎市環境局との意見交換会

hatsushimo.gif

長らく時間がかかってしまいましたが、2009/3/9エントリで取り上げ
「公園井戸端会議プロジェクト」による川崎市環境局との意見交換
の内容をレポートさせていただきます。

「公園井戸端会議プロジェクト」は、中原区地域振興課が所管する
市民活動であり、中原区の公園のあるべき姿を見直し、地域の皆さん
が集う場として活性化をはかる
ことを目的としています。
今回の意見交換会は、公園井戸端会議プロジェクトが蓄積したアン
ケートを元に、公園について市民・行政が共同で考えてみようという
スタンスで実施されたもので、中原区からのお声がけにより武蔵小杉
ライフとしてゲスト的な位置付けで参加
したものです。

基本的な質疑は公園井戸端会議プロジェクトを中心としたまちづくり
委員(市民)
によって事前に準備されており、それに対して川崎市
環境局の公園緑地課・公園管理課
が答えるという形式をとっていま
した。
今回は、その質疑内容の要点を抜粋してまとめてみたいと思います。
なお、大意を理解しやすくすることに重点を置いており、実際の言葉
遣いと同一ではないことをあらかじめご了解ください。

---以下、質疑---
※「まちづくり委員」が、武蔵小杉ライフを含む市民代表です。

■まちづくり委員:
今回、公園井戸端会議プロジェクトでは公園の利用状況に関するデ
ータを取ってみましたが、行政サイドでもこのような数字を取っていま
すか?


■川崎市環境局:
基本的には把握していないのですが、5年に1回くらい、公園の種別
ごとに1つずつ、平日と休日にデータを取ってはいます。

■まちづくり委員:
自由に草花を植えたり、バーベキューができたりといった、自由度の
高い公園が少ないように思いますが、いかがでしょうか。


■川崎市環境局
自由に草花を植える、という点に関しては全市的にも増えてきていま
すし、今後も進むと思います。バーベキューのできる公園に関しては、
ごみの問題などもあり、臨海部のような場所ならばともかく、市街地の
公園では難しいのではないでしょうか。

■バーベキュー禁止の多摩川河川敷
バーベキュー禁止の多摩川河川敷

■まちづくり委員
例えば日比谷公園が大人向けである、といったように、どこかの世代に
特化した公園を作ろうといった発想はありますか?子供向け、の次の
世代はあいまいで、高齢者向けに飛んでしまう可能性もありますが。


■川崎市環境局:
特化するというよりは、公園の名称を「児童公園」から「街区公園」に
変更し、世代の垣根を越えるという方向に向かっています。世代間の
交流の場となってほしいという建前もあります。


■まちづくり委員:
無線LANを整備することでユビキタスな公園というか、そういった公共
施設があっていいと思います。キャンパスの芝生でノートパソコンを
広げるイメージでしょうか。便利になって人が集まることで、活性化に
つながるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

■川崎市環境局:
今のところ予定はありませんが、そのような新しい発想は重要なので
貴重な意見として承ります。他都市での話なのですが、携帯ゲームが
普及しているので、充電場所が欲しいという話があったそうです。
家でゲームばかりしてないで公園で遊んで欲しい、という趣旨に矛盾
してしまっているのですが・・・。

■まちづくり委員:
トイレがない公園が多いのですが、長居するなってことなの?という
意見もあります。この点はいかがでしょう。


■川崎市環境局:
トイレ設置のご意見はよく寄せられています。公衆トイレは、設置基準
として1,000㎡以上の公園を条件としています。これは、利用者数との
バランスと、市内の公園の平均面積が1,000㎡であることを勘案した
ものです。ただし、極端に大きな公園も含めた平均ですので、実際には
これを越える公園は少数なのですが。
設置には公園面積、水道、下水、住民理解の4つのハードルがあり、
住民理解が一番難しいところです。隣接住民にとっては、総論としては
賛成だけれど自宅側に設置されたくないという思いがあります。
小規模な街区公園に関しては自宅周辺が前提なので、家に戻って用を
済ませて欲しいという発想で、防犯面での心配もされることから設置
していません。


■公園の公衆トイレ(下沼部公園)
公園の公衆トイレ(下沼部公園)

■まちづくり委員:
ボール遊びについて、ボール遊びがしたいという意見と、危ないので
制限してほしいとの相反する2つの意見があります。
狭い公園では限界があるように思いますが、基準作りなどはできない
でしょうか。サッカーがしたい子供は、小学校の校庭くらいしか場所が
ないのが実情です。


■川崎市環境局:
ボール遊びに関しては、内容について危険な程度の差が著しいため、
基準を設けるのは難しいところです。また、ボール遊びは危険派と、
ボール遊びがしたい派の2つに分かれてしまい、前者のほうが多い
傾向があります。

■まちづくり委員:
公園のルール管理についてですが、公園の利用に不安な面があると、
利用者の足が遠のいてしまいます。ルールの看板はどのような
基準で設置しているのでしょうか。

■川崎市環境局:
7~8点ほどのルールが書かれた看板は標準として設置しています。
その他地元ニーズで追加設置をする場合もあるのですが、ルールで
縛りたくないとの思いもあり、極力設置していません。ご意見が
多い場合には設置することがあります。

