武蔵小杉の「ひと」(11):慶應義塾大学「Joint」代表、コスギフェスタ2016の地域運動会「コスギんピック」発起人・大和田樹さん
【Reporter:はつしも】
10月21日(金)~23日(日)の3日間にかけて、武蔵小杉駅周辺で「コスギフェスタ2016」が開催されます。
今年も21日(金)には「武蔵小杉カレーEXPO」が開催されるほか、22日、23日の本祭にはハロウィンイベントや各種音楽ステージ、出店など、さまざまな催しが予定されています。
そのうち本祭2日目の目玉となるのが、2016/9/20エントリでお伝えした新企画「コスギんピック」です。
「コスギんピック」は、老若男女、どなたでもオープンに参加ができる地域運動会を、武蔵小杉駅前の公道を歩行者天国にして開催するというかつてないイベントです。
本イベントはスポーツによる地域活性化とコミュニティ形成に取り組む慶應義塾大学の学生プロジェクト「Joint」が立案し、NPO法人小杉駅周辺エリアマネジメントの「コスギフェスタ実行ワーキング・グループ」との協働で企画・運営が行われます。
今回は「Joint」の代表であり、「生まれも育ちも武蔵小杉」の大和田樹さんに、「コスギんピック」にこめた思いを伺いました。
■「Joint」代表の大和田樹さん(以下、インタビュー文中の発言は「大:」)
<慶應義塾大学の学生プロジェクト「Joint」>
--よろしくお願いいたします。大和田さんは、慶應義塾大学の学生さんということですが、ずっと武蔵小杉にお住まいと伺っています。
大:よろしくお願いいたします。生まれてからずっと、22年間武蔵小杉に住んでいます。まだ高層マンションや大型ショッピング施設が建てられていない頃から、街を見てきました。
大学はずっと慶應のSFC(湘南藤沢キャンパス) に通っていまして、もともと関心のあった「地域活性化」をテーマにした地域活性化プロジェクト「Joint」で活動をしてきました。
--「Joint」とは、どのような団体ですか 。
大:私はSFCのなかで「飯盛研究室」という地域活性化・コミュニティ形成を学ぶ 研究室に所属しています。その中のプロジェクトのひとつが「Joint」です。
地域の活性化にはいろいろやりかたがあると思いますが、「Joint」はその中でもスポーツを活用した地域活性化に取り組んでいます。これまではJ3のサッカークラブ「SC相模原」との協力により、一緒に相模原を盛り上げていく活動を展開してきました。
今年度からは、さらに 自分自身が生まれ育った武蔵小杉に問題意識を持っていたこともあり、「コスギんピック」という地域運動会の企画を立案しました。
この企画をNPO法人小杉駅周辺エリアマネジメントの皆さんに提案したところ、こころよく受け入れていただきまして、「コスギフェスタ2016」で実現する運びとなりました。
--「Joint」では、これまでに運動会を他地域で展開したことはあったのですか。
大:武蔵小杉が初めてです。せっかくやるなら、自分の地元に還元をしたいという思いもあり、武蔵小杉で開催することにしました。
「Joint」は現在5名のメンバーがいまして、私が代表をつとめています。今回の「コスギんピック」は全員で協力してやりたいと思います。学生ですので様々な段取りなどがわからない部分もありますけれども、地域の皆様の力を貸していただきながら、やっていきたいと思います。
--スポーツに注目された理由は何ですか。
大:「Joint」は、自分自身がスポーツをすること、あるいは観ることが好きで集まったメンバーが多いです。私たちは各自のスポーツ体験を通じて、スポーツと地域活性化の親和性が非常に高いことを感じてきました。
スポーツは、例えば言葉が通じなくても一緒に体を動かすことで通じ合えますし、同じ目標に向かって「人」や「街」をひとつにしていく土台になりうると考えています。スポーツに大きな可能性を感じたことが、「Joint」が結成されたきっかけでもあります。
これまでの各地の活動の中でも、スポーツを媒体にすることでどんどん人が乗っかってきてくれました。スポーツの可能性には制限がないのが魅力です。
--なるほど、大和田さんが個人的に好きなスポーツはありますか?
