武蔵小杉駅南口地区西街区工事説明会
2010年3月12日、総合自治会館において武蔵小杉駅南口地区第
一種市街地再開発事業の工事説明会が開催されました。主に近隣に
お住まいの方を対象に、今後の工事の内容、周辺への影響を事前に
周知することが主眼となるもので、特定業務代行者に決定した西松
建設および設計を担当する日本設計がメインで説明を行っていました。
■武蔵小杉駅南口地区西街区イメージパース
事業説明会ではなく工事説明会ということになりますが、広く周辺
地域の皆さんが関心をお持ちの「どのような商業施設になるのか」
といった点に関しても多少の説明がありました。
今回のエントリでは、比較的広範囲の皆さんに関心があると思われ
るポイントをまとめてみたいと思います。
【説明内容のまとめ(一部抽出)】
■竣工時期について
以前のエントリでお伝えした通り、2012年10月を目標とします。ただし、
地区南端の小杉第一公園に関しては再開発ビル竣工後の着手となり
ますので、2013年度完成見込みとなります。
■道路の段階的な整備について
現在行われている鹿島建設による工事において、再開発地区周辺の
道路を部分的に整備し当面通行可能な状態にします。その後再開発
ビルと並行で整備を進め、再開発ビル竣工と同時期に拡幅道路として
完成する予定です。
ただし、前述の通り地区南端については着手が建物竣工後になりま
すので、そこに接する区間の道路の着手も同様に時期が後ろにずれ
ます。
(工事中の道路)
■道路の信号設置について
現在のマルエツの北東角、亀屋万年堂南東角には横断歩道が設置
されますが、信号の設置予定はありません。
■再開発ビルのフロア構成について
B2F~B1F 駐車場、機械室等
1F~4F 近隣型商業施設
5F~6F 新中原図書館
M6F 免震階
7F~39F 高層マンション
以前のフロア構成と比べ、商業施設が5F→4Fまで、最高階が37F→
39Fとなった点が異なっています。
商業施設は「近隣型商業施設」となっていますが、これは2008/8/28
エントリでも取り上げておりまして、川崎市議会で当局からの説明が
行われていたものです。
また、図面上エレベーターは建物北側に配置されていまして、高層
マンション部分では、北側中央部には住居が配置されないかたちに
なっていました。
(西街区再開発ビル断面図)
■再開発地区の保留床について
地権者がほとんどを取得し、自身で営業を行うか、賃貸テナントとし
て営業を行うかのいずれかとなります。
■パチンコ店の入居について
図書館は5~6Fに入居となりますが、水平方向に30mの距離を確保
することでパチンコ店の営業が可能と警察署の確認を得ています。
図書館は建物北側に位置するため、それによりパチンコ店は建物
南端で営業することになります。
この距離を確保するために、中原図書館はビル全体に1フロアで
広がる形ではなく、高層棟の下部に2フロアに分割するかたちにな
っています。
(既存のパチンコ店「KOSUGI PLAZA」)
■東急武蔵小杉駅ビル等との連携について
再開発ビルは、4Fで東急武蔵小杉駅ビルと接続、2FでJR武蔵小杉
駅連絡通路との接続を想定して協議中です。
なお、武蔵小杉駅南口地区東街区においても、東急武蔵小杉駅ビ
ルとの接続は検討されるようです。
ただし、東急武蔵小杉駅ビル、東街区の完成は西街区より先に
なります。
■改札口との接続
前述の通り2FでJR武蔵小杉駅連絡通路との接続を想定している
ほか、東急武蔵小杉駅の南北それぞれの改札口からすぐの
場所にエントランスを設置し、なおかつ建物内を通り抜けができる
回遊性の高い構造となります。
(武蔵小杉駅南口地区西街区と周辺の連携)
※本図面は本サイトが独自に情報付加を行ったものです。
ポイントは大体こんなところです。
なお、パチンコ店と東急武蔵小杉駅ビルについては説明会内容に
織り込まれていたものではなく、質疑応答で「このような話を聞いてい
るが・・・」と質問が出たために日本設計が対応したものです。
当該質問は同一の方がされていましたが、武蔵小杉ブログ読者の方
(でなくても武蔵小杉ブログ情報を伝え聞いた方)だったのではない
かと思います。
商業施設については、保留床のほとんどが地権者に配分されるという
ことですので、商業施設のテナントに何が入るかはともかく、「大家」は
地権者ということになります。
この点については、またあらためて取り上げてみたいと思います。
冒頭に申し上げました通り、今回は工事説明会であり、本エントリで
ピックアップしたような「どんな再開発ビルになるか」という話よりも
「どんな工事を行って近隣に対してどのような配慮をするか」という
点がメインです。
そのため、質疑応答も、工事車両の通行ルートやその安全性、工事
による粉塵対策など、近隣の皆さんの生活と工事の折り合いに関す
る要望事項が多かったですね。2年半以上にわたる工事ですので、
生活をされている皆様からすれば当然のことかと思います。
2011年の間にはかなり高層ビルとしての姿が立ち上がってくるよう
ですが、まずは安全第一でトラブルのない工事が進むことを願って
います。
