東京機械製作所「新丸子社宅」の東棟解体
2011/11/19エントリで取り上げた、新丸子東3丁目地区の東京機械
製作所社宅の解体工事が本格化しています。
■東京機械製作所新丸子社宅
東京機械製作所新丸子社宅は、「新丸子」といっても東急武蔵小杉
駅東側の駅前にあります。
分譲されていた西棟と賃貸されていた東棟の2棟が、南武線の
線路沿いに並んでいます。
■解体中の東棟
現在はブリリア武蔵小杉側の東棟から解体が始まっており、重機に
よって建物がバリバリと崩されています。
解体に当たっては、散水をしながら粉塵が飛散しないように作業を
進めています。
■建築物等の解体等の作業に関するお知らせ
現地の仮囲いには、「建築物等の解体等の作業に関するお知らせ」
が掲示されていました。
石綿(アスベスト)のばく露防止対策及び石綿粉塵の飛散防止対策
措置の内容が記載されています。
「湿潤」「立ち入り禁止措置」「二重梱包」とここには記載されていま
すが、これは要するに「仮囲いで立ち入りを禁止し、散水などで
飛散を防止しながら、搬出にあたっては二重梱包をする」という
ことですね。
東街区の中小企業婦人会館の解体工事では十分な対策を講じずに
アスベストを処理してしまうという事故もありましたが、しっかりと
対応していただきたいところです。
■騒音・振動の表示
また、前回エントリでご紹介したように、仮囲いの窓の部分には
現地の騒音・振動が表示されています。
この時は解体工事は行われていなかったのですが、東急線と
南武線が交差する駅前ですので、常時電車の音などが騒音と
して測定されているものと思います。
これまでにも武蔵小杉再開発に関連して、多くの建物が取り壊され
てきました。旧中原消防署、旧中原市民館、中小企業婦人会館など、
いずれも老朽化した建物でした。
解体が始まるとあっという間に建物の姿は見えなくなってしまい、
瓦礫の山となって搬出されていくことになります。
またひとつ、武蔵小杉の風景が変わっていきますね。
■解体前の東京機械製作所の「新丸子社宅」
【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:新丸子東3丁目地区
2011/5/14エントリ 東京機械製作所が新丸子東3丁目地区の社宅
跡地にオフィスビルを計画
2011/5/27エントリ 東京機械製作所が社宅跡地のオフィスビル開発
をリリース、店舗併設で2013年6月完成へ
2011/6/16エントリ 東京機械製作所のオフィスビルは高さ56m、
東急設計コンサルタントが設計を受託
2011/11/17エントリ 東京機械製作所が小杉御殿町の「新生寮」など
固定資産を売却
2011/11/19エントリ 東京機械製作所の「新丸子社宅」が解体開始
2011/12/3エントリ アリオ武蔵小杉の建設と、パークシティ武蔵
小杉の用途地域変更