■公園のルール看板(市ノ坪さくら公園)
公園ルールの看板(市ノ坪さくら公園)

■まちづくり委員:
暴走自転車等危険行為について、ケガの情報などは行政に入って
いるのでしょうか。

■川崎市環境局:
大きな事故レベルの報告はこれまでのところ受けていません。自転
車の乗り入れを防ぐため車止めを設置してしまうと、車椅子が入れ
ないなどといったバリアフリーの問題が浮上するので対応が難しい
ところです。

■まちづくり委員:
砂場の犬猫のフン問題ですが、ネットを朝晩管理するのは大変です。
ネットの開閉は地元の方に対応していただいているかたちですが、
そうすると、砂場を埋めてしまうという方向に向いてしまうんですね。
リードを外す非常識な飼い主もいるのですが、保健所との連携は取れ
ているのでしょうか。
保健所は夕方に閉まりますが、飼い主が散歩する時間帯はそれ以降と
いう問題もあります。個人的に注意するとトラブルが懸念されますが、
環境局で見回りのようなことはしていないのでしょうか?

■川崎市環境局:
保健所の看板を提供してもらうなどのことはしています。その他、地元
住民にネットの管理をお願いする程度です。ボール遊び同様にある
程度は利用者のマナーに任せざるを得ない状況です。見回りは特に
実施していないのですが、連絡を受ければ出向きます。ただ、200~
300ある公園に対し、担当職員が2~3人という現状では物理的に限界
があります。

■砂場の保護シート(中原平和公園)
砂場の保護シート(中原平和公園)

■まちづくり委員:
関連した質問ですが、砂場の砂は追加しているのでしょうか。また、
砂場を設置するのは公園の定番という扱いなのでしょうか。

■川崎市環境局:
砂の補充は連絡があれば対応しますが、予算的にすぐに対応でき
ないこともあります。古い公園は砂場、ブランコ、滑り台の3点セット
というパターンが多いですね。


■まちづくり委員:
ホームレスと不審者の対策ですが、これは警察の力を借りるしか
ないのでしょうか。

■川崎市環境局:
ホームレスは出て行ってもすぐに戻ってきてしまうか、近くの公園に
移動するだけというパターンで、自立支援などの抜本的な対策を講
じる必要があります。
例として富士見公園でシェルターを作ったのですが、これはかなりの
効果が上がっている。活気のある公園にしていくことで、結果的に
居づらい状態にすることも大切かと思います。


■まちづくり委員
町会長が話しかけるなどして、結果的に追い出す作戦を取る町会も
あるようです。仕切りがあって横になれないベンチを設置する基準は
ありますか? また、監視カメラの設置はできないでしょうか。

■川崎市環境局
基準を設けているわけではないのですが設置を進めており、120センチ
のベンチで真ん中についたてがあるものが多い(※)です。ただ、オムツ
の取替えができないという苦情も寄せられました。
監視カメラについては、プライバシーの問題があり録画ができません。
大きな施設でモニターを監視する人員が取れるところは設置している
こともあります。
追い出しについては、大きな荷物を抱えてベンチに座っている程度
では、それだけで公園から追い出すというのは難しいところです。


※武蔵小杉ライフ注
「武蔵小杉ライフ:生活情報:公園」を参照いただければわかりますが、
現実に中原区の公園では中央についたてのついたベンチはあまり見受
けられません。このあたり、現状認識に食い違いがあるようでした。

■まちづくり委員:
遊具について、点検の頻度などの基準はありますか? 故障の報告
先は周知されているるのでしょうか。ウェブサイトを活用した情報伝達
ツールは考えられないでしょうか?


■川崎市環境局:
公園管理課では、年2回、夏休み前と正月前に遊具を中心に見回りを
実施します。外観を見たり叩いたりする作業により判断しており、細か
いところまでは見られないというのが正直なところです。
日常的には、地域の愛護会、協議会からの情報が頼りで、補修を逐次
進めてはいます。
園名板の裏に連絡先の記載があり、電話まではしづらいと思うのです
が、連絡して情報をお寄せいただきたいと思います。
ただ、危険基準は人により異なるところで、連絡を受けて向かった
ところ全く支障のないような事象だったこともありました。
電話を受けた場合はほぼすべて、職員が点検に行っています。ウェブ
サイトに関しては、専用の仕組みはないのですが市長へのメールで
たまに寄せられることがあり、これに関しては対応しています。


■公園管理運営協議会による地元管理(井田杉山町公園)
公園管理運営協議会による地元管理(井田杉山町公園)

■まちづくり委員:
ごみ箱を設置して、地域の清掃ルートに乗せることはできませんか?

■川崎市環境局:
昔はすべての公園にごみ箱があったのですが、要望が多いことから
撤去してきている方向です。家庭ごみの持込みなどがなくなり、実
際にごみの量は減少しました。あったほうが良いかどうかの正解は
なかなか出せないのですが、「基本的に公園でごみは発生しない」と
いう考え方をとっており、現状は設置しない方向です。


■まちづくり委員:
再開発地域にあった公園が、工事の関係で使えなくなっています。
無認可保育園が使用したりしていたようですが、代替地という発想は
ありませんか?

