武蔵小杉再開発・中丸子地区の新設幹線道路に自転車走行用ガイドが設置
【Reporter:はつしも】
中丸子地区の、綱島街道から府中街道までを結ぶ新設幹線道路に、自転車用のガイドが設置されました。
■中丸子地区の新設幹線道路
武蔵小杉再開発では、綱島街道の東側一帯を「中丸子地区」として区分しています。
中丸子地区においては「リエトコート武蔵小杉」「THE KOSUGI TOWER」「野村不動産武蔵小杉ビル」などの開発が行われるとともに、地区を縦断する幹線道路が新設されました。
この幹線道路は、武蔵小杉駅東口駅前広場からパークシティ武蔵小杉の間を抜ける「都市計画道路 武蔵小杉駅南口線」と一体的に接続されており、武蔵小杉駅東口から府中街道へのショートカットルートとしても機能しています。
上記写真は府中街道側の始点から幹線道路を見たもので、車道両側に自転車の進行方向を示すガイドが設置されています。
■自転車の進行方向を示すガイド
国土交通省の整備方針において、この「矢羽」のサインは完全な自転車「専用」走行帯」であることを示すものではなく、十分な車幅がない場合など、自転車と自動車が混在せざるを得ない場合にガイドとして設置するものとされています。
この幹線道路は今回のガイド設置に当たって、拡幅や車道の白線の再調整等は全く行っておりません。
「もともと自転車が通行すべきであった場所と進行方向を、あらためてガイドによって明示した」
という位置づけになります。
■(参考)綱島街道の自転車専用レーン
■(参考)綱島街道の市ノ坪交差点の自転車・自動車混在区間
綱島街道においては、物理的な車道との隔離はありませんが「自転車専用」のレーンが設置されています。
自転車専用レーンの場合は、アスファルトがベタ塗りで車道と区分されることになります。
ただし交差点においては、中丸子の新設幹線道路と同じく矢羽のサインに切り替わり、車との混在を示すかたちになります。
以前、プラウドタワー前の矢羽のサインを「自転車専用レーン」とご紹介していましたが、広義の自転車用レーンの一種ではありますが厳密には「専用」ではありませんでした。
■THE KOSUGI TOWER付近の駐車
中丸子地区の幹線道路では、府中街道からスタートしてTHE KOSUGI TOWER付近に至ると、かねてから工事のトラック等の駐車が多くなっています。
ここを自転車で通行するには大きく車道中央に膨らまざるを得ませんので、注意が必要です。
■武蔵小杉新駅前の交差点
また武蔵小杉新駅前においては、交通量の多い交差点があります。
ここは市道36号線と交差しており、特に朝ラッシュなどは市道側から新駅に向かう歩行者・自転車も多いために無理な横断は危険です。
■中原消防署前交差点
そして新駅前の交差点を越えて、中原消防署前交差点に到着したところで中丸子地区の幹線道路は終点となります。
この先は都市計画道路 武蔵小杉駅南口線と一体的につながっていますが、自転車用のガイドもここで終点となり、武蔵小杉駅東口までは続いていません。
■武蔵小杉周辺の自転車用レーン等設置区間マップ
※赤:自転車専用レーン 青:その他自転車用レーン・ガイド等
武蔵小杉駅周辺では、主に再開発にあわせて道路拡幅が行われ、それと並行して自転車用レーン等の設置が進められてきました。
自転車の交通ルールは以前よりは認知度が高まってきたように思いますが、車道を逆走するなどの危険なケースも見受けられるほか、南武沿線道路の車道での転倒による自動車との接触事故も発生するなど多くの課題が残されています。
今回は道路拡幅や車線の調整により自転車用の走行スペースを確保するものではありませんが、自転車の逆走を抑止するという点では一定の効果が期待されるところです。
今後は再開発地区だけでなく、専用レーンの設置が難しい既存の道路にも今回のような自転車用ガイドが設置されていくのではないでしょうか。
【関連リンク】
・2011/5/29エントリ 木月住吉町の自転車専用レーン
・2014/11/17エントリ グランツリー武蔵小杉オープン直前、綱島街道の拡幅車線・自転車専用レーンが供用開始
