NEC玉川ルネッサンスシティの「日電玉川稲荷神社」の改修が完了、NEC玉川事業場は2016年7月に操業80周年へ
【Reporter:はつしも】
NEC玉川事業場にある「日電玉川稲荷神社」の改修工事が、2015年9月から12月にかけて実施されていました。
先日改修工事が完了しまして、社殿の一部が新しい材木に取り換えられていました。
■NEC玉川ルネッサンスシティと日電玉川稲荷神社
日電玉川稲荷神社は、NEC玉川ルネッサンスシティに隣接した緑地の中に隠れるように鎮座しています。
ここはかつてはルネッサンスシティの公開空地内にありまして、どなたでも歩けるようになっています。
この神社は1939年4月、当時のNEC玉川事業場の工場長が工場の繁栄を願って、京都の伏見稲荷神社から分霊を受けてこの地に建立したものです。
NEC玉川事業場が操業開始したのは1936年6月ですので、工場操業から約3年後につくられたことになります。
■日電玉川稲荷神社の入口
木々の間の小道をわけいっていくと、日電玉川稲荷神社の入口がありました。
ここまでは、改修前と変わっていないように思われます。
■日電玉川稲荷神社の鳥居
日電玉川稲荷神社には、短い参道があります。
社殿の手前に並んだ鳥居の赤色が、たいへん鮮やかでした。
■一部が改修された社殿
今回は、社殿の一部が改修されて新しい材木に取り換えられていました。
取り換えられた部分の材木の色が違いますので、一見してすぐにそれとわかります。
■その他、変わらない境内
その他、社殿以外の部分を見渡してみると、見たところ改修前とはほぼ変わらないように見受けられました。
伊勢神宮には、古くから「常若(とこわか)」という考え方があります。
これは社殿を20年ごとの「式年遷宮」で作り替え、繰り返し再生していくことで永遠に若々しい姿を保っていくというものです。
「常に変わっていくことで不変の美しさを得る」常若の考え方は、伊勢神宮とは相当の規模の違いはあるにせよ、日電玉川稲荷神社にも受け継がれているのではないでしょうか。
コメントで情報提供いただいたところによると、今回の改修にあたって遷座(ご神体を別の場所に移すこと)も行われたということです。
前述の通り日電玉川稲荷神社の創建は1939年ですから、2016年で77年が経過します。
見たところ、これまでにNEC玉川ルネッサンスシティの整備のタイミングでも一定の改修が行われているのではないかと思います。
今後もどこかの節目で、また改修や遷座が行われるのではないでしょうか。
■NEC玉川事業場
なお、NEC玉川事業場の操業開始は1936年7月ですから、本年、2016年に操業80周年を迎えます。
NECグループや玉川事業場内限定かもしれませんが、NEC玉川事業場80周年を記念する事業も、何らか行われるかもしれませんね。
2015年には南武線武蔵小杉駅が開業88周年、東急武蔵小杉駅が70周年を迎えました。2015/10/13エントリでご紹介した「多摩川スピードウェイ」は、2016年に80周年を迎えます。
このあたりからも、武蔵小杉周辺はおおよそ70年~90年前あたりの時期から、交通手段や産業、娯楽などが大きく発展してきたことがわかります。
【関連リンク】
・2010/1/2エントリ NEC玉川ルネッサンスシティの日電玉川稲荷神社
・2010/9/20エントリ NEC玉川ルネッサンスシティの「丸池」と噴水
・2013/10/1エントリ NECが「玉川ルネッサンスシティ」の信託受益権を約575億円で取得
・2015/5/7エントリ 南武線各駅開業88周年記念展示(1):「武蔵小杉駅」
・2015/5/9エントリ 南武線各駅開業88周年記念展示(2):「武蔵中原駅」
・2015/5/11エントリ 南武線各駅開業88周年記念展示(3):「向河原駅」
・2015/6/13エントリ 「東急武蔵小杉駅開業70周年記念入場券」発売および「記念イベント」開催レポート
・2015/10/13エントリ 中原区にあった、日本初の常設サーキット。「多摩川スピードウェイ」メインスタンド跡地を歩く
・2015/11/21エントリ 「多摩川スピードウェイ・回顧展」が11月21日(土)・22日(日)開催、第1回レース優勝車「オオタ号」を展示中
NEC玉川事業場にある「日電玉川稲荷神社」の改修工事が、2015年9月から12月にかけて実施されていました。
先日改修工事が完了しまして、社殿の一部が新しい材木に取り換えられていました。
■NEC玉川ルネッサンスシティと日電玉川稲荷神社
日電玉川稲荷神社は、NEC玉川ルネッサンスシティに隣接した緑地の中に隠れるように鎮座しています。
ここはかつてはルネッサンスシティの公開空地内にありまして、どなたでも歩けるようになっています。
この神社は1939年4月、当時のNEC玉川事業場の工場長が工場の繁栄を願って、京都の伏見稲荷神社から分霊を受けてこの地に建立したものです。
NEC玉川事業場が操業開始したのは1936年6月ですので、工場操業から約3年後につくられたことになります。
■日電玉川稲荷神社の入口
木々の間の小道をわけいっていくと、日電玉川稲荷神社の入口がありました。
ここまでは、改修前と変わっていないように思われます。
■日電玉川稲荷神社の鳥居
日電玉川稲荷神社には、短い参道があります。
社殿の手前に並んだ鳥居の赤色が、たいへん鮮やかでした。
■一部が改修された社殿
今回は、社殿の一部が改修されて新しい材木に取り換えられていました。
取り換えられた部分の材木の色が違いますので、一見してすぐにそれとわかります。
■その他、変わらない境内
その他、社殿以外の部分を見渡してみると、見たところ改修前とはほぼ変わらないように見受けられました。
伊勢神宮には、古くから「常若(とこわか)」という考え方があります。
これは社殿を20年ごとの「式年遷宮」で作り替え、繰り返し再生していくことで永遠に若々しい姿を保っていくというものです。
「常に変わっていくことで不変の美しさを得る」常若の考え方は、伊勢神宮とは相当の規模の違いはあるにせよ、日電玉川稲荷神社にも受け継がれているのではないでしょうか。
コメントで情報提供いただいたところによると、今回の改修にあたって遷座(ご神体を別の場所に移すこと)も行われたということです。
前述の通り日電玉川稲荷神社の創建は1939年ですから、2016年で77年が経過します。
見たところ、これまでにNEC玉川ルネッサンスシティの整備のタイミングでも一定の改修が行われているのではないかと思います。
今後もどこかの節目で、また改修や遷座が行われるのではないでしょうか。
■NEC玉川事業場
なお、NEC玉川事業場の操業開始は1936年7月ですから、本年、2016年に操業80周年を迎えます。
NECグループや玉川事業場内限定かもしれませんが、NEC玉川事業場80周年を記念する事業も、何らか行われるかもしれませんね。
2015年には南武線武蔵小杉駅が開業88周年、東急武蔵小杉駅が70周年を迎えました。2015/10/13エントリでご紹介した「多摩川スピードウェイ」は、2016年に80周年を迎えます。
このあたりからも、武蔵小杉周辺はおおよそ70年~90年前あたりの時期から、交通手段や産業、娯楽などが大きく発展してきたことがわかります。
【関連リンク】
・2010/1/2エントリ NEC玉川ルネッサンスシティの日電玉川稲荷神社
・2010/9/20エントリ NEC玉川ルネッサンスシティの「丸池」と噴水
・2013/10/1エントリ NECが「玉川ルネッサンスシティ」の信託受益権を約575億円で取得
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