開かずの御幸踏切と、隣接の歩道橋
横須賀線武蔵小杉駅の開業により、新駅の南側に位置する「御幸
踏切」の遮断時間が長くなっています。この件については本ブログで
コメントをいただき、また神奈川新聞等でも記事になっていました。
今回は、その御幸踏切に来ています。
■神奈川新聞 カナロコ JR横須賀線の武蔵小杉駅開業1カ月、
ホテル稼働率アップや開かずの踏切出現も
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1004180010/
■御幸踏切
御幸踏切は、新駅の南約500mに位置し、写真の通り大きな踏切
です。全長50m近くということですので、走っても結構時間がかかり
ますね。
写真では丁度湘南新宿ラインが踏切を通過しているところで、奥に
見えるのはNEC玉川事業場です。
この踏切の遮断時間は従来から1時間あたり38分とかなり長かった
のですが、新駅開業後は46分になってしまいました。これは、新駅に
停車するために電車が減速することが原因のようです。
国土交通省は1時間あたり遮断時間40分以上の踏切を、いわゆる
「開かずの踏切」と定義していますので、御幸踏切はそれに該当する
ことになったわけです。
■御幸踏切隣接の歩道橋
ここには隣接して歩道橋が設置されているのですが、これが老朽化が
進むなどして環境としてはあまり良好とはいえないことから、これを
改修してほしいとの要望も出ているようです。
■歩道橋の階段
歩道橋を登って見ると、階段に雑草が生えています。この場所でどう
やって根を張っているのかわかりませんが、たくましいですね。
■階段の破損
足元をよく見てみると、階段の各所が錆びて穴があいている状況で、
強度としては問題ないのか、少々心配になります。破損箇所には
チョークで印が付けてありましたので、行政としても現状のチェックは
実施しているようです。
■歩道橋の落書き
歩道橋の階段を登ると、左右の壁がスプレーで落書きされています。
また、壁が成人男性の背丈ほどあって完全に視界を遮っていますの
で、外側からは中の様子が全くわかりません。その点からも防犯上の
懸念があります。
特に夜間などに女性が通行するのは、心理的圧迫感が強いのでは
ないでしょうか。
最近は見かけないのですが、この歩道橋にはホームレスの方が
居付いているようなこともありました。
・・・こういった課題もありまして、御幸踏切とその歩道橋については、
どのような対策が打てるかJR東日本と川崎市が検討を行っています。
踏切の遮断時間についてはなかなか難しい部分がありそうですが、
歩道橋の改修については、なるべく早く着手してほしいところですね。
■歩道橋から見る新駅方面
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