多摩川を下る(4):川崎競馬場の練習馬場・小向トレーニングセンターを駆ける競走馬
【Reporter:はつしも】
武蔵小杉付近から多摩川サイクリングロードを下流に向かっていく、「多摩川を下る」シリーズの連載第4回です。
今回は多摩川大橋を越えた先の、幸区の小向にある「川崎競馬場」の「練習馬場」と「小向トレーニングセンター」をご紹介したいと思います。
■「川崎競馬場 練習馬場」
ここまで通ってきた、丸子橋からガス橋、多摩川大橋までの多摩川サイクリングロードは、直線に近いなだらかなカーブを描いていました。
それが多摩川大橋を越えると、幸区の小向が大きく大田区側に食い込むような形で河川が大きく曲がります。
この小向の河川敷付近まで来ると、ムワッと動物系のにおいがたちこめていまして、こんな都市部で何事かと最初は不思議に思います。
あたりを見回すと、河川敷に川崎競馬の広大な練習馬場が広がっていて疑問が氷解しました。
■川崎競馬場の河川占有許可
小向の河川敷は公有地ですので、占有の許可を得る必要があります。
練習馬場の中に、国土交通省による占有許可の看板が掲示されていました。
この掲示の右側に記載されている通り、この練習馬場の一部は10時~17時まで一般に開放されているということです。
■川崎競馬の騎手による練習
練習馬場では、深夜2時半から朝9時頃まで、騎手による練習が行われています。
さすがに深夜は厳しいですが、朝方、早い時間帯に小向まで来ると、ご覧のような練習風景を多摩川の土手から見学することができます。
■川崎競馬場練習馬場での練習風景(Youtube動画)
練習馬場の円形コースを一周するところを、Youtube動画にしてみました。
冬の早朝、澄んだ空気の中を馬が走っていく風景は、たいへんさわやかに感じます。
実際に現地で見学すると臭いが結構しますから、苦手な方は写真と動画でお楽しみください。
■川崎競馬小向トレーニングセンター(小向厩舎)
■小向トレーニングセンターの競走馬像
川崎競馬場練習馬場のすぐ近くには、多摩沿線道路を挟んで「川崎競馬場小向トレーニングセンター(小向厩舎)」があります。
この入口には、疾駆する競走馬と騎手の像が飾られていました。
■厩舎の競走馬
■積み上げられた乾草
多摩川の土手から、厩舎の競走馬や、重機で積み上げられた乾草(ほしくさ)など見ることができました。
大切な競走馬ですから、食事などにも配慮をして健康な生活が送れるようになっているものと思います。
■多摩沿線道路の「馬横断注意」
■多摩川土手の「馬横断注意」
小向トレーニングセンターと練習馬場の間を通る多摩沿線道路や土手の上には、「馬横断注意」という道路標識が設置されていました。
練習の前後には、厩舎と練習馬場を行き来する馬が道路を横断するのでしょう。
「馬横断注意」の道路標識は、ここで初めて見ました。
■生田緑地近くの「動物注意」
川崎市内では、多摩区の生田緑地近くに「動物注意」の道路標識がありまして、2016/5/13エントリでご紹介しておりました。
こちらはいろんな動物がいる中で、代表してタヌキの絵が描かれていましたが、小向トレーニングセンター前は、完全に「馬指定」の標識となります。
■競走馬の運搬車
目の前の練習場であれば馬自身が歩きますが、川崎区の競馬場までの移動などは、さすがに車道を走っていくわけにもいきません。
小向トレーニングセンターには、競走馬の運搬車が用意されていました。
■川崎競馬場練習馬場の全景
今回ご紹介した「川崎競馬練習馬場」や「小向トレーニングセンター」は、中原区内では見られない新鮮な風景でした。
多摩川のまた新しい一面を見ることができ、楽しかったです。
さて、「多摩川を下る」シリーズは、まだもう少し続いていきます。
次回また、サイクリングロードでお会いしましょう。
■川崎競馬練習馬場のマップ
【関連リンク】
・川崎競馬 ウェブサイト
・2017/1/26エントリ 多摩川を下る(1):ガス橋を渡る、キヤノン本社への長い出勤行列
・2017/2/19エントリ 多摩川を下る(2):中原区・幸区の境界・多摩川を渡る送電線と、古市場小学校前歩道橋からのパノラマ
・2017/4/17エントリ 多摩川を下る(3):ランステーション「多摩川交流センター」から見える、新川崎・武蔵小杉・多摩川大橋・「SHISHAMO」出身校の川崎総合科学高等学校
武蔵小杉付近から多摩川サイクリングロードを下流に向かっていく、「多摩川を下る」シリーズの連載第4回です。
今回は多摩川大橋を越えた先の、幸区の小向にある「川崎競馬場」の「練習馬場」と「小向トレーニングセンター」をご紹介したいと思います。
■「川崎競馬場 練習馬場」
ここまで通ってきた、丸子橋からガス橋、多摩川大橋までの多摩川サイクリングロードは、直線に近いなだらかなカーブを描いていました。
それが多摩川大橋を越えると、幸区の小向が大きく大田区側に食い込むような形で河川が大きく曲がります。
この小向の河川敷付近まで来ると、ムワッと動物系のにおいがたちこめていまして、こんな都市部で何事かと最初は不思議に思います。
あたりを見回すと、河川敷に川崎競馬の広大な練習馬場が広がっていて疑問が氷解しました。
■川崎競馬場の河川占有許可
小向の河川敷は公有地ですので、占有の許可を得る必要があります。
練習馬場の中に、国土交通省による占有許可の看板が掲示されていました。
この掲示の右側に記載されている通り、この練習馬場の一部は10時~17時まで一般に開放されているということです。
■川崎競馬の騎手による練習
練習馬場では、深夜2時半から朝9時頃まで、騎手による練習が行われています。
さすがに深夜は厳しいですが、朝方、早い時間帯に小向まで来ると、ご覧のような練習風景を多摩川の土手から見学することができます。
■川崎競馬場練習馬場での練習風景(Youtube動画)
練習馬場の円形コースを一周するところを、Youtube動画にしてみました。
冬の早朝、澄んだ空気の中を馬が走っていく風景は、たいへんさわやかに感じます。
実際に現地で見学すると臭いが結構しますから、苦手な方は写真と動画でお楽しみください。
■川崎競馬小向トレーニングセンター(小向厩舎)
■小向トレーニングセンターの競走馬像
川崎競馬場練習馬場のすぐ近くには、多摩沿線道路を挟んで「川崎競馬場小向トレーニングセンター(小向厩舎)」があります。
この入口には、疾駆する競走馬と騎手の像が飾られていました。
■厩舎の競走馬
■積み上げられた乾草
多摩川の土手から、厩舎の競走馬や、重機で積み上げられた乾草(ほしくさ)など見ることができました。
大切な競走馬ですから、食事などにも配慮をして健康な生活が送れるようになっているものと思います。
■多摩沿線道路の「馬横断注意」
■多摩川土手の「馬横断注意」
小向トレーニングセンターと練習馬場の間を通る多摩沿線道路や土手の上には、「馬横断注意」という道路標識が設置されていました。
練習の前後には、厩舎と練習馬場を行き来する馬が道路を横断するのでしょう。
「馬横断注意」の道路標識は、ここで初めて見ました。
■生田緑地近くの「動物注意」
川崎市内では、多摩区の生田緑地近くに「動物注意」の道路標識がありまして、2016/5/13エントリでご紹介しておりました。
こちらはいろんな動物がいる中で、代表してタヌキの絵が描かれていましたが、小向トレーニングセンター前は、完全に「馬指定」の標識となります。
■競走馬の運搬車
目の前の練習場であれば馬自身が歩きますが、川崎区の競馬場までの移動などは、さすがに車道を走っていくわけにもいきません。
小向トレーニングセンターには、競走馬の運搬車が用意されていました。
■川崎競馬場練習馬場の全景
今回ご紹介した「川崎競馬練習馬場」や「小向トレーニングセンター」は、中原区内では見られない新鮮な風景でした。
多摩川のまた新しい一面を見ることができ、楽しかったです。
さて、「多摩川を下る」シリーズは、まだもう少し続いていきます。
次回また、サイクリングロードでお会いしましょう。
■川崎競馬練習馬場のマップ
【関連リンク】
・川崎競馬 ウェブサイト
・2017/1/26エントリ 多摩川を下る(1):ガス橋を渡る、キヤノン本社への長い出勤行列
・2017/2/19エントリ 多摩川を下る(2):中原区・幸区の境界・多摩川を渡る送電線と、古市場小学校前歩道橋からのパノラマ
・2017/4/17エントリ 多摩川を下る(3):ランステーション「多摩川交流センター」から見える、新川崎・武蔵小杉・多摩川大橋・「SHISHAMO」出身校の川崎総合科学高等学校