南武線の連続立体交差2期事業
【Reporter:はつしも】
建通新聞のニュースから。
川崎市が、尻手~武蔵小杉駅間のJR南武線連続立体交差2期事業について、2008年度からの川崎市新実行計画「フロンティアプラン」の主要事業に位置付け、3年間で事業化に向けた具体的な検討を進めるとのことです。
http://www.kentsu.co.jp/kanagawa/news/p03646.html
地上を走る南武線(綱島街道との立体交差部)
JR南武線沿線では、1時間の最大遮断時間が30分を超える踏切が多く、交通上の課題となっています。また、武蔵小杉駅周辺などで再開発事業が活発化し、輸送力の増強が大きな課題となっていることから、川崎市が2008年度からの新実行計画の中で初めて主要事業の一つに位置付け、立体事業を検討することになったそうです。
今後進められていくプロセスについては詳細は記事中を参照いただければと思いますが、なかなか簡単にはいかないものと思われます。とりあえず、今後3年間で検討や調査を進めていくかたちで、具体的な事業化はその先ですから、まだまだ大分気の長い話になるようです。
武蔵小杉駅以西については、すでに南武線の高架化による連続立体交差事業が完了しています。それにより、ガード下に駐輪場や店舗が整備されるなどしていますので、輸送力増強や踏切の解消以外にもメリットがある事業です。
高架化された南武線(今井小学校付近)
ただ、整備検討の時期が川崎縦貫高速鉄道と重なってきますので、川崎縦貫高速鉄道の整備か、南武線の強化かという2者択一に仮に議論が集約されると、多額の事業費が想定されることからもどちらを取り組んでいくべきか意見が分かれるような気もします。
まずは調査・検討ですので、とりあえずどのような効果が見込めるか、どれだけの費用と時間がかかるか、検証するのは良いと思います。
まあ、予算を見ていると、「調査・検討」にもかなりの費用は計上されていくのですが。
例えば、川崎縦貫高速鉄道でも、現在は具体的な着工などはしておらず調査や国土交通省との協議を行っているのみですが、平成18年度には2億9,000万円の支出を決算で計上しています。
平成18年度川崎市高速鉄道事業会計決算概況
http://www.city.kawasaki.jp/82/82tetudo/home/pdf/18kessanngaikyou.pdf
具体的な支出内容についてはわかりませんが、それだけ費用が必要なものということなのでしょう。今後、南武線の連続立体交差事業に関しても、調査・検討結果についてきちんとしたフィードバックを期待したいところです。
【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:川崎縦貫高速鉄道
建通新聞のニュースから。
川崎市が、尻手~武蔵小杉駅間のJR南武線連続立体交差2期事業について、2008年度からの川崎市新実行計画「フロンティアプラン」の主要事業に位置付け、3年間で事業化に向けた具体的な検討を進めるとのことです。
http://www.kentsu.co.jp/kanagawa/news/p03646.html
地上を走る南武線(綱島街道との立体交差部)
JR南武線沿線では、1時間の最大遮断時間が30分を超える踏切が多く、交通上の課題となっています。また、武蔵小杉駅周辺などで再開発事業が活発化し、輸送力の増強が大きな課題となっていることから、川崎市が2008年度からの新実行計画の中で初めて主要事業の一つに位置付け、立体事業を検討することになったそうです。
今後進められていくプロセスについては詳細は記事中を参照いただければと思いますが、なかなか簡単にはいかないものと思われます。とりあえず、今後3年間で検討や調査を進めていくかたちで、具体的な事業化はその先ですから、まだまだ大分気の長い話になるようです。
武蔵小杉駅以西については、すでに南武線の高架化による連続立体交差事業が完了しています。それにより、ガード下に駐輪場や店舗が整備されるなどしていますので、輸送力増強や踏切の解消以外にもメリットがある事業です。
高架化された南武線(今井小学校付近)
ただ、整備検討の時期が川崎縦貫高速鉄道と重なってきますので、川崎縦貫高速鉄道の整備か、南武線の強化かという2者択一に仮に議論が集約されると、多額の事業費が想定されることからもどちらを取り組んでいくべきか意見が分かれるような気もします。
まずは調査・検討ですので、とりあえずどのような効果が見込めるか、どれだけの費用と時間がかかるか、検証するのは良いと思います。
まあ、予算を見ていると、「調査・検討」にもかなりの費用は計上されていくのですが。
例えば、川崎縦貫高速鉄道でも、現在は具体的な着工などはしておらず調査や国土交通省との協議を行っているのみですが、平成18年度には2億9,000万円の支出を決算で計上しています。
平成18年度川崎市高速鉄道事業会計決算概況
http://www.city.kawasaki.jp/82/82tetudo/home/pdf/18kessanngaikyou.pdf
具体的な支出内容についてはわかりませんが、それだけ費用が必要なものということなのでしょう。今後、南武線の連続立体交差事業に関しても、調査・検討結果についてきちんとしたフィードバックを期待したいところです。
【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:川崎縦貫高速鉄道