■川崎市環境局:
小杉周辺の再開発は特殊という事情もあり、代替地は考えていませ
ん。公園は原則として廃止されることはないため、そもそも代替という
発想がないのです。

■まちづくり委員:
プレイパーク的な発想についてはどう思いますか。東京・横浜には
実験的な公園は多いように思いますが。


■川崎市環境局:
実を言うと行政は自由に遊んで欲しいという発想が強いんです。
多種多様な公園を作りたいという思いはありますが、区内に様々な
公園があっても、住民が利用するのは近くの公園がメインとなるため、
どうしても平均化されてしまいますね。

■まちづくり委員:
公園内の外灯の管理はどうなっていますか。地域の人がやっている
のではないでしょうか。また、もっと明るくしたり、青色防犯灯の設置
は考えていないのでしょうか。

■川崎市環境局
公園内の外灯は公園管理事務所が管理しています。地域の人が
管理しているのは防犯灯です。連絡が入れば早急に点検しに行き
ます。
明るさに関しては、深夜に明るすぎると人がたまるなどの弊害が多
いと考えています。ポイントポイントを照らし、支障なく歩ける程度で
いいかな、という認識です。青色防犯灯の園内設置は考えていま
せんが、研究する必要はあると思います。

■青色防犯灯(小杉町2丁目・大西学園南側)
青色防犯灯(小杉町2丁目・大西学園南側)

■まちづくり委員:
公園を新設する場合の設計はどのように行われるのでしょうか。

■川崎市環境局行:
市が作る新設の公園に関しては、地元の声を取り入れるのが原則で
す。区役所に、どのような団体に意見を聞くかの判断を求め、改修に
関しては利用者とワークショップを開くなどして意見を取り入れてい
ます。ただ、小さな子どもやその母親は参加しにくいので、意見の
公平性に
ついては課題が残っています。

■まちづくり委員
現在の公園が特に抱える問題点について教えてください。


■川崎市環境局:
沢山あるのですが、利用者によって見方の違いが大きいことが挙げ
られます。樹木を撤去するときも、切って欲しい人と切って欲しくない
人がいたりするわけです。
また、維持管理と予算の制約にも苦しむ点が多いですが、川崎市
自体が住民1人あたりの公園面積が少ないこともあり、質を上げて
いくことがこれからの課題だと考えています。

■まちづくり委員:
公園内の植樹の種類には基準がありますか。イチョウの樹は落ち葉
の清掃が大変で、切って欲しいという声も多いのですが。

■川崎市環境局:
特に基準は設けていないのですが、新しい公園には管理が楽で余り
大きくならないハナミズキが多く植えられています。古い公園には、
昔の公害に耐えられるようなイチョウなどの大きな樹が植えられて
いたという経緯があります。


---以上、質疑おわり---

・・・ということで、全体を通してのトーンとしては、いろいろ要望や
理想はあっても行政としては金銭的・物理的なさまざまな制約が
あって対応が難しい
、という感じでした。

個人的に懸念をもったのは公園の管理体制についてで、遊具の
チェックなどもう少し定期的に行われているかと思っていたのです
が、年2回の外見的なチェックだけというのは少々驚きでした。
遊具に限らず、全般的に「連絡ベース」でしか行政は動かない、と
いうことで、そうなると公園の管理・維持は現実的に周辺地域のコミ
ュニティーにほとんど依存している
、ということになろうかと思います。
(実際、環境局の方からもそれが頼り、という主旨のコメントがあり
ました)

確かに行政サイドの立場としては、現状の人員では物理的に連絡
ベースでしか対応できない
、というのは現実のようです。200~300
ある公園に対して2,3人
では、個別の問合せに対応してあちこち飛び
回るので精一杯であるというのは、まあ確かにそれはそうかもな・・・、
と思います。

そうすると、地元の皆さんがまめに要望を出したりしていかないと、
遊具は老朽化したまま、砂場の砂は減ったまま、等々・・・といった
状況になる
わけで、実際そのような「荒廃した公園」は中原区内に
散見されます。

■荒廃した公園(新丸子東第2公園)
荒廃した公園(新丸子東第2公園)

ですから、今回の意見交換会に出席させていただくにあたって前回
エントリのコメント
でお寄せいただいたような、個別の要望は非常に
重要
ということになります。
皆さんにお寄せいただいたご要望は、写真入りの資料にまとめて
川崎市環境局にお伝えいたしました。


川崎市としては、公園行政は「住民の意見が第一」というのは本当の
ところで、公園の新設を行う際にしろ木を植えるにしろ切るにしろ、
必ず地域住民の意見をベースに実施するそうです。
ただ、質疑応答内で言及されている通り、その住民の意見が木を1本
切るにしても正反対
だったりして、その兼ね合いに苦慮することが
多いようですが、いずれにせよ意見や要望を伝えていくこと、これが
一番有効
であるということがわかりました。
まあ、それが実現しうるかは、砂場の砂の補充1点だけでも予算等の
兼ね合いがあったりするわけですが・・・。

