NEC玉川ルネッサンスシティの「水準点」
【Reporter:はつしも】
NEC玉川ルネッサンスシティ前の道路を向河原駅から武蔵小杉新駅方面に歩いていく途中、植栽が一部途切れているところに目が留まりました。
■NEC玉川ルネッサンスシティ前の道路
向河原駅と武蔵小杉新駅は、NEC玉川事業場を横断する道路で結ばれています。
上記写真の左手にNEC玉川ルネッサンスシティがあり、その前の歩道には植栽が整備されていますが、ちょうど白い自動車の前あたりだけ、植栽が途切れているのが気になりました。
■NEC玉川ルネッサンスシティ前の「水準点(水準基標)」
近づいてみると、これは「水準点(水準基標)」でした。
「水準点」とは、市内の標高を測定するため基準となるもので、市内各地に設置されています。
必ず写真のように四方を石で囲まれた標石がありまして、この標石を基準に測定を行います。
■水準点の標石に見える「水準基標」の文字
■水準点の標石に見える川崎市のロゴマーク
標石には、「水準基標」の文字と、川崎市のマークが入っていました。
2016/8/5エントリでお伝えした通り、川崎市は新たな都市ブランドメッセージと、ロゴマークを制定しています。
こちらは、従来から使われているマークですね。
■川崎市ウェブサイト 地盤情報 市内の標高
http://www.city.kawasaki.jp/300/page/0000058259.html
■ガイドマップかわさき 川崎市水準点情報
http://kawasaki.geocloud.jp/webgis/?p=0&bt=0&mp=144-6&
なお、川崎市内の水準点に関する情報は、川崎市のウェブサイトのほか、「ガイドマップかわさき」にもマップで掲載(標高は単年データのみ)されています。
「ガイドマップかわさき」を参照すると、NEC玉川ルネッサンスシティ前の水準点は「102A」という番号がふられており、標高6.0801m(平成26年度データ)であることがわかります。
川崎市のウェブサイトではその経年変化を確認することができまして、平成23年度の同地点の標高6.0786から、平成26年度データが少し高くなっていることが確認できました。
同地点以外も、全体的に水準点の標高は大きく変わっていません。少なくとも急速な地盤沈下等はみられず、安心いたしました。
これらの水準点の中には、長い時間が経過する中で周辺の環境が変化し、「亡失」してしまったものも多数存在します。
今回ご紹介した「102A」周辺も、NEC玉川ルネッサンスシティの建設により周辺の公開空地・歩道等の整備が行われましたが、その波にのまれることなく残ったのでしょう。
■2012年にご紹介「木月公園」の水準点
本サイトでは今から4年以上前、2012/6/23エントリで「木月公園」の水準点をご紹介しておりました。
木月公園では、「水準点を大切にしましょう」という看板が立てられていました。
日頃、このような存在に注意を払うことはありませんが、継続的な標高の測定はたいへん重要なことです。
川崎市のウェブサイトでは、水準基標の近傍で工事等を行う場合や、水準基標の破損等にお気付きの場合は環境対策課まで連絡いただけるよう、お願いをしています。
武蔵小杉周辺にはほかにも多数の水準点がありますので、道端や公園などで見かけることがありましたら、目を留めてみてください。
【関連リンク】
・川崎市ウェブサイト 地盤情報 市内の標高
・ガイドマップかわさき 川崎市水準点情報
・2012/6/23エントリ 木月公園の「水準点」
NEC玉川ルネッサンスシティ前の道路を向河原駅から武蔵小杉新駅方面に歩いていく途中、植栽が一部途切れているところに目が留まりました。
■NEC玉川ルネッサンスシティ前の道路
向河原駅と武蔵小杉新駅は、NEC玉川事業場を横断する道路で結ばれています。
上記写真の左手にNEC玉川ルネッサンスシティがあり、その前の歩道には植栽が整備されていますが、ちょうど白い自動車の前あたりだけ、植栽が途切れているのが気になりました。
■NEC玉川ルネッサンスシティ前の「水準点(水準基標)」
近づいてみると、これは「水準点(水準基標)」でした。
「水準点」とは、市内の標高を測定するため基準となるもので、市内各地に設置されています。
必ず写真のように四方を石で囲まれた標石がありまして、この標石を基準に測定を行います。
■水準点の標石に見える「水準基標」の文字
■水準点の標石に見える川崎市のロゴマーク
標石には、「水準基標」の文字と、川崎市のマークが入っていました。
2016/8/5エントリでお伝えした通り、川崎市は新たな都市ブランドメッセージと、ロゴマークを制定しています。
こちらは、従来から使われているマークですね。
■川崎市ウェブサイト 地盤情報 市内の標高
http://www.city.kawasaki.jp/300/page/0000058259.html
■ガイドマップかわさき 川崎市水準点情報
http://kawasaki.geocloud.jp/webgis/?p=0&bt=0&mp=144-6&
なお、川崎市内の水準点に関する情報は、川崎市のウェブサイトのほか、「ガイドマップかわさき」にもマップで掲載(標高は単年データのみ)されています。
「ガイドマップかわさき」を参照すると、NEC玉川ルネッサンスシティ前の水準点は「102A」という番号がふられており、標高6.0801m(平成26年度データ)であることがわかります。
川崎市のウェブサイトではその経年変化を確認することができまして、平成23年度の同地点の標高6.0786から、平成26年度データが少し高くなっていることが確認できました。
同地点以外も、全体的に水準点の標高は大きく変わっていません。少なくとも急速な地盤沈下等はみられず、安心いたしました。
これらの水準点の中には、長い時間が経過する中で周辺の環境が変化し、「亡失」してしまったものも多数存在します。
今回ご紹介した「102A」周辺も、NEC玉川ルネッサンスシティの建設により周辺の公開空地・歩道等の整備が行われましたが、その波にのまれることなく残ったのでしょう。
■2012年にご紹介「木月公園」の水準点
本サイトでは今から4年以上前、2012/6/23エントリで「木月公園」の水準点をご紹介しておりました。
木月公園では、「水準点を大切にしましょう」という看板が立てられていました。
日頃、このような存在に注意を払うことはありませんが、継続的な標高の測定はたいへん重要なことです。
川崎市のウェブサイトでは、水準基標の近傍で工事等を行う場合や、水準基標の破損等にお気付きの場合は環境対策課まで連絡いただけるよう、お願いをしています。
武蔵小杉周辺にはほかにも多数の水準点がありますので、道端や公園などで見かけることがありましたら、目を留めてみてください。
【関連リンク】
・川崎市ウェブサイト 地盤情報 市内の標高
・ガイドマップかわさき 川崎市水準点情報
・2012/6/23エントリ 木月公園の「水準点」