武蔵小杉新駅前「リカザイ新本社」1階に「セブンイレブン川崎武蔵小杉駅新南口店」が出店決定、隣接「デイリーヤマザキ」と真っ向勝負
【Reporter:はつしも】
武蔵小杉新駅前の「株式会社リカザイ」の本社および工場が建て替えとなり、工場・店舗・共同住宅の6階建て複合ビルになることを2015/7/1エントリでお伝えしました。
完成は当初予定の2016年3月末より少し遅れ4月中旬になったものの、工事が終盤に至りビルの外観が見えるようになってきました。
そして本ビル1階には、コンビニエンスストアの最大手「セブンイレブン川崎武蔵小杉駅新南口店」の出店が決定しました。
これにより、隣接する「デイリーヤマザキシティハウス武蔵小杉店」と完全に競合となります。
■リカザイの新本社複合ビル
武蔵小杉新駅周辺では、2010年3月の新駅開業以降、徐々に周辺の開発が進んできました。
不二サッシや周辺の町工場等が順次移転し、その跡地に高層マンションやオフィスビルの建設が行われてきたところです。
その中でも本社および工場として駅前に存続していたのが「株式会社リカザイ」でしたが、時代の流れに対応して本社工場・店舗・共同住宅の複合ビルとして生まれ変わる形になりました。
リカザイの新本社を含む複合ビルは、外観を見る限り、北側(駅側)が住宅、南側が事業所になっているように思われます。
「セブンイレブン」は、もちろん1階部分に入居する形になります。
■武蔵小杉新駅前周辺地区
■「セブンイレブン川崎武蔵小杉駅新南口店」の周辺マップ
「セブンイレブン川崎武蔵小杉南口店」の周辺では、これまでもコンビニエンスストアの競合が続いてきました。
上記は現在および過去の武蔵小杉新駅周辺のコンビニエンスストアマップです。
■2009年6月オープン「デイリーヤマザキシティハウス武蔵小杉店」
まず最初にオープンしたのが、「デイリーヤマザキシティハウス武蔵小杉店」です。
武蔵小杉新駅開業に先立って開発されたマンション「シティハウス武蔵小杉」1階に2009年6月にオープンしました。
■2010年1月オープン「ローソン中原中丸子店」
続いてオープンしたのが、「ローソン中原中丸子店」です。
「THE KOSUGI TOWER」向かいの賃貸マンション「ロイヤルパークス武蔵小杉」の1階に2010年1月にオープンしました。
これは同年3月の武蔵小杉新駅開業の少し前にあたります。
■2010年8月オープン「デイリーヤマザキ武蔵小杉南店」(現在は閉店)
■現在の「ワンズガーデン」
さらに新駅開業後、不二サッシ工場跡地に建設された「野村不動産武蔵小杉ビルN棟」1階には、「デイリーヤマザキ武蔵小杉南店」が2010年8月にオープンしました。
「デイリーヤマザキシティハウス武蔵小杉店」とは道路を挟んで隣接したビルにあたり、物流コストの効率化などをはかる所謂「ドミナント戦略」による集中的出店と考えられました。
しかしながらこれは長続きせず、2013年10月に閉店しました。
「デイリーヤマザキシティハウス武蔵小杉店」「ローソン中原中丸子店」に挟まれ、オフィスビル下とはいえなかなか厳しい状況だったかもしれません。
同区画は現在ではチャイナレストラン「ワンズガーデン」になっています。
「デイリーヤマザキ」同士の生存競争は、「ローソン」の参戦・挟撃もあって「シティハウス武蔵小杉店」に軍配が上がりましたが、今度はその「シティハウス武蔵小杉店」に隣接して最大手の「セブンイレブン川崎武蔵小杉駅新南口店」が登場することになります。
ロケーションとしてはロータリーに面した「デイリーヤマザキシティハウス武蔵小杉店」に利がある一方、「セブンイレブン」に一定の売上を奪われることも否めないでしょう。
コンビニエンスストア業界は特に首都圏においては相当に店舗の密集が進んでおり、競合が非常に激しいものになっています。
「潰し合い」とも言われる業界にあってセブンイレブンの存在感は非常に強く、武蔵小杉新駅前地区の今後の勢力図が注目されるところです。
■新駅南側で進むマンション開発
なお、新駅南側の旧工場街では、これまでにもお伝えしてきたとおり大規模学生寮を含むマンション開発が各地で進められています。
「セブンイレブン川崎武蔵小杉駅新南口店」前の道路はそれらの地区への歩行者導線にもなっていまして、駅前を離れると店舗等はほとんどありません。
そういった周辺地区のニーズも想定したものか、同店は新駅地区での久しぶりの新規出店となります。
細かいオープン日はまだ未定ですが、4月中のビルの完成に合わせて、5月位までにはオープンするのではないでしょうか。
【関連リンク】 ・株式会社リカザイ ウェブサイト