大:大学ではサッカー、高校までは野球 をしていました。Jリーグではフロンターレを応援していまして、先日も等々力陸上に観戦にいきましたよ。残念ながら大敗してしまった試合でしたが…(笑)
<地域運動会「コスギんピック」>
--「コスギんピック」の概要を教えてください。
大:「コスギんピック」では、「一綱入魂 大綱引き 」と「ダンシング玉入れ」という2つの種目を行います。いずれも運動会ではたいへんオーソドックスな種目で、武蔵小杉にいる方がどなたでも、老若男女問わず気軽に参加できるというのがコンセプトです。
子供と大人でブロックは分けていまして、大人の部では、消防署の方やタワーマンションの方、町内会のおじいちゃんも、普段は接する機会のない方たちが、コスギんピックを通じて交流できるような形を作りたいと考えています。
--会場はどこですか。
大:昨年「いす-1GP」を開催した、武蔵小杉東急スクエア前の道路を歩行者天国にして開催します。午前の部が予選、午後の部が決勝というかたちで、コスギフェスタ3日目 の10月23日(日)には、会場に来ていただければ目に留まると思います。ぜひ参加をしたり、または応援をして楽しんでいただければと思いますね。
■会場となる武蔵小杉東急スクエア前の道路(写真は昨年のいす-1GP)
--規模的にはどの程度のものになるでしょうか。
大:チームはこども・おとなあわせて36チーム、400~500人規模の参加者を集めたいと思っています。1チームは10人~15人程度で構成をする予定です。
なお、「チームエントリー」は8名以上ですが、8人集められなくても、「個人エントリー」の方が集まってひとつのチームを作ったり、「あと二人ほしい」というチームには個人エントリーの方にご一緒いただいてチームを作ったりということを考えています。
--意外とそんな混成チームのほうが面白かったりするかもしれないですね。
大:そうですね(笑)予期せぬ何かが起こるかもしれませんので。これをきっかけに仲良くなったりすることもあるかもしれませんし。
--大人になると、友達をつくるきっかけが意外となかったりしますから、コスギんピックを通じてそんな機会ができればよいですね。
大:そこで新しいものが生まれたら、コスギんピックを開催した甲斐があったなと思います。
--「コスギんピック」で勝利すると、何かいいことがありますか。
大:もちろんです。優勝トロフィーに加えて、副賞もいろいろ用意するつもりです。
今回の「コスギんピック」プロジェクトは単発で終わらせずに継続できるものにしたいと思っていますので、トロフィーは毎年優勝者の記録を残しながら代々持ち回りしていくようなものしたいと思っています
このトロフィーが将来、武蔵小杉の歴史を感じる材料にもなればと思います。
--「市民運動会」などもありますが、「コスギんピック」の特徴は何でしょうか。
大:地方のほうが、地域運動会なども盛んですよね。いろいろリサーチさせていただいた中で、「参加しないと印象が悪くなる」といったネガティブな声も多いことを感じました。地域の方が集まる運動会は本来そういうネガティブなものではないはずで、何かポジティブな集いを作りたいと思ったのです。堅い制限を設けるのではなく、どなたでも「やりたい」と思う方が思うままに参加されて、応援もできるような運動会をやりたいと思いました。
--ポイントは「オープンである」ということですね。
大:そうです。参加ハードルが低く、どなたでも参加できるものにしています。今回の「コスギフェスタ」での取り組みがうまくいったら、ゆくゆくは規模も大きくしたり、夢は広がってくると思います。
<完全オープン参加! 是非、ご参加ください>
--これから開催までのスケジュールはいかがでしょうか。
大:参加したい方は、ウェブサイトに応募フォームを用意しています。10月9日(日)が期限ですので、そこまでにチームや個人で是非お申し込みをいただいきたいと思います。
ご参加にあたっては、安全面にわれわれも十分に配慮をしておりますが、サポーター、すねあてなどの準備はお願いを申し上げております。そのくらいで、あとはスポーツを楽しむ気持ちだけあれば大丈夫です。
