武蔵小杉駅周辺駐輪場が各地で料金改定を実施、ロータリー地下駐輪場では定期利用の空きあり
武蔵小杉駅周辺の駐輪場が、2013年8月~10月にかけて料金変更を行っています。
東急武蔵小杉駅東側ロータリー地下の「武蔵小杉駅周辺自転車等駐車場第5施設」では値下げとなり、定期利用の空きの募集を行っています。
一方、二ヶ領用水沿いの「同第7施設」、武蔵小杉東急スクエア地下の「サイクルタイムズ武蔵小杉駅前地下」、「イトーヨーカドー武蔵小杉店駐輪場」では値上げとなります。
■武蔵小杉小杉駅周辺自転車等第5施設・第7施設の料金改定のお知らせ
まず、川崎市営である「武蔵小杉駅周辺自転車等駐車場第5施設」、「同第7施設」については、一括して2013年10月1日(火)からの料金変更が告知されています。
詳細はのちほどまとめますが、「第5施設」は、値上げ、「第7施設」は値上げとなります。
これによると、「より多くの皆様にご利用いただき且つ平準化を図る為」と、料金変更の理由が示されています。
■武蔵小杉駅周辺自転車等駐車場第5施設の料金改定
▼一時利用 200円 ⇒ 170円
▼定期利用(1か月) 3,400円 ⇒ 2,800円
▼定期利用(3か月) 9,600円 ⇒ 8,100円
■武蔵小杉駅周辺自転車等駐車場第7施設の料金改定
▼一時利用(自転車) 50円 ⇒ 80円
▼一時利用(バイク) 80円 ⇒ 120円
▼定期利用(自転車)※変更なし
▼定期利用(バイク1か月) 1,300円 ⇒ 2,000円
▼定期利用(バイク3か月) 3,800円 ⇒ 5,700円
なお、上記料金変更には上記のほか、定期利用については移行期間の段階的な値上げ金額が設定されています。
■武蔵小杉駅周辺自転車等駐車場第5施設
「武蔵小杉駅自転車等駐車場第5施設」は、東急武蔵小杉駅東口ロータリー予定地地下に2012年11月に新設された駐輪場です。
東街区の工事手順上、まだ未供用の部分が残されているのですが、それでも利用状況にはまだ余裕があるようです。
■「定期『空』あります」
「第5施設」の入口にはこのような掲示がありました。
「すまりあ」?? …ではなくて、よく見ると「定期『空』あります」というメッセージでした。
この駐輪場は東急武蔵小杉駅前のロケーションですが、定期利用が現状空きがあるようです。他の駐輪場が空き待ちで一杯の状況の中、これは耳寄りな話かもしれません。
■武蔵小杉駅周辺自転車等第7施設
武蔵小杉駅周辺自転車等第7施設は、二ヶ領用水・渋川沿いに整備された駐輪場です。2010年12月に増設され、屋根なしで駅からも距離があるために利用料金が安く設定されていたのですが、利用率は比較的高い状況でした。
こちらは今回の料金改定により値上げとなります。
※ ※ ※
■武蔵小杉東急スクエア地下「サイクルタイムズ武蔵小杉駅前地下」の料金改定のお知らせ
一方、川崎市営の駐輪場の料金改定と時を同じくして、民営の駐輪場も料金改定を行っています。こちらは武蔵小杉東急スクエア地下の「サイクルタイムズ武蔵小杉駅前地下」です。
この一時利用専用の駐輪場では、2013年8月1日より料金改定となりました。「最初の2時間無料」は変わらず、その後の課金額が値上げとなっています。
■サイクルタイムズ武蔵小杉駅前地下(武蔵小杉東急スクエア地下駐輪場)の料金改定
▼最初の2時間無料(※変更なし)
▼その後10時間毎に100円 ⇒ その後10時間毎に150円
この駐輪場はあくまでも商業施設利用者のための駐輪場ですので、通常のお買いものであれば2時間の無料範囲におさまることが多いでしょう。
■駐輪場空き状況の表示
なお、先般から現地で予告されていた通り、駐輪場の出入口に機械式の駐輪場空き状況表示機が設置されました。昼間の遠目ですとやや見えづらいこともありそうですが、これにより駐輪場に入る前に駐輪場の空きを確認することができます。
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■イトーヨーカドー武蔵小杉店駐輪場料金改定のお知らせ
最後にこちらは、「イトーヨーカドー武蔵小杉店駐輪場」の料金改定のお知らせです。
この駐輪場では2013年9月2日から値上げとなります。
武蔵小杉東急スクエア地下駐輪場と同様、「最初の2時間無料」は変わらず、その後の課金額が一部値上げとなっています。
■イトーヨーカドー武蔵小杉店駐輪場の料金改定
▼最初の2時間無料(※変更なし)
▼自転車下段 2時間毎100円 ⇒ 1時間毎200円
▼自転車上段 6時間毎100円 ⇒ 3時間毎150円
▼バイク 2時間毎200円(※変更なし)
武蔵小杉東急スクエア地下駐輪場の値上げ後と比べても、イトーヨーカドー駐輪場の方が割高ですね。
■イトーヨーカドー武蔵小杉店駐輪場
各駐輪場の料金改定月は8月、9月、10月と時間差がありますが、ほぼ同時期に行われます。市営・民営の違いもありますが、これらの料金改定はお互いに全く無関係ということはないように思われます。
市営駐輪場については「平準化」が目的として明示されています。唯一値下げとなり、定期も含めて利用状況に余裕のある「武蔵小杉駅周辺自転車等駐車場第5施設」(東口ロータリー地下)に利用者を誘導し、平準化をはかる意図が感じられます。
「第5施設」は前述の通りまだ部分供用の状態であり、今後さらにキャパシティが増加することになります。駅前の便利なロケーションでもありますし、空いている資源が有効活用されることが期待されます。
【関連リンク】
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