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2014年
02月25日

東急電鉄が武蔵小杉駅南口の高架下に店舗を新設、アリオと隣接する商業ゾーン形成へ



東急電鉄が、東急武蔵小杉駅南口の高架下に店舗を新設する計画であることがわかりました。
現在は駐輪場として運用されている用地の少なくとも一部を転換し、「武蔵小杉東急スクエア」「(仮称)アリオ武蔵小杉」と隣接する商業ゾーンを形成する形になります。

■東急武蔵小杉駅南口の高架下
東急武蔵小杉駅南口の高架下

■東急電鉄の店舗新設計画地
東急電鉄の店舗新設計画地

商業施設が新設されるのは、東急線高架下のうち、「てんや」の南側にあたる部分です。
この西側(写真右)は吉野家やパチンコ店・カラオケボックスなどの雑居ビルが並び、東側(写真左)は「(仮称)アリオ武蔵小杉」建設中です。

ここには東急電鉄による駐輪場があり、今回の事業計画ではその全域となる1,587.04㎡(上記マップ参照)が対象となっていますが、そのうち店舗がどの程度の規模になるものかはまだわかりません。

駐輪場は定期利用が1年以上待ち、一時利用も午前中に満車となる稼働状況であり、駐輪場が廃止もしくは縮小されるような話は、現段階においては現場には落ちてきていないのが現状です。
ただ駐輪場は事業対象用地一杯を使って運営されていますので、少なくとも一部を縮小しないことには、店舗をここに新設することはできません。

■東急線高架下の駐輪場
東急線高架下の駐輪場

この駐輪場はかなりの規模があり、この駐輪場を完全に廃止してしまうと周辺への影響が大きくなります。
今後、現状稼働率の低い武蔵小杉駅東口駅前広場地下駐輪場が全面供用開始になるとはいえ、全面廃止はないのでは・・・と思いますが、どうなるかわかりません。

商業施設の設置時期は未確定であり、リリース等もまだ出ていませんが、今後どこかの段階で告知が行われるものと思います。

■「(仮称)アリオ武蔵小杉」と高架下
「(仮称)アリオ武蔵小杉」と高架下

この高架下は、冒頭に申し上げたとおり「(仮称)アリオ武蔵小杉」の敷地に隣接しています。
この隣接部分には、商業施設地下の店舗駐輪場とは別に、公共的駐輪場(約300台)が整備される予定です。

■武蔵小杉東急スクエア・ステーションマーケット
武蔵小杉東急スクエア・ステーションマーケット

東急電鉄による今回の高架下店舗新設は、間違いなく「(仮称)アリオ武蔵小杉」のオープンを踏まえたものでしょう。

東急武蔵小杉駅南口は、高架下を中心に「ヴィノスやまざき」「ミスタードーナツ」「つけめんTETSU」「東急ストア」「てんや」「QBハウス」などの店舗群があり、それらは「武蔵小杉東急スクエア・ステーションマーケット」と位置づけられています。
「ステーションマーケット」は最南端の「てんや」で終わりですが、今回の店舗新設により、そこから「(仮称)アリオ武蔵小杉」への連続した商業導線が構築されることになります。

東急電鉄としては、当然ながら「(仮称)アリオ武蔵小杉」の来場者を商業導線によって武蔵小杉東急スクエアに誘導する、という意図をもっていることと思います。

「(仮称)アリオ武蔵小杉」のオープンは2014年11月頃ですから、東急電鉄の商業施設もあるいはその時期に間に合わせてくるのかもしれません。
1階建てのおそらくは簡易な建物でしょうから、スケジュール的には可能ではありそうです。

今後、武蔵小杉駅周辺では「(仮称)アリオ武蔵小杉」、「武蔵小杉東急スクエア」、「ららテラス武蔵小杉」の3商業施設を軸にした綱の引き合いが展開されてくることでしょうね。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区A地区
武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉駅南部地区B地区
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