また、ご参加にあたってはウォーミングアップも大切ですね。
--当日までの練習はありますか。
大:主催者として集合をかけてやるような練習はありません。参加者の皆さんが自由に準備をいただければと思います。
綱引きはオーソドックスなものですが、玉入れはダンスと組み合わせた「ダンシング玉入れ」です。ダンスの音楽がかかったらみんなでダンスをして、玉入れの時間になったらみんなでいっせいに玉入れをして、また音楽が始まったらダンスに戻るという形式です。
ダンススタジオの先生を中心に、簡単な振り付けも用意しています。ですから、観ていても楽しめると思います。
--今、小学校の運動会もダンシング玉入れをしているところがありますね。
大:あ、そうなんですか!私が小学生のころは通常の玉入れでしたから、変わりましたね。
--昔は違ったんですね。武蔵小杉の街も、いろいろ変わってきました。
大:昔に比べると、街に住む方のバックグラウンドも多様になってきて、それは自分の地域に対する問題意識にもつながっています。高層マンション街の取り組みもあれば、昔からの地域の取り組みもあって、その両方が入り混じるような場所がつくれないかと思っていました。
その解決策のひとつになるのは、スポーツではないかと思いました。先ほどお話しした通り、スポーツは共通言語ですから。老若男女が交じり合うという「縦の軸」に加えて、さまざまな地域の交流という「横の軸」もあるのではないかと考えたのです。
武蔵小杉ではいろんな地域活性・交流のイベントが多いですよね。自分が学んでいることが体現できていて、いい街だなと思っていました。
--なるほど。それでは最後に、武蔵小杉ライフ読者の皆様にメッセージをお願いいたします。
大:今回初開催となる「コスギんピック」は、武蔵小杉の人による、武蔵小杉のひとのための地域運動会です。これまで街にかかわったことのあまりない方でも、スポーツという手軽なものですので、ぜひ参加していただきたいと思います。
そこでいままで関わることのなかったような、中学生とおじいちゃんが交流したりといった、新しいつながりが生まれることを期待しています。皆さん、もし時間がありましたら、どなたでも、個人でも団体でも大歓迎ですので、みんなで楽しみましょう。
武蔵小杉を盛り上げましょう!
※撮影協力:motoyさん
インタビューは、以上です。
初開催となる「コスギんピック」で、また新しい交流が生まれると良いと思います。
「コスギんピック」の開催情報は昨日のエントリでもお伝えしておりますが、あらためて下記に再掲しておきます。
参加エントリーはウェブサイトから10月9日(日)までに行う形になっていますので、どうぞグループまたは個人でご参加ください。
本サイトでは今年も引き続き、「コスギフェスタ2016」の開催情報をお伝えしてまいります。
■「コスギんピック」
■「コスギんピック」の開催概要および応募要項
■大会スケジュール
■注意点
・参加条件:心身ともに健康で運動可能な方
・競技に必要な軍手や運動靴、服装は各自準備してください。必要な持ち物は別途ご案内します
・下記の免責事項に同意いただくことが参加の必須条件となります。また、小学生の方が出場する場合には、必ず保護者の方が同伴してください
■免責事項
※免責事項同意書は大会当日の参加費徴収時にご記入いただきます
・「コスギんピック」は、「一綱入魂 大綱引き」「ダンシング玉入れ」ともかなりの運動量があり、また大勢の参加の上で行われます。そのため参加される皆様全員に大会当日に同意書を提出していただきます。これはNPO法人小杉駅周辺エリアマネジメントの免責事項を明確にしたものです。よくお読み頂きご理解の上、ご承諾の署名をお願いします。
・参加に際して、身体的に何ら支障や制限の無いことを報告いただいた方のみ「コスギフェスタ:コスギんピック」にご参加いただけます。「コスギフェスタ:コスギんピック」参加中の不慮の事故による怪我が発生した場合は、皆様から徴収した保険料で加入した範囲内(当日配布資料)で補償させていただきます。基本的には自己責任にてお願いします。
