JR武蔵小杉駅のエレベーター閉じ込めが2回発生、過日はタバコポイ捨てによる発煙事故も
2014年7月30日に、武蔵JR武蔵小杉駅構内のエレベーター(川崎市所有)が2回にわたって停止したままドアが開かなくなり、合計5人が一時閉じ込められる事故が発生しました。
■NHK NEWS Web 武蔵小杉駅のEVで閉じ込め
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20140731/3442051.html
■閉じ込めが発生したJR武蔵小杉駅のエレベーター
■7月30日のエレベーター閉じ込め事故の経過
▼1回目:21時過ぎに突然停止してドアが開かなくなり、女性2人が閉じ込め。およそ30分後に救助
▼2回目:2時間半後に運転を再開するも、その直後に再び停止し3人が閉じ込め。すぐに救助
前掲のNHKのニュースでは、「エレベーターを所有する川崎市では、原因がはっきりするまでの間、エレベーターの使用を中止する」とされていましたが、現在ではすでにエレベーターは再稼働しています。
検査の結果、問題は解消されたということなのでしょう。
■逆走事故のあった武蔵小杉駅エスカレーター
武蔵小杉駅といえば、JRと東急の連絡通路のエスカレーターが逆走する事故が発生し、長期間にわたって運転中止になっていたのが記憶に新しいところです。
こちらも川崎市管理によるもので、エスカレーターに続いてエレベーターも…となると、たいへん多くの方が利用される駅の設備としては、少々不安を感じますね。
こういった設備は専門的な知識と技術に基づいた維持、メンテナンスが必要ですので、いち市民としては行政とその委託者による完全管理を信じるしかありません。
■一方、新駅連絡通路のエレベーターでは…
一方、JR武蔵小杉駅構内の新駅連絡通路内にあるエレベーターでは、利用者がタバコのポイ捨てを行ったことによる発煙事故が発生していました。
■武蔵小杉駅長からのお願い
連絡通路のエレベーターには、武蔵小杉駅長からのお願いが掲示されています。
「過日、エレベーターから発煙があり調査したところ、たばこの吸い殻をドアの隙間に入れた物が原因で発煙したと判明しました。
駅構内は全面禁煙になっておりますが、心ないお客さまのこのような行為により、長時間エレベーターの使用が出来なくなり、ご利用のお客さまにご不便をお掛けする結果となってしまいました。
もし今後同様な事象がございましたら、警察へ捜査依頼の要請を行います。 武蔵小杉駅長」
…つまり、あの連絡通路を歩きたばこをふかしながら通行し、エレベーターの隙間にポイ捨てをしていった人間がいる、ということですね。
わたくしの感覚では全く考えられない行動ですが、そのようなモラルの方がいらっしゃるのが現実のようです。
整備不良等による不測の動作も困りますが、こういった人災もとんでもない話です。
もし利用者を危険にさらすような不法行為があれば、JR武蔵小杉駅には鉄道事業者として、毅然とした行動をとっていただきたいですね。
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