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2018年
05月26日

市民ミュージカル「なかはらミュージカル」がアミガサ事件をテーマに「第7回公演」を2019年3月上演、出演者募集の事前説明会を6月17日(日)に開催

【Reporter:はつしも】

中原区の市民ミュージカル「なかはらミュージカル」の第7回公演が、2019年3月9日(土)、10日(日)に中原市民館において開催されます。
このたび、出演者の募集がスタートいたしましたので、お知らせします。

6月17日(日)に上丸子小学校において事前説明会が行われ、そこで配布されるエントリーシートを6月29日(金)までに提出することになります。

■「なかはらミュージカル」ロゴマーク
なかはらミュージカル

■「なかはらミュージカル」第1回公演
なかはらミュージカル 第1回公演
※写真提供:なかはらミュージカル実行委員、以下同じ

■「なかはらミュージカル」第7回公演の開催概要
タイトル 未定
※「アミガサ事件」をテーマにします。
公演日程 2019年3月9日(土)~10日(日)/2日間全4公演
劇場 中原市民館多目的ホールアクセス
上演時間 1幕45分/休憩10分/2幕45分/合計1時間40分(予定)
音楽形態 全編バンド生演奏(予定)
チケット価格 未定
チケット販売開始 2019年1月頃~
チケット取扱い なかはらミュージカル実行委員
イントロダクション 『なかはらミュージカル』は、中原区地域課題対策事業から卒業し、市民の 手による自主事業として継続することとなりました。市民による舞台芸術 の積極的な参加機会や地域コミュニティの火を消さないため、自主事業と しての『なかはらミュージカル』が始まります。区民の皆様のご協力やご支 援を頂きながら、「舞台芸術っておもしろい」と感じられる団体にして、エ ンターテイメント性を高め、区外からも注目されるミュージカルを目指し ます。
ストーリー 時は大正4年。御幸村(当時の中原)は多摩川が氾濫する度に村一面が海と 化し、大八車で家財道具を持ち出さなければならないほど、人々は水害に 悩まされていた。東京へ堤防工事を訴えるも折しも第一次世界大戦が勃発。
 帝都東京は守りを固め、工事に回す予算はなく、人々の陳情は先延ばしにさ れていた。御幸村会議員、秋元家の一人娘である小百合は、屋敷で働く女中 の環と一緒に築堤運動に参加。環は5年前の関東大水害の生き残りであり、 そこで支えてくれた一人の男性との再会を願っていた。ある晩、嵐が村を 襲い大きな被害が出る。人々の怒りは頂点へ達し、直接知事へ訴えるべく、 目印に編み笠を被り県庁を目指す。たどり着いた先で小百合と環が出会っ た人物は、環が探していたあの男性だった。約100年前、人々が知恵を 絞り命がけで掴み取った、希望の物語。

■出演者募集概要
募集対象 本公演及びリハーサル・稽古(中原区内にて週2~4日)に参加可能な小学校1年生~大人
※経験は不問
※小学生(4年生以下)の方は保護者の送迎が可能な方
募集人数 80名程度
※応募者多数の場合は書類にて選考(合否)させていただきます。
応募方法 事前説明会にご参加下さい。
●6月17日(日)/上丸子小学校・特別活動室にて
①10時~12時/②14時~16時/③18時~20時
「なかはらミュージカル」の詳細などを説明後、会場にてエントリーシート配布・応募方法をお知らせいたします。
応募締切 2018年6月29日(金)
参加費用 ①指導料・衣装代・道具代・舞台費用/35,000円
②台本・楽譜・消耗品・共通Tシャツ・保険料など実費/5,000円程度
③ダンスシューズ・練習着などは、個別でご準備頂きます。
公演までのスケジュール ①応募申込書類提出/6月29日(金)締切(当日消印有効)
※事前説明会で配布するエントリーシートで、郵送にてご応募下さい。
②合否のご連絡/7月中旬
※ご参加確定の合否を郵送いたします。
③配役オーディション/7月下旬
※ご参加確定の書類とともに詳細をご案内します。
④8月練習開始(中原区内にて週2~4日・週末中心)
※詳細は配役オーディション時にご案内します。
お問い合わせ先 なかはらミュージカル実行委員会
Web ●なかはらミュージカル ウェブサイト
●一般社団法人New Act Society ウェブサイト
●なかはらミュージカル Twitter

「なかはらミュージカル(なかミュー)」は、中原市民館の開館記念事業「NAKAHARA ACT STREET」の企画として2013年に誕生した市民ミュージカルです。
世代をこえた豊かな交流の場づくりや地域への理解を深めること、次世代を担う子どもたちを育てていくことなどを目的としたもので、出演者は毎年公募が行われています。

出演者の公募にはたいへん幅広い年代の地域住民が集まり、また本公演は全日程のチケットが短期間で完売するほどで、興行としても高い人気を有しています。

従来は中原区役所の「地域課題対応事業」として公演を続けてきましたが、次回の「第7回公演」からは行政管轄から独立し、新たに「一般社団法人 New Act Society」の事業としてスタートすることになりました。

新体制で初の取り組みとなる2019年3月の「第7回公演」に向けて、小学校1年生から大人まで、約80名の出演者の募集が行われます。

■稽古風景
けいこ風景

「第7回公演」のタイトルは未定ですが、「アミガサ事件」をテーマとした作品となるようです。

「アミガサ事件」とは、1914年(大正3年)9月16日、大雨が降るたびに洪水に悩まされてきた橘樹郡御幸村の住民、約200名が「多摩川の築堤」を神奈川県知事に求めるべく決起した事件のことをさします。

詳細は2016/12/22エントリでご紹介していますので、ご参照ください。

「なかはらミュージカル」は毎年地域の歴史に触れる内容となっていまして、公演を通じて演じる側も、観る側も地域への理解を深めることができます。

■「アミガサ事件」の決起の場所となった八幡大神
「アミガサ事件」の決起の場所となった八幡大神

■「アミガサ事件」後に築堤された「有吉堤」の遺構と、竣工百年の記念碑(中丸子児童公園)
中丸子児童公園に残る「有吉堤」の遺構と、竣工百年の記念碑

なお、「なかはらミュージカル」の稽古は週2~4回想定ですから、習い事などがあれば事前のスケジュール調整も必要かと思います。

ただ、それだけのクオリティと達成感はあるかと思いますので、やる気と時間次第で挑戦してみるのも良いでしょう。

まずは事前説明会に参加してみて、疑問点などを解消の上で検討してみてはいかがでしょうか。

【関連リンク】
なかはらミュージカル ウェブサイト
一般社団法人New Act Society
なかはらミュージカル facebookページ
2013/2/16エントリ 「なかはらアクトストリート2013」「中原空襲展」開催レポート
2016/12/22エントリ 多摩川の築堤を直訴「アミガサ事件」による「有吉堤」完成から100年。八幡大神・中丸子児童公園の記念碑と遺構をめぐる
2017/6/7エントリ 東急武蔵小杉駅の情報発信スポット「こすぎアイ」で地域イベント告知を開始、「なかはらミュージカル」実行委員・ボランティアスタッフ・出演者を募集中
2018/1/26エントリ 「なかはらミュージカル」第6回公演「新・多摩川伝」が2018年3月10日(土)・11日(日)開催、人気のチケット一般販売が1月27日(土)スタート

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