【関連リンク】
・コスギフェスタ2016 公式サイト
・慶應義塾大学 Joint
(過去の「コスギフェスタ」開催レポート)
・2011/10/30エントリ 「コスギフェスタ2011」開催レポート
・2012/10/27エントリ 「コスギフェスタ2012」開催レポート
・2013/10/27エントリ 「コスギフェスタ2013」開催レポート
・2014/10/25エントリ 「コスギフェスタ2014」開催レポート
・2015/11/23エントリ 「コスギフェスタ2015」前夜祭「タワレコ秋のミュージックフェスタ」「武蔵小杉カレーEXPO」開催レポート/24日(土)本祭1日目の見所まとめ
・2015/10/24エントリ 「コスギフェスタ2015」10月24日(土)本祭1日目開催レポート/25日(日)本祭2日目の見所まとめ
・2015/10/25エントリ 「コスギフェスタ2015」10月25日(日)本祭2日目開催レポート:武蔵小杉駅前の公道を事務いすが疾走!「いす-1GP」首都圏初開催
(実行ワーキング・グループインタビュー)
・2011/10/8エントリ 武蔵小杉の「ひと」(7):「コスギフェスタ2011実行ワーキング・グループ」座長・山中佳彦さん(前編)
・2011/10/8エントリ 武蔵小杉の「ひと」(7):「コスギフェスタ2011実行ワーキング・グループ」座長・山中佳彦さん(後編)
・2013/9/21エントリ 武蔵小杉の「ひと」(8):「コスギフェスタ2013実行ワーキング・グループ」石井正士さん、本平基さん
・2014/9/28エントリ 武蔵小杉の「ひと」(9):「コスギフェスタ2014実行ワーキング・グループ」松尾寛さん、大坂亮志さん
・2015/10/12エントリ 武蔵小杉の「ひと」(10):「コスギフェスタ2015実行ワーキング・グループ」安藤均さん、奥村佑子さん
10月21日(金)~23日(日)の3日間にかけて、武蔵小杉駅周辺で「コスギフェスタ2016」が開催されます。
今年も21日(金)には「武蔵小杉カレーEXPO」が開催されるほか、22日、23日の本祭にはハロウィンイベントや各種音楽ステージ、出店など、さまざまな催しが予定されています。
そのうち本祭2日目の目玉となるのが、2016/9/20エントリでお伝えした新企画「コスギんピック」です。
「コスギんピック」は、老若男女、どなたでもオープンに参加ができる地域運動会を、武蔵小杉駅前の公道を歩行者天国にして開催するというかつてないイベントです。
本イベントはスポーツによる地域活性化とコミュニティ形成に取り組む慶應義塾大学の学生プロジェクト「Joint」が立案し、NPO法人小杉駅周辺エリアマネジメントの「コスギフェスタ実行ワーキング・グループ」との協働で企画・運営が行われます。
今回は「Joint」の代表であり、「生まれも育ちも武蔵小杉」の大和田樹さんに、「コスギんピック」にこめた思いを伺いました。
■「Joint」代表の大和田樹さん(以下、インタビュー文中の発言は「大:」)
<慶應義塾大学の学生プロジェクト「Joint」>
--よろしくお願いいたします。大和田さんは、慶應義塾大学の学生さんということですが、ずっと武蔵小杉にお住まいと伺っています。
大:よろしくお願いいたします。生まれてからずっと、22年間武蔵小杉に住んでいます。まだ高層マンションや大型ショッピング施設が建てられていない頃から、街を見てきました。
大学はずっと慶應のSFC(湘南藤沢キャンパス) に通っていまして、もともと関心のあった「地域活性化」をテーマにした地域活性化プロジェクト「Joint」で活動をしてきました。
--「Joint」とは、どのような団体ですか 。
大:私はSFCのなかで「飯盛研究室」という地域活性化・コミュニティ形成を学ぶ 研究室に所属しています。その中のプロジェクトのひとつが「Joint」です。
地域の活性化にはいろいろやりかたがあると思いますが、「Joint」はその中でもスポーツを活用した地域活性化に取り組んでいます。これまではJ3のサッカークラブ「SC相模原」との協力により、一緒に相模原を盛り上げていく活動を展開してきました。