【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区 A地区一種市街地再開発事業の工事説明会が開催されました。主に近隣に
お住まいの方を対象に、今後の工事の内容、周辺への影響を事前に
周知することが主眼となるもので、特定業務代行者に決定した西松
建設および設計を担当する日本設計がメインで説明を行っていました。
■武蔵小杉駅南口地区西街区イメージパース
事業説明会ではなく工事説明会ということになりますが、広く周辺
地域の皆さんが関心をお持ちの「どのような商業施設になるのか」
といった点に関しても多少の説明がありました。
今回のエントリでは、比較的広範囲の皆さんに関心があると思われ
るポイントをまとめてみたいと思います。
【説明内容のまとめ(一部抽出)】
■竣工時期について
以前のエントリでお伝えした通り、2012年10月を目標とします。ただし、
地区南端の小杉第一公園に関しては再開発ビル竣工後の着手となり
ますので、2013年度完成見込みとなります。
■道路の段階的な整備について
現在行われている鹿島建設による工事において、再開発地区周辺の
道路を部分的に整備し当面通行可能な状態にします。その後再開発
ビルと並行で整備を進め、再開発ビル竣工と同時期に拡幅道路として
完成する予定です。
ただし、前述の通り地区南端については着手が建物竣工後になりま
すので、そこに接する区間の道路の着手も同様に時期が後ろにずれ
ます。
(工事中の道路)
■道路の信号設置について
現在のマルエツの北東角、亀屋万年堂南東角には横断歩道が設置
されますが、信号の設置予定はありません。
■再開発ビルのフロア構成について
B2F~B1F 駐車場、機械室等
1F~4F 近隣型商業施設
5F~6F 新中原図書館
M6F 免震階
7F~39F 高層マンション
以前のフロア構成と比べ、商業施設が5F→4Fまで、最高階が37F→
39Fとなった点が異なっています。
商業施設は「近隣型商業施設」となっていますが、これは2008/8/28
エントリでも取り上げておりまして、川崎市議会で当局からの説明が
行われていたものです。
また、図面上エレベーターは建物北側に配置されていまして、高層
マンション部分では、北側中央部には住居が配置されないかたちに
なっていました。
(西街区再開発ビル断面図)
■再開発地区の保留床について
地権者がほとんどを取得し、自身で営業を行うか、賃貸テナントとし
て営業を行うかのいずれかとなります。
■パチンコ店の入居について
図書館は5~6Fに入居となりますが、水平方向に30mの距離を確保
することでパチンコ店の営業が可能と警察署の確認を得ています。
図書館は建物北側に位置するため、それによりパチンコ店は建物
南端で営業することになります。
この距離を確保するために、中原図書館はビル全体に1フロアで
広がる形ではなく、高層棟の下部に2フロアに分割するかたちにな
っています。
(既存のパチンコ店「KOSUGI PLAZA」)
■東急武蔵小杉駅ビル等との連携について
再開発ビルは、4Fで東急武蔵小杉駅ビルと接続、2FでJR武蔵小杉
駅連絡通路との接続を想定して協議中です。
なお、武蔵小杉駅南口地区東街区においても、東急武蔵小杉駅ビ
ルとの接続は検討されるようです。
ただし、東急武蔵小杉駅ビル、東街区の完成は西街区より先に
なります。
■改札口との接続
前述の通り2FでJR武蔵小杉駅連絡通路との接続を想定している
ほか、東急武蔵小杉駅の南北それぞれの改札口からすぐの
場所にエントランスを設置し、なおかつ建物内を通り抜けができる
回遊性の高い構造となります。
(武蔵小杉駅南口地区西街区と周辺の連携)
※本図面は本サイトが独自に情報付加を行ったものです。
ポイントは大体こんなところです。
なお、パチンコ店と東急武蔵小杉駅ビルについては説明会内容に
織り込まれていたものではなく、質疑応答で「このような話を聞いてい
るが・・・」と質問が出たために日本設計が対応したものです。
当該質問は同一の方がされていましたが、武蔵小杉ブログ読者の方
(でなくても武蔵小杉ブログ情報を伝え聞いた方)だったのではない
かと思います。
商業施設については、保留床のほとんどが地権者に配分されるという
ことですので、商業施設のテナントに何が入るかはともかく、「大家」は
地権者ということになります。
この点については、またあらためて取り上げてみたいと思います。
冒頭に申し上げました通り、今回は工事説明会であり、本エントリで
ピックアップしたような「どんな再開発ビルになるか」という話よりも
「どんな工事を行って近隣に対してどのような配慮をするか」という
点がメインです。
そのため、質疑応答も、工事車両の通行ルートやその安全性、工事
による粉塵対策など、近隣の皆さんの生活と工事の折り合いに関す
る要望事項が多かったですね。2年半以上にわたる工事ですので、
生活をされている皆様からすれば当然のことかと思います。
2011年の間にはかなり高層ビルとしての姿が立ち上がってくるよう
ですが、まずは安全第一でトラブルのない工事が進むことを願って
います。
【関連リンク】
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