川崎市が都市ブランドメッセージ「Colors,Future! いろいろって、未来。」を制定、光の3原色の新ロゴマークを展開中
【Reporter:はつしも】
川崎市は、このたび都市のブランドメッセージを策定しました。
「Colors,Future! いろいろって、未来。」をメインメッセージとして、光の三原色をイメージした新たなロゴマークが定められ、ウェブサイト等でも展開されています。
■川崎市ウェブサイト 川崎市は都市のブランドメッセージを策定しました
http://www.city.kawasaki.jp/170/page/0000078324.html
■ブランドメッセージ「Colors,Future! いろいろって、未来。」
■ブランドメッセージ Youtube動画
このブランドメッセージは、これまでに市民からの意見も踏まえ、川崎市の魅力は「多様であること」をベースに検討が進められてきたものです。
また新たなロゴマークは、「光の三原色」によって川崎市の「川」の字を表現しています。
ご存知の通り光の三原色は組み合わせることによってさまざまな色を作り出すことができ、それが川崎市の多様性、自由を表しています。
「市民一人ひとりの思いが多彩な「色」となり、川崎の新しい未来への可能性を広げていく」
この三原色には、そんな意味合いも込められているそうです。
■川崎市ウェブサイト 川崎市歌
http://www.city.kawasaki.jp/shisei/category/35-4-0-0-0-0-0-0-0-0.html
ところで、川崎市には「川崎市歌」というものがあります。
初代の「川崎市歌」は市制10周年を記念して1934年(昭和9年)に制定されました。
この初代市歌は「黒く湧き立つ煙」「響き渡るサイレン」など、工業都市としての川崎市の姿を色濃く反映したものになっていました。
環境保護の発達した現代のイメージにはそぐわない部分がありますね。
■臨海部の工業地帯
「川崎市歌」はその後基本的な部分を残しつつも改定が進められ、前掲の川崎市ウェブサイトに掲載された歌詞が最新版となっています。
サイレンが響き渡る川崎港にモクモクと黒煙がたちのぼる初代市歌からは、かなりの変貌といえます。
イメージだけの話ではなく、この80年あまりの間に、川崎市の姿は実際に変わってきました。
もちろん工業都市としての側面は持ちつつ、文化や商業、自然環境、住環境、地域コミュニティなど、多様な姿がそこには育っています。
しかしながら川崎市においては、市外地域においては、「公害の街」といった従前のイメージが固定化している面があると指摘されていました。
川崎市は2005年に「川崎市シティセールス戦略プラン」を策定したのち、対外的なイメージ戦略を進めており、今回のブランドメッセージ制定はそのひとつの施策となるものです。
■中原図書館に設置されたブランドメッセージののぼり
現在、武蔵小杉周辺では中原図書館などの公共施設に、ブランドメッセージののぼりが設置されています。
お見かけになった方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
■ブランドメッセージのノベルティ(付箋)
また川崎市主催のイベントでは、ブランドメッセージのノベルティが配布されていました。
写真は、光の3原色の付箋です。
川崎市ではブランドメッセージの定着に向けて、このように市民向けの広報を行っているところです。
まだ今のところ市民全体の認知度は高くないと思いますが、新しいロゴマークをウェブサイト等で見かける機会も増えてくるでしょう。
■「川崎市の色」20色を再現した「かわさき折り紙」
■「かわさき折り紙」でつないだ「かわさき色輪っかつなぎ」
※写真提供:かわさき色輪っかつなぎ実行委員会
ブランドメッセージ「Colors,Future! いろいろって、未来。」の動画には、三原色が織りなすさまざまな色が登場します。
このそれぞれに綺麗な色が川崎市の多様な魅力を表現しているわけですが、コンセプトとして、2016/6/22エントリでご紹介した「かわさき折り紙」と、「かわさき色輪っかつなぎ」が共通する部分があるように思います。
「かわさき折り紙」は、川崎市の地域資源を20色で表現したものです。
またその「かわさき折り紙」を市内各地でつないで、多摩川河川敷でビッグアートをつくるのが「かわさき色輪っかつなぎ」で、先月開催されました。
この折り紙は色彩効果を活かしたレクリエーション活動を展開する市民グループ「からふる!」が開発したもので、川崎市のブランドメッセージと直接的な関連があるわけではありません。
ただ、ブランドメッセージの動画の色合いを見ながら、この「かわさき折り紙」が最初に脳裏に浮かびました。
ロゴマークなどのビジュアルメッセージやコピーライティングは、社会において一定の機能を果たすことが一般に認められており、こういったブランドメッセージの発信も意味のあることと思います。
ただ人によって受け止め方が違うもので、さまざまな意見があるかもしれませんね。
川崎市歌ができた頃、昭和の時代から続くような地域の課題が川崎市にはいまだ存在することも事実です。
イメージ戦略と共に、現場の課題への取り組みを着実に進めていくことも、両面で求められているかと思います。
【関連リンク】
・川崎市ウェブサイト 川崎市は都市のブランドメッセージを策定しました
・川崎市シティプロモーション担当 公式Twitter
・かわさき折り紙 ウェブサイト
・かわさき色輪っかつなぎ facebookページ
・【あなたの街の折り紙☆かわさき折り紙】からふる!
