武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2010年
03月27日

中原消防署のミニカー展示

hatsushimo.gif

再開発事業に伴って建て替えとなった中原消防署に、世界各国の
消防車のミニカーや、江戸時代以降の消火装備などが展示
されて
います。

■中原消防署
中原消防署

展示されているのは、写真中央よりやや右手の、中原消防署の
入口を入ってすぐの場所
にあります。入口には職員の方が常時
詰めていらっしゃいますが、「ミニカーの展示を見たいのですが」と
申し出れば普通に入館することができます。

中原消防署では、地域の防災講習などが日常的に実施されている
ため、一般の方が出入りするのは珍しいことではありません。最初は
入りにくい印象を受けると思いますが、出入りの際に入口の職員の
方に一声かければ大丈夫です。

■ミニカー等の展示
ミニカー等の展示

展示物は上記のように壁際のショーケースに収められていまして、
防災講習などで入口を通行すると必ず目に留まるようになって
います。

■日本の消防車のミニカー
日本の消防車のミニカー

まずこちらは、日本の消防車のミニカーです。ポピュラーなはしご車、
放水車以外にもさまざまな機能をもった車種が展示されています。
中原消防署も、ここに展示されているものと同じ車種を保有している
のではないでしょうか。

■世界の消防車のミニカー
世界の消防車のミニカー

そして、こちらが世界の消防車のミニカーです。それぞれの国旗と
車種名が表記されていますが、一見してちょっと見慣れない感じを
受けますね。
基本的な機能は同じだと思うのですが、各国の建物や都市構造の
特性にそれぞれ適応しているものと思います。

これらのミニカーは、中原消防署OBの寄贈によって展示されてい
ます。これだけ集めるのもなかなか大変だったのではないでしょうか。

■戦前の防火装備
戦前の防火装備

また、冒頭で述べたとおり、ミニカー以外にも、消防の歴史を示す
ものとして昔の消防隊が使っていた装備が展示されています。上記
は、戦前の防火装備で、隊員の方が身に着けていたものですね。

■江戸時代中期・昭和初期の消防斧
江戸時代中期・昭和初期の消防斧

続いてこちらは、江戸時代中期・昭和初期の消防斧です。
消防隊員が救助のために火事場に突入する際、障害物を破壊する
ためのものです。
消防車は時代とともに進歩を続けているものと思いますが、物理的
に障害物を排除する道具は、現在でも基本的な部分では変わって
いないようです。

江戸時代は火事が多く、延焼して大災害となりやすいことから、
放火はかなりの重罪でした(2009/11/9エントリで取り上げた中原
街道の長屋門の高札でも特筆されていましたね)。
過去の防火の歴史を振り返りつつ、現在の防災意識を高めるのも
大切かと思います。

■中原消防署の女性消防ポンプ隊員
女性消防ポンプ隊員

そんな江戸時代から時も移りまして、現在、中原消防署では女性
ポンプ隊員が活躍
しているそうです。今回ご紹介している展示の
すぐそばに写真が掲示されていました。

・・・ということで、今回は情報提供いただきまして、私も初めて中原
消防署に足を踏み入れました。普段あまり用件もないかもしれませ
んが、小さいお子さんは消防車やミニカーが大好きですから、たく
さん並んでいるのを見るだけでも喜ぶのではないでしょうか。
何かの機会があれば、ご覧になってみてください。

【関連リンク】
中原消防署 公式サイト
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅東部地区 A地区
武蔵小杉ライフ:生活情報:行政関連施設
2008/4/21エントリ 中原消防署 新庁舎移転
2009/8/19エントリ 水難事故に備えよう
2009/11/9エントリ 川崎歴史ガイド・中原街道ルート(3):「旧名主
家と長屋門」

2009/11/28エントリ 会計検査院が中原消防署のまちづくり交付金を
不当と指摘

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