シンプレクスがホテル・ザ・エルシィ跡地をUR都市機構に売却
武蔵小杉駅北口のホテル・ザ・エルシィ跡地が、シンプレクス・
インベストメント・アドバイザーズから独立行政法人都市再生機構
(UR都市機構)に売却されました。
今後、当該用地はUR都市機構による開発事業が行われることに
なります。
■ホテル・ザ・エルシィ(タイムズ武蔵小杉駅前)跡地
この土地は、エルシィ解体後、タイムズ武蔵小杉駅前として運用さ
れてきましたが、2010年3月31日をもって閉鎖されました。その後
の展開が注目されていましたが、駐車場閉鎖に先立つ2010年3月
24日付でUR都市機構への売却が行われていたものです。
■UR都市機構の告知
それを受けて、現地ではUR都市機構の事業予定地としての立入
禁止の掲示がなされています。
このエルシィ跡地に隣接して、南側にはNEC小杉ビル、東側には
小杉ビルディングの用地が存在しています。
そのうちNEC小杉ビルに関してはすでに1年以上空きビルの状態で
あり、こちらは現在もシンプレクスが保有しています。
■隣接するNEC小杉ビル(現在は空きビル)
一旦は両方の土地をシンプレクスが取得したことから、一体開発が
なされるのではないかと思われましたが、あるいは別個の開発に
なるのでしょうか。
ただ、NEC小杉ビルを取り壊してから売却する可能性もあります
ので、まだ最終的な開発形態はわかりません。とりあえず現段階
において、エルシィ跡地のみの売却を確認しています。
前回本件を取り上げたのが2010/3/24エントリでしたが、偶然にも
その同日に売却されていたわけですね。
また、同様に東側(武蔵小杉駅ロータリー側)に隣接する小杉ビル
ディングも売却等はなされず、従来どおり有限会社レナ・ホールデ
ィングスが保有しています。
とりあえず現時点において、3つの物件が3法人によって別個に
保有される状態になったことになります。
■小杉ビルディング
さて、武蔵小杉駅北口の開発事業に関しては、今年に入ってから
川崎市からUR都市機構に対して地区整備推進業務が委託され
ていましたので、UR都市機構が絡んでくるということは表面に出て
はいました。
具体的には、川崎市まちづくり局より、2010年1月15日に「平成21
年度小杉駅北部地区整備推進業務委託」が135万円で発注されて
いたもので、その完了期限が2010年3月15日までとなっています。
ちょうどタイムズ武蔵小杉駅前の閉鎖や用地売却の時期とも重なっ
ていますので、まさしくエルシィ跡地に関連する開発業務推進が
発注されていたのではないでしょうか。
では、今後UR都市機構はエルシィ跡地(少なくとも)でどのような
開発を行うのでしょうか。
2008/8/15エントリで取り上げたように、従来のシンプレクスはオフィ
スビルを企画していましたが、売却した以上は従来計画は一旦白紙、
と考えた方が良さそうです。
UR都市機構といえば身近に思い出されるのはUR賃貸住宅であり、
武蔵小杉再開発でも「ロイヤルパークス武蔵小杉」にはUR都市
機構がかかわっています。
ただ、UR都市機構=100%UR賃貸住宅、というわけでもなく、「都
市再生のプロデュース」としてさまざまな案件を手がけています。
■UR都市機構 都市再生のプロデュース
http://www.ur-net.go.jp/produce/
大手町や霞ヶ関の大規模プロジェクトなども含め、多様な案件が
ありますね。
果たして、エルシィ跡地に単にUR賃貸マンションを建てて終わり
なのかどうか、川崎市も関与のもと、商業・業務エリアの北口
ロータリー地区にどのようなアレンジをしてくるのか、注目される
ところです。
■ホテル・ザ・エルシィ跡地・NEC小杉ビル・小杉ビルディング
【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅北部地区
2008/5/14エントリ ホテル・ザ・エルシィ、NEC小杉ビルと一体開発へ
2008/7/10エントリ 小杉ビジネスレジデンス?