・2016/6/22エントリ 川崎市の地域資源を20色に再現「かわさき折り紙」を、各地でつなぐ。「かわさき色輪っかつなぎ」によるビッグアートづくりが7月9日(土)開催
川崎市は、このたび都市のブランドメッセージを策定しました。
「Colors,Future! いろいろって、未来。」をメインメッセージとして、光の三原色をイメージした新たなロゴマークが定められ、ウェブサイト等でも展開されています。
■川崎市ウェブサイト 川崎市は都市のブランドメッセージを策定しました
http://www.city.kawasaki.jp/170/page/0000078324.html
■ブランドメッセージ「Colors,Future! いろいろって、未来。」
■ブランドメッセージ Youtube動画
このブランドメッセージは、これまでに市民からの意見も踏まえ、川崎市の魅力は「多様であること」をベースに検討が進められてきたものです。
また新たなロゴマークは、「光の三原色」によって川崎市の「川」の字を表現しています。
ご存知の通り光の三原色は組み合わせることによってさまざまな色を作り出すことができ、それが川崎市の多様性、自由を表しています。
「市民一人ひとりの思いが多彩な「色」となり、川崎の新しい未来への可能性を広げていく」
この三原色には、そんな意味合いも込められているそうです。
■川崎市ウェブサイト 川崎市歌
http://www.city.kawasaki.jp/shisei/category/35-4-0-0-0-0-0-0-0-0.html
ところで、川崎市には「川崎市歌」というものがあります。
初代の「川崎市歌」は市制10周年を記念して1934年(昭和9年)に制定されました。
この初代市歌は「黒く湧き立つ煙」「響き渡るサイレン」など、工業都市としての川崎市の姿を色濃く反映したものになっていました。
環境保護の発達した現代のイメージにはそぐわない部分がありますね。
■臨海部の工業地帯
「川崎市歌」はその後基本的な部分を残しつつも改定が進められ、前掲の川崎市ウェブサイトに掲載された歌詞が最新版となっています。
サイレンが響き渡る川崎港にモクモクと黒煙がたちのぼる初代市歌からは、かなりの変貌といえます。
イメージだけの話ではなく、この80年あまりの間に、川崎市の姿は実際に変わってきました。
もちろん工業都市としての側面は持ちつつ、文化や商業、自然環境、住環境、地域コミュニティなど、多様な姿がそこには育っています。
しかしながら川崎市においては、市外地域においては、「公害の街」といった従前のイメージが固定化している面があると指摘されていました。
川崎市は2005年に「川崎市シティセールス戦略プラン」を策定したのち、対外的なイメージ戦略を進めており、今回のブランドメッセージ制定はそのひとつの施策となるものです。
■中原図書館に設置されたブランドメッセージののぼり
現在、武蔵小杉周辺では中原図書館などの公共施設に、ブランドメッセージののぼりが設置されています。
お見かけになった方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
■ブランドメッセージのノベルティ(付箋)
また川崎市主催のイベントでは、ブランドメッセージのノベルティが配布されていました。
写真は、光の3原色の付箋です。
川崎市ではブランドメッセージの定着に向けて、このように市民向けの広報を行っているところです。
まだ今のところ市民全体の認知度は高くないと思いますが、新しいロゴマークをウェブサイト等で見かける機会も増えてくるでしょう。
■「川崎市の色」20色を再現した「かわさき折り紙」
■「かわさき折り紙」でつないだ「かわさき色輪っかつなぎ」
※写真提供:かわさき色輪っかつなぎ実行委員会
ブランドメッセージ「Colors,Future! いろいろって、未来。」の動画には、三原色が織りなすさまざまな色が登場します。
このそれぞれに綺麗な色が川崎市の多様な魅力を表現しているわけですが、コンセプトとして、2016/6/22エントリでご紹介した「かわさき折り紙」と、「かわさき色輪っかつなぎ」が共通する部分があるように思います。
「かわさき折り紙」は、川崎市の地域資源を20色で表現したものです。
またその「かわさき折り紙」を市内各地でつないで、多摩川河川敷でビッグアートをつくるのが「かわさき色輪っかつなぎ」で、先月開催されました。
この折り紙は色彩効果を活かしたレクリエーション活動を展開する市民グループ「からふる!」が開発したもので、川崎市のブランドメッセージと直接的な関連があるわけではありません。
ただ、ブランドメッセージの動画の色合いを見ながら、この「かわさき折り紙」が最初に脳裏に浮かびました。
ロゴマークなどのビジュアルメッセージやコピーライティングは、社会において一定の機能を果たすことが一般に認められており、こういったブランドメッセージの発信も意味のあることと思います。
ただ人によって受け止め方が違うもので、さまざまな意見があるかもしれませんね。
川崎市歌ができた頃、昭和の時代から続くような地域の課題が川崎市にはいまだ存在することも事実です。
イメージ戦略と共に、現場の課題への取り組みを着実に進めていくことも、両面で求められているかと思います。
【関連リンク】
・川崎市ウェブサイト 川崎市は都市のブランドメッセージを策定しました
・川崎市シティプロモーション担当 公式Twitter
・かわさき折り紙 ウェブサイト
・かわさき色輪っかつなぎ facebookページ
・【あなたの街の折り紙☆かわさき折り紙】からふる!
・2016/6/22エントリ 川崎市の地域資源を20色に再現「かわさき折り紙」を、各地でつなぐ。「かわさき色輪っかつなぎ」によるビッグアートづくりが7月9日(土)開催