武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2015年
08月27日

「第3回平和をねがう灯ろう流し」中原平和公園で開催

【Reporter:たちばな】

2015年8月26日に、中原平和公園内の二ヶ領用水において、「第3回 平和をねがう灯ろう流し」が行われました。
近隣保育園の未就学児とその父兄を中心に、約300人が集まりました。

■中原平和公園内の会場
中原平和公園内の会場

この灯篭流しは、平和な未来が到来することを祈念して、2013年から毎年夏に開催されているものです。
有志による「灯ろう流し実行委員会」の主催により、川崎市が後援するとともに近隣の5つの保育園が協力を行っています。

■作られた灯ろう
作られた灯ろう

イベント自体は昼間からスタートしていまして、川崎市平和館内で「灯ろう作り」から参加することもできますし、自作のものを持参することもできます。
平和に関する絵などを自由に描いた灯ろうが、会場にたくさん並びました。

子どもたちによる合唱、腹話術などのイベントののち、暗くなってから灯ろう流しがスタートします。

■灯ろう流しスタート
灯ろう流しスタート

灯ろう流しは、川崎市平和館前からスタートです。
二ヶ領用水内に足場が設置され、そこから子どもたちが灯ろうを放流していきます。

■流れていく灯ろう
流れていく灯ろう

流れていく灯ろう

灯ろうは、住吉高校のグラウンドの横をずっと流れていきます。
ろうそくがともされ、柔らかい明りが二ヶ領用水をゆっくりと進んでいきました。

■灯ろうのゴール地点
灯ろうのゴール地点

昔はそのまま下流まで流れるに任せていた灯ろう流しもあったと思いますが、現代ではそうもいきません。
中原平和公園を出たところにネットが張られ、ここで灯ろうが回収されます。

■軍需工場があった中原平和公園
軍需工場があった中原平和公園
2013/2/16エントリでご紹介「川崎・中原の空襲の記録」より

中原平和公園にはかつて、東京航空計器の軍需工場がありました。
それが戦後に米軍に接収され、米軍印刷局が置かれていました。

これが1975年に返還されてできたのが、現在の中原平和公園です。
そのような経緯もあって、平和を願う公園として「川崎市平和館」なども設置されました。

■川崎市平和館
川崎市平和館

今回ご紹介した灯ろう流しは、そのような経緯もあって中原平和公園内で開催されているものでしょう。

イベントとしてはただ静かに灯ろうを流すという内容であり、平和を祈る催しとしてはそれがかえって好印象でした。
まだ3回目ですが、地域で新しい取り組みが生まれてくるのは良いですね。

【関連リンク】
武蔵小杉ライフ:生活情報:公園情報 中原平和公園
川崎市 市の施設 緑と公園 中原平和公園
2013/2/16エントリ 「なかはらアクトストリート2013」「中原空襲展」開催レポート

Comment(1)