川崎市が府中街道拡幅遊休地活用を推進、小杉町3丁目の川崎信金前に「TOBU PARK武蔵小杉駅第2駐輪場」がオープン
【Reporter:はつしも】
川崎市は現在、府中街道拡幅用地のうち、一定以上の期間にわたって事業が着手されない用地を民間事業者に貸し出し、駐車場・駐輪場としての活用を進める事業を推進しています。
その一環として、これまでに東急線高架下において「TOBU PARK武蔵小杉駅駐輪場」が、宮内4丁目で「三井のリパーク」がオープンしました。
また小杉町3丁目交差点前と、等々力緑地入口そばでも事業者の募集が行われていまして、それぞれ本サイトでお伝えしてきたところです。
そして2018年4月4日、小杉町3丁目交差点前の用地において「TOBU PARK武蔵小杉駅第2駐輪場」がオープンしました。
この駐輪場の利用期間は、これから5年間と定められています。
■「TOBU PARK」がオープンした小杉町3丁目交差点前の遊休地
■「TOBU PARK武蔵小杉駅第2駐輪場」
「TOBU PARK武蔵小杉駅第2駐輪場」がオープンした小杉町3丁目交差点は、ちょうど川崎信用金庫武蔵小杉支店(仮設店舗)の目の前にあたります。
この一帯は徐々に拡幅のための用地取得が進んできまして、アスファルトで固められた遊休地がそこかしこに点在するようになってきました。
今回はそのうち交差点に面した便利な角地に民間企業を誘導し、東武鉄道系の不動産会社・東武プロパティーズがそれに応じる形で時間貸しの駐輪場がオープンさせたものです。
この場所は駐輪場のほか、移動販売等の建物を建設しない飲食・物販店としても募集が行われていましたが、結果としては無難な駐輪場になりました。
■「16時間ごと100円」
「TOBU PARK武蔵小杉駅第2駐輪場」の利用料金は、16時間ごと100円です。
仮に朝7時に駐輪したとすると、夜23時まで100円で利用できることになりますから、通勤・通学の場合はほぼ1日100円でカバーできると考えてよいでしょう。
駅までの距離が少々遠いですが、自転車は少し離れた場所に置いてきて、駅前の混雑地帯は歩いていく、という選択肢になるかもしれません。
■機械式の駐輪設備
■暫定駐輪場の表示
駐輪設備は、現在標準的になっている機械式のものです。
またこの駐輪場は府中街道拡幅工事が着手されるまでの限定ですから、東急線高架下の「TOBU PARK武蔵小杉駅駐輪場」などと同様に、暫定駐輪場である旨の掲示が出ていました。
■川崎信用金庫とその駐車場
この駐輪場の隣(写真奥)は、川崎信用金庫武蔵小杉支店(仮設店舗)の駐車場になっています。
こちらも同様に暫定的なもので、将来的には府中街道の拡幅用地になるわけです。
■先行してセットバックした建物
また駐輪場の反対隣りでも、拡幅用地がすでに確保されていました。
ここはビルが先行して建て替えられまして、拡幅用地分を残して後退した場所に建てられています。
■稼働率の高い「TOBU PARK武蔵小杉駅駐輪場」
一方、東急線高架下の遊休地に昨年オープンした「TOBU PARK武蔵小杉駅駐輪場」も、その名前からわかる通り「東武プロパティーズ」の運営による駐輪場です。
東武プロパティーズとしても武蔵小杉の駐輪場ニーズに手ごたえあり、今回小杉町3丁目交差点の用地にも応募をしてきたということかもしれません。
こちらは無料時間のない完全有料駐輪場でありながら、高い稼働率を維持しています。
13時間ごと100円で、16時間ごと100円の「TOBU PARK武蔵小杉駅第2駐輪場」より少し高めの価格設定になっています。
新たな「TOBU PARK武蔵小杉駅第2駐輪場」は前述の通り駅からのアクセスが少々不利ですから、同じような稼働率にはならないかもしれません。
ただ、そこは利用料金に差をつけてバランスを取るということでしょう。
■宮内4丁目の活用対象用地(用途:自動車駐車場)
なお、小杉町3丁目交差点の用地と合わせて募集が行われていた、等々力緑地入口そばの遊休地については、「タイムズ24」が応募して業者として選定されました。
