川崎市が「JR武蔵中原駅連絡通路」「平間歩道橋」等のネーミングライツパートナーを募集
【Reporter:はつしも】
川崎市が、「JR武蔵中原駅連絡通路」「平間歩道橋」など、市内3か所の横断歩道・連絡通路のネーミングライツパートナーを募集することになりました。
年額30万円のネーミングライツ料を設定し、2016年10月からの導入を予定しています。
■川崎市報道発表資料 「横断歩道橋(連絡通路)」へのネーミングライツパートナーの募集について
http://www.city.kawasaki.jp/templates/press/
530/0000075694.html
対象となるのは中原区の「武蔵中原駅連絡通路」「平間歩道橋」のほか、川崎区の「旭町二丁目歩道橋」です。
これらの歩道橋・連絡通路に企業名等を入れた「愛称」を付けることができます。
川崎市としては市有財産を有効活用し、道路施設の維持管理等の財源確保を行うことを目的としています。
■「JR武蔵中原駅連絡通路」
今回は、武蔵小杉駅からも近い「JR武蔵中原駅連絡通路」を見ていきましょう。
同連絡通路は名称の通りJR武蔵中原駅に直結しており、南武沿線道路を挟んだ「エポックなかはら」「富士通川崎工場」、さらには南武線沿いの2階建て駐輪場にも接続されています。
歩道橋というよりも、駅直結のペデストリアンデッキと言ってもよいかもしれません。
なかなかに存在感のある施設ですので、ここがネーミングライツパートナー募集に選定されたのは頷けるところです。
■JR武蔵中原駅改札口との直結
まずこちらが、JR武蔵中原駅との接続口です。2階改札口と直結しています。
ここから富士通川崎工場・2階建て駐輪場方面(写真右奥)、エポックなかはら方面(写真手前)、JR武蔵中原駅前1階方面(写真左)にそれぞれ通路が分岐しています。
■富士通川崎工場方面への連絡通路
JR武蔵中原駅連絡通路は、駐輪場と接続した歩道橋部分を除いて、全域に屋根が設置されています。
ある程度日光を透過するようになっていますので、晴れた日には照明を使わなくても明るくなります。
前方に富士通川崎工場の本館ビルが見えてきました。
■富士通川崎工場への接続部
現在、富士通川崎工場への接続部は、一旦地上の正門前に降りるようになっています。
現在進められている「富士通川崎工場再開発計画」では、敷地内にデッキを建設し、この連絡通路と2階レベルで直結させることが計画されています。
■富士通川崎工場再開発計画の配置図
上記は2011/9/16エントリでお伝えした、富士通川崎工場再開発計画の配置図です。
「JR武蔵中原駅連絡通路」とデッキ接続を行い、守衛所を入口に設置する形になっています。
正門前の歩道に降りる階段は守衛所よりも手前にありますので、一般の歩行者も現状通り連絡通路を利用することができます。
富士通側に建設されるデッキに屋根が設置されると、JR武蔵中原駅改札口から富士通川崎工場本館や今後建設される新棟まで、雨に濡れずに通勤できるようになりますね。
■2階建て駐輪場との接続部
また富士通川崎工場方面で南武沿線道路を横断せずに連絡通路を直進すると、駐輪場の2階部分にも直結しています。
駐輪場の2階というと1階よりも面倒で人気がありませんが、ここはそのまま連絡通路経由で2階改札口に行けるというメリットがあります。
■「エポックなかはら」への直結
「JR武蔵中原駅連絡通路」は、南武沿線道路を挟んで向かい側の「エポックなかはら」にも直結しています。
正面がちょうど「エポックなかはら」のホールにあたり、イベント開催時にはこの連絡通路に開場待ちの待機列ができています。
■連絡通路外壁の「パンジー」「ツバキ」
今回のネーミングライツパートナーは、歩道橋・連絡通路の主桁部分に企業名等を入れた愛称を掲出することができます。
掲出する愛称は
「【ロゴマーク】【社名等】JR武蔵中原駅歩道橋」
といった形式が基本とされています。
「JR武蔵中原駅連絡通路」の場合の主桁がどこにあたるのかよくわかりませんが、基本的には上記のように南武沿線道路をまたぐ部分ということになるのではないでしょうか。
