南武線の人道地下通路における禁止事項
横須賀線武蔵小杉駅の開業に伴い、南武線の下をくぐる人道地下
通路(新丸子東地下通路)が開通しました。先日通路を利用した際、
さまざまな注意喚起の掲示物が目に留まりました。
■人道地下通路(新丸子東地下通路)の入口
ここは新丸子東地下通路の入口(南側)ですが、自転車走行禁止に
関する掲示が、写真に写っているだけで3つあります。
■手前のガード
■入口左側の壁
■入口スロープ手前の足元
上記3箇所ですが、入口でこれだけ掲示するというのは、実際に
自転車走行される方がいらっしゃるということですね。
■スロープ途中の足元
スロープの中ほどには一旦平地になる部分がありますが、ここの
足元にも走行禁止の掲示がありました。
■スロープ下、水平トンネル部分
さらに、スロープを降りきった水平トンネル部分でも、足元と壁面
にそれぞれ走行禁止の掲示がありました。
入口からスロープ下まで、つごう6箇所も注意喚起があるわけで、
これはかなり念入りですね。
この撮影の後日、実際にスロープを自転車で走行している方を見か
けました。スロープは自然とそれなりのスピードが出ますし、下は
曲がり角になっていたりと大変危険なシチュエーションですね。
そのような現状があるために、これだけしつこく掲示を行っている
のでしょう。
■監視カメラの掲示
■非常用ブザーのボタン
また、地下通路内には何箇所か監視カメラと非常用ボタンが設置
されています。
■監視カメラと非常用ブザーの配置図
これらの監視カメラと非常用ブザーの配置図が地下通路内に掲示
されていました。これを見ると、非常用ブザーが11箇所もあるの
ですね。
実際にこの配置図で位置を確認するというよりは、「これだけの防犯
体制がある」のを明示することで、犯罪の抑止効果を意図したもの
でしょうか?
ここはそれなりに人通りはありますけれども、いつも人の目がある
場所とはいえませんので、特に夜間などは防犯上の懸念もあろう
かと思います。
先ほどの自転車走行に関する安全上の問題と、死角になることに
よる防犯上の懸念を踏まえて、他のトンネルと比べると手厚い対応
(自転車走行はいかんともしがたいですが)になっているのではない
でしょうか。
【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅東部地区:横須賀線武蔵小杉駅
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