小杉町3丁目東地区再開発:建物解体により11月15日から2020年3月まで車両通行止め、メガネのオーサカ・中国料理一番が2019年秋頃まで現店舗で営業継続
【Reporter:はつしも】
現在、武蔵小杉駅西側の「武蔵小杉駅前通り商店街」を中心として「小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業」による立ち退きが進んでいます。
この工事プロセスが一部変更されまして、再開発地区北側で本年度中に立ち退きを予定していた「メガネのオーサカ」「中国料理一番」のビルはぎりぎりまで取り壊しを行わず、両店舗は2019年秋頃まで現地で営業を継続することになりました。
両店舗は2020年4月頃に完成する再開発ビルに、あらためて入居するかたちになります。
一方、「旧中原図書館」「川崎信用金庫」「旧ダイソー」など再開発地区北側では、今月より解体工事がスタートします。
これにより、旧中原図書館以北の道路が11月15日(予定)より2020年3月下旬まで、3年半にわたって通行止めになることが現地で告知されました。
■小杉町3丁目東地区のマップ
■小杉町3丁目東地区の既存ビル
小杉町3丁目東地区では、これまで多くの既存商店、金融機関等が営業を続けてきました。
同地区の再開発事業は、これらの既存構築物をすべて再開発ビルにまとめて建て直しを行うもので、低層部の商業・業務施設と高層部のタワーマンションで構成されています。
■当初は仮店舗移転が発表されていた「メガネのオーサカ」
既存構築物の解体は本年度中の着手がかねてから予定されていまして、今年に入ってから続々と店舗等の移転が続いていました。
その中でも老舗の「メガネのオーサカ」については、再開発地区内に建設される仮設店舗に一旦移転を行い、再開発ビルが完成後に再移転を行う予定であることが6月頃には同店から正式に告知されていたのですが、その計画がこのたび下記の通り変更になりました。
■「メガネのオーサカ」の再開発スケジュール変更
●当初計画:2016年度中に仮店舗に移転・建物解体⇒2020年4月頃完成予定の再開発ビル移転
↓ ↓ ↓
●変更計画:2019年秋頃まで現店舗で営業⇒2020年4月頃完成予定の再開発ビル移転
当初先行して解体されるはずだった、同店が入居する「サンビルディング」がぎりぎりまで解体しなくても良いことになりまして、同ビルに入居する「メガネのオーサカ」「中国料理一番」がそのまま営業できる段取りになったわけです。
■「メガネのオーサカ」のカスタマー向け案内
■メガネのオーサカ 小杉町3丁目東地区再開発についてのご案内
http://www.megane-osaka.jp/blog.html
これに対応して、「メガネのオーサカ」では、カスタマー向けに新たな計画のご案内を郵送するとともに、同店のウェブサイトでも告知を掲載しています。
前述の通り、同店では仮設店舗への移転をすでにご案内されていましたので、実務的にはたいへんな部分があったかもしれません。
■「中国料理 一番」
■「中国料理 一番」の店頭のご案内
そして「メガネのオーサカ」と同じサンビルディングに入居する「中国料理一番」も、同様に現店舗のまま2019年秋頃まで営業を続ける旨、店頭に告知を出していました。
■先行して移転した店舗跡地
本サイトでもお伝えしてきた通り、このサンビルディングでは、S.N.Bビルディングに移転した美容室「Ash」や洋服お直し店舗など、既存店舗が先行して移転を完了してしまっています。
同ビルが2019年秋まで営業を継続できるのであれば、店舗によっては必ずしも移転は必要なかったかもしれず、この計画変更が本当に土壇場で行われたことを物語っています。
■「吉田ユミ音楽教室」のオープン
http://www.yumi-piano.sakura.ne.jp/
そのようなわけで、「メガネのオーサカ」隣の同ビル1階路面に、「吉田ユミ音楽教室」が新たに入居することになりました。
「ビルの立ち退き・解体」から「新店舗のオープン」へと、180度方向転換したかたちになりますね。
■11月15日からの通行止めのご案内
■解体工事がスタートする「旧中原図書館」以北のエリア
そして再開発地区の「旧中原図書館」以北のエリアでは、解体工事着手のために11月15日(予定)より上記案内図の道路が車両通行止めとなります。
この車両通行止めは2020年3月下旬まで、約3年半の再開発工事期間を通して続くことになります。
■当面通行が可能な「みずほ銀行」脇の歩道
今回の解体工事エリアには、「みずほ銀行武蔵小杉支店」が入っていません。
同支店とイトーヨーカドーの間の細い歩道が、当面の歩行者の迂回ルートです。
これから再開発ビルが完成するまでの長期間、周辺では車両・歩行者導線の切り回し等、さまざまなやりくりが必要になるものと思います。
■11月19日閉店「清水薬局」