ここでは現在、中原区の花「パンジー」と、川崎市民の木「ツバキ」のイラストが掲示されています。
ネーミングライツパートナー募集期間は4月1日から5月31日までで、そののちに川崎市が設置する選定委員会において、金額・標示期間・地域貢献の提案等を勘案し、ネーミングライツの優先交渉権を付与する法人等を決定するものとしています。
現段階でどのような法人が応募するものがわかりませんが、ただ「JR武蔵中原駅連絡通路」については、選定段階から「富士通」が想定されているのでは…という気もいたします。
もちろん川崎市による公募ですので公平な審査が前提とされているとは思いますが、ネーミングライツパートナーを募集する施設をここに選定するあたって、担当者の頭に「富士通」の社名が一切浮かばなかった言ったら嘘になるでしょう。
前述の通り、富士通川崎工場の再開発計画が完成すれば連絡通路と富士通が完全に直結することにもなりますし、違和感はないように思います。
他の企業・団体からより好条件が示させる可能性もありますし、そもそも富士通が応募するかどうかもわかりません。
果たして選定結果がどうなるのか、注目してまいりたいと思います。
■JR武蔵中原駅連絡通路と南武線
【関連リンク】
・川崎市報道発表資料 「横断歩道橋(連絡通路)」へのネーミンライツパートナーの募集について
・富士通プレスリリース 川崎工場の再開発プロジェクトについて
・2011/5/7エントリ 富士通川崎工場の「緑の景観づくり推進事業」
・2011/8/27エントリ 富士通川崎工場再開発計画始動、新棟含め建物7棟を建設へ
・2011/9/7エントリ 富士通が川崎工場再開発計画をリリース、第一期事業として新棟を2015年度完成へ
・2011/9/16エントリ 富士通川崎工場再開発・第一期工事の計画概要
・2011/12/20エントリ 富士通川崎工場再開発予定地の現況
・2012/6/19エントリ 富士通川崎工場再開発計画の完成イメージ
・2013/1/10エントリ JR武蔵中原駅北側に「武蔵中原駅前歩道橋下駐輪場」が2013年2月8日新設
川崎市が、「JR武蔵中原駅連絡通路」「平間歩道橋」など、市内3か所の横断歩道・連絡通路のネーミングライツパートナーを募集することになりました。
年額30万円のネーミングライツ料を設定し、2016年10月からの導入を予定しています。
■川崎市報道発表資料 「横断歩道橋(連絡通路)」へのネーミングライツパートナーの募集について
http://www.city.kawasaki.jp/templates/press/
530/0000075694.html
対象となるのは中原区の「武蔵中原駅連絡通路」「平間歩道橋」のほか、川崎区の「旭町二丁目歩道橋」です。
これらの歩道橋・連絡通路に企業名等を入れた「愛称」を付けることができます。
川崎市としては市有財産を有効活用し、道路施設の維持管理等の財源確保を行うことを目的としています。
■「JR武蔵中原駅連絡通路」
今回は、武蔵小杉駅からも近い「JR武蔵中原駅連絡通路」を見ていきましょう。
同連絡通路は名称の通りJR武蔵中原駅に直結しており、南武沿線道路を挟んだ「エポックなかはら」「富士通川崎工場」、さらには南武線沿いの2階建て駐輪場にも接続されています。
歩道橋というよりも、駅直結のペデストリアンデッキと言ってもよいかもしれません。
なかなかに存在感のある施設ですので、ここがネーミングライツパートナー募集に選定されたのは頷けるところです。
■JR武蔵中原駅改札口との直結
まずこちらが、JR武蔵中原駅との接続口です。2階改札口と直結しています。
ここから富士通川崎工場・2階建て駐輪場方面(写真右奥)、エポックなかはら方面(写真手前)、JR武蔵中原駅前1階方面(写真左)にそれぞれ通路が分岐しています。
■富士通川崎工場方面への連絡通路
JR武蔵中原駅連絡通路は、駐輪場と接続した歩道橋部分を除いて、全域に屋根が設置されています。
ある程度日光を透過するようになっていますので、晴れた日には照明を使わなくても明るくなります。
