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2015年
06月20日

中原区道路公園センターが綱島街道・上丸子跨線橋下のニワトリたちの6月24日(水)以降撤去を通達

【Reporter:はつしも】

綱島街道が南武線をまたぐ「上丸子跨線橋」脇の緑地で、近隣の動物病院「アニマルメディカルセンター」が捨てられた動物たちの引き取り手を探しつつ飼育してきたことをこれまでのエントリでご紹介してきました。

その後現地を管理する中原区道路公園センターが、少なくとも2015年1月時点では動物たちの存在を把握し、実質的に公有地を占拠する形になっている動物病院に対して退去を求めていました。

このたび6月19日付でついに退去の日限が切られ、6月24日(水)以降に動物や工作物等が残っていた場合は同センターが撤去をおこなうことが通達されました。

■上丸子跨線橋脇の緑地帯
綱島街道脇の緑地帯

■緑地帯のニワトリ
緑地帯のニワトリ

上丸子跨線橋は、綱島街道が南武線の上をまたぐ橋です。
その隣を走る新幹線の間には数メートルの幅がありまして、南武沿線道路から上丸子跨線橋に上る階段と、緑地帯があります。

動物たちが捨てられ、飼育されていたのはこの階段わきの緑地帯でした。

■動物病院の掲示と、警告書
動物病院の掲示と、警告書

ここには動物たちの飼育を行っている動物病院による掲示がありましたが、その上などに中原区道路公園センターによる警告書が貼られていました。

■中原区道路公園センターの警告書
中原区道路公園センターの警告書

中原区道路公園センターの警告書の内容は、冒頭に申しあげたとおりです。
6月24日(水)以降、当該地内に私物(樹木等、動物等、工作物等)が残っていた場合は、同センター立会いのもとに撤去および移動が行われるということです。

■ニワトリの水飲み装置
ニワトリの水飲み装置 

緑地帯内には、いつの間にか水飲み装置が設置されていました。
警告書にあった撤去対象物「工作物」とは、こういったものを指しているのでしょう。

■拡幅工事が進む上丸子跨線橋
拡幅工事が進む上丸子跨線橋

過去エントリでもお伝えしてきたように、上丸子跨線橋は拡幅工事が進められています。

綱島街道は中原街道の分岐点から元住吉付近までは大部分が4車線化が完了しており、この上丸子跨線橋が川崎市内においては最後のボトルネックとなっているものです。

上丸子跨線橋のニワトリとウサギは少なくとも2013年初めには存在が確認されており、すでに2年半は現状維持を続けてきたわけですが、今後はさらに拡幅工事が進捗していきます。

そのあたりも勘案して、今回撤去期限が切られたのではないでしょうか。

■綱島街道の拡幅完了区間(グランツリー武蔵小杉前)
綱島街道の拡幅

なお、動物の引き取り手は全く見つからなかったわけではなく、一部は希望する方に引き渡されたこともあったということです。
ただそれでもすべてが引き渡されるには至らず、むしろ繁殖して固定化している状態になっていました。

「撤去および移動」ののちに動物たちがどうなるかはわかりませんが、元々は人間が捨てたものですので、やりきれない部分は残りますね。

■上丸子跨線橋から見える武蔵小杉の高層ビル群
上丸子跨線橋から見える武蔵小杉の高層ビル群

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