なお、「中国料理一番」の隣、再開発地区南端にあたる「清水薬局」(11月19日閉店)では、閉店セールのお知らせが掲示されていました。
57年の歴史に幕を下ろすということで、こちらも武蔵小杉ではかなりの老舗でしたね。
さて一方、「メガネのオーサカ」「中国料理一番」の移転が当面不要になったことに伴って、情勢が流動的になってきたのが「仮設店舗」の動向です。
■仮設店舗の建設予定地(写真手前)
小杉町3丁目東地区では、従来不動産店舗が営業をしていた上記写真手前の場所に3階建ての仮設店舗を建設するものとしていました。
ここには当初は「小杉こども文化センター」のほか「メガネのオーサカ」が移転入居を行う前提となっていましたが、少なくとも「メガネのオーサカ」「中国料理一番」は当面入居する必要がなくなったわけです。
仮設店舗には現在の「TSUTAYA」も入居が濃厚とされていましたが、何しろこれだけ計画の前提が変更されてきているわけですから、仮設店舗についても動向は流動的と考えた方が無難ではないでしょうか。
また確認できることがあれば、お伝えしたいと思います。
■小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業のイメージパース
【関連リンク】
・武蔵小杉ライフ:再開発情報:小杉町3丁目地区 東地区
・武蔵小杉ライフ:タウンガイド:スーパーマーケット イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店
・2013/6/28エントリ 「マルエツ小杉店 ダイソーFC店」が240坪で本日オープン
・2015/4/8エントリ 小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業の組合設立認可と、商業・業務・公共公益施設の概要
・2016/12/14エントリ 小杉町3丁目東地区再開発で相次ぐ、既存店舗等の立ち退き。2016年3月末で「小杉こども文化センター」が閉館、2月17日に児童向け説明会を開催へ
・2016/2/25エントリ 川崎市が「小杉こども文化センター」建替えで方針転換、中原区役所に当面代替施設を用意・再開発地区内にプレハブ施設を整備へ
・2016/3/10エントリ 小杉町3丁目東地区再開発:旧中原図書館の暫定バイク駐車場が6月末閉鎖、再開発地区内の移転進む
・2016/6/6エントリ 「小杉こども文化センター」代替施設が中原区役所敷地内に6月1日暫定開設、小杉町3丁目東地区再開発地区内に整備する仮施設に同施設や「メガネのオーサカ」が移転へ
・2016/7/4エントリ 小杉町3丁目東地区再開発:「川崎信金武蔵小杉支店」が2016年10月11日府中街道沿いに移転決定、旧中原図書館のバイク駐車場が6月末で閉鎖完了
・2016/9/6エントリ 大野屋前の「旧第一勧業銀行」跡地を「みずほ銀行武蔵小杉支店」として再整備、小杉町3丁目東地区再開発により現店舗から移転へ
・2016/9/22エントリ 小杉町3丁目東地区の「ダイソー マルエツ小杉店」が10月12日(水)閉店決定、イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店4階にダイソー新店が10月28日(金)オープンへ
・2016/9/23エントリ 小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業の権利変換計画を川崎市が本日認可、商業・業務・公共施設4フロア・24区画の平面図が公示
・2016/10/28エントリ 「ダイソーイトーヨーカドー武蔵小杉駅前店」本日オープン、220坪で旧店舗の9割以上の売場面積を確保/新星堂に続き中原ブックランドイトーヨーカドー店閉店
現在、武蔵小杉駅西側の「武蔵小杉駅前通り商店街」を中心として「小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業」による立ち退きが進んでいます。
この工事プロセスが一部変更されまして、再開発地区北側で本年度中に立ち退きを予定していた「メガネのオーサカ」「中国料理一番」のビルはぎりぎりまで取り壊しを行わず、両店舗は2019年秋頃まで現地で営業を継続することになりました。
両店舗は2020年4月頃に完成する再開発ビルに、あらためて入居するかたちになります。
一方、「旧中原図書館」「川崎信用金庫」「旧ダイソー」など再開発地区北側では、今月より解体工事がスタートします。
これにより、旧中原図書館以北の道路が11月15日(予定)より2020年3月下旬まで、3年半にわたって通行止めになることが現地で告知されました。
■小杉町3丁目東地区のマップ
■小杉町3丁目東地区の既存ビル
小杉町3丁目東地区では、これまで多くの既存商店、金融機関等が営業を続けてきました。