今年度からは、さらに 自分自身が生まれ育った武蔵小杉に問題意識を持っていたこともあり、「コスギんピック」という地域運動会の企画を立案しました。
この企画をNPO法人小杉駅周辺エリアマネジメントの皆さんに提案したところ、こころよく受け入れていただきまして、「コスギフェスタ2016」で実現する運びとなりました。
--「Joint」では、これまでに運動会を他地域で展開したことはあったのですか。
大:武蔵小杉が初めてです。せっかくやるなら、自分の地元に還元をしたいという思いもあり、武蔵小杉で開催することにしました。
「Joint」は現在5名のメンバーがいまして、私が代表をつとめています。今回の「コスギんピック」は全員で協力してやりたいと思います。学生ですので様々な段取りなどがわからない部分もありますけれども、地域の皆様の力を貸していただきながら、やっていきたいと思います。
--スポーツに注目された理由は何ですか。
大:「Joint」は、自分自身がスポーツをすること、あるいは観ることが好きで集まったメンバーが多いです。私たちは各自のスポーツ体験を通じて、スポーツと地域活性化の親和性が非常に高いことを感じてきました。
スポーツは、例えば言葉が通じなくても一緒に体を動かすことで通じ合えますし、同じ目標に向かって「人」や「街」をひとつにしていく土台になりうると考えています。スポーツに大きな可能性を感じたことが、「Joint」が結成されたきっかけでもあります。
これまでの各地の活動の中でも、スポーツを媒体にすることでどんどん人が乗っかってきてくれました。スポーツの可能性には制限がないのが魅力です。
--なるほど、大和田さんが個人的に好きなスポーツはありますか?
大:大学ではサッカー、高校までは野球 をしていました。Jリーグではフロンターレを応援していまして、先日も等々力陸上に観戦にいきましたよ。残念ながら大敗してしまった試合でしたが…(笑)
<地域運動会「コスギんピック」>
--「コスギんピック」の概要を教えてください。
大:「コスギんピック」では、「一綱入魂 大綱引き 」と「ダンシング玉入れ」という2つの種目を行います。いずれも運動会ではたいへんオーソドックスな種目で、武蔵小杉にいる方がどなたでも、老若男女問わず気軽に参加できるというのがコンセプトです。
子供と大人でブロックは分けていまして、大人の部では、消防署の方やタワーマンションの方、町内会のおじいちゃんも、普段は接する機会のない方たちが、コスギんピックを通じて交流できるような形を作りたいと考えています。
--会場はどこですか。
大:昨年「いす-1GP」を開催した、武蔵小杉東急スクエア前の道路を歩行者天国にして開催します。午前の部が予選、午後の部が決勝というかたちで、コスギフェスタ3日目 の10月23日(日)には、会場に来ていただければ目に留まると思います。ぜひ参加をしたり、または応援をして楽しんでいただければと思いますね。
■会場となる武蔵小杉東急スクエア前の道路(写真は昨年のいす-1GP)
--規模的にはどの程度のものになるでしょうか。
大:チームはこども・おとなあわせて36チーム、400~500人規模の参加者を集めたいと思っています。1チームは10人~15人程度で構成をする予定です。
なお、「チームエントリー」は8名以上ですが、8人集められなくても、「個人エントリー」の方が集まってひとつのチームを作ったり、「あと二人ほしい」というチームには個人エントリーの方にご一緒いただいてチームを作ったりということを考えています。
--意外とそんな混成チームのほうが面白かったりするかもしれないですね。
大:そうですね(笑)予期せぬ何かが起こるかもしれませんので。これをきっかけに仲良くなったりすることもあるかもしれませんし。
--大人になると、友達をつくるきっかけが意外となかったりしますから、コスギんピックを通じてそんな機会ができればよいですね。
大:そこで新しいものが生まれたら、コスギんピックを開催した甲斐があったなと思います。
