府中街道拡幅:東横化学前の拡幅用地確保
府中街道の市ノ坪工区の拡幅工事が進み、東横化学の一部敷地が
拡幅用地として確保されています。
■府中街道拡幅・東横化学付近
府中街道拡幅事業はかねてから実施されていますが、街道全域は
すでに都市化が進み、そう簡単には進展させることが難しい状況
です。
拡幅工事は工区を分けて進められることとなっており、東横化学前の
信号から市ノ坪交差点までを「市ノ坪工区」として2011年度(2012年
3月まで)に完成させる計画となっています。
上記の写真の左手が東横化学の敷地ですが、以前は歩道ぎりぎり
まで工場の塀が迫っていたものが後退し、拡幅用地が確保されて
います。
■東横化学の施設取り壊し
東横化学の敷地沿いにもう少し進むと拡幅用地が途切れ、東横
化学の建物にぶつかりました。
■東横化学の施設取り壊し(反対側から)
ここは現在取り壊し工事が行われていまして、この建物がなくなる
と「市ノ坪工区」の南端である東横化学前の信号まで拡幅用地が
確保されることになります。
■東京応化工業付近の拡幅工事
東横化学付近のほか、市ノ坪交差点寄りの東京応化工業付近
でも拡幅工事は進められていまして、歩道の整備等が行われて
います。
現状でほぼ用地は取得できている状況ですので、あとは道路工
事を進捗させていくフェーズになります。このままいくと、2011年度
での「市ノ坪工区」完成は達成できそうですね。
「市ノ坪工区」は、東横化学、東京応化工業、信号器材といった
企業保有地の比率が高く、府中街道の中でも比較的用地取得が
しやすい状況にありました。
拡幅事業が先行して進められたのは、そのあたりの要因が大き
いものと思います。
今後は市ノ坪交差点から東急ガード下までの「小杉工区」、その
先の「小杉御殿町工区」なども拡幅工事が控えていますが、こちら
については小規模な商店が多い区域になります。
現在「小杉御殿町工区」においても行政と地権者の方の話し合いの
場が持たれているようですが、さまざま課題もあろうかと思います。
最終的な拡幅の実現には、相当な時間がかかるのではないで
しょうか。
■東横化学前の工事区間
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