武蔵小杉タワープレイス前の倒木事故を受け、南武沿線道路の街路樹を一部伐採
2013年5月7日に、武蔵小杉タワープレイス前の街路樹(12mのケヤキ)が倒れる事故が発生しました。その後の川崎市の調査により、倒れた街路樹は幹の部分が腐っていたことが報告されました。
事故後すみやかに、川崎市は南武沿線道路の武蔵小杉駅前から小杉御殿町までの区間の街路樹97本についても調査を行い、部に幹枯れが見られることを確認していました。
川崎市としてはまずは枝の剪定を行うことで幹の負担を軽くする処置(2013/5/18エントリ)を行っていましたが、街路樹のうち2本については材質腐朽病の進行が認められ、3本については幹に大きな損傷が確認されました。
これら5本の街路樹については、リスク回避のためにやむなく伐採措置がとられました。
■武蔵小杉タワープレイス前の街路樹(ケヤキ)
■街路樹が伐採されたあと
伐採されていたうちの1本は、武蔵小杉タワープレイス前の街路樹です。1枚目の写真の手前に、従来はケヤキが植えてありました。
街路樹は伐採されたままで、真新しい切株が残されていました。
■武蔵小杉タワープレイスと街路樹(伐採前)
■武蔵小杉タワープレイスと街路樹(伐採後)
伐採前と伐採後の写真を比べてみると、一目瞭然ですね。街路樹が減っているのに加えて、残された街路樹も枝が剪定されています。
倒木事故を受けての対処は、ひとまずこれで完了となるようです。
なお、これまでにもご紹介してきたように、倒木事故への対処とは別に、武蔵小杉タワープレイス周辺では風害対策として植樹が追加されています。
こちらは一部を除き若木で、生育がこれからの状況ですので、十分な効果が得られるまでにはまだまだ年月がかかりそうです。
■ケヤキの間に植えられた若木
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