同地区の再開発事業は、これらの既存構築物をすべて再開発ビルにまとめて建て直しを行うもので、低層部の商業・業務施設と高層部のタワーマンションで構成されています。
■当初は仮店舗移転が発表されていた「メガネのオーサカ」
既存構築物の解体は本年度中の着手がかねてから予定されていまして、今年に入ってから続々と店舗等の移転が続いていました。
その中でも老舗の「メガネのオーサカ」については、再開発地区内に建設される仮設店舗に一旦移転を行い、再開発ビルが完成後に再移転を行う予定であることが6月頃には同店から正式に告知されていたのですが、その計画がこのたび下記の通り変更になりました。
■「メガネのオーサカ」の再開発スケジュール変更
●当初計画:2016年度中に仮店舗に移転・建物解体⇒2020年4月頃完成予定の再開発ビル移転
↓ ↓ ↓
●変更計画:2019年秋頃まで現店舗で営業⇒2020年4月頃完成予定の再開発ビル移転
当初先行して解体されるはずだった、同店が入居する「サンビルディング」がぎりぎりまで解体しなくても良いことになりまして、同ビルに入居する「メガネのオーサカ」「中国料理一番」がそのまま営業できる段取りになったわけです。
■「メガネのオーサカ」のカスタマー向け案内
■メガネのオーサカ 小杉町3丁目東地区再開発についてのご案内
http://www.megane-osaka.jp/blog.html
これに対応して、「メガネのオーサカ」では、カスタマー向けに新たな計画のご案内を郵送するとともに、同店のウェブサイトでも告知を掲載しています。
前述の通り、同店では仮設店舗への移転をすでにご案内されていましたので、実務的にはたいへんな部分があったかもしれません。
■「中国料理 一番」
■「中国料理 一番」の店頭のご案内
そして「メガネのオーサカ」と同じサンビルディングに入居する「中国料理一番」も、同様に現店舗のまま2019年秋頃まで営業を続ける旨、店頭に告知を出していました。
■先行して移転した店舗跡地
本サイトでもお伝えしてきた通り、このサンビルディングでは、S.N.Bビルディングに移転した美容室「Ash」や洋服お直し店舗など、既存店舗が先行して移転を完了してしまっています。
同ビルが2019年秋まで営業を継続できるのであれば、店舗によっては必ずしも移転は必要なかったかもしれず、この計画変更が本当に土壇場で行われたことを物語っています。
■「吉田ユミ音楽教室」のオープン
http://www.yumi-piano.sakura.ne.jp/
そのようなわけで、「メガネのオーサカ」隣の同ビル1階路面に、「吉田ユミ音楽教室」が新たに入居することになりました。
「ビルの立ち退き・解体」から「新店舗のオープン」へと、180度方向転換したかたちになりますね。
■11月15日からの通行止めのご案内
■解体工事がスタートする「旧中原図書館」以北のエリア
そして再開発地区の「旧中原図書館」以北のエリアでは、解体工事着手のために11月15日(予定)より上記案内図の道路が車両通行止めとなります。
この車両通行止めは2020年3月下旬まで、約3年半の再開発工事期間を通して続くことになります。
■当面通行が可能な「みずほ銀行」脇の歩道
今回の解体工事エリアには、「みずほ銀行武蔵小杉支店」が入っていません。
同支店とイトーヨーカドーの間の細い歩道が、当面の歩行者の迂回ルートです。
これから再開発ビルが完成するまでの長期間、周辺では車両・歩行者導線の切り回し等、さまざまなやりくりが必要になるものと思います。
■11月19日閉店「清水薬局」
なお、「中国料理一番」の隣、再開発地区南端にあたる「清水薬局」(11月19日閉店)では、閉店セールのお知らせが掲示されていました。
57年の歴史に幕を下ろすということで、こちらも武蔵小杉ではかなりの老舗でしたね。
さて一方、「メガネのオーサカ」「中国料理一番」の移転が当面不要になったことに伴って、情勢が流動的になってきたのが「仮設店舗」の動向です。
■仮設店舗の建設予定地(写真手前)
小杉町3丁目東地区では、従来不動産店舗が営業をしていた上記写真手前の場所に3階建ての仮設店舗を建設するものとしていました。
ここには当初は「小杉こども文化センター」のほか「メガネのオーサカ」が移転入居を行う前提となっていましたが、少なくとも「メガネのオーサカ」「中国料理一番」は当面入居する必要がなくなったわけです。
仮設店舗には現在の「TSUTAYA」も入居が濃厚とされていましたが、何しろこれだけ計画の前提が変更されてきているわけですから、仮設店舗についても動向は流動的と考えた方が無難ではないでしょうか。
また確認できることがあれば、お伝えしたいと思います。
■小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業のイメージパース
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