丸子橋そばの、初詣・安産祈願・厄除けスポット。「多摩川浅間神社」の「大祓詞」のくるまを回して、境内から富士山と武蔵小杉をのぞむ
【Reporter:はつしも】
本サイトではこれまで、丸子橋そばにある「多摩川浅間神社」から見る武蔵小杉の眺望を何度かご紹介してきました。
東京都大田区側ということもあり、多摩川浅間神社自体については軽く触れる程度でしたが、川崎市から初詣や安産祈願、厄除けなどで訪問される方もいらっしゃるようです。
新丸子エリアからは徒歩圏内のお参りスポットとして、本エントリではあらためて神社をご紹介してみたいと思います。
■多摩川浅間神社の入口
多摩川浅間神社は、丸子橋の上流側の歩道を渡り、交番の角を左折してすぐの場所にあります。
境内は高台にありまして、写真にある階段のほか、横手に車も出入りできる坂道も整備されています。
■「大祓詞」のくるま
階段の前に、昨年以前に「大祓詞(おおはらえのことば)」のくるまが設置されました。
「大祓詞」とは、神道における罪と穢れを祓うための祝詞(のりと)で、元々は毎年6月と12月に唱えられていました。
このくるまにはその「大祓詞」が記されていまして、これを回すことで祝詞を唱えたことになり、お祓いをすませたうえで多摩川浅間神社の鳥居をくぐれるようになっています。
■「大祓詞」のくるまを回す(Youtube動画)
今回は、この「大祓詞」のくるまを回してみましたので、Youtube動画をご参照ください。
くるまが回る間、鈴の音が聞こえてきます。
「大祓詞」は一般の方が覚えるのは難しいですし、神社の神主さんも人が来るたびに唱えるのは大変です。
これは多摩川浅間神社におけるお祓いの自動化・合理化ですね。
なお、現地にも記載されていますが、これは遊具ではありません。
くるまは結構な重量があり、強い慣性の力で回りますから、お子さんが遊びで回すと指の挟みこみなどで思わぬけがをする可能性があります。
お子さんの使用は控えていただきたいとのことですので、本エントリでも念のためお伝えしておきます。
■新たに奉納された「白糸の滝」
「大祓詞」のくるまを過ぎて階段をのぼると、さらに最近になって奉納された「白糸の滝」がありました。
これはご覧の通り、白糸のように細い滝が流れているものです。
■多摩川浅間神社の境内
さて、罪と穢れを祓って境内にやってまいりました。
「浅間神社」とは全国各地にある富士山信仰の神社で、そのひとつが「多摩川浅間神社」です。
鎌倉時代、北条政子が出陣した源頼朝を案じて多摩川まで追ってきた際、この地から富士山の姿が見えたとされています。
政子の守護本尊は富士吉田市にある「北口本宮冨士浅間神社」であり、その方角に向かって頼朝の武運を祈るとともに正観世音像を現地に建立したのが「多摩川浅間神社」の発祥だということです。
そのため、境内に至るまでの曲がりくねった階段は、富士山の登山道を模しているわけです。
「多摩川浅間神社」のご祭神は、浅間大神とも同一視される木花咲耶姫命(このはなのさくやひめのみこと)です。
花(桜)のように美しく、家庭円満、安産、子育ての神様とされています。
■安産祈願のお札
神社の境内には、木花咲耶姫命に安産を祈願するお札が、たくさんありました。
ハートの形をした、かわいらしいお札です。
出産は医療の世界のできごとではありますが、医療が完全にコントロールできるものではありません。
そんな中で神様に祈願をする方が多くいらっしゃるのも、自然なことでしょう。
■多摩川浅間神社から見える富士山
■霊峰富士に向かっての祈願
そのような神社の成り立ちがありますので、多摩川浅間神社から見える富士山は祭神の本体にあたるような存在です。
境内には、「霊峰富士」に向かって方角を合わせ、祈願を行うためのツールが設置されています。
■干支を霊峰富士の方角に合わせる
これは自分の干支を、富士山の方角に合わせてから祈願をするようになっています。
富士山が見えないとダメということはないと思いますが、空気が澄んで綺麗に見えるときの方が、何となくご利益があるような気がいたしますね。
■正月飾りなどのお炊き上げ
1月になると、多摩川浅間神社では正月飾りなどのお炊き上げをしています。
昨年は「丸子どんど焼き」が荒天予報のために中止になりましたので、皆さん丸子山王日枝神社など、各地での炊き上げに持ち込まれていたのではないでしょうか。
■境内の「夫婦銀杏」
祭神の木花咲耶姫命にちなんでか、境内には仲の良さそうな「夫婦銀杏」がありました。
厄除けだけでなく、ご夫婦で家庭円満を祈願されるのも良いですね。
多摩川浅間神社でのご祈祷に関しては、ウェブサイトに案内がありますので、関連リンクをご参照ください。
また神社の下には2017/11/29エントリでご紹介した「多摩川ダイナー」がありますので、家族でお食事をすることも可能です。
■多摩川浅間神社展望台下の「多摩川ダイナー」
■多摩川浅間神社から見える丸子橋と武蔵小杉
【関連リンク】
・多摩川浅間神社 ウェブサイト
・2011/11/25エントリ 大田区側から見る武蔵小杉再開発ビルと、富士山
・2015/3/22エントリ 多摩川浅間神社の見晴らし台から望む、武蔵小杉周辺パノラマ
・2015/8/21エントリ 多摩川浅間神社・河川敷から見る武蔵小杉の 高層ビルと、富士山の夏景色
・2016/12/27エントリ 多摩川の大田区側河川敷・多摩川浅間神社から見る、マジックアワー武蔵小杉
・2017/11/29エントリ 多摩川浅間神社下から、武蔵小杉をのぞむカフェ&バー。「多摩川ダイナー」のパーティーメニュー
本サイトではこれまで、丸子橋そばにある「多摩川浅間神社」から見る武蔵小杉の眺望を何度かご紹介してきました。
東京都大田区側ということもあり、多摩川浅間神社自体については軽く触れる程度でしたが、川崎市から初詣や安産祈願、厄除けなどで訪問される方もいらっしゃるようです。
新丸子エリアからは徒歩圏内のお参りスポットとして、本エントリではあらためて神社をご紹介してみたいと思います。
■多摩川浅間神社の入口
多摩川浅間神社は、丸子橋の上流側の歩道を渡り、交番の角を左折してすぐの場所にあります。
境内は高台にありまして、写真にある階段のほか、横手に車も出入りできる坂道も整備されています。
■「大祓詞」のくるま
階段の前に、昨年以前に「大祓詞(おおはらえのことば)」のくるまが設置されました。
「大祓詞」とは、神道における罪と穢れを祓うための祝詞(のりと)で、元々は毎年6月と12月に唱えられていました。
このくるまにはその「大祓詞」が記されていまして、これを回すことで祝詞を唱えたことになり、お祓いをすませたうえで多摩川浅間神社の鳥居をくぐれるようになっています。
■「大祓詞」のくるまを回す(Youtube動画)
今回は、この「大祓詞」のくるまを回してみましたので、Youtube動画をご参照ください。
くるまが回る間、鈴の音が聞こえてきます。
「大祓詞」は一般の方が覚えるのは難しいですし、神社の神主さんも人が来るたびに唱えるのは大変です。
これは多摩川浅間神社におけるお祓いの自動化・合理化ですね。
なお、現地にも記載されていますが、これは遊具ではありません。
くるまは結構な重量があり、強い慣性の力で回りますから、お子さんが遊びで回すと指の挟みこみなどで思わぬけがをする可能性があります。
お子さんの使用は控えていただきたいとのことですので、本エントリでも念のためお伝えしておきます。
■新たに奉納された「白糸の滝」
「大祓詞」のくるまを過ぎて階段をのぼると、さらに最近になって奉納された「白糸の滝」がありました。
これはご覧の通り、白糸のように細い滝が流れているものです。
■多摩川浅間神社の境内
さて、罪と穢れを祓って境内にやってまいりました。
「浅間神社」とは全国各地にある富士山信仰の神社で、そのひとつが「多摩川浅間神社」です。
鎌倉時代、北条政子が出陣した源頼朝を案じて多摩川まで追ってきた際、この地から富士山の姿が見えたとされています。
政子の守護本尊は富士吉田市にある「北口本宮冨士浅間神社」であり、その方角に向かって頼朝の武運を祈るとともに正観世音像を現地に建立したのが「多摩川浅間神社」の発祥だということです。
そのため、境内に至るまでの曲がりくねった階段は、富士山の登山道を模しているわけです。
「多摩川浅間神社」のご祭神は、浅間大神とも同一視される木花咲耶姫命(このはなのさくやひめのみこと)です。
花(桜)のように美しく、家庭円満、安産、子育ての神様とされています。
■安産祈願のお札
神社の境内には、木花咲耶姫命に安産を祈願するお札が、たくさんありました。
ハートの形をした、かわいらしいお札です。
出産は医療の世界のできごとではありますが、医療が完全にコントロールできるものではありません。
そんな中で神様に祈願をする方が多くいらっしゃるのも、自然なことでしょう。
■多摩川浅間神社から見える富士山
■霊峰富士に向かっての祈願
そのような神社の成り立ちがありますので、多摩川浅間神社から見える富士山は祭神の本体にあたるような存在です。
境内には、「霊峰富士」に向かって方角を合わせ、祈願を行うためのツールが設置されています。
■干支を霊峰富士の方角に合わせる
これは自分の干支を、富士山の方角に合わせてから祈願をするようになっています。
富士山が見えないとダメということはないと思いますが、空気が澄んで綺麗に見えるときの方が、何となくご利益があるような気がいたしますね。
■正月飾りなどのお炊き上げ
1月になると、多摩川浅間神社では正月飾りなどのお炊き上げをしています。
昨年は「丸子どんど焼き」が荒天予報のために中止になりましたので、皆さん丸子山王日枝神社など、各地での炊き上げに持ち込まれていたのではないでしょうか。
■境内の「夫婦銀杏」
祭神の木花咲耶姫命にちなんでか、境内には仲の良さそうな「夫婦銀杏」がありました。
厄除けだけでなく、ご夫婦で家庭円満を祈願されるのも良いですね。
多摩川浅間神社でのご祈祷に関しては、ウェブサイトに案内がありますので、関連リンクをご参照ください。
また神社の下には2017/11/29エントリでご紹介した「多摩川ダイナー」がありますので、家族でお食事をすることも可能です。
■多摩川浅間神社展望台下の「多摩川ダイナー」
■多摩川浅間神社から見える丸子橋と武蔵小杉
【関連リンク】
・多摩川浅間神社 ウェブサイト
・2011/11/25エントリ 大田区側から見る武蔵小杉再開発ビルと、富士山
・2015/3/22エントリ 多摩川浅間神社の見晴らし台から望む、武蔵小杉周辺パノラマ
・2015/8/21エントリ 多摩川浅間神社・河川敷から見る武蔵小杉の 高層ビルと、富士山の夏景色
・2016/12/27エントリ 多摩川の大田区側河川敷・多摩川浅間神社から見る、マジックアワー武蔵小杉
・2017/11/29エントリ 多摩川浅間神社下から、武蔵小杉をのぞむカフェ&バー。「多摩川ダイナー」のパーティーメニュー