2008/8/15エントリ ホテル・ザ・エルシィ跡地にオフィスビルを企画
2008/10/26エントリ エルシィ跡地の「タイムズ武蔵小杉駅前」オープン
2009/1/6エントリ NEC小杉ビルからNECマイクロシステムが移転完了インベストメント・アドバイザーズから独立行政法人都市再生機構
(UR都市機構)に売却されました。
今後、当該用地はUR都市機構による開発事業が行われることに
なります。
■ホテル・ザ・エルシィ(タイムズ武蔵小杉駅前)跡地
この土地は、エルシィ解体後、タイムズ武蔵小杉駅前として運用さ
れてきましたが、2010年3月31日をもって閉鎖されました。その後
の展開が注目されていましたが、駐車場閉鎖に先立つ2010年3月
24日付でUR都市機構への売却が行われていたものです。
■UR都市機構の告知
それを受けて、現地ではUR都市機構の事業予定地としての立入
禁止の掲示がなされています。
このエルシィ跡地に隣接して、南側にはNEC小杉ビル、東側には
小杉ビルディングの用地が存在しています。
そのうちNEC小杉ビルに関してはすでに1年以上空きビルの状態で
あり、こちらは現在もシンプレクスが保有しています。
■隣接するNEC小杉ビル(現在は空きビル)
一旦は両方の土地をシンプレクスが取得したことから、一体開発が
なされるのではないかと思われましたが、あるいは別個の開発に
なるのでしょうか。
ただ、NEC小杉ビルを取り壊してから売却する可能性もあります
ので、まだ最終的な開発形態はわかりません。とりあえず現段階
において、エルシィ跡地のみの売却を確認しています。
前回本件を取り上げたのが2010/3/24エントリでしたが、偶然にも
その同日に売却されていたわけですね。
また、同様に東側(武蔵小杉駅ロータリー側)に隣接する小杉ビル
ディングも売却等はなされず、従来どおり有限会社レナ・ホールデ
ィングスが保有しています。
とりあえず現時点において、3つの物件が3法人によって別個に
保有される状態になったことになります。
■小杉ビルディング
さて、武蔵小杉駅北口の開発事業に関しては、今年に入ってから
川崎市からUR都市機構に対して地区整備推進業務が委託され
ていましたので、UR都市機構が絡んでくるということは表面に出て
はいました。
具体的には、川崎市まちづくり局より、2010年1月15日に「平成21
年度小杉駅北部地区整備推進業務委託」が135万円で発注されて
いたもので、その完了期限が2010年3月15日までとなっています。
ちょうどタイムズ武蔵小杉駅前の閉鎖や用地売却の時期とも重なっ
ていますので、まさしくエルシィ跡地に関連する開発業務推進が
発注されていたのではないでしょうか。
では、今後UR都市機構はエルシィ跡地(少なくとも)でどのような
開発を行うのでしょうか。
2008/8/15エントリで取り上げたように、従来のシンプレクスはオフィ
スビルを企画していましたが、売却した以上は従来計画は一旦白紙、
と考えた方が良さそうです。
UR都市機構といえば身近に思い出されるのはUR賃貸住宅であり、
武蔵小杉再開発でも「ロイヤルパークス武蔵小杉」にはUR都市
機構がかかわっています。
ただ、UR都市機構=100%UR賃貸住宅、というわけでもなく、「都
市再生のプロデュース」としてさまざまな案件を手がけています。
■UR都市機構 都市再生のプロデュース
http://www.ur-net.go.jp/produce/
大手町や霞ヶ関の大規模プロジェクトなども含め、多様な案件が
ありますね。
果たして、エルシィ跡地に単にUR賃貸マンションを建てて終わり
なのかどうか、川崎市も関与のもと、商業・業務エリアの北口
ロータリー地区にどのようなアレンジをしてくるのか、注目される
ところです。
■ホテル・ザ・エルシィ跡地・NEC小杉ビル・小杉ビルディング
【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅北部地区
2008/5/14エントリ ホテル・ザ・エルシィ、NEC小杉ビルと一体開発へ
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2008/8/15エントリ ホテル・ザ・エルシィ跡地にオフィスビルを企画
2008/10/26エントリ エルシィ跡地の「タイムズ武蔵小杉駅前」オープン
2009/7/9エントリ 川崎市が武蔵小杉駅北部地区の実現化方策検討に
着手
2010/3/24エントリ 武蔵小杉再開発地区の駐車場2箇所が閉鎖