--「コスギんピック」で勝利すると、何かいいことがありますか。
大:もちろんです。優勝トロフィーに加えて、副賞もいろいろ用意するつもりです。
今回の「コスギんピック」プロジェクトは単発で終わらせずに継続できるものにしたいと思っていますので、トロフィーは毎年優勝者の記録を残しながら代々持ち回りしていくようなものしたいと思っています
このトロフィーが将来、武蔵小杉の歴史を感じる材料にもなればと思います。
--「市民運動会」などもありますが、「コスギんピック」の特徴は何でしょうか。
大:地方のほうが、地域運動会なども盛んですよね。いろいろリサーチさせていただいた中で、「参加しないと印象が悪くなる」といったネガティブな声も多いことを感じました。地域の方が集まる運動会は本来そういうネガティブなものではないはずで、何かポジティブな集いを作りたいと思ったのです。堅い制限を設けるのではなく、どなたでも「やりたい」と思う方が思うままに参加されて、応援もできるような運動会をやりたいと思いました。
--ポイントは「オープンである」ということですね。
大:そうです。参加ハードルが低く、どなたでも参加できるものにしています。今回の「コスギフェスタ」での取り組みがうまくいったら、ゆくゆくは規模も大きくしたり、夢は広がってくると思います。
<完全オープン参加! 是非、ご参加ください>
--これから開催までのスケジュールはいかがでしょうか。
大:参加したい方は、ウェブサイトに応募フォームを用意しています。10月9日(日)が期限ですので、そこまでにチームや個人で是非お申し込みをいただいきたいと思います。
ご参加にあたっては、安全面にわれわれも十分に配慮をしておりますが、サポーター、すねあてなどの準備はお願いを申し上げております。そのくらいで、あとはスポーツを楽しむ気持ちだけあれば大丈夫です。
また、ご参加にあたってはウォーミングアップも大切ですね。
--当日までの練習はありますか。
大:主催者として集合をかけてやるような練習はありません。参加者の皆さんが自由に準備をいただければと思います。
綱引きはオーソドックスなものですが、玉入れはダンスと組み合わせた「ダンシング玉入れ」です。ダンスの音楽がかかったらみんなでダンスをして、玉入れの時間になったらみんなでいっせいに玉入れをして、また音楽が始まったらダンスに戻るという形式です。
ダンススタジオの先生を中心に、簡単な振り付けも用意しています。ですから、観ていても楽しめると思います。
--今、小学校の運動会もダンシング玉入れをしているところがありますね。
大:あ、そうなんですか!私が小学生のころは通常の玉入れでしたから、変わりましたね。
--昔は違ったんですね。武蔵小杉の街も、いろいろ変わってきました。
大:昔に比べると、街に住む方のバックグラウンドも多様になってきて、それは自分の地域に対する問題意識にもつながっています。高層マンション街の取り組みもあれば、昔からの地域の取り組みもあって、その両方が入り混じるような場所がつくれないかと思っていました。
その解決策のひとつになるのは、スポーツではないかと思いました。先ほどお話しした通り、スポーツは共通言語ですから。老若男女が交じり合うという「縦の軸」に加えて、さまざまな地域の交流という「横の軸」もあるのではないかと考えたのです。
武蔵小杉ではいろんな地域活性・交流のイベントが多いですよね。自分が学んでいることが体現できていて、いい街だなと思っていました。
--なるほど。それでは最後に、武蔵小杉ライフ読者の皆様にメッセージをお願いいたします。
大:今回初開催となる「コスギんピック」は、武蔵小杉の人による、武蔵小杉のひとのための地域運動会です。これまで街にかかわったことのあまりない方でも、スポーツという手軽なものですので、ぜひ参加していただきたいと思います。
そこでいままで関わることのなかったような、中学生とおじいちゃんが交流したりといった、新しいつながりが生まれることを期待しています。皆さん、もし時間がありましたら、どなたでも、個人でも団体でも大歓迎ですので、みんなで楽しみましょう。
武蔵小杉を盛り上げましょう!