前方に富士通川崎工場の本館ビルが見えてきました。
■富士通川崎工場への接続部
現在、富士通川崎工場への接続部は、一旦地上の正門前に降りるようになっています。
現在進められている「富士通川崎工場再開発計画」では、敷地内にデッキを建設し、この連絡通路と2階レベルで直結させることが計画されています。
■富士通川崎工場再開発計画の配置図
上記は2011/9/16エントリでお伝えした、富士通川崎工場再開発計画の配置図です。
「JR武蔵中原駅連絡通路」とデッキ接続を行い、守衛所を入口に設置する形になっています。
正門前の歩道に降りる階段は守衛所よりも手前にありますので、一般の歩行者も現状通り連絡通路を利用することができます。
富士通側に建設されるデッキに屋根が設置されると、JR武蔵中原駅改札口から富士通川崎工場本館や今後建設される新棟まで、雨に濡れずに通勤できるようになりますね。
■2階建て駐輪場との接続部
また富士通川崎工場方面で南武沿線道路を横断せずに連絡通路を直進すると、駐輪場の2階部分にも直結しています。
駐輪場の2階というと1階よりも面倒で人気がありませんが、ここはそのまま連絡通路経由で2階改札口に行けるというメリットがあります。
■「エポックなかはら」への直結
「JR武蔵中原駅連絡通路」は、南武沿線道路を挟んで向かい側の「エポックなかはら」にも直結しています。
正面がちょうど「エポックなかはら」のホールにあたり、イベント開催時にはこの連絡通路に開場待ちの待機列ができています。
■連絡通路外壁の「パンジー」「ツバキ」
今回のネーミングライツパートナーは、歩道橋・連絡通路の主桁部分に企業名等を入れた愛称を掲出することができます。
掲出する愛称は
「【ロゴマーク】【社名等】JR武蔵中原駅歩道橋」
といった形式が基本とされています。
「JR武蔵中原駅連絡通路」の場合の主桁がどこにあたるのかよくわかりませんが、基本的には上記のように南武沿線道路をまたぐ部分ということになるのではないでしょうか。
ここでは現在、中原区の花「パンジー」と、川崎市民の木「ツバキ」のイラストが掲示されています。
ネーミングライツパートナー募集期間は4月1日から5月31日までで、そののちに川崎市が設置する選定委員会において、金額・標示期間・地域貢献の提案等を勘案し、ネーミングライツの優先交渉権を付与する法人等を決定するものとしています。
現段階でどのような法人が応募するものがわかりませんが、ただ「JR武蔵中原駅連絡通路」については、選定段階から「富士通」が想定されているのでは…という気もいたします。
もちろん川崎市による公募ですので公平な審査が前提とされているとは思いますが、ネーミングライツパートナーを募集する施設をここに選定するあたって、担当者の頭に「富士通」の社名が一切浮かばなかった言ったら嘘になるでしょう。
前述の通り、富士通川崎工場の再開発計画が完成すれば連絡通路と富士通が完全に直結することにもなりますし、違和感はないように思います。
他の企業・団体からより好条件が示させる可能性もありますし、そもそも富士通が応募するかどうかもわかりません。
果たして選定結果がどうなるのか、注目してまいりたいと思います。
■JR武蔵中原駅連絡通路と南武線
【関連リンク】
・川崎市報道発表資料 「横断歩道橋(連絡通路)」へのネーミンライツパートナーの募集について
・富士通プレスリリース 川崎工場の再開発プロジェクトについて
・2011/5/7エントリ 富士通川崎工場の「緑の景観づくり推進事業」
・2011/8/27エントリ 富士通川崎工場再開発計画始動、新棟含め建物7棟を建設へ
・2011/9/7エントリ 富士通が川崎工場再開発計画をリリース、第一期事業として新棟を2015年度完成へ
・2011/9/16エントリ 富士通川崎工場再開発・第一期工事の計画概要
・2011/12/20エントリ 富士通川崎工場再開発予定地の現況
・2012/6/19エントリ 富士通川崎工場再開発計画の完成イメージ
・2013/1/10エントリ JR武蔵中原駅北側に「武蔵中原駅前歩道橋下駐輪場」が2013年2月8日新設