・2015/3/21エントリ 府中街道拡幅区間の自転車専用レーンが一部供用開始
中丸子地区の、綱島街道から府中街道までを結ぶ新設幹線道路に、自転車用のガイドが設置されました。
■中丸子地区の新設幹線道路
武蔵小杉再開発では、綱島街道の東側一帯を「中丸子地区」として区分しています。
中丸子地区においては「リエトコート武蔵小杉」「THE KOSUGI TOWER」「野村不動産武蔵小杉ビル」などの開発が行われるとともに、地区を縦断する幹線道路が新設されました。
この幹線道路は、武蔵小杉駅東口駅前広場からパークシティ武蔵小杉の間を抜ける「都市計画道路 武蔵小杉駅南口線」と一体的に接続されており、武蔵小杉駅東口から府中街道へのショートカットルートとしても機能しています。
上記写真は府中街道側の始点から幹線道路を見たもので、車道両側に自転車の進行方向を示すガイドが設置されています。
■自転車の進行方向を示すガイド
国土交通省の整備方針において、この「矢羽」のサインは完全な自転車「専用」走行帯」であることを示すものではなく、十分な車幅がない場合など、自転車と自動車が混在せざるを得ない場合にガイドとして設置するものとされています。
この幹線道路は今回のガイド設置に当たって、拡幅や車道の白線の再調整等は全く行っておりません。
「もともと自転車が通行すべきであった場所と進行方向を、あらためてガイドによって明示した」
という位置づけになります。
■(参考)綱島街道の自転車専用レーン
■(参考)綱島街道の市ノ坪交差点の自転車・自動車混在区間
綱島街道においては、物理的な車道との隔離はありませんが「自転車専用」のレーンが設置されています。
自転車専用レーンの場合は、アスファルトがベタ塗りで車道と区分されることになります。
ただし交差点においては、中丸子の新設幹線道路と同じく矢羽のサインに切り替わり、車との混在を示すかたちになります。
以前、プラウドタワー前の矢羽のサインを「自転車専用レーン」とご紹介していましたが、広義の自転車用レーンの一種ではありますが厳密には「専用」ではありませんでした。
■THE KOSUGI TOWER付近の駐車
中丸子地区の幹線道路では、府中街道からスタートしてTHE KOSUGI TOWER付近に至ると、かねてから工事のトラック等の駐車が多くなっています。
ここを自転車で通行するには大きく車道中央に膨らまざるを得ませんので、注意が必要です。
■武蔵小杉新駅前の交差点
また武蔵小杉新駅前においては、交通量の多い交差点があります。
ここは市道36号線と交差しており、特に朝ラッシュなどは市道側から新駅に向かう歩行者・自転車も多いために無理な横断は危険です。
■中原消防署前交差点
そして新駅前の交差点を越えて、中原消防署前交差点に到着したところで中丸子地区の幹線道路は終点となります。
この先は都市計画道路 武蔵小杉駅南口線と一体的につながっていますが、自転車用のガイドもここで終点となり、武蔵小杉駅東口までは続いていません。
■武蔵小杉周辺の自転車用レーン等設置区間マップ
※赤:自転車専用レーン 青:その他自転車用レーン・ガイド等
武蔵小杉駅周辺では、主に再開発にあわせて道路拡幅が行われ、それと並行して自転車用レーン等の設置が進められてきました。
自転車の交通ルールは以前よりは認知度が高まってきたように思いますが、車道を逆走するなどの危険なケースも見受けられるほか、南武沿線道路の車道での転倒による自動車との接触事故も発生するなど多くの課題が残されています。
今回は道路拡幅や車線の調整により自転車用の走行スペースを確保するものではありませんが、自転車の逆走を抑止するという点では一定の効果が期待されるところです。
今後は再開発地区だけでなく、専用レーンの設置が難しい既存の道路にも今回のような自転車用ガイドが設置されていくのではないでしょうか。
【関連リンク】
・2011/5/29エントリ 木月住吉町の自転車専用レーン
・2014/11/17エントリ グランツリー武蔵小杉オープン直前、綱島街道の拡幅車線・自転車専用レーンが供用開始
・2015/3/21エントリ 府中街道拡幅区間の自転車専用レーンが一部供用開始