※撮影協力:motoyさん
インタビューは、以上です。
初開催となる「コスギんピック」で、また新しい交流が生まれると良いと思います。
「コスギんピック」の開催情報は昨日のエントリでもお伝えしておりますが、あらためて下記に再掲しておきます。
参加エントリーはウェブサイトから10月9日(日)までに行う形になっていますので、どうぞグループまたは個人でご参加ください。
本サイトでは今年も引き続き、「コスギフェスタ2016」の開催情報をお伝えしてまいります。
■「コスギんピック」
■「コスギんピック」の開催概要および応募要項
大会日時 | 2016年10月23日(日)10:00-15:00(受付9:00開始、雨天決行・荒天中止) |
会場 | 武蔵小杉東急スクエア 西側道路(※開催中は歩行者天国になります。) |
対象 | ●大人の部:中学生以上 子供の部:小学生 その他、下記の注意点および免責事項をご参照ください。 |
種目 | ●一綱入魂 大綱引:大綱を引いて勝敗を決定します。 ●ダンシング玉入れ:人気曲にあわせて踊りと玉入れを行います。※各種目の順位に応じたポイントを付与し、2種目合計でのコスギNo.1チームをこどもの部・大人の部それぞれで決定します。 |
賞品等 | 優勝チームにはコスギんピックトロフィーを贈呈します。その他、豪華副賞も用意しています! |
募集チーム数 | ●大人の部:最大24 チーム 子供の部:最大12 チーム ※応募は個人でも可能です。下記の大会参加要領をご参照ください。 |
大会参加要項 | エントリー方法は①チーム参加・②個人参加の2つがあります。以下の説明をご確認ください。 ①チーム参加について:8名以上の団体で参加される方 登録人数は8名〜上限はありません。ただし競技は1チーム15名で実施します。16名以上の場合は競技ごとにメンバーの入れ替えをチーム内で行ってください。チームが15名に満たない場合は②の個人参加者からチームメンバーの補填をくじ引きで実施します。 ②個人参加について:7名以下の個人または少人数で参加される方 主催者側で①のいずれかのチーム内に編成させていただきます。(個人種目への参加ではありません。) ※最終的なチーム編成は主催者にてくじ引きで決定し、大会本番前にお知らせします。 |
応募方法 | 下記のウェブサイトからお申込みください。8名以上は「チームエントリー」、7名以下は「個人エントリー」となります。 【チームエントリー】 【個人エントリー】 ※送信後、数日たっても主催者より返信メールが届かない場合には、お手数ですが小杉駅周辺エリアマネジメント事務局までお問い合わせください。 |
応募締切 | 2016年10月9日(日)必着 ※応募チーム数が上限に達しましたら締め切ります。先着順でのご参加となりますのでお早めにお申し込み下さい。 |
参加費 | 1名あたり200円(※スポーツ保険料を含む) 大会当日、受付にて徴収します。お釣りのないように現金をご用意ください。 |
問い合わせ先 | 小杉駅周辺エリアマネジメント事務局TEL:044-433-9180 (10時〜17時・日/月/祝休み) |
イベントページ | http://kosugifesta.com/?page_id=7130 |
■大会スケジュール
9:00~9:45 | チーム・個人受付 | コスギんピック会場前 特設本部にて |
9:45~10:00 | 待機場所集合 | チーム点呼を行います |
10:00~10:40 | 綱引き予選リーグ | 大人の部・子供の部ごとにリーグ内総当たり戦を予定しています |
11:45~12:00 | 玉入れ予選リーグ | 大人の部・子供の部ごとにリーグ内総当たり戦を予定しています |