・2015/7/1エントリ 武蔵小杉新駅前のリカザイ本社工場が建替え、6階建ての工場・店舗・共同住宅複合ビルが2016年3月竣工へ (デイリーヤマザキ関連)
・2009/6/26エントリ シティハウス武蔵小杉のデイリーヤマザキ・ホームドライ本日オープン
・2010/1/15エントリ ロイヤルパークス武蔵小杉のローソン中原中丸子店本日オープン
・2010/8/10エントリ 「デイリーヤマザキ武蔵小杉南店」本日オープン
・2013/10/29エントリ 「デイリーヤマザキ武蔵小杉南店」が10月31日閉店、「野村證券武蔵小杉支店」が試験的に11月営業時間延長
・2014/9/15エントリ 武蔵小杉駅北口の「武蔵小杉駅前交番」が2014年11月4日まで閉鎖、「デイリーヤマザキ」が9月10日閉店
(中丸子の土地利用転換関連) ・2008/9/7エントリ 島忠市ノ坪店閉店
・2009/5/21エントリ 島忠市ノ坪店跡地をゴールドクレストが買収
・2010/9/7エントリ 島忠市ノ坪店跡地のゴールドクレストマンション計画と、ケーヒン川崎工場閉鎖
・2011/7/29エントリ 市ノ坪のケーヒン川崎工場跡地にゴールドクレストがマンション建設、島忠跡地と連続開発へ
・2011! /12/5エントリ ケーヒン川崎工場解体完了と、ゴールドクレストのマンション計画公示
・2013/1/28エントリ ケーヒン川崎工場跡地「クレストフォルム武蔵小杉ブライトコート」の提供公園
・2013/4/17エントリ クレストフォルム武蔵小杉ブライトコート竣工、「市ノ坪広町公園」供用開始
・2013/7/2エントリ 市ノ坪でJR東海社宅が解体、寝具メーカー・ヱビス本社が建て替え
・2013/8/13エントリ ケーヒン川崎工場跡地に「(仮称)小杉もりのこ保育院・・」2014年春開園へ
・2014/2/1エントリ 府中街道沿い「フィットケアデポ市ノ坪店」が2014年5月下旬オープンへ
・2015/2/9 エントリ 市ノ坪で進む、土地利用転換。「フィットケアデポ市ノ坪店」と、株式会社ヱビスの寝具直販店舗「futon house ebisu」
・2015/6/26エントリ 市ノ坪の工場跡地で、伊藤忠都市開発が391戸の大規模学生寮を2017年オープンへ
・2015/7/1エントリ 武蔵小杉新駅前のリカザイ本社工場が建替え、6階建ての工場・店舗・共同住宅複合ビルが2016年3月竣工へ
・2015/1/15エントリ 中丸子のケーヒン川崎工場別館が解体、跡地にナイスグループのマンション建設へ
武蔵小杉新駅前の「株式会社リカザイ」の本社および工場が建て替えとなり、工場・店舗・共同住宅の6階建て複合ビルになることを2015/7/1エントリでお伝えしました。
完成は当初予定の2016年3月末より少し遅れ4月中旬になったものの、工事が終盤に至りビルの外観が見えるようになってきました。
そして本ビル1階には、コンビニエンスストアの最大手「セブンイレブン川崎武蔵小杉駅新南口店」の出店が決定しました。
これにより、隣接する「デイリーヤマザキシティハウス武蔵小杉店」と完全に競合となります。
■リカザイの新本社複合ビル
武蔵小杉新駅周辺では、2010年3月の新駅開業以降、徐々に周辺の開発が進んできました。
不二サッシや周辺の町工場等が順次移転し、その跡地に高層マンションやオフィスビルの建設が行われてきたところです。
その中でも本社および工場として駅前に存続していたのが「株式会社リカザイ」でしたが、時代の流れに対応して本社工場・店舗・共同住宅の複合ビルとして生まれ変わる形になりました。
リカザイの新本社を含む複合ビルは、外観を見る限り、北側(駅側)が住宅、南側が事業所になっているように思われます。
「セブンイレブン」は、もちろん1階部分に入居する形になります。
■武蔵小杉新駅前周辺地区
■「セブンイレブン川崎武蔵小杉駅新南口店」の周辺マップ
「セブンイレブン川崎武蔵小杉南口店」の周辺では、これまでもコンビニエンスストアの競合が続いてきました。
上記は現在および過去の武蔵小杉新駅周辺のコンビニエンスストアマップです。
■2009年6月オープン「デイリーヤマザキシティハウス武蔵小杉店」
まず最初にオープンしたのが、「デイリーヤマザキシティハウス武蔵小杉店」です。
武蔵小杉新駅開業に先立って開発されたマンション「シティハウス武蔵小杉」1階に2009年6月にオープンしました。
■2010年1月オープン「ローソン中原中丸子店」
続いてオープンしたのが、「ローソン中原中丸子店」です。
「THE KOSUGI TOWER」向かいの賃貸マンション「ロイヤルパークス武蔵小杉」の1階に2010年1月にオープンしました。