とりあえず、メンテナンスしてもらえるのを待っていても待ちぼうけで
すよ、
ということですね。

そういう点では、小杉御殿団地に隣接している「小杉御殿町2丁目
公園」
などは、遊具のメンテナンスが比較的こまめに行き届いており、
2007/10/31エントリでも取り上げました。その後もさらに遊具の交換
が実施されているのを確認しています。
これは小杉御殿団地の皆さんによる自治管理が行き届いているの
ではないかと推察します(小杉御殿団地は管理組合の活動に定評が
あります)。

今回は意見交換会に参加させていただき、いろいろと勉強になりまし
た。結局のところ抜本的な問題の解決は難しいというのが結論はあり
ますが、また新しい目線で武蔵小杉ライフの公園情報なども編集して
いければと思います。

武蔵小杉ライフ:生活情報:公園
武蔵小杉ライフ:生活情報:公園 小杉御殿町2丁目公園
2007/10/31エントリ 武蔵小杉の公園管理:小杉御殿町2丁目公園
2009/3/9エントリ 公園井戸端会議プロジェクトに参加
2009/3/11エントリ 公園井戸端会議と、オリーブの木

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2009年
05月10日

川崎市の定額給付金申請書類

【Reporter:はつしも】

川崎市の定額給付金の申請書類は、もう皆さんのお手元に届いているかと思います。封筒の表面に点字が印字されていましたね。

■川崎市の定額給付金申請書類の封筒
川崎市の定額給付金申請書類の封筒
 
この点字は、「ていがく きゅーふきん しんせいしょ」と書いてあったものです。封筒の中身が点字であるわけではないので、いずれにせよ晴眼者が代読したり代理記入したりする必要があるのですが、

まずは封筒の内容を認識しやすくし、取り紛れたりしにくくすることが目的でしょうか。

私も先日申請書類に記入をして郵送しておきました。が・・・、

■3つ折申請書が返信用封筒にそのまま入らない
3つ折申請書が返信用封筒にそのまま入らない
 
元々3つ折になっている申請書を、同封の返信用封筒に入れようとすると、サイズが合っておらず、入れられません。
・・・仕方が無いので、小さく折り直して入れることになりました。

これ、川崎市で数十万通は印刷して送っていると思うのですが、書類と封筒のサイズを確認していないのでしょうか。

私が疑問に思ったのは、封筒に点字が印字されているかどうかよりも、この用紙がスッと入らないことの方がどれだけ視覚障碍者の方を困惑させるのか? ということです。

健常者にとってはただのひと手間でも、例えば視覚障碍者の方が代筆してしてもらったものを自分で入れようとした時に、サイズが合わないことを認識して、折り直して入れることは大きなストレスになるでしょう。

そこまで考えなくても・・・ということであれば、封筒に点字が印字されているのが滑稽な話で、実質的なバリアフリーになっていない「ただのポーズ」でしかないのでは、と言わざるを得ないところです。

なお、このサイズが合わないのは川崎市だけでなく、全国各地で発生している事象のようです。点字は川崎市のオリジナルのようですね。

全国で数千万人の方が折り直して郵送しているかと思うと、ちょっと冗談のような可笑しさを感じてしまいました。

■定額給付金書類同封「かわさき名産品」一覧
定額給付金書類同封「かわさき名産品」一覧
 
ところで、2009/5/4エントリでも取り上げましたが、封筒には「かわさき名産品」一覧が同封されていましたね。定額給付金の用途、というわけではありませんが、いくつか試しに買ってみようかな、と思います。

【関連リンク】
2008/5/22エントリ パラリンピック代表決定、武蔵小杉ライフのベースにあるもの
2008/11/26エントリ 「太郎の夢」菓心桔梗屋バージョン
2009/2/21エントリ 「太郎の夢」泉心庵バージョン
2009/5/4エントリ 「太郎の夢」おかふじバージョン

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2009年
03月11日

公園井戸端会議と、オリーブの木

hatsushimo.gif

本日、公園井戸端会議プロジェクトに参加してまいりました。昨日の
エントリで皆さんから寄せられたご意見につきましては、報告書にとり
まとめて川崎市環境局にお渡しいたしました。

本日の川崎市環境局との会議レポートについては、整理したうえで
別途エントリいたしたいと思いますが、まあいろいろな意味で難しいな、
というのが一言での感想です。

かわりにご紹介するのは、公園井戸端会議プロジェクトの方にいた
だいたオリーブのフォカッチャです。

■オリーブのフォカッチャ
オリーブのパン

なぜオリーブかというと、これは中原区役所の正門近くにあるオリー
ブの木から採れた実
で作ったものなのだそうです。あのあたりに、
オリーブの木があったんですね。気付きませんでした。

で、このフォカッチャ、おいしかったです。
オリーブの塩味が利いていて、中に入ったクルミが香ばしく仕上がっ
ていました。本日の夕食とさせていただきました。ご馳走様でした。

さて、中原区役所で撮影した写真ストックを漁ってみたところ、おそら
くこれがそのオリーブの木ではないか、というものが見つかりました。

■「平和の絆」の像とオリーブの木
「平和の絆」の像とオリーブの木

これは、正門近くの区民デザイン花壇の向かい側(府中街道側)に
ある「平和の絆」という像ですが、この右側に見えるのがオリーブの
ではないでしょうか。
隣の木を撮影したわけではないので、一部しか写っていないのです
が・・・。

