武蔵小杉ブログ(武蔵小杉ライフ 公式ブログ)

川崎市中原区の再開発で変貌する街・武蔵小杉のタウン情報サイト『武蔵小杉ライフ』の公式ニュースブログ。街の最新情報やさまざまな話題をご紹介します。

2015年
09月28日

本年4月から供用開始、「上丸子小学校」の新校舎

【Reporter:はつしも】

武蔵小杉周辺では、大規模な再開発により小学校等の児童数が近年急激に増加しています。
これに対応して日本医科大学新丸子キャンパス移転後に小学校が新設される計画であり、またこれに先立って既存の各小学校では増築や建て替え等が進められています。

そのうちの1校、「上丸子小学校」の新校舎が完成し、本年4月より供用開始になりました。

■綱島街道から見た上丸子小学校
綱島街道から見た上丸子小学校

上丸子小学校は、綱島街道が南武線をまたぐ上丸子跨線橋の北側にあります。
エリアとしては新丸子になりますが、レジデンス・ザ・武蔵小杉やパークシティ武蔵小杉、ブリリア武蔵小杉といった武蔵小杉再開発地区の大型マンションも学区域に含まれています。
通学時間帯になると、レジデンス・ザ・武蔵小杉の児童が上丸子跨線橋を渡り、パークシティ武蔵小杉の児童が南武線下の人道地下通路をくぐっていくのを見かけます。

これらの人口増によって上丸子小学校の児童数は急増し、2006年度には450人だったものが10年後の2015年度(4月時点)には728人と、約1.6倍にもなりました。

上丸子小学校では新校舎建設のために1年半、仮設校舎での学校生活が続いていましたが、3月25日に1年生~5年生(進級前)による「入校式」が行われ、4月6日の始業式から6学年が揃って正式に供用開始となりました。

■フェンスの「上丸子小学校」の文字
フェンスの「上丸子小学校」の文字

新しい上丸子小学校には、綱島街道側に防音効果のある大きなフェンスが設置されています。
フェンスには細かく穴があいていまして、そびえたっていますがそれほど圧迫感を感じさせないようになっています。

これには防音効果があるのだそうで、学校から外側への音、綱島街道から学校への音がそれぞれ軽減されます。

またご覧の通りフェンスには大きな「上丸子小学校」の文字があり、遠くからでもよく見えました。

■上丸子小学校の門
上丸子小学校の門

昔は学校というとオープンなものでしたが、昨今はセキュリティが非常に重視されるようになりました。
正門やその他の問も、しっかりしたものになっています。

昔は法政二中・高などは近隣のお子さんが自由に校庭で遊べたということですから、時代の流れを感じます。

■北側の遊歩道
北側の遊歩道

■遊歩道の花壇
遊歩道の花壇

上丸子小学校の北側に回ると、遊歩道が整備されていました。
ここには花壇があり、撮影時点ではポーチュラカが咲いていました。

遊歩道の整備は児童の安全性を高めることにもなりますので、良いと思います。

■使用できなかったグラウンド
使用できなかったグラウンド

また、上丸子小学校では新校舎建設のためにグラウンドに仮設校舎を建設せざるを得ず、工事が終了するまではグラウンドが使えない状態になっています。
その間は多摩川河川敷がグラウンドとして活用されていました。

現在、仮設校舎の撤去やフェンスの付け替えなど校舎以外の「第二期」工事が進捗中であり、本年12月頃に完了する見込みです。
上丸子小学校が落ち着きを取り戻すまでは、もう少しの辛抱です。

■パークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワー ミッドスカイニュース No 174 ミッドスカイタワーの小学生が通う「上丸子小学校」の改築工事完了
http://www.midskytower.com/wp/?p=4269

なお、上丸子小学校の新校舎については、学区内に含まれるパークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワーのウェブサイトでも紹介されていました。

同サイトによるとトイレの手洗い場が、手動式の蛇口からセンサー付きハンズフリーに変わっているそうで、公立学校の設備も近代的になっているのですね。
さまざまな病気・感染症は手を媒介することが多く、多数の児童が活動する小学校においては存在意義のある設備かと思います。

■上丸子小学校建て替え前の旧校舎
上丸子小学校の既存校舎
 
■上丸子小学校建て替え前の仮設校舎
上丸子小学校の仮設校舎

こちらは、建て替えが行われる前の上丸子小学校の旧校舎と、生徒数急増に応急的に対応した仮設校舎の写真です。

一旦街の風景が変わってしまうと、すぐに思い出せなくなりますね。
あらためて記録として、ここに残しておきたいと思います。


■今井小学校の新校舎
今井小学校の新校舎

武蔵小杉周辺では、先行して今井小学校に新校舎が建設され、2011年に供用開始になったことを2011/9/1エントリでお伝えしておりました。
また同じく再開発地区の児童が通学する下沼部小学校も、増築が行われています。

■小学校が新設される日本医科大学新丸子キャンパス
小学校が新設される日本医科大学新丸子キャンパス

さらに2019年には、日本医科大学新丸子キャンパスの移転跡地に小学校が新設される予定です。
この小学校新設をもって、武蔵小杉周辺の小学校キャパシティ整備は一段落することになるでしょう。

【関連リンク】
上丸子小学校 ウェブサイト
川崎市教育委員会 上丸子小学校の改築について
2008/12/19エントリ 武蔵小杉再開発地区の小学校がキャパオーバーに
2009/4/29エントリ 上丸子小・下沼部小の仮設校舎、間に合わず
2010/6/2エントリ 日本医科大学用地に川崎市立小学校を新設
2010/12/15エントリ 上丸子小学校のキラキラバザー
2011/9/1エントリ 今井小学校の新校舎供用開始
2011/10/29エントリ 川崎市と日本医科大学の、小学校新設に向けた協定内容

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