これは同年3月の武蔵小杉新駅開業の少し前にあたります。
■2010年8月オープン「デイリーヤマザキ武蔵小杉南店」(現在は閉店)
■現在の「ワンズガーデン」
さらに新駅開業後、不二サッシ工場跡地に建設された「野村不動産武蔵小杉ビルN棟」1階には、「デイリーヤマザキ武蔵小杉南店」が2010年8月にオープンしました。
「デイリーヤマザキシティハウス武蔵小杉店」とは道路を挟んで隣接したビルにあたり、物流コストの効率化などをはかる所謂「ドミナント戦略」による集中的出店と考えられました。
しかしながらこれは長続きせず、2013年10月に閉店しました。
「デイリーヤマザキシティハウス武蔵小杉店」「ローソン中原中丸子店」に挟まれ、オフィスビル下とはいえなかなか厳しい状況だったかもしれません。
同区画は現在ではチャイナレストラン「ワンズガーデン」になっています。
「デイリーヤマザキ」同士の生存競争は、「ローソン」の参戦・挟撃もあって「シティハウス武蔵小杉店」に軍配が上がりましたが、今度はその「シティハウス武蔵小杉店」に隣接して最大手の「セブンイレブン川崎武蔵小杉駅新南口店」が登場することになります。
ロケーションとしてはロータリーに面した「デイリーヤマザキシティハウス武蔵小杉店」に利がある一方、「セブンイレブン」に一定の売上を奪われることも否めないでしょう。
コンビニエンスストア業界は特に首都圏においては相当に店舗の密集が進んでおり、競合が非常に激しいものになっています。
「潰し合い」とも言われる業界にあってセブンイレブンの存在感は非常に強く、武蔵小杉新駅前地区の今後の勢力図が注目されるところです。
■新駅南側で進むマンション開発
なお、新駅南側の旧工場街では、これまでにもお伝えしてきたとおり大規模学生寮を含むマンション開発が各地で進められています。
「セブンイレブン川崎武蔵小杉駅新南口店」前の道路はそれらの地区への歩行者導線にもなっていまして、駅前を離れると店舗等はほとんどありません。
そういった周辺地区のニーズも想定したものか、同店は新駅地区での久しぶりの新規出店となります。
細かいオープン日はまだ未定ですが、4月中のビルの完成に合わせて、5月位までにはオープンするのではないでしょうか。
【関連リンク】 ・株式会社リカザイ ウェブサイト
・2015/7/1エントリ 武蔵小杉新駅前のリカザイ本社工場が建替え、6階建ての工場・店舗・共同住宅複合ビルが2016年3月竣工へ (デイリーヤマザキ関連)
・2009/6/26エントリ シティハウス武蔵小杉のデイリーヤマザキ・ホームドライ本日オープン
・2010/1/15エントリ ロイヤルパークス武蔵小杉のローソン中原中丸子店本日オープン
・2010/8/10エントリ 「デイリーヤマザキ武蔵小杉南店」本日オープン
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・2014/9/15エントリ 武蔵小杉駅北口の「武蔵小杉駅前交番」が2014年11月4日まで閉鎖、「デイリーヤマザキ」が9月10日閉店
(中丸子の土地利用転換関連) ・2008/9/7エントリ 島忠市ノ坪店閉店
・2009/5/21エントリ 島忠市ノ坪店跡地をゴールドクレストが買収
・2010/9/7エントリ 島忠市ノ坪店跡地のゴールドクレストマンション計画と、ケーヒン川崎工場閉鎖
・2011/7/29エントリ 市ノ坪のケーヒン川崎工場跡地にゴールドクレストがマンション建設、島忠跡地と連続開発へ
・2011! /12/5エントリ ケーヒン川崎工場解体完了と、ゴールドクレストのマンション計画公示
・2013/1/28エントリ ケーヒン川崎工場跡地「クレストフォルム武蔵小杉ブライトコート」の提供公園
・2013/4/17エントリ クレストフォルム武蔵小杉ブライトコート竣工、「市ノ坪広町公園」供用開始
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・2014/2/1エントリ 府中街道沿い「フィットケアデポ市ノ坪店」が2014年5月下旬オープンへ
・2015/2/9 エントリ 市ノ坪で進む、土地利用転換。「フィットケアデポ市ノ坪店」と、株式会社ヱビスの寝具直販店舗「futon house ebisu」
・2015/6/26エントリ 市ノ坪の工場跡地で、伊藤忠都市開発が391戸の大規模学生寮を2017年オープンへ
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