12:00~13:00 | 休憩 | メイン会場周辺のお店等でお昼ご飯をどうぞ |
13:05~13:35 | 綱引き決勝トーナメント | 大人の部・子供の部ごとにトーナメント方式で実施します 総合優勝、2位、3位チームを決定します |
13:40~14:40 | 玉入れ決勝トーナメント | 大人の部・子供の部ごとにトーナメント方式で実施します 総合優勝、2位、3位チームを決定します |
14:45~15:00 | 表彰式 | コアパークメインステージにて、表彰・優勝賞品授与 |
■注意点
・参加条件:心身ともに健康で運動可能な方
・競技に必要な軍手や運動靴、服装は各自準備してください。必要な持ち物は別途ご案内します
・下記の免責事項に同意いただくことが参加の必須条件となります。また、小学生の方が出場する場合には、必ず保護者の方が同伴してください
■免責事項
※免責事項同意書は大会当日の参加費徴収時にご記入いただきます
・「コスギんピック」は、「一綱入魂 大綱引き」「ダンシング玉入れ」ともかなりの運動量があり、また大勢の参加の上で行われます。そのため参加される皆様全員に大会当日に同意書を提出していただきます。これはNPO法人小杉駅周辺エリアマネジメントの免責事項を明確にしたものです。よくお読み頂きご理解の上、ご承諾の署名をお願いします。
・参加に際して、身体的に何ら支障や制限の無いことを報告いただいた方のみ「コスギフェスタ:コスギんピック」にご参加いただけます。「コスギフェスタ:コスギんピック」参加中の不慮の事故による怪我が発生した場合は、皆様から徴収した保険料で加入した範囲内(当日配布資料)で補償させていただきます。基本的には自己責任にてお願いします。
【関連リンク】
・コスギフェスタ2016 公式サイト
・慶應義塾大学 Joint
(過去の「コスギフェスタ」開催レポート)
・2011/10/30エントリ 「コスギフェスタ2011」開催レポート
・2012/10/27エントリ 「コスギフェスタ2012」開催レポート
・2013/10/27エントリ 「コスギフェスタ2013」開催レポート
・2014/10/25エントリ 「コスギフェスタ2014」開催レポート
・2015/11/23エントリ 「コスギフェスタ2015」前夜祭「タワレコ秋のミュージックフェスタ」「武蔵小杉カレーEXPO」開催レポート/24日(土)本祭1日目の見所まとめ
・2015/10/24エントリ 「コスギフェスタ2015」10月24日(土)本祭1日目開催レポート/25日(日)本祭2日目の見所まとめ
・2015/10/25エントリ 「コスギフェスタ2015」10月25日(日)本祭2日目開催レポート:武蔵小杉駅前の公道を事務いすが疾走!「いす-1GP」首都圏初開催
(実行ワーキング・グループインタビュー)
・2011/10/8エントリ 武蔵小杉の「ひと」(7):「コスギフェスタ2011実行ワーキング・グループ」座長・山中佳彦さん(前編)
・2011/10/8エントリ 武蔵小杉の「ひと」(7):「コスギフェスタ2011実行ワーキング・グループ」座長・山中佳彦さん(後編)
・2013/9/21エントリ 武蔵小杉の「ひと」(8):「コスギフェスタ2013実行ワーキング・グループ」石井正士さん、本平基さん
・2014/9/28エントリ 武蔵小杉の「ひと」(9):「コスギフェスタ2014実行ワーキング・グループ」松尾寛さん、大坂亮志さん
・2015/10/12エントリ 武蔵小杉の「ひと」(10):「コスギフェスタ2015実行ワーキング・グループ」安藤均さん、奥村佑子さん