先日は中原市民館のゴムの木を取り上げましたが、身近に結構
いろいろな木があるものですね。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:生活情報:行政関連施設
武蔵小杉ライフ:生活情報:公園
2008/3/12エントリ 中原区役所の区民デザイン花壇
2008/3/15エントリ 中原区役所の区民デザイン花壇・解答編
2009/3/2エントリ 旧中原市民館のゴムの木
2009/3/9エントリ 公園井戸端会議プロジェクトに参加

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2009年
03月09日

公園井戸端会議プロジェクトに参加

hatsushimo.gif

中原区の地域振興課が所管する市民活動に「公園井戸端会議
プロジェクト」
というものがあります。これは、中原区まちづくり推進
委員会
の活動のひとつであり、中原区の公園のあるべき姿を見直
し、地域の皆さんが集う場として活性化をはかることを目的として
います。

今回、このプロジェクトと川崎市環境局の意見交換会に、武蔵小杉
ライフとして参加
することになりました。

今回の意見交換会は、公園井戸端会議プロジェクトが、色々なイベ
ントで得た市民からの公園に対するアンケートが相当数蓄積された
ことから、公園を設置する基準や管理している基準などを勉強すると
共に、市民・行政が共同で考えてみようというスタンスで実施される
ものです。

武蔵小杉ライフでは、サイト内に「公園情報」というコンテンツがあり
ます。これは、武蔵小杉周辺の公園・公開空地の情報を網羅した
ものです。
この公園情報、小規模な公園まで各遊具の写真入りで掲載しており、
自分で作っておいて何ですが、酔狂としかいいようのないレベルの
内容になっています。中原区の子育て情報サイトでもここまでは
フォローしておらず、なかなか他に類例のないコンテンツです。

■武蔵小杉ライフ:生活情報:公園
http://www.musashikosugilife.com/seikatsujoho-koen.html

■公園情報に掲載している遊具等の写真
中丸子まるっこ公園 滑り台東京業務隊官舎公園② ブランコ
双日武蔵小杉社宅公園 スプリング遊具下沼部公園 トイレ
木月公園ジャングルジムガーデンティアラ武蔵小杉公開空地シーソー

今回武蔵小杉ライフが会議に参加することとなったのは、あまりの
酔狂なコンテンツに、その製作過程で得られた(のではないかと思わ
れる)公園行政に関する知見を期待され、中原区からお話をいただい
たものでした。

正直なところ、どこまでお役に立てる部分があるかはわからないの
ですが、多少なりとも思うところはあり、参加させていただくことと
いたしました。

・・・ということで、3月11日(水)に参加してまいります。
何かしら皆さんのご意見がありましたら、本エントリにコメントいた
だくか、メールにてご連絡ください。
代表としてご意見を川崎市や
プロジェクトにお伝えすることができるかと思います。

【関連リンク】
中原区子育て情報ガイド このゆびと~まれ! 遊ぶ

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2009年
02月12日

In Unity2009 反町充宏実行委員長インタビュー(後編)

Reporter:はつしも

昨日のエントリに引き続きまして、「In Unity2009」実行委員長の
反町充宏
さんのインタビュー(後編)です。

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【武蔵小杉ライフ × In Unity2009 反町委員長インタビュー】

●はつしも:
今度は運営される側の話をお伺いしたいのですが、実行委員はどの
ような方が加わっていらっしゃるのでしょうか?

●反町委員長:
社会人、フリーター、大学生、高校生、主婦・・・。平均25歳くらいで
しょうか? 約10人で、かなりバラエティに富んでいます。月1回定例
の打ち合わせがあるほか、ビデオ撮影などいろいろな準備を重ねて
いきます。

■「In Unity2009」実行委員の皆さん
「In Unity2009」実行委員の皆さん

●はつしも:
仕事をお持ちですと大変ですね。

●反町委員長:
そうですね。ここにいる副委員長の小山も社会人ですが、仕事が
終わってから駆けつけたり、立場はそれぞれに違いますが、皆さん
協力してくれます。

事前準備のなかでも大規模なのは、関係者を集めての事前説明
でしょうか。出演者、スタッフあわせて200人以上いるわけですが、
それが全員集合した状態でその場の差配をしていくということは、
実際にやってみるとなかなか大変です。

●はつしも:
運営上、苦労されている点はありますか?

●反町委員長:
それが、今では実行委員の皆さんが自主的に動いてくれるように
なってくれているんです。こちらから指示をしなくても、自分から
どんどん動いてくれますので、本当に助かっています。いい苦労話
でもあるといいんですが(笑)。

●はつしも:
やはり、10年継続されてきて、実行委員の皆さんも成熟してきて
いらっしゃるのでしょうね。

●反町委員長:
皆さんにそれだけ動いてもらって、私が感じているのは、実行委員と
して参加していただくからには、必ず何かを得てもらいたい、
という
ことです。それが私の責任だと思っています。

●はつしも:
反町さんのモチベーションはどこにあるのでしょう?

●反町委員長:
スタッフの皆さんが遠くから来てくれて、積極的に協力してくれること
は、とてもうれしいことですし、周囲の方が、その姿を見て「自分もやり
たい!」
と言ってくれることがあります。そんな時は、やりがいを感じ
ますね。

●はつしも:
モチベーションについては、私も「武蔵小杉ライフ」を運営していて、
よく聞かれる質問なんです。金銭的な利得がない活動に対して、何が
目的なのか、と不思議に思う方が多いようなんですね(笑)。

「In Unity」以外でも、反町さんは音楽イベントにかかわる活動をして
いらっしゃるようですね。

●反町委員長:
「カワサキミュージックキャスト」というNPO法人を2008年1月に設立
しまして、川崎市内で幅広く音楽イベントを開催あるいは支援してい
ます。武蔵小杉の近辺では、「まるこ花見市」もお手伝いをさせていた
だいています。
また、イベントの機材を持っていますので、機材ひとつから貸し出しも
しておりまして、これはミュージシャンはもちろん、イベント関係の会
社さんから依頼があったりもしますね。

■「カワサキミュージックキャスト」事務所開き
「カワサキミュージックキャスト」事務所開き

■「まるこ花見市」の音楽イベント設営
「まるこ花見市」の音楽イベント設営

●はつしも:
幅広く活動をされているんですね。そういえば、9月にリエトコートで
開催された「なかはらオープンカフェ」も、カワサキミュージックキャ
ストと中原区の主催でしたね。

■なかはらオープンカフェ
なかはらオープンカフェ

さて、「In Unity2009」の話に戻りますが、運営にあたって、中原区
の役どころ
はどのような部分になるのですか?

●反町委員長:
中原区の地域振興課が窓口となり、In Unityの事務局として立って
いただいているかたちです。地域振興課の方にはIn Unityを温かく
支援いただいています。

●はつしも:
地域振興課の方は私も存じ上げていますが、私も個人的に好感を
持っています。とても前向きに市民活動を支援されていると思いま
すね。

●反町委員長:
担当の方には温かく、時には厳しい視点でも見守っていただいてい
ます。我々も若い集団ですから、時にはあれれ、という方向に行き
そうになる場合もあるのですが、そういったときに冷静に、はっと
我にかえるような示唆
をいただけたりして、本当に助かっています。

●はつしも:
最後に、ちょっと話はずれるのですが、武蔵小杉では現在大規模な
再開発が行われていますが、イベントに利用できるようなオープン
スペースが限られている
ように思います。
例えば、昨年夏の「こすぎ夏フェスタ'08」も、次回は横須賀線駅前
広場が使えなくなり、どうしようかというところです。先ほどの「なか
はらオープンカフェ」
についても、公開空地の利用にあたってはいろ
いろとハードルが高かったと聞いています。

■リエトコート武蔵小杉公開空地
リエトコート武蔵小杉公開空地

高層化のバーターとして公開空地は生み出されましたが、市民が
自由に利用できるスペースという意味では、制約が多い
というのが
現実ではないでしょうか。
まだ再開発エリアはたくさん残っていますが、現在のところ、そう
いった意味での「オープンスペース」がないのではないかと感じて
います。街としての「のりしろ」というか、「遊びの部分」というんで
しょうかね。

反町さんはこの点について、どのように思われますか。

●反町委員長:
なるほど。
確かに、現状の中原区内で音楽イベントができる場所というと、限ら
れているのは確かです。

「音楽のまち・かわさき」というキャッチフレーズはありますが、現実
に音楽活動をしようとした時に難しい面がある
というのは、私もこれ
まで声を大にして申し上げてきたことです。

■「音楽のまち・かわさき」(カワサキミュージックキャスト事務所)
「音楽のまち・かわさき」

●はつしも:
武蔵小杉の再開発では、せっかくこれだけの面積を開発するの
ですから、総合的に街をデザインして、「遊び」の部分として、音楽
イベントだったり、フリーマーケットだったり、何でも自由に使える
オープンスペースを設けておけば武蔵小杉の街の魅力も増すの
ではないか?
 と思うんですけどね。

その場所が、再開発エリアで人と人とのつながりを生んだり、楽し
があったり・・・というイメージです。

そういった意味では「In Unity」のようなイベントは、そういった「場」
の提供
という面で、とても有意義なものではないかと思っているん
です。

●反町委員長:
ありがとうございます。オープンスペースについては、私もできると
良いと思いますね。

●はつしも:
ちょっと話がそれましたけれども、まずは「In Unity2009」まであと
1ヶ月
というところで、これからお忙しくなると思います。楽しみに
しておりますのでがんばってください!
本日はお忙しいところありがとうございました。

●反町委員長:
こちらこそありがとうございました。皆さんに楽しんでいただける
イベントにするべく、がんばります。
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インタビューは以上です。
非常にはっきりとした語り口でお答えいただいたのが印象的でした。
「In Unity2009」当日の主役は出演アーティストの皆さんですが、
裏方として支える実行委員の皆さんの前向きな姿が伝わってきて、
頼もしく感じましたね。

徒手空拳でひとつのイベントを立ち上げていくというのは、なかなか
できることではないですし、ここまでにご苦労もあったかと思います。
こういった地域を盛り上げていく活動は、武蔵小杉ライフとしても
引き続き応援していきたいと思いました。

■いただいたお団子(ごちそうさまでした)
お団子

さて、あらためて「In Unity2009」ですが、2009年3月7日(土)、
8日(日)
の2Days開催で、会場はエポックなかはら入場無料です。
(タイムテーブル等の詳細は公式ウェブサイトをご参照ください)

気軽に参加できるイベントですので、ご興味をお持ちでしたら一度
参加してみるといいと思いますよ!

【関連リンク】
In Unity2009 公式ウェブサイト
音楽のまち・かわさき 公式ウェブサイト
NPO法人カワサキミュージックキャスト 公式ウェブサイト
2008/4/10エントリ 丸子・小杉桜まつり2008レポート
2008/8/23エントリ 「こすぎ夏フェスタ'08」成功
2008/9/25エントリ なかはらオープンカフェを27日(土)、28日(日)に開催
2008/9/27エントリ なかはらオープンカフェ、リエトコートで開催
2008/9/28エントリ なかはらオープンカフェ2日目
2009/2/11エントリ In Unity2009 反町充宏実行委員長インタビュー(前編)

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2009年
02月11日

In Unity2009 反町充宏実行委員長インタビュー(前編)

Reporter:はつしも

今年も川崎最強の音楽イベント「In Unity」の季節になりました。
今回の「In Unity2009」発足10周年・2Days開催というかつて
ない規模になります。
日時は2009年3月7日(土)・8日(日)、会場は例年通り、JR武蔵
中原駅前のエポックなかはらで開催されることになりました。

■In Unity2008
In Unity2008の様子

「In Unity」は、アマチュアのバンド・ソロ・ダンスチームに、日ごろの
練習の成果を発表する場を提供すること、また、音楽・ダンスを通じ
て中原をエネルギッシュで生き生きとしたまちにしていくことを目的と
して、地域の実行委員のみなさんのボランティアと中原区の協働に
より運営
されているものです。
イベントは入場無料であり、誰でも気軽に参加することができます。

武蔵小杉ライフは、非営利・無所属を旨とするウェブサイトであり、
営利的な広告出稿やプロモーション活動は一切お受けしておりま
せん。しかし、地域のために有益な、趣旨に賛同できる活動につい
ては無償で積極的に支援させていただきたい、
と考えておまして、
「InUnity」については昨年よりサイト上でご紹介をしております。

イベントの概要などは武蔵小杉ライフ トップページオフィシャル
サイト
を参照いただきたいと思いますが、今回は、「In Unity2009」
実行委員長の反町充宏さん
にインタビューを行いました。

■実行委員長の反町充宏さんと副委員長の小山いづみさん
委員長の反町充宏さんと副委員長の小山いづみさん

こちらは、実行委員長の反町充宏さん(左)と、副委員長で広報班の
小山いづみさん(右)。お二人で対応いただきました。

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【武蔵小杉ライフ × In Unity2009 反町委員長インタビュー】

●はつしも:
こんにちは。それでは宜しくお願いいたします。
In Unityが開催されるようになったのは、当初どのような経緯だった
のでしょうか?

●反町委員長:
私自身も高校生の時に音楽活動をしていたのですが、当時は活動の
場が非常に限られていました。そんな中で高校生のライブイベントを
開催
したり、ということをしていたんです。
そういった活動が10年前に川崎市の職員の方の目にとまり、区政
推進事業
として協働でIn Unityというイベントを立ち上げることとなっ
たのです。

●はつしも:
高校生の時からイベントを立ち上げていらっしゃったんですか。大変
ではなかったですか。みんなでアルバイトをして、という感じですよね?

●反町委員長:
そうですね。アルバイトなどで自費を工面していました。高校生でし
たので、協賛金を募るといった頭はなかったですから(笑)。イベント
も本当に自分たちでの手作りです。
その中で「裏方で支える魅力」ということも感じるようになりました。
当初は自分の音楽活動と、自前でのイベント運営と両面やっていた
わけですが、やはりしっかりと責任を持ってやりたいと思ったときに、
「両方は難しい」と考えまして、運営に専念することにしたのです。
In Unityには第1回から参加いたしまして、3回目からは実行委員
を務めるようになりました。

●はつしも:
そこから歴史を重ねて、今回は10周年ですね。イベントの内容を
当初から振り返ってみると、変わってきた部分はありますか?

●反町委員長:
基本は変わりません。こだわりのひとつは「世代やジャンルを問わ
ない」
ということで、皆さんに楽しんでいただけるような内容としてい
ます。
もうひとつは、「地域のボランティアによる手作り」で運営するという
ことで、皆さんからいろいろな意見、アイデアが出るんです。例えば、
今年も開催する特別企画「ゴッパチ!!コーラス隊」はそういった意見
の出し合いから生まれたものです。
公募で集まった中原区民100名によるゴスペルコーラスなのですが、
大変好評な企画です。

■ゴッパチ!! コーラス隊のイメージ
ゴッパチ!! コーラス隊

■はつしも:
公募もたくさん集まったと聞いておりますし、楽しそうですね。
In Unity2009の見所になりそうです。他に今年のアピールポイントは
ありますでしょうか?

■反町委員長:
今年は2Daysの開催になりまして、2日間開催するメリットのひとつ
として、1日目の撤収がいらないということがあるんです。そのため、
1日目は20:15までと、従来よりも遅い時間設定が可能になってい
ます。

そこで、1日目は若者向けということで、ロック、へヴィメタル、ポップス
を中心としたバンドが出演します。エポックなかはらがさながらライブ
ハウス
になるイメージで、若者のパワーで盛り上げていきます。

2日目は和太鼓あり、よさこいあり、ベリーダンスありと家族みんなで
楽しめる内容
になっています。さきほどの「ゴッパチ!!」が登場するの
はこの大トリ
です。

■はつしも:
そうすると、今年は出演枠が例年より多くなっているのですね。出演
者の選考
はどのようにしていらっしゃるのですか?

■反町委員長:
今年は「ゴッパチ!!」を入れて23組が出演します。選考方法は2つあり
まして、ひとつはデモテープと書類による選考です。これは、実行委
員が選考します。実行委員自身が、「インユニに出したい!」と思える
方を入念に選びます。
もうひとつは、「NAKAHARA MUSIC FES」によるオーディションです。
先日の「なかはら区民祭」内でも開催したものですが、これは観客の
皆さんの投票で1位を獲得した方が出演権を獲得するものです。

■はつしも:
なるほど。出演したい場合は、まずはデモテープと書類を送るので
すね。

■反町委員長:
そうです。年々出演を希望される方が増えていまして、選考しがいが
あります。

後編に続く
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まだインタビューは続きますが、かなり長くなりますので今回はここ
までです。後編は「In Unity」の実行委員の皆さんについてや、武蔵
小杉のイベントスペースの課題
についても話をお伺いしていきます。

In Unity2009 公式ウェブサイト
音楽のまち・かわさき 公式ウェブサイト
2008/1/4エントリ 川崎最強の音楽イベント「In Unity」
2008/2/29エントリ 直前、In Unity2008
2008/3/2エントリ In Unity2008、本日開催
2008/10/14エントリ なかはら“ゆめ”区民祭とNAKAHARA MUSIC
FES2008

2008/10/19エントリ 区民祭とNAKAHARA MUSIC FES2008、本日開催
2008/11/21エントリ 「第2回NAKAHARA MUSIC FES 2008 高校生
大会」を明日開催

2009/2/12エントリ In Unity2009 反町充宏実行委員長インタビュー(後編)

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2008年
10月17日

川崎市Walker09年版、本日発売

hatsushimo.gif

本日、川崎市Walker09年版が発売になりました。2年前に初めて
発売されたものが、好評につき08年版、09年版と毎年刊行される
ようになってきているものです。

昨年のエントリを確認すると、2007/11/29エントリでご紹介して
います。今年は少し発売日が早まったかたちですね。

■川崎市Walker09年版
川崎市ウォーカー09年版発売

内容を確認すると、09年版は特に川崎駅周辺がメインになっている
印象です。昨年は「ジモト愛」という各駅をピックアップするコーナーで
武蔵小杉、新丸子、元住吉、武蔵新城が入っていたものが、09年版
では中原区の駅がひとつも入っていません。バランスを取ってまだ
紹介していない駅を取り上げるということもあるのだと思いますが、
溝の口は2年連続でピックアップされていたりします。

全体として、08年版に比べて中原区の情報がかなり少なくなっており、
武蔵小杉の飲食店は3店舗しか掲載されていませんでした。武蔵小杉
ライフ目線ではちょっと残念でしたね。

唯一目を引いたのはサライ通り商店街のカフェ、「Gallery & Cafe
Millefiori(ミルフィオリ)」
が新規店舗として取り上げられていたくらい
でしょうか。

ただ、このミルフィオリ、地図の場所が間違っています。
川崎市Walkerをご覧の皆様、ミルフィオリに行かれる場合、正しい
場所はこちら↓ですのでご注意ください。

■ミルフィオリ マップ
ミルフィオリ マップ

川崎市Walkerでは、ちょっと離れた渋川に面した場所を指してしま
っていますが、サライ通り沿いですね。

さて、私はこの川崎市Walker09年版を、東急武蔵小杉駅構内の
BOOKS SAGA(ブックスサガ)で購入したのですが、川崎市Walker
キャンペーン
をやっていました。

何かというと、今、ブックスサガで川崎市Walker09年版を購入すると、
景品がもらえる
ものです。

■ブックスサガの川崎市Walkerキャンペーン景品
ブックスサガの川崎市ウォーカーキャンペーン

えーと、リードの冷凍保存パックとボールペンでした。
いまひとつ景品の主旨はよくわからなかったのですが、とりあえず
地元川崎市を応援したい、ということでしょうかね。
冷凍保存パックはあれば使いそうですので、ありがたくいただいて
おきますが。

なくなり次第キャンペーンは終了ではないかと思いますので、とりあ
えずもらっておきたい、という方はブックスサガでお早めにどうぞ。

【関連リンク】
川崎市Walker ウェブ版
武蔵小杉ライフ:タウンガイド:書店 BOOKS SAGA(ブックスサガ)
2007/11/29エントリ 川崎市Walker 2008年版発売
2008/8/16エントリ 「Gallerly&Cafe Millefiori(ミルフィオリ)」オープン

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