こちらは駐車場になる予定ですが、本日時点ではまだ何も工事等は着手されていません。
■立ち退きが続く府中街道沿いの店舗
またその他の府中街道沿いでは、拡幅に伴う立ち退きが続いています。
現在残っている店舗なども、いずれ取り壊しが行われることでしょう。
【関連リンク】
・東武不動産パーキング事業部 TOBUPARK武蔵小杉駅第2駐輪場
・武蔵小杉ライフ:再開発情報:その他関連情報 府中街道
・川崎市ウェブサイト 道路予定地の利用者募集のご案内
(府中街道遊休地活用関連)
・2017/3/30エントリ 川崎市の府中街道拡幅遊休地活用募集に東武プロパティーズなどが入札、東急武蔵小杉駅南口高架下に時間貸し駐輪場が4月5日(水)頃オープン
・2017/4/6エントリ 東急電鉄がフィル・カンパニーとの駐車場複合ビルに「すこやか小杉保育園」2017年8月頃開園を発表/高架下の府中街道拡幅予定地に「TOBU PARK武蔵小杉駅駐輪場」がオープン
・2017/5/31エントリ 府中街道拡幅遊休地活用「TOBU PARK武蔵小杉駅駐輪場」が利用料金を「16時間100円」に値下げ、等々力緑地近くに「三井のリパーク川崎宮内4丁目」がオープン
・2017/11/28エントリ 川崎市が府中街道拡幅用地活用入札「第2回」を実施、「小杉町3丁目」用地を移動販売・露店による物販・飲食店舗等を用途に月額7万円台から募集
(その他府中街道拡幅関連)
・2012/3/1エントリ さよなら、リンガーハット川崎武蔵小杉店
・2012/8/11エントリ 府中街道の中華料理店「かんちゃん」閉店、 府中街道拡幅用地の取得進む
・2015/5/25エントリ 府中街道拡幅により安いステーキ「エル・ア ミーゴ」が閉店、50年の歴史に幕
・2015/8/24エントリ 武蔵小杉「吉岡時計店」の、3万分の1の奇 跡。オスの三毛猫「ジロー君」と、「ミケタン」
・2016/12/7エントリ 府中街道拡幅区間に残る、「黒焼き」のうなぎ専門店。相撲部屋を移築した「むさし野」
・2017/1/8エントリ 相撲部屋を移築した「黒焼き」のうなぎ専門店「むさし野」が、府中街道拡幅のため閉店
・2017/10/5エントリ 「ニッポンレンタカー中原区役所前営業所」が府中街道拡幅のために一時閉鎖、用地提供の上11月10日(金)再オープンへ
・2017/11/15エントリ 府中街道拡幅後の新築ビル「SOARS」「クレスト武蔵小杉Ⅱ」が竣工、「SOARS」2階に洋食ダイニング「さんぐり家」が11月下旬オープン
・2017/11/30エントリ 府中街道拡幅:「ニッポンレンタカー中原区役所前営業所」が営業再開・「フラワーマルシェ」移転先募集・「むさし野」周辺ビル解体着手
川崎市は現在、府中街道拡幅用地のうち、一定以上の期間にわたって事業が着手されない用地を民間事業者に貸し出し、駐車場・駐輪場としての活用を進める事業を推進しています。
その一環として、これまでに東急線高架下において「TOBU PARK武蔵小杉駅駐輪場」が、宮内4丁目で「三井のリパーク」がオープンしました。
また小杉町3丁目交差点前と、等々力緑地入口そばでも事業者の募集が行われていまして、それぞれ本サイトでお伝えしてきたところです。
そして2018年4月4日、小杉町3丁目交差点前の用地において「TOBU PARK武蔵小杉駅第2駐輪場」がオープンしました。
この駐輪場の利用期間は、これから5年間と定められています。
■「TOBU PARK」がオープンした小杉町3丁目交差点前の遊休地
■「TOBU PARK武蔵小杉駅第2駐輪場」
「TOBU PARK武蔵小杉駅第2駐輪場」がオープンした小杉町3丁目交差点は、ちょうど川崎信用金庫武蔵小杉支店(仮設店舗)の目の前にあたります。
この一帯は徐々に拡幅のための用地取得が進んできまして、アスファルトで固められた遊休地がそこかしこに点在するようになってきました。
今回はそのうち交差点に面した便利な角地に民間企業を誘導し、東武鉄道系の不動産会社・東武プロパティーズがそれに応じる形で時間貸しの駐輪場がオープンさせたものです。
この場所は駐輪場のほか、移動販売等の建物を建設しない飲食・物販店としても募集が行われていましたが、結果としては無難な駐輪場になりました。
■「16時間ごと100円」
「TOBU PARK武蔵小杉駅第2駐輪場」の利用料金は、16時間ごと100円です。
仮に朝7時に駐輪したとすると、夜23時まで100円で利用できることになりますから、通勤・通学の場合はほぼ1日100円でカバーできると考えてよいでしょう。
駅までの距離が少々遠いですが、自転車は少し離れた場所に置いてきて、駅前の混雑地帯は歩いていく、という選択肢になるかもしれません。
■機械式の駐輪設備
■暫定駐輪場の表示
駐輪設備は、現在標準的になっている機械式のものです。
またこの駐輪場は府中街道拡幅工事が着手されるまでの限定ですから、東急線高架下の「TOBU PARK武蔵小杉駅駐輪場」などと同様に、暫定駐輪場である旨の掲示が出ていました。
■川崎信用金庫とその駐車場
この駐輪場の隣(写真奥)は、川崎信用金庫武蔵小杉支店(仮設店舗)の駐車場になっています。
こちらも同様に暫定的なもので、将来的には府中街道の拡幅用地になるわけです。
■先行してセットバックした建物
また駐輪場の反対隣りでも、拡幅用地がすでに確保されていました。
ここはビルが先行して建て替えられまして、拡幅用地分を残して後退した場所に建てられています。
■稼働率の高い「TOBU PARK武蔵小杉駅駐輪場」
一方、東急線高架下の遊休地に昨年オープンした「TOBU PARK武蔵小杉駅駐輪場」も、その名前からわかる通り「東武プロパティーズ」の運営による駐輪場です。
東武プロパティーズとしても武蔵小杉の駐輪場ニーズに手ごたえあり、今回小杉町3丁目交差点の用地にも応募をしてきたということかもしれません。
こちらは無料時間のない完全有料駐輪場でありながら、高い稼働率を維持しています。
13時間ごと100円で、16時間ごと100円の「TOBU PARK武蔵小杉駅第2駐輪場」より少し高めの価格設定になっています。
新たな「TOBU PARK武蔵小杉駅第2駐輪場」は前述の通り駅からのアクセスが少々不利ですから、同じような稼働率にはならないかもしれません。
ただ、そこは利用料金に差をつけてバランスを取るということでしょう。
■宮内4丁目の活用対象用地(用途:自動車駐車場)
なお、小杉町3丁目交差点の用地と合わせて募集が行われていた、等々力緑地入口そばの遊休地については、「タイムズ24」が応募して業者として選定されました。
こちらは駐車場になる予定ですが、本日時点ではまだ何も工事等は着手されていません。
■立ち退きが続く府中街道沿いの店舗
またその他の府中街道沿いでは、拡幅に伴う立ち退きが続いています。
現在残っている店舗なども、いずれ取り壊しが行われることでしょう。
【関連リンク】
・東武不動産パーキング事業部 TOBUPARK武蔵小杉駅第2駐輪場
・武蔵小杉ライフ:再開発情報:その他関連情報 府中街道
・川崎市ウェブサイト 道路予定地の利用者募集のご案内
(府中街道遊休地活用関連)
・2017/3/30エントリ 川崎市の府中街道拡幅遊休地活用募集に東武プロパティーズなどが入札、東急武蔵小杉駅南口高架下に時間貸し駐輪場が4月5日(水)頃オープン
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(その他府中街道拡幅関連)
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・2016/12/7エントリ 府中街道拡幅区間に残る、「黒焼き」のうなぎ専門店。相撲部